まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
これまで複数のトートバッグを作ってまいりました経験を活かしまして、活動をシフトチェンジ、「オーダーメイドを賜ることができる技術」をノウハウとしてお伝えする方向で研究しています。
このたびは、記事番号の【807】の続編のような検証を致しました。
型紙で7.5cm四方のマチを設計しておけば、実際に15cmが出来上がるということです。
この計算に縫い代1.5cmをなぜ含めなくて良いのかの検証を、今度は縫い糸をほどき、縫った線の跡を赤マジックでなぞることで解明していきます。
「マチ」は内部を縫っているのみ、交わって接している1.5cmずつの縫い代はサイドや底の縫い代でありマチ自体に縫い代はもともと無い
では、縫ったマチのステッチ15cmをほどき、元のペタンコの型紙に戻して赤マジックの場所を見てみます。
そもそもこの時点で赤マジックが15cmだったことがもう証明になっているとも言ってよいのです。
次に元の2次元のぺたんこの型紙に戻していき、この赤マジックの場所を調べます。
このことから言えることは、縫い代それぞれの1.5cmというのは、サイドの縫い代であり、底の縫い代であるので、マチの縫い代ではないということです。
ただ1.5cm内陸部を縫ったのだという見方ができます。
↑この見方でマチには縫い代はもともと必要ないのだという見方ができます。
しかし、実際下のように縫ってしまうと、おそらく真ん中に少し穴が開くのではないでしょうか。
どう考えても、しっかりとした品物ができるためには、上のやり方になるでしょう。
あとがき
マチの型紙のくり抜きは7.5cm、マチの出来上がりは確かに7.5x2=15cmになっていたという確かな検証結果が出ました。
ということで、実際の型紙から直接検証して見てみるやり方で腑に落ちていただければ大変嬉しいことです。
こうして、検証結果としましては、「トートバッグの出来上がりのマチの半分を型紙で表現するだけで良い」が正解ということになります。
このとことは、マチがどんな数字であっても、正確に型紙が作れるので、「オーダーメイド品」を賜ることができるのです。
せっかくトートバッグの製作技術を手に入れたのならば、人のために製作し尽くす、そして対価としてお金をいただくということをお勧めしたいです。
そのためには、この根本的な構造を知るところが自信にもつながります。
今後研究をし続ける点は、また違った、切り口から導くご説明を考えることです。
まだ、このたびの作業も、検証した結果から間接的に証明したに過ぎず、マチの形である「等脚台形」の性質に迫ることがいずれ必要だと思っております。
マチのステッチの際に、1.5cm上から降りた位置の底辺は1.5cm長くなるというような法則があると思うからです。
それが解明出来たら、また記事に綴りたいと思います(^-^)。