ブランディングはマーケティングの更に上のフェーズ、長い時間をかけて築き上がった結果的なものなのではないか【838】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、気になる「ブランディング」ということに目を向け、1冊の本を手にしました。

2020年に初版の「必ず成果につながる商品ブランディング実践講座:村尾隆介 著」です。

この分野に長けている著者様ならではの本の構成がまずはユニーク。

ほぼ半分のみが文字、残りはイラストです。

いかに「キャッチ―さ」というものが大切かをこの本でもって証明してくれているかのよう。

お恥ずかしながら、売れてもいない段階で「ブランドネーム」を作り、更にRマーク(特許取得済み)まで入れていた早期の浅い理解だったのでした。

しかし、後に「ブランドネーム」など付いていなくても、その品物を見ただけで分かってもらえるような「観念」のようなものがブランディングなのではないかと思うようになります。

このたびは、この本の中にも紹介されていた「プレリリース」と「オウンメディア=自社HP」というブランディング手法について触れ、今の思いを綴ってみたいと思います。

まずは自社のフェーズをよく理解すること、身の丈に合わないような背伸びな間違った投資をする判断をしない冷静さも持っていたい

この本は、テクニックをそのまま真似して実践できるようにそもそも書かれているので、利用させてもらいやすい本だという印象でしたし、著者様もきっとそのつもりでしょう。

よく、本を読んだって直接効果はないということを聞いたことがありますが、そういったことに対する著者様の挑戦でもあるかのようにも見えたのでした。

とにかく、今後「ブランディング」を高めていきたい時点にあたってはまず一読はお勧めできます。

よく聞く手法も含め、いろんなブランディング手法をとにかく洗いざらい教えてくださっていると思います。

その中で、2点の事柄を引用させていただきながら、思うこととしてまとめたいと思います。

1つは「プレリリース」という方法です。

有名ではない者には縁のないような言葉だと思いがちです。

よく、映画とか大手の有名な企業が新商品をプロデュースした際に行われることで、メディア各社への伝達をするというもの。

ただ、これも、あながち縁遠いものでもないことが、自らの逆オファーで郵送などしてメディア各社にお伝えするというやり方です。

メディア各社というのは、「マスコミ」様とか「テレビ局」様。

巷で有名になってきたところを、お声がかかるのだと思っていましたが、実際は、逆に自らがお願いするという作業であり、メディアの発信の影響力に頼むという手法であることに驚きました。

ただ、無名の者が相手にされるかどうかというのは、75社中1社ご縁がある程度の少ない割合とのこと。

ここがもともと有名であることが有利な実態かもしれませんので、そこそこな知名度が前もって必要だと思えて仕方がありません。

あながち、「向こうからお声がかかるものだと思っていた」ということも間違いではないのかもしれません。

もう1つは、外国への販路を拡大していきたい場合について。

かつての伝統的な手法としては、見本市でお取引をスタートさせていくというのが定番であったようです。

しかし、現在は、「オウンメディア」という自社ホームページを充実させることで、ネットを通じて検索により見つけてもらうオファーのいただき方ができるということ。

考え方によっては、大手でも小さな企業でも、自社ホームページを持てることは同等です。

よって、昔からのしきたりのような妙な、有利/不利な敷居の高過ぎる条件が無く、非常に新しく平等なものだと思いました。

ただ、自社ホームページ内に、お買い物用のカートが当然設置されていて、お支払いも融通の利く、「クレジットカード」、海外用には「ペイパル」などのお支払い機能を準備しておくのが鉄則となるよう。

外国への販路は、そういった入金の面の「ルート」がそれほど豊富ではない現在です。

そして、「鎖国なのか」というほどの海外への発送手段の少なさを先日も知り、なかなか海外への販売も簡単なものではありません。

製作のハンドメイドバッグなどは、いつか海外の方へもお届けしたいと夢見ています。

あとがき

ブランディングは、ただロゴを作ることではないということがこの本を読んでよく分かります。

商品のパッケージ1つ1つに込める「言葉使い」自体の細かな工夫も大いに影響するということです。

とりあえず、今できることは、わずかながらも、他のライバル業者様達との差別化です。

「共有型のハンドメイドバッグ」や「本物志向のレンタルジュエリー」のネーミングに表れていませんかね!?。

これもほんの一部の小さな「ブランディング」になるのかもしれません。

違うデザインを新たに作ったとしても、「その特徴であればあの会社の新デザインなのでは。。」と思ってもらえれば成功です。

音楽の分野で、「もしかしてこの旋律はこのミュージシャン様の曲では。。」と思ったらそうだったみたいに(^-^)。