まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
カーテン作りのシリーズをその過程ごとに番号を採番しながら投稿させていただいております。
投稿としては1投稿ずつですが、実は失敗して全部出来上がったものをほどいてやり直しを随分してまいりました。
やり直しをした理由や、やり直し後の結果の感触こそが大切であると思っておりまして、貴重な体験をさせていただきました。
今後は、同じ失敗の道をわざわざ辿っていただかなくてもよいよう、失敗したことで得られた「なぜそのように作ったのか」の理由をしっかりお伝えしたいと思います。
それが苦労と貴重な体験をしました本人ができること、今後のカーテン作りやその他のインテリアアイテム作りに是非お役立ていただければと願っております。
10cmのすっきり感もあったがあえて20cmのたっぷりの裾曲げ、ホテルの高級仕様にも利用されていたことでそのゆったり感を受け入れた
最初にそもそも生地を反からカットするのは、生地屋様がハンドでやっていただけます。
機械ではないので、多少のずれも生じていますが、これまでの過程では関係なかったのでそのままにしてありました。
このたびの裾上げの作業で初めてこのことを気にする段階に来ました。
ここからが裾上げのスタート地点、折り曲げていく作業に入るのです。
深く折り曲げる前に1.5cmの三つ折りをした理由
遠方の場所にあるカーテンを作っているため、よくご紹介されている裾上げの前に実際に吊るして試してみることがなかなかできません。
よって、丈の失敗のやり直し(長過ぎた)もすでにしていますので、出来上がりの長さを今度は196cmに仕上がるように設定します。
まずは、1.5cmの三つ折りをします。
さて、ここで終了ではないのがカーテンです。
あらかじめ1.5cmの三つ折りをした理由というのは、次の20cmメインの折り曲げをして仕上げるため。
万が一、長さが違った場合に融通を利かせお直ししやすいように縫い代だけ先に始末しておくというような意味です。
先程の1.5cmの三つ折りを3cmの所に印を付けたことと同じ考え方です。
20cmの所に印を付けてしまうと折り曲げる場所が分かりにくく、ずれやすいので、常に2倍の場所に印を付けることをよく行っています。
フックをヒダに通す作業
たっぷりの折り曲げ20cmがエレガントに見えるという考え方
あとがき
同じことをメインカーテンでも並行してやっていますが、なかなかメインカーテンを映し切れずに申し訳なかったです<m(__)m>。
残るはベルト作りと総まとめの回となりますので、最終ではじっくりと「ペイズリー柄」がエレガントな高級生地使用のメインカーテンもご覧いただけます。
9月から始めてなんやかんやで理由があって11月に至ってしまいましたが、カーテン完成後の使用は30年以上に及ぶと見込まれます。
そのような長い間使われるカーテンをほんのこの短い期間の苦労を惜しむことで、納得いかないものに作ってしまうことのひっかかりは残したくなかったのです。
長い目で見れば、今の苦労など一瞬であると考えれば、喜んで一からやり直すことを選択したのでした。
これまでハンドメイドバッグを作ってきましたが、カーテンをまともに作ったことがありませんでしたので、ほぼ1からの学び。
決して先生とは呼び難いような「体験者」に過ぎませんが、それでも多くのお伝えしたいことが湧き出てきたのも事実です。
そうして、このメソッドなるものを引用いただき、そこら中のお宅の中のインテリアのカーテンが素敵になれば幸いです(^-^)。