まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
初の本格的なカーテン作りをする機会がありまして、まずはレースカーテンから順番に製作しています。
念入りに柄を選択し、新築の家の縁側用にと、ちゃんとした永久的な物を作っていきたいと思いました。
とはいえ、本格的なカーテン作り初心者でございまして、山あり谷ありだと思います。
このたびはレースカーテンの繋ぎ目の処理の1つのやり方、「袋縫い」の場面が前半です。
後半は「袋縫い」の出来上がりの野暮ったさに納得できず、両割れタイプに作り直した経緯をお伝えします。
確かに袋縫いは有効な時がありますが、その後のつまんでひだを作る作業の段階のやりにくさを考えると疑問を持ちました。
袋縫いのやり方:最終的には採用しませんでしたが生地の縫い代を奥ゆかしくカーテンの裏側に隠す美しい始末と考案されたものと理解
袋縫いと聞くと難しそうですが、要するに生地の縫い代を内側に隠してすっきりと収納して見えなくするという目的があります。
ただそれと引き換えに袋ができるのです。
実際にやった「袋縫い」のやり方をご紹介したいと思います。
この継ぎ目はカーテンの左右の片方で2枚のパーツを合体して横幅が長い窓に対応するためです。
継ぎ目などなくできるのは狭いワンルームマンション程度の窓が該当ですが、戸建てでは横が片方の窓だけで180cmもあるのです。
そうしますと、180cmというような生地幅の生地さえレアで見つからず、2枚をハギ合わせてひだを入れて生地を使用していくことで2枚仕立てで片方、というのが通常の考え方です。
そうすると、皮肉ですが、大きな窓用の良いカーテンを作りたいと思うことで、ハギ目が生まれてしまうというジレンマがあります。
このハギ目はオーダーカーテンのお店のお品ですら存在しているという現実がカーテンにはあるのです。
最後のお写真は、その先の裾縫いまでやってしまった状態の写真ですが、ご了承を<m(__)m>。
このことから、2つの事を考えました。
1)ハギ目の地縫いは引っ張り気味で縮まないように縫うこと、そうしないと裾のラインがこの位置だけ斜めに上がってしまう。
2)そもそも、袋縫いする必要はあるのか、もともと端っこは耳であり、隠す必要などないのでは。。
この2)については、だんだん強くそう思え、ほどいてやり直しをしていきました。
後日の投稿でやり直した完成を記事にまとめる予定です。
「袋縫い」を採用せずにただの両割れをすることで、更に次の段階の作業の「ひだ」をつまむ時に悩みが減るのです。
というのも、ひだと「袋縫い」の場所が合致してしまうことも可能性としてはあり、そうなったとしても決してごわつかないよう薄さをキープできるメリットがあるのです。
オーダーメイド屋様では、ここで「袋縫い」と「ひだ」がぶつからないように調整することをされるのだと思います(生地が余分に必要かも)。
さらに、耳なのにそもそも縫い代を隠す必要もないのではないかと思いました。
1)のひきつりの解消は頑丈に縫い過ぎないこと、やや粗い糸目の4-5mmで一度だけステッチを引っ張り気味にすることで解決できると思い最初からのやり直しをしています。
大変な事なのですが、最終的に出来上がった状態をすべてほどいてやり直すことで丁寧に理解しながら納得していくつもりです。
それぐらい、出来上がりが思うようなものではなかったということです(^_^;)。
カーテンは折って縫うだけとは言え、奥深いコツを知っていてやっと思い描いたように出来上がるのだと痛感。
あとがき
袋縫いのやり方をご紹介はしましたが、自作の場合袋縫いはしない方が良いと思います。
ただ、カーテンを閉めた時の他のタックにうまく溶け込むという意味が「袋縫い」にはあるのだと思います。
賛否あるかと思いますが、実際に袋縫いをして、野暮ったさの方が気になってしまい、両割れを選択しました。
ただ、袋縫いの手法はカーテンだけでなく、他の製作にも使えると思います。
この手法をせっかく学んだので、他の製作に活かすという広がった利用の仕方があることをここでお伝えしたいと思います(^-^)。