「着回し術」とは反対の「セットアップ術」の良さがある、微妙な違いも逃さない4種のオフカラーニットにベストマッチな4点のボトム【1262】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

暖かい季節の色と言えば、パステルカラーですが、白も取り入れたい色。

このたびは、白をメインに考えてみた上下の組み合わせコーデをご紹介したいと思います。

「着回し」という言葉がよく謳われてきましたが、コスパの良さを切り口とした見方では確かに頷けます。

しかし、「おしゃれ度」としては、優劣の差が生まれてしまうデメリットも実はあるのだと見ています。

このたびは、そのような「着回しコーデ」のデメリットの部分をカバーするような装い方の一例として、「セットアップコーデ」をご紹介したいと思います。

白メインのオフカラーコーデを4種、それぞれが「これが一番」と見た渾身の組み合わせで決めたものになります。

4種の色のトーンが少しずつ違うニットそれぞれに一番に合うボトムを考えたベストコーデx4選、「セットアップコーデ」の良さは「おしゃれ度」の高さ

オフカラーのニットを4点は、クリームがかったりグレーがかったりしながらそれぞれが違いのある色です。

ざっくりと「白」と言っても、互いに随分違いがあることを、合わせるボトムや小物コーデの完成で改めて気づくことになります。

4点のオフカラーニット古着:すべて「アルマーニ」様。ネームタグは、「エンポリオ/ジョルジオ」が混在。

一番左から、黄色寄り・グレー寄り・カーキ寄り・クリーム寄り。

これら1点ずつをボトムとしっかり組み合わせていきました。

なぜその組み合わせが一番だと考えるのかという「理由」の部分にご注目下さいませ。

ヴィンテージ婦人服のデニム:リーバイスやハイブランドではない古着のニッチな日本製のブランド。

ドレスライクなデニムというところが合わせやすいポイントです。

セーター自体に柄が入っているので、あまり柄の入ったボトムは避けたいとプレーンなイメージをもとに選択。

このセーターの黄色みがかったベージュ寄りな色は、上下の組み合わせとなると結構難しめ。

そんな時は、黄色によくマッチするデニムのネイビーカラーを考えます。

ただ、カジュアルに寄り過ぎるとニットの上品さが薄れるところを、ドレスライクに見せてくれるのがこの写真のデニム。

デニムなのに、ウエストの脇にゴム入りというのが何とも昭和の古き婦人服といった感じ。

バッグは、これもヴィンテージの「KENZO:ケンゾー」様。

薔薇の花のマルチカラーバッグは、その後のアクセサリー・靴・ベルトの色を決めやすくしてくれます。

エンポリオアルマーニのワイドデニム::このニットがいかにグレーがかっているかと教えてくれるかのよう。

バッグは、「イランイラン」の本革レザー製。

こういったくり抜き型の取っ手のバッグは我がバッグコレクションの中に多くありまして、大変好んでおります。

少し浮いた感じのグレー色寄りなニットをベストと重ねることでコントラストの違和感を感じさせない馴染み方をしてくれました。

ここに移していませんが、ダメ押しの薄グレーの水玉スカーフもあります↓。

ストール:「エンポリオアルマーニ」様のもの。水玉のサイズが途中で切り替わっています。色はライトグレー。

そうしますと、更にこのニットがおしゃれにブルーグレーカラーに溶け込んでいくダメ押しのような役割も。。

未使用の下げ札付きだったヴィンテージスラックス(チェック):日本製の毛/ナイロンという昭和らしい混率。

ニットが、裏編みと呼ばれるリブニットの裏側の鱗みたいな様相の柄が特徴です。

パンツのでこぼこした織柄ときっちりとリンクする様子が目に映ります。

ブロックチェックとタータンチェックの混合みたいな先染めチェックという素材自体も素敵。

ここでは、黒と白しか色が使われていないからこそ、バッグも黒無地で差し色に。。

赤や別の色を入れないところが「粋:いき」であると言えます。

モノトーンコーデではよく使われるテクニックであり、3色目を決して入れないという技術のようなもの。

バッグも「エンポリオアルマーニ」様で、キャンパス+レザーコンビのヴィンテージバッグです。

続きましては、最後4セット目で、スーツが来ました↓。

パンツスーツ:「エンポリオ・アルマーニ」様のもの。上下そろった古着はなかなか見つけにくいもの。

流行を感じさせないようなこういったデザインやライン、心より感動しています。

細かく柄を見ますと、ニットのチェック柄とスーツのチェック柄が相性ばっちりです↓。

スーツと組み合わせてしまえば少し見えるだけですが、格子同士がリンクしたことはやはりベストマッチです。

ということで、全4種のコーデをご紹介しました。

どれもそれぞれの特徴があり、同じものがありません。

どうでしょう、「着回し術」とより良き勝負ができると思いませんか。

1つ1つが緻密で、渾身の組み合わせを考えた「セットアップ術」です。

あとがき

時々、こうやってワードローブに変化があった時に、切り口を工夫しながらご紹介しています。

昭和を過ごしてきました私は、ファッション雑誌全盛期の時代と思われる頃に接触していました。

その雑誌の中の言い回しや解説にすごくかっこよさを感じていました。

コーデなどの写真だけでなく、隅っこにある小さい字で書かれた記事やコメントなるものも少し読んでいたのです。

よく見る「着回しコーデ」もここ近年定番用語になっていますが、それでも、「着回し」がどうしても受け入れられません。

効率の良いお洋服の着方ではあると思ったのですが、実際にはできないのです。

なぜできないのかということは、セットアップに組み合わせたこのたびの着方にその答えがあります。

実際に集めて、着用しながら実体験に基づいたコーデがスタイリストでもないただのコーデが好きな者としてできること。

特に何者でもない者ならではの、縛りのない自由なコーデのご紹介でした(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

3点1セットに集まったその姿を「ネーミング」という形で表示させてください、レンタルジュエリーのそれぞれのセットに付けたエレガントな呼び名【1141】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

 K18YG・K18WG・PT850・PT900・天然石で作られた、「宝石質」な美しいジュエリーの勢揃い。

ペンダント/ネックレス・ブレス・リングの3アイテムをあらかじめ相性良く組み合わせ、3点1セットずつにまとめたスタイルのレンタルになります。

一部、「単品」もございますが、ペンダントもトップとチェーンの組み合わせですので、とにかくすべてを「セット」とカウントさせていただいております。

単品のバラバラでのご提供の限界をイメージする中で、思い切って組み合わせてしまうことで、ある種の難しい悩みを解決した状態でご提供できます。

自分の裁量ではございますが、時間をかけて、「これぞ相応しい組み合わせである」というゴールを目指しセットにまとめたものです。

このたびは、これらのセット1つ1つに親しみを持っていただき、かわいがっていただきたくネーミングをしました。

ここでお伝えしておきたいのが、当ブログ記事は最初の投稿の2022.10.21からおよそ2年後の2024.10.10に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしていることです。

時の重なりが偶然なのですが、当時の2022年にこのような内容を投稿したのも「大改良」があったからであり、この時に初めてセットに名前を付け始めていたのでした。

その後、2024年にこの2022年のアイテムを一部含む、更なる大改良がありましたので、2024年でも名前付け作業をしたということになります。

番号の右隣りに記載、キャッチーで親しみやすく思わず微笑んでしまうような呼び名を全力で考案、3点セットのジュエリーがそれぞれ唯一であることの証明

<>の番号の右隣に配置のネーミング:番号のみの行き違いを防止し、親しんでいただく目的で考案。

できるだけショートに、それでいてユニークに。。

他のセットとは違うそれぞれの魅力をじっくりと考案した呼び名が決まりました。

2024年の大改良のそれぞれのネーミングのYouTube動画は投稿しておりませんが、当ホームページ内の「商品一覧」でそれぞれご覧いただくことができます。

どうぞ、よろしくお願いします<m(__)m>。

あとがき

2022年のラインナップでもかなり、高級地金+宝石に特化したものに勢揃いできたのですが、2024年では、3点のそれぞれ1点ずつがレベルが高いことを1点ずつ丁寧に見直し、徹底したのです。

テーマは「本物」とは何を指すのかです。

そして、一番重視するところは「おしゃれ度」。

ダイヤモンドのカラットの大きさや、地金の重量などは結果的な数値。

すべてに対してフラットに、変な固定観念を持たずに「美しい」と見たそのままの気持ちでセットを組んでまいりました。

原色カラーのみにとどまらず、中間色が美しいストーンもあるということや、おざなりにされがちなペンダントチェーン。

ストーンは平等に地球の奇跡が起こした美しいものでありすべてが希少であること、本当は立派なものであるべき地金チェーンなど、商業的な事情を越えたことを今後も当活動でお伝えしていければと思います(^-^)。

デザインだけが同じで生地も柄も色も異なる3点のバッグ、同時進行して製作していく効率の一定の見込みはあるのか【302】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

新しいバッグの製作をしていく準備段階の場面なのですが、思い切って同時進行を試みたいと思います。

同じ素材で複数の別デザインを作るケースや、違う生地やデザインでも糸の色が共通で使用できるという効率的な同時進行につきましては過去の記事にアップ致しました。

このたびは、生地の柄やカラーも全くの別物の3種をデザインが同じという共通点のみで同時進行をすすめてまいります。

そして、さらに、その3種の中で1種のみ生地が多く3デザインに展開できそうな生地があるので、合計5点の作業をしてみます。

そうして生地をすべて消化していきたいと思います。

表地の色の展開も3種バラバラ、附属品である裏地とファスナーの色選び

今回の作業は、裏地の選定と接着芯を貼り、裁断までの部分です。

3種の生地とそれに伴う裏地の選定をご紹介します。

この3種をまず1点ずつ「かまぼこ」デザインで製作、真ん中のグリーン系の生地はあと2デザイン作れます。

2020年いっぱいは、こんな感じでマルチカラーでも色に偏りのある物を作ってきました。

こういった偏りのある色は裏地の色が絞られますので、裏地選びにどう影響するのかということですが、結果はやや難しめということになりました。

表地の色が偏っているのでいろいろな可能性が狭まります。

されど、物は考えようです、それも楽しいと考え、1時間程生地屋さんに入り浸り、この3種の裏地を決定。

難易度の高そうな一番下の紺色も偶然の出会いがありました(^-^)。

<表地:左>ジャカード、ポリエステル/70%、レーション/30%、イタリア製。<裏地:右>エルテルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。・・・この中の強い色を採用した裏地のオレンジを選定。
<表地:左>ジャカード、ポリエステル/100%、イタリア製。<裏地:右>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。・・・ピンクでかわいらしさも出していくようにこの色を選定。
<表地:左>ジャカード、アセテート/53%、ポリエステル/27%、ナイロン/20%、イタリア製。<裏地:右>モンキーブリッジスラブ、ポリエステル/100%、日本製。・・・紺では物足りない、黒ではやや仏頂面だと、ゴールドに決定。

どれも、中をのぞいた時に明るめの色が広がり物を探しやすいです。

接着芯貼りと裁断

接着芯は、以前の記事でもご紹介させていただきましたが、大きなパーツのまま接着芯を貼って(粗裁ちのようなこと)、その次に細かくパーツの通りに型紙に当てて裁断していく方法をここ最近採用し始めました。

生地のゆがみを整え、パーツの左右対称を徹底することで、出来上がりのラインが整うというもの。

今回は、表地も裏地もすべての生地が織芯の接着芯で行いました。

そして、裁断へ。。

とここまでは順調。イタリア製の生地は美しく迫力があります。

左上のグリーン系は上述のように、あと2点のデザインの「おにぎり」と「餅巾着」が作れそうなので、裏地の追加調達作業などをして製作に取り掛かっていきます。

まだ、この時点では、効率ははっきりと分かりませんが、接着芯は共通なので、同時に3デザインを連続作業できることは、少しばかりの効率が見込めました。

次の縫製に入ると、糸が全部色が違い、糸交換の際に時間がかかるということの積み重なりが進捗度を減速させるかもしれません。

あとがき

この度の生地は、柄がどれも華やかで素材感がやや分かりにくいですが、オレンジ以外はそこそこ厚みがあります。

オレンジはそれほどン肉厚ではありません。

こうした違いが出来上がりに影響するのかどうかですが、特に区別なく同じ材料で同じように製作していきます。

同モデルは生地の研究にとてもなりますので、今後定番にしたい生地などの深堀りとしては有効です。

更に、抽象柄は、あと2デザイン更に作りますので、同じ生地で作ることで、その生地に見合うデザインというのが見えてくるかもしれません。

とにかく、高級生地の中でも華やかなマルチカラーのイタリア製中心の生地で製作の集大成のような物になります。

引き続きその行方をお楽しみにどうぞ(^-^)。

「チェックばかりの3点」「モノトーンばかりの3点」とある1共通点に特化したお洋服の集め方こそがワードローブがおしゃれ宝庫となる秘訣【396】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

時々ネットでクローゼットがご紹介されているのを拝見します。

お洋服がクローゼットにたくさんあり、専用の靴棚をオーダーメイドし、100足相当もの靴やバッグがディスプレイのように並べてあります。

これらは、「セレブ」様のワードローブによく見る風景です。

「見せる」という意味では効果のある風景なのですが、時々疑問もあります。

「その隣同士の靴、どこに違いがあるの?」など。

このたびは、それぞれのファッションアイテムがコスパ良くちゃんと均等に出番があり、それでいて豊富なワードローブのようなリッチさが感じられるお洋服の集め方をたった3着のみのシャツを例に図解説させていただきたいと思います。

一見少なそうな3着のみでも決して「乏しい雰囲気」にはならない秘訣があるのです。

是非引き続き読み進めていただければ光栄でございます。

豊富な組み合わせのイメージは、てんでバラバラなテイスト3点ではなく、特化した共通点が3点すべてに含まれることから作られる

では、シャツを例にミニマムなたった3着をどんな色でどんな柄なのかというポイントを交えながらお話してまいります。

クセのない定番デザインをまずは選択。このような「シャツ」アイテムを3点展開していきます。

まずは、「柄の統一:すべてチェックである」というコンセプトで集めてみます。

キーワードは「チェック」です。

チェックといっても、ギンガムチェック、タータンチェック、グレンチェックと種類が分かれますので、この3つをそれぞれポイントにして色はどんな色でも自由に選びます。

チェック柄が共通の3点のラインナップ。チェックの色や種類はバラバラ。

どれも同じチェックの仲間なのに、違いが感じられる選択です。

色はてんでバラバラでも、ベースに「チェック」が据え置かれていますので、チェックにこだわったラインナップなのです。

チェックだらけで同じように見えてしまうことを、そのチェックの種類の違いで解消しているのです。

もう1つ違うラインナップを考えてみます。

今度は、先ほどこだわったチェックの柄というポイントを外し、「モノトーン」を基盤に据え置くことにします。

そうすると、こだわりのある無彩色コーデになります。

それでも柄がそれぞれ全く違うので、たった3点でも面白く新鮮にラインナップが展開されるのです。

「モノトーン柄」柄をべースにした拘りの3点。今度は色を統一しているので、柄はてんでばらばら。

1つ基準が設定してあるのでこれで良いのです。

前者と後者では随分展開の仕方が違います。

ここにラインナップすることの面白さが生まれています。

この他のベースは「素材」を共通にそろえる案もよろしいかと。

例えば、デニムばかりを違うトーンの色で展開したりなどです。

また、色を3点共黒にして、シャツそのもののデザインに変化を付け、それぞれが違うシャツであることで、全く色が同じということがかえって「攻めた」集め方になっていきます。

とにかく、ご自身の好みに応じて「色・柄・素材」を統一したシャツに決めるとその後のボトム選びがしやすくなることに気づきます。

ボトム選びへの効果:シャツのラインナップを見ながらなので決めやすくなります。

一気に3点集めることをせずとも、途中の差し替えながらの改良した集め方でも良きゴールにたどり着けばOKです。

あとがき

お洋服をたくさん持つという「量」ではなく、素敵な装いがたくさんできるところがゴールだと思うのです。

あえてミニマムな3点でこのたびご紹介しましたが、3点でも十分に現実的だと思います。

ここへボトムを配置すれば、幾通りかの装いの種類になり、それぞれが統一感ありながらこだわりもある豊富な装いが完成するのです。

トップスx3着とボトムx3着で、最大9通りのコーデが出来上がるのですから、3着というのはミニマムに見えても非常にポテンシャルを秘めた数字なのです。

統一感あることをポイントに置くことで、それぞれの組み合わせの優劣が少なくなり、「どれもこれもおしゃれだ」と見る人を魅了する可能性があります。

まずは、この度ご紹介の「柄・色・素材」をのどれかを共通に3点集めるところから始めてみて下さいませ。

見方を横に見ていただき、同じアイテムを3点というそろえ方の方がかえってうまくいくと思います。

パンツx3点とかセーターx3点というように。。

数多くのジュエリーを集め倒した者が断言、「洒脱感」漂うジュエリーコーデの源は、形/色/素材の統一にある【208】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の番号の【206】の記事で、粋(いき)ということについて研究し、お洋服の全体コーデを野暮から粋へ変身するという研究を実践致しました投稿がございます。

おしゃれ系、ファッション系の本においては、「粋」と同義語の「洒脱:しゃだつ」という言葉が使われていることも多いようです。

とにかく、粋、洒脱、英語のchicはぴったり同じ意味の「垢抜けてすっきりしたさま」ということで良いです。

【206】がお洋服であったので、今回はジュエリーだけの組み合わせで示してみたいと思います。

【206】でも但し書きを致しましたが、本来出来上がった装いを結果的に評価する言葉でありたいと思うことは変わりありませんが、研究においてあえてそうした装いを意識して作ってみるという試みです。

その辺りはご了解くださいませ。

洒脱感を作る要素は、形/色/素材の統一であるという考え方で組み合わせたジュエリーコーデ

まずは、形/色/素材3つ共綺麗に統一して3アイテムのジュエリーを1セットとして組み合わせた2例になります↓。

形・色・素材すべて統一:形が同じ丸型、色も同じ白やグレー、素材も真珠、地金のK18YGやSV925で統一。

いわゆるまじめに公式に当てはめたようなスキのない完全なバージョンです。

・ペンダントやネックレス・・・necklace

・ブレスやバングル・・・bracelet

・リング・・・ring

これらを、綺麗に形/色/素材すべてをきっちりとそろえました。

きっちりと揃っていることですっきりしていますし、フォーマルの場にはこのきちんとさのテイストがよく合うと思います。

これをやったら、後は簡単♪。

ワンピースなどのお洋服にこのままセットごと合わせることができるのです。

次はメンズライクのテイストでまいります↓。

形:四角/色:銀色/素材:SV925ですべて勢ぞろい。さらにブランドがすべて「GUCCI」様でお揃い。

同じブランドの「GUCCI」様のお品ですが、これを4つ目の統一感にしても面白いです。

ただ、ハイブランド様同士の組み合わせの場合注意点がございます。

この場合ALLグッチなので、まとまりましたが、ここへ、たとえスクエア型であってもロゴが象徴的な他ブランド様を入れることが、実は落とし穴す。

ハイブランド様というのは、そのデザインが一目見てそれと分かるものが多いです。

ここへ入ると、ブランド同士がケンカして不統一な感じでかっこ悪くなってしまうのです。

ですから、ブランドを2種以上組み合わせる時は、十分に気を付けていただき、1つのブランドだけにするか、かえってノーブランド物を合わせるとこの方が素敵にハイレベルに仕上がります。

田舎者の私がなんですが、かなり田舎感が出てしまうのです。

さて、次は、少し発展的な統一感の解釈でできた組み合わせです。

形:正面ではスクエアに映る/色:白が入る/素材:不統一。

ペンダントトップの真珠は元は丸い粒ですが、編み込まれてスクエア型になったものを全体として四角ととらえます。

バングルやリングは、プレーンタイプ。

身に付けた際には、他人から目に映る部分が横長の四角なのです。

そして、素材に関しては、プラスチック、天然物と分かれて不統一です。

何も形/色/素材3要素とも統一をきっちりしなくてもすっきりとした組み合わせに出来上がることができました。

この不統一さのあることがかえって、最初の方のフォーマル要素のあるパールより「抜け感」ができて、装いのシーンがリラックスした場面に向きます。

それでももやもやした感じや煮え切らない見かけにはならず、すっきりと統一感を実現できていると思います。

形/色/素材に統一感を出すことに活躍するアイテムを見てみる

これまでは、ジュエリーについてだけ触れてきました。

全体コーデにおいては、形、色、素材に統一感を出すのに活躍するアイテムが小物に多く見られます。

・帽子・・・形や素材

・サングラス、眼鏡・・・フレームの形や色など

・ベルト・素材、バックルの形、本体の色、バックルの色

・時計・・・文字盤の形、色、ベルトの素材

・手袋・・・素材、色

・ネクタイやスカーフやストール・・・色や柄

・靴・・・素材やつま先の形、飾りの形や色

・バッグ・・・素材、形、色

見ていくと、結構あるものです。

「小物」と一般には呼んでいますが、洋服と小物をまず並べてみて、色、素材、形がばらばらな中から、何か同じ要素があるものを組み合わせます。

そうして、要素のどれか1つだけでも、意識してみてくださいませ。

きっと何か疑問を溶かしてくれるヒントが見つかると思います。

難易度の高いように感じられるコーデが、敷居の高いものではなく実は身近なものであるとして、「洒脱感」を表現できれば成功ですね。

それでは、形を意識してアイテムを集めたいろんなファッション小物の例です。

形、色、素材の内のどれかを統一して関連付けた小物アイテムの数々。

・形:丸を意識して、時計の文字盤の丸と、アクセのペンダントのコイン型の丸とペンダントトップやブレスのチャームの丸とをそろえました。

・色:レザーブルゾンの黒、デニムージーンズの黒、バッグの持ち手の黒、時計の文字盤の黒と、バッグのカーキグリーン、手袋のカーキグリーン、時計のベルトのカーキグリーンを統一しました。

・素材:何も意識しませんでしたが、結果的にこう見てみると、時計のベルトの素材とバッグの素材がなかなか相性が良いようです(無意識)。

ちなみに、このバッグはもともと、ショルダーついていなかったのですが、バイクに乗る時に、かごがないので、ショルダーである必要があり後から自分で作って付けました。

今思えば、ショルダーの色は黒の方が良かったです(^_^;)。

予想外に偶然の産物のようにマッチすることがあるのも嬉しいミラクルです。

ファッションアイテムを集める中で予想外にマッチした相性の良いものを発見した時の喜びもひとしおです。

あとがき

このたびは、「洒脱:しゃだつ」というゴールを目指してあえて計算したかのように前もって決めた組み合わせをしてしまいましたが、これも解説のためです。

本来もっと自然に、自身の思い描く夢のようなイメージを1アイテムずつそろえていく楽しみこそが「キモ」だと思っています。

そうしていくうちに、お品物を大切にしたり、物の形をいろんな角度からよく見るようになるなど自身の目にも変化が現れてくるかもしれません。

それこそが、ファッションアイテムが人間を変える瞬間です。

ライフスタイルにおいて、少しだけ持ちたいミニマム派なのか、たくさんのお品にかこまれた物持ち派なのかなど価値観は分かれるところ。

しかし、共通して感じられると素敵であるところは同じであり、ふんわりとしたクラウドのような「洒脱」という「概念」を一度感じ取ってみて下さいませ(^-^)。