パイルニットとプレーンなポプリンがコンビの縫い合わせ、ポプリン側から縫った成功は薄手側から縫う秘訣を紐解いた【281】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の記事【279】の投稿では、カシメるタイプのスナップボタンを打ち込み設置する場面の動画と共に、その脆さ・危うさを体感したことを実直に綴らせていただきました。

この製作をきっかけにスナップボタン含む打ち込みタイプをハンドメイドバッグ製作では全面廃止を決断。

ここまでは、せっかく作ってきたので、そうした決意が生まれたという意味があった製作として、完成をもって締めくくるというのがこのたびの【281】投稿になります。

元々スナップボタンにせざるを経なかった理由があり、素材がタオルみたいなパイル地であったこと。

厚みあるパイル地に対して裏地はプレーンなタイプという極端な差は、ミニポーチの蓋の周囲のステッチにも影響がありました。

厚みある生地と薄手の生地のコンビの時には薄手生地側から縫うことが確かであるという感触をこのたび得たのでした。

厚みある方が決まってはみ出す表地と裏地コンビ、ミニポーチのフラップの外枠ステッチは薄手の裏地側から縫うことで成功した

表生地のパイル側からステッチした失敗:凸パーツもひっかかることで歪みました。縫い位置の把握が困難。
裏地側からのステッチの成功:断然正確で綺麗です。留め具もスムーズに避けることができました。
コスメケース3点セット完成(パイル地グリーンミックス):一番上から時計回りに、縦6cmx横8cmxマチ2cm、縦3.5cmx横15cmxマチ無し、縦5cmx横7.5cmxマチ無し。
使用生地:表地-パイルニット、綿/100%、日本製。裏地-エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。

裏地の不足を、同じ生地の少し色が違うライトオリーブで補填、その他2点は濃オリーブです。

表地のミックスカラーは、こうした裏地選びの幅広さに活かされました。

あとがき

1種の生地なのに複数の顔を持つようなミックス生地。

メイン製作のバッグでは無地ライクでもありながらお洋服との組み合わせの融通があるのです。

このたびのパイル地ミックスのはぎれは、過去のメイン製作は【47】でミニリュックを作った時の表地に使用したものでした。

一度だけのメイン製作では使い切れない「切り落とし」。

これをいかに拾い上げ価値ある小さなアイテムを作れるのか。。今後も必ず裁断によって出るはぎれに触れながら工夫してまいりたいと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク