元ある品物の「使い方」を方向転換、捨てずに引き続き使えることで、「サステイナブル」な未来に大きく貢献できる「リメイク文化」実現への願い【1017】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は個人的には頻繁に行っている「リメイク」。

お洋服を利用したり、キーホルダーを利用したペンダントだったり。

それはそれは多くのリメイクを楽しんでいる一人です。

ところが、それをアウトプットしてそのままご紹介となると、これが難しい(不可)のです。

元のお品を改造して2次的に別の品物を作っていることになり、元の「製造メーカー様の商標権・著作権を侵害する行為」ということで、「販売・SNS発信」が商業利用にあたり不可なのです(侵害行為である)。

具体的には、YouTube投稿・ブログ記事に掲載は、個人の範囲内の利用を紹介するだけであっても「商業利用の助長になるために不可」ということを実際に著作者様である、某ジーンズメーカー様との2019年の直接のお電話のやりとりでお話を聞いたという経験があります。

それ以降、今まで投稿していたリメイクのお品が映った動画や記事40投稿程を丸ごと削除したことが過去にありました。

とても残念で、かなり大きな激減の影響がありましたが、そんな生のお声を聞いてそのままでいられるはずはありませんでした。

ネットでは当たり前のようにリメイクが楽しそうにアップされていますが、ああいったものは、実はあくまで個人で楽しむ範囲内の領域を超えてはいけないですし、実質投稿している行為自体もアウトであることがほとんどです。

ネットで掲載してしまうとそれを見た別の人が商業利用することの助長になりかねないということなのです。

そんな製造者様の生のお声を聞いてからというもの、とても気を付けていますし、そもそもそのお声を聞くお電話は、自ら問い合わせ自ら「はっ」と気付いたことがきっかけでした。

よって、おそらく大半がそういった行為に気付かれていない(悪気が無い)か、お相手から指摘があるまではなかなか自分からは取り消さないものみたいですが、そのような考え方を非常に良しとしない気持ちが自ら追求していく行動を起こさせたのでした。

今でもあの2019年の行動が決して間違っていたとは思っていません。

今までそういったことに無知であったことからその時点を境に、より「著作権」や「商標権」を意識するようになりましたのでとても貴重な経験でした。

ただ、現在すべてにおいて完璧かと言いますと、リフォームだといってアップしたお直し動画や記事が製造業者様にとっては改造であり、リメイクだと判断される可能性がゼロでは無いということです。

投稿主はどうしても自己判断で行っていくので、相手との感触の乖離も否めません。

そういった時は、何かしらのアプローチがあると聞きます。

例えば、「内容証明」などでの通達をいただいてしまうことが巷でもあるようです。

そのようなことを一発でされてしまわないよう、ホームページの「お問い合わせ」をちゃんと解放しておき、連絡をいただける態勢を常にとっておくというのは、コミュニケーションの1つでもあり、「発信者」としてはマストな姿勢ではないかと。

それはよほど侵害している場合でしょうが、侵害しているかどうかの判断が元の製造業者様にあるという点で、利用した側がどうこう判断できることではないのです。

とはいえ、リメイクというものは、無限の可能性を秘め、この先物をたくさん持ち過ぎずに大切に使っていく傾向が高まっていくと予想しています。

そんな環境の中では、新しくたやすく買い替えないスタンスの高まりや、今までのお品に、「飽き」や「損傷」があった場合に、お直しである「リフォーム」が出てきたり、違うお品へ作り変える「リメイク」の出番があることが大変意味のあることなのです。

特にリメイクに関してはとても大きな可能性を感じているわけです。

「まえがき」が非常に長くなってしまいましたが、このたびは、「リメイク」を個人レベルでの文化として根付くには。。という正当なやり方をもって「リメイク文化」を願う現在の思いを綴りたいと思います。

リメイクのノウハウ、「著作権遵守」をしながら正当にアウトプットし伝達するやり方は、今のところ「図解と解説」のみ

現在では、リメイクもまだまだニッチな分野なのかもしれません。

しかし、将来的には広がると良いと思うことと、実際に広がりそうな予感がしています。

効果があるリメイクは、身近なミシンを使ってできるということで、やはり、かつての「過剰供給・過剰消費」であったアパレル商品が浮かびます。

過去に購入のお洋服が部分的な傷みでお洋服としては成り立たないような場合に、リメイクをして、その素敵な素材だけでも今後に活かすということができるのです。

どんなものにも変身できる可能性を秘めているので別の使い方が思いつけばとても幸運、そういった点でリメイクは無限です。

捨ててしまうのか、継続して使っていくのかの分かれ道が必ずどこかであります。

継続して姿を変えて使っていくことをしたくても、その技術がないと思いつくことさえないのかもしれませんし、泣く泣く諦めてしまうことも。。

自分だけの楽しみの範囲を超え、多くの人へ広めたい時に、決まって「商業利用」を思いつくわけですが、これが「リメイク」では簡単には出来ないのでつまずいているのです。

洋服は特に、ブランドネームや品質表示にしっかりメーカー様の名前やブランド様のネーミングが入っていますので、その権利が分かりやすいです。

ベタに商業利用を確認するには、メーカー様へ連絡を取って、何かしら商業利用する対価を支払うというものだと思います。

しかし、対価を支払うからと申し出たとしても、そのような現金よりも、ブランドの威厳や地位の方が決まって重視され、いわゆる「著作権の行使」がはっきりと示されているのが大半です。

このことに対しても、お電話で申し出たことがありましたが、「不可」というお断りであった経験済みですので、おそらく品質表示の会社様へのお電話をかけたとしても断られると思います。

よほど大手企業様が「タイアップ」として企画として「ロイヤリティ」を払うことを条件に可能な場合があるかもしれませんが、勝手に断りもせずに、無料でリメイクしたものを販売ということを承認ということにはならないのです。

これが意外と理解している方が少ないかと思いますが、随分無知過ぎるというものです。

「リメイク」を広めるということのやり方の1つのアイデアのリメイク商品を作っての販売ということが不可能だということで1つの道は閉ざされるのです。

とすると、どうしたら広めることができるのか。。

これをこれまで長い間考えてまいりました。

1つのアイデアとしましては、かなり間接的ですが、個人様一人一人が自分でリメイク作業をする技術を得る、リメイクにも使えるミシンの技術などを伝えていくことがあると思います。

そのノウハウに対しても、見本でリメイク品の現物を見せずして何とかお伝えしていかねばならないのです。

現物を見せずしてどのようにお伝えするのか。。は「解説と図解」が現在のたった1つのアイデアです。

あとがき

とにかく、正しい広め方を、「著作権・商標権の遵守」の注意と共にお伝えしていく決意です。

願うところは、日本人特有の手先の器用さという「文化」になるまでの「リメイク技術」の広がりです。

こんなお話をしている者がミシン技術が万全とは言えるような優れたノウハウたっぷりというわけではありません。

だからこそ、一人で先生のようにふるまうスタンスはこれっぽちもなく、多くの人達と共有するようなフラットな関係で、今後もそのノウハウを「図解と解説」でお伝えして行ければと思うのです(^-^)。

事業者単位ではなかなか実現しにくい「リメイク」、著作権を遵守しながら可能な個人の範囲にこの文化を広げる「ノウハウの伝達」の役割【822】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「リメイク」はなかなか事業者ができることではありません。

なぜなら、元ある品物に手を加え商品にして対価を得たり、その手法を実際の既製品を具体的に利用してリメイクする手法を教えて対価を得ることもいずれも「著作権の侵害」に該当する/該当する部分があると判断しています。

過去に書物で拝読の、自社在庫の自主リメイク的なことを、関係する著作者に了解を得ながら行っている事業者様なのかな。。と思う会社様の事業活動がありましたが、現在では廃業されているようです。

リメイク品のお写真の様子から、おそらく在庫を何とか活かすところから始まったような気がしました。

本来、「あっ」と驚く程意外な物へ変化することこそ面白いのであって、分野の違う品物に生まれ変わる極端さが面白かったりするものです。

現実は、他社様が製作したものを解体して作り変え、それを二次利用することは、禁止であり、一度完成した品物というのは、容易に商業利用が難しいのです。

認められている自分だけのリメイクの範囲を超えたことがどう可能になるのかをずっと考えてまいりました。

現在行き着いているところは、やり方の「図解による解説」のみです。

実際にやってみたリメイクをその手法と記録とともに「図のみ」で伝達することです。

当然、ブランド名などは出てきませんし、写真も掲載無しの自作の絵図とノウハウのみです。

「リメイク」は個人単位の領域を出ることができないものだということです。

よって、引き続き、そのノウハウのご紹介は続けていきたいのですが、そもそもリメイクをしたいと思ったきっかけをこのたびはお話したいと思います。

着ない洋服の売り先がどうしても見つからなかった時、捨てることなく素敵なカラーと柄を活かし、自前バッグに作り直した

ワードローブを入れ替えし、今後のお洋服の志向を変えてみたことがありました。

ブティックのようなところに並んでいたであろうビヴィンテージワンピースが勢ぞろいしたようなラインナップ。

ところが、着る機会を得ず、気持ちの変化も訪れ手放すことになってしまったのでした。

見ているだけで飽きてしまったケースで、そういった集め方に対しても反省したところです。

気に入ってくださる他の方もいらっしゃるではないかとサイトに出品したり、買取店舗に持って行ったりしました。

それでも引き取り手にめぐまれなかった傷みがひどかった部分があるようなアイテムが実際にもったいなく残ってしまったのでした。

このたび、その捨てるにはとてももったいない面積の広いワンピースを中心に、3アイテムを使って自分使いのリュックを作ってみようと、裁断をしたところです。

「リメイク」しておりますので、どんなお品物だったのかも、掲載することはできません。

ちなみにですが、その品質表示を見て、実際にお電話をする確認もしております。

「リメイクし、別の物に作り変え販売しても良いのか」の答えは、「不可」でした。

当然「著作権を行使」というスタンスのご返答をいただきましたが、ここまで実際に聞くことをしての答えをもって、本当の著作者の意向を知ることができるのです。

これが非常にまめな作業ですので、ほとんどが「可能性」で判断されていることも多いと思われます。

バッグの本体は、ニットのカラフルなワンピース。

そして、バッグの裏地は、ボルドーカラーのパンツ。

長さが必要なショルダーは、別の黒のジャージ素材のパンツから。

以上、この3アイテムに活躍してもらいました。

あとがき

「リメイク」はとても夢のある文化だと思っています。

著作者様にご理解いただきたいのは、素材・テイストなどに魅力があったからこそ手間をかけた作業で別の形にして使いたくなったという「気持ち」です。

考えてみれば、ファッションに「飽き」がある以上、その姿のままであることが永久ということこそ希なのではないかと。

それだけ、1つの製造が100%受け入れられ続けることが難しいことだということであり、違った姿への変更ということは元の製造業者様の叡智も混じるということで、複数の人のアイデアが詰まるものになるのだと思うのです。

「リメイク」という概念はとても素敵な活動なのではないでしょうか(^-^)。

あくまで自分のみの利用、このデジタルの時代に新聞の切り抜きを集めアナログ冊子を作って読んだ、あるファッションデザイナー様のコラム【776】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「これは、永久保存版ですねえ」などと口では言うものの、実際に永久保存している例がいくつあるでしょうか。

デジタルの時代、いつでも閲覧できる可能性が高まり、保存版という言葉が、口頭だけの文句になっているような場面も見られます。

それは、安心感というのか、コンテンツが消えてしまう可能性が薄いことが定着したからなのでしょうか。

そんなデジタルな時代ながらも、アナログなコンテンツ作りのご紹介をさせていただくのがこのたびの記事です。

実際、未だに新聞もペーパーの状態で読んでいますし、本も何かデジタルが落ち着きません。

よって、保管はしないが紙ベースで読める「図書館」の利用をさせていただいております。

その図書館、実はあるフロアには新聞のコーナーもあります。

ある時、ふと新聞の「コラム」を切り取り、「冊子にまとめたい」と思うことがありました。

少し手遅れだったのが、古新聞として使用済みの分もあったので、すべてを集めるということをするには記事が無い部分があったのです。

その際に、足りなかった「回」の分だけを図書館の新聞とコピーを利用させていただき追加して全記事を集めるという体験をしたのです。

新聞の中にある興味あるシリーズを集めて冊子を作った例

新聞の中身というのは、大きくは、「政治」「経済」「文化」「産業」「社会(事件)」などの細かい生地が寄り集まって出来上がっています。

新聞の種類にもよりますが(「日本経済新聞」の夕刊を購読)、おおわくそういった身近な生活にかかわる内容ですね。

その中で、シリーズものの「コラム」も数多くあり、それぞれの記事の一部分ずつを担当のライター様がコンスタントにアップされて新聞が埋まっているのです。

結構芸能人の方などもある一定の期間担当されているのもよく見かけます。

そんな記事がわんさか集まった新聞という大きなコンテンツの中で、是非これは価値のあるものだと思ったシリーズがありまして、ある一定の期間、毎日の新聞に掲載されていた切り抜きを集めて、1つに冊子にすることを決意。

内容などは著作権の兼ね合いで一切お伝えできませんが、そういった作業の例としてのご紹介になります。

ある有名ファッションデザイナー様のコラムでした。

図書館でコピーしたり、実際に新聞から切り抜いた記事とのミックスでA4にまとめて、1つの冊子にしました。

すき間を確保してコピーして、右端1cmの部分に糊付けして、最後に表紙と裏表紙を糊付け。

布ガムテープ(巾2cm程度)で背面を覆います。コピー代のコストは¥200程度。とてもエコノミーなコンテンツです。

これを本みたいに読んでいきました。

自分だけのコンテンツでの利用にとどめ、人に貸したり、ましてや商業利用で内容をYouTubeやブログにアップは禁物。

その辺りは「著作権遵守」ということで、自分で楽しむ範囲に限られた行為となります、くれぐれもご注意くださいね。

自分だけのコンテンツなならでは、マーカーなども自由に引けます。

その内容が自分が著作者のものが結局は「本の出版」ということにつながるのだと考えたら。。現在は本の出版の間口は決して狭いものではないようです。

ところで、ここまでの事をした理由は、やはり、新聞のコラムのデザイナー様が超ビッグな人物だったからなのでした。

「Yoji Yamamoto」様です(^-^)。

あとがき

料理のレシピでいうと、このメニューを作るなら必ずこのレシピなどのストックは有効です。

ほとんど、ネット検索で、その場だけの利用のレシピであることが多いのですが、実際は、あの時の味付け良かったなあ。。などと同じメニューでありながらレシピそれぞれが別物である思うことも多いということです。

パソコンのブックマークには何も保存していなかった場合、行き当たりばったりのネットのあふれかえったコンテンツから同じものを探し出すことが大変。

何度も同じレシピで作り、記憶にとどめる例もカレーライスで行っていますが、何しろインドカレーのスパイスが10種近く入ったものを1つ1つ大さじだったのか小さじだったのかさえ危うくなっていきます。

しばらく作らないとそうなってしまうものです。

そうした経験からも、こういった切り抜きの冊子というのも悪くないと思っています。

デジタルの時代だからこそ溢れすぎて1回限りになってしまう可能性もあるデメリットもあるわけです。

ということで、コストがコピー¥200程度におさまった、本よりははるかにエコノミーなコンテンツを自分で集めて自分用のみに作ってみるという例でした。

この自作の冊子が後の考え方や意向に影響を及ぼす程のきっかけが詰まっているのであればなおさら、この作業も意味があったと言えるのかもしれません(^-^)。