会社員時代から言っていた好んで止まない言葉「長い目で見る」、本当の結果や効果は長く地道なひたむきな活動の行く末にいただくもの【933】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前会社に勤めていたころの話ですが、何かの話し合いの際によく使っていた言葉があります。

「長い目で見ると。。このやり方が有効」などとこの先も持続して行ける方法であるような案によくこの言葉を出していました。

「その場しのぎ」や「短絡的」とは対極にあるスタンスだと思います。

その場で解決できるような策ももちろん必要な時もありますが、「個人事業主」になり、実際になかなか日の目を見ない厳しい状況の中で「長期戦」ということが余儀なくされます。

そうして、まだ見えぬ先に向かってひたすら努力しながら、ますます「長い目で見る」という考え方を引き続き重視するようになりました。

結局、その時だけの短い期間が終わったら新しい策を考えねばならず、その短い期間がコンスタントに訪れてくるので、全体としては労力をものすごく使うというイメージで考えてしまいます。

案とかアイデアは結構時間をかけてよく練るのが良いのでしょうが、それでもやってみなければ分からないことがほとんど。

そのやってみるということに一歩踏み出してしまうにしても、ベースにある考え方は、「ちゃんと持続していけるのか」ということを俯瞰して大きく見ます。

このたびは、実際に長い目で見ることをベースに考えた件をご紹介したいと思います。

「皆が作っているバッグを同じように便乗しながら製作する」ことについては、望ましくない行動だと思う

おそらく、短期的に見ると、市場調査のようなもので、ネットで写真が多く見られるバッグのデザインを自分も同じように作ってみるというのは、研究の1つとしてはあるかもしれません。

そして、皆が作っているということは波も来ているのだから的外れでもないから少しは売れると思います。

しかし、それは一時的な短期間のことに過ぎないのでは。。

その流行のような期間が過ぎると、売れなくなって、次の皆が作っているバッグをまた市場調査で探していくということで、常に一歩遅れた形で類似品を作るスタンスに気付けばなっていたと。。

このスタンスに対しては、とてもうんざりしておりまして、まさにアパレル業界では多い「トリクルダウン」型です。

この形でやってきたアパレル業者の多くが今厳しい状況であることと無関係では決してないと思うのです。

常に短期的な目線で都度それぞれのサイクルを模倣などで乗り切ってきたことをそろそろ顧み、見直さねばならないと思います。

同じアパレル分野の事業者が今後「長い目で見た」計画はどんなものか

思えば、2007年からのハンドメイドバッグ製作のスタートから見ると15年以上が経過。

研究を重ねて、流行に揺さぶられない、自分の考えをきちんと入れ込んだバッグというのを作ることをしっかり誓いました。

では、その結果みんなに知れ渡ったのか。。

いいえ、完全に埋もれています。

これが厳しい現実なのです。

そして、更にここで大きく舵を切ることに。。

多くの方の力を借りて、デザインや作り方だけを広めようと。

この散々な結果が「長い目で見た」、「ノウハウコンテンツ」の案を思いつくことにつながったのです。

ただ、バッグを購入してくださるお客様もちゃんといらっしゃって、リピートしてくださる方もいらっしゃいますので、この製作+販売活動はこれはこれで続行です、やめるのではないということ。

そうもしながら、ある方向へ舵を切ることになります。

ここだけの製作という秘蔵したアイデアをを解放し、他の方にノウハウをご利用いただいて素敵なバッグを練習・製造・販売にお役立ていただこうと。。

事業活動としたいのは、その元のデザインと作り方をご提供する担当みたいなもの。

これを丁寧に伝達することで、キャッチしてもらって取り入れてもらうということです。

今この作り方のコンテンツ内容を作っている最中になります。

あとがき

以前拝読の本にこんなことが↓。。

ハイブランドの「シャネル」様は、上場していない会社である所がレア。

しかし、そのおかげで、上場している会社ならではの縛りはなくて、自由に長年もかけて研究ができ、その中での失敗なども公開されないので、転びながらまた起きてという純粋な形でのひたむきな努力が可能であると。

プライドあるハイブランド様では、努力しているひたむきな姿というのは、なかなか披露できない姿なのです。

短期的に、その場しのぎだったりするのも、やらざるを得ない環境だったりするから「仕方がない」と言い訳ができてしまいます。

それができない環境であれば、そこをまず見直すことだって時には必要です。

本当は自由に、そして、まっすぐに心からのジャッジであるべきです。

ある意味「自由」というのは、厳しい環境に真正面から挑んでいるということなのかもしれません。

「長い目で見る」からこそ長年かけた「夢」を持った活動になっていくということも言えるのです(^-^)。