「生きがい」とは。。この物資に恵まれた時代だからこそ持っていたい自分にしか持てない宝【1306】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「生きがいについて:神谷美恵子 著」を読ませていただきました。

かつてこの本が初版された頃(1966年)の1960年代では、まだまだ「ハンセン病」という感染系の病気が不治の病として存在していました。

伝染効果は少ないものの、各地の片隅の施設に療養するために強制的に実家を離れるということがありました。

現在は療養施設に行くことはなく、治る病として病院の治療で回復するようですが、それでも、当時からの継続で高齢者となりそのまま現在も療養施設で暮らされている方がいらっしゃるようです。

この本は、そういったある1つの療養施設の当時の1950-1960年代にかけてのルポタージュの記録部分が多く、「精神科医」であった著者様がその訪問を通し、「生きがい」をたくさんの切り口から掘り下げた1冊の本になっているのです。

当初かなりのボリュームであったところを削るなどして読みやすくコンパクトにしとのことですが、それでもこの本は結構な分厚さでした。

たくさんの思いを、7年程の長期スパンに渡り詰め込まれたこの本は、命がけで綴られたものだと思います。

私の「生きがい」は何なのか

なかなか生きがいを語ることはお恥ずかしいものですが、間違いなく私の場合は「仕事」だと思っています。

若いころの20代前半くらいまでは、常にモヤモヤした煮え切らない感がずっと心にありました。

何か思い切って全力でやり切ったことがあったであろうかと振り返ると、何もかもがあれよあれとという間に自分とは違う別のペースに後からついていくのがやっとで何も自分のスタイルですべてのことを成し遂げていったという実感が無かったことへのもどかしさが思い出されます。

その転機は20代前半に訪れまして、「就職」だったと思います。

初めての勤務日(正確には入社式を含む研修期間の数日が最初)の前には、なぜかすごくやる気があふれていて、メキメキと何かよく分からないパワーみたいなのがあふれ出しそうだったことを思い出します。

それからというもの、長い仕事期間の道を歩み始めて、今現在までこの「仕事」こそが「生きがい」になっていることに気づきました。

10代の頃のあのモヤモヤ感や煮え切らない感が20代以降の仕事では全くなく、すべての仕事に対して楽しく、真剣に取り組んできたことがあります。

そうして、いつからか、「死ぬまで仕事をし続けたい」ということを自然に思うようになりました。

この「死ぬ」ということをわずかながらに意識することこそ「生きがい」につながります。

「生きる」を意識するには「死ぬ」も関わっているということです。

この本の中のハンセン病の患者様達も一度は「自殺」を考えた人も多いようです。

それくらい、死ぬことと生きること両方の境目を経験された方達なのです。

そうして、長い1995年から続いた会社員の日々から、2018年の頭で個人事業主に切り替わり、自分の裁量でずっと永続的に働き続けていけることの道に立ったのです。

その道の中で、今こうして2023年を迎えています。

過去のモヤモヤした煮え切らない10代とは全く対極にある「はっきりとした意思表示をしながらのまっすぐなスタイル」に変わっていきました。

事業者でモヤモヤした煮え切らない態度では到底事業など成り立ちません。

まずは、この道に立てていることに感謝したいです。

「生きがい」というのは、「人生をかける程の何か」だと思うのです。

あとがき

現在、自殺者の増加や希望を失い気持ちが沈む大変な状況の人が多く、現代の物があふれた時代の「虚無感」があると思います。

お金をたくさん得ることを目標にしたり、ブランド物を手にすることを目標にしてしまうことは大きな誤解ではないかと。

物もツールであり、お金もツールであるのが本当の所ではないでしょうか。

「物」とか「お金」などの物質を拠り所としてしまうことは、どれだけ集めても満たされない何かを最終的には感じてしまう、「生きがい」こそが依存するべき場所なのかなと。

イメージを膨らませるノートを使ったざっくばらんなアイデアのアウトプット作業、デジタルよりもアナログのノートが良いデザイン入りの場合【1203】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2023年に入って、年始のバタバタした棚卸なども落ち着きました。

そして、早くも最初の月も後半に入ってきた今、今年の製作を現実的かつ具体的に考案してみました。

一番の目的は、去年2022年に消化し切れなかった生地在庫を今年で大きく消化していくことです。

生地のストックに合わせて、更に今年ならではのテイストも入れていく製作になるよう新しいエッセンスも注入していくのです。

アイデアや計画をノートに絞り出すようなアウトプット、自由に言葉とイラストを交えられるアナログ形式が自然なあるべき姿

メモ帳よりは大きいコンパクトなノートを持っています。図や絵なども交えて、今あるアイデアをまとめます。

このたびノートを使った考案で、現在のストック生地の使い道をある程度決めました。

テイストはメンズライク、今までとがらりと変わるのが楽しみです。

ノートにまとめた内容:3)では、具体的にデザインも浮かびこの機会にデザイン画としてアウトプット。

2022年の年末時点で、在庫になることが分かっていた生地ですので、その頃から2023年に製作していくものをぼんやり思い浮かべることがありました。

3)の絵は、左側が小判型を横にしたようなブリーフケース調のマチ無しバッグ。

右はワンショルダーバッグですが、よくあるまあるい底を角ばった四角にできないかと考える場面。

いずれもメンズライクなテイストです。

YouTubeはこの生地投稿より1日前で、実は、この記事を書く前に、睡眠や朝のウォーキングなどが入っていました。

このことで、また更なるアイデアが浮かんできたのでした。

3)のノートへのアウトプット時には、ストック生地をそのまま表地として使うイメージでしたが、表地として使おうとしていた生地が残ったという事実を見つめ直します。

この表地を裏地に利用するというリフレッシュをするアイデア。

更に、表地には、今年ならではの新しい素材を調達して、「ハイブリッド」な考え方をしてみました。

浮かんだのは、表地には「メッシュ生地」ばかりを使っていくというもの。

生地ストックすべてが裏方である裏地にまわるという案です。

メッシュに関しては、非常に魅力を感じている素材です。

あのスポーツのユニフォームや、スニーカーの一部分などの穴のあいた凹凸感ある素材はご存知のところでしょう。

丈夫でほつれにくいですし、メッシュの楽しさがお伝えできると思いました。

過去にも数度リュックを製作した際にパッチワークボーダーなどにして利用しました。

そうして、いろいろな素材という選び方だった過去から一転した、1つの素材に注目した素材の選び方をしてみるということ。

その反対に、いろんなデザインを今度は試してみるというように、あくまで量産をしないという方向でやってみたいと思います。

こんな感じで、ノートの続きが出来ました。

あとがき

ノートは、昔ながらのアナログ式なイメージですが、ノートの良さもあると思うのです。

デジタルだとお部屋が仕切られてしまって、二度と見ることが無かったり、それぞれが別々に考えがちになります。

1冊にいろいろざっくばらんでも、テイストとしては1冊に集約されている結果であったりすることが後から見て面白いものです。

ノートは、その人物の「スタイル」が表れるものなのかもしれません。

デジタルではなかなかオープンしないお部屋でも、好きな時に目に付いたら読み直しができるような気軽さがノート、変な束縛や壁が無いアイテムだと言えます(^-^)。