美しい畝のちりめん生地を広く使ったエコバッグの持ち心地の実態、やわらかでソフトな肩への接触具合は是非お伝えしたい素材の特性【1324】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近ずっと連続して製作の「ナップサック」から、少し離れます。

もう1つの定番バッグとしております、「エコバッグ:切餅」を試作。

試作品となってしまった理由は、自らの考案にもかかわらず、仕様を間違えてしまったからであり、自分使いをすることになりました。

時々製造者自らが使ってその使い心地を味わうと良いという勧めがおかげ様で生まれました。

何の変哲もないありふれたエコバッグのイメージを覆したい、「ちりめん」素材を日常的なデザインに落とし込んだ

エコバッグのイメージとは少しかけ離れている「ちりめん」をあえて利用させていただきました。

実際に使わせていただく中で、ちりめんの特性を感じる瞬間があります。

<表地:クリームベージュ>ちりめん、ポリエステル/100%、日本製。

実際はもっとクリーミーな黄色みが入ります。

このちりめんは、お洋服にはたくさん利用されますが、バッグに利用ということが意外。

しかもエコバッグ、高級感あるエコバッグになると思います。

ちりめんは織り目が密集していて丈夫なことがそもそもの特徴です。

そして、しわが寄りにくいとか表面の波のような模様がなんと言っても美しいというのが魅力です。

近く寄るとそのうねりがはっきりと目に映ります。大変美しく立体感に溢れます。

やや重くずっしりとしているのでたらりとした感じもありますが、実際は丈夫なのです。

まず裁断で思うことは、ほつれにくいのだと感じます。

それもこの織りに理由があると思います。

こうして、美しくて丈夫であるというメリットを活かします。

無地でも華やかさが感じられるちりめん、エコバッグの分野にとらわれることもありません。

上着入れやお土産入れなど常に必要ではなくとも、必要な時に取り出せるたためるものですのでその用途は幅広く考えていただけるものと考えます。

以前、この「切餅」デザインは、長い支柱/取っ手が一繋ぎでした。

一繋ぎでありながらエコノミーに製作できるためには。。を考え、生地幅が150cm程度の広幅に限定したご紹介でした。

しかし、そんなことでは、好きな生地で自由に作れない、かえって縛りがあると思い直しデザイン自体を変更。

そうして、継ぎ目を作ることで、シングル巾の110cm程度も可能になりました。

その継ぎ目をさりげなく隠すのが、四角いタブです。

このタブには、①機能:ハギ目を隠す②デザイン性:ぱっと見の目のようなアクセントの2つが入っているのです。

他の部分は一重仕立てですし接着芯を貼りませんが、このタブにだけ接着芯を貼りました。

一番力がかかる部分だと言えます。

このタブに関しての縫い付けも、他の生地よりもちりんめんは作業しやすかったと感じました。

完成したのですが、この中に間違いがあり、試作品として自分使いになったのです。その間違いとは。。

あとがき

さて、間違いに関しては、後日の【1325】の記事にてじっくりお伝えします。

間違いがあったとはいえ、使用には影響が全くありませんので、その使い心地を味わってみたのでした。

この畝(うね)による肌触りがまず気持ちが良いです。

そして、物を入れた時の持ち上げ肩に背負う時の感触が少し伸びる感じがあります。

それでも元に戻る融通性はちりめんの特徴だと思います。

持ち上げて伸びるなんて良くないことのように感じますが、ふんわりとした持ち上げ方と言いますか、心地は良いのです。

では、間違えた箇所というのを、次の【1325】で綴ってまいりたいと思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「ちりめん素材」に特化したワードローブの作り方、上下をセットアップのように固定した組み合わせで5セット合計10点の粋な春夏コレクション【439】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

セットアップを好みますが、「セットを組む」という行為自体は、ピッタリのスーツに限らず、シャツとパンツというような柔らかな雰囲気のセットを決めることにも及びます。

上下があらかじめ準備して組み合わせておくと、その後はスーツを1セット手にするかのようにまとめて2点事選べるという時短が可能に。。

このたびはこの「セット決め」をかなり特化した、同じ素材/同じブランドという2つの共通点で5セットを決めました。

現実的で実用的なご参考になればとブランド様もご紹介しながら進めてまいりたいと思います。

「詩仙堂:しせんどう」様だけの「ちりめん」セットアップコーデx5選

「詩仙堂」様はちりめん素材に特化したブランドです。

ポリエステル/100%のちりめんは、洗濯にも動じません(洗濯ネットには入れた方がよい)。

アイロン要らずと言ってもよいでしょう。

とてもお手入れが楽で、しかもちりめん素材自体の高級感があります。

凹凸感ある素材が好きで、もともとちりめんには注目していたのでしたが、このようにちりめんに特化したブランドがあることを今まで存じ上げなかったのでした。

こんな感じのネームタグです。「詩仙堂:HITOSHI TAMURA」。

では、半袖セットを3選、長袖セットを2選の合計5セットをご紹介してまいります。

半袖シャツは、ボタニカルなモノトーンカラー。地はクリームベージュ。スカートは、フリルが素敵なロング。

ゆとりがありはきやすい作りがされています。

ウエストはほぼすべてが、ゴムで、着脱が簡単。

アップにしてみます。草木柄のようなボタニカル柄が素敵。
たっぷりとしたフリルがエレガントです。
赤い色が登場です。下は黒のパンツ。
このブランドにしては、珍しい洋風な要素が強い花柄。
赤と黒ではっきりとした快活な感じが演出できると思います。
ほとんどがポリエステルちりめんなので、ポリエステル/100%です。そして、なんと言ってもALL日本製。
次は、無地のモノトーンコーデ。親しみやすいモノトーンが活躍の場がたくさんありそう。
ノースリーブにハイネックというのがカッコイイ。重くなりすぎずスッキリとしたパンツルックにしてくれます。
このパンツにはセンタープレスが施されています。お出かけ風で、パンツのライン自体がとても良いです。
ここから長袖のセットです。
上は、アシンメトリーな裾のグレー色のプレーンなタイプ。ショート丈に近い49cmというのが短い部分。

スタイリッシュにスカートの上に降りるその狭間のラインも素敵になるプルオーバーです。

和柄が楽しめるスカート。色使いが素敵。葉っぱのグリーンは色のイメージを練り上げられていると感じます。
最後です。プレーンな長袖のシャツの黒も1枚登場させてみました。
着丈は50cmくらい。すっきりとした腰元になります。裾のゆるやかなカーブラインがよいですね。
遠目だとしわ加工プリーツのせいで柄がはっきりわかりにくいですが、この柄も洋風の花柄。ライム色。
「詩仙堂:しせんどう」ブランドの「ちりめん素材」特化のコーデx5セット

ちりめんは真冬にはさすがに薄手となりますので、3シーズンといったところ。

配分良く長袖と半袖とノースリーブが当てられ、着回しも可能です。

柄のスカート以外は組み合わせのチェンジもできます。

あとがき

セットアップの固定概念にとらわれて、上下全く同じスーツのようなイメージだけでは気づかなかった新しい発見と可能性が見つかりました。

おそらく、「詩仙堂」様のコンセプトの中に同ブランド内でのコーデの完成や着回しをイメージされていると思います。

それにアンサーのような形で、素敵な組み合わせを考えてフィードバックしてお礼をお伝えることも素敵です。

以前、某有名日本人デザイナー様のインタビューを拝聴したことがあります。

「嬉しいのは、その洋服をデザインした自分へ、お客様からのこんな着方があるのだというフィードバッグをもらえた時だ」というような内容。

デザイナー様はお洋服を生み出す際に必ず何かのメッセージやご提案を投げかけているものなのです。

そうすると、ユーザーは、それに反応するというのが、そのお洋服を購入したお取引の「意味」が大きいものになるかと思います。

「詩仙堂」様、ありがとうございました<m(__)m>。