<旧57>部分的なカーキが情緒的な白翡翠ペンダント、抽象色入り混じる天然石の奇跡的な三つ揃いを生み出してくれた【325】

アイキャッチ画像325

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

骨董品の中に時々見つかる翡翠チャームは確かに美しい。。しかし使い道が分からない。。

美しい理由は天然素材だからこそ、その美しさを作るのは時には天然石の中に見られる「曖昧さ」です。

インクルージョンや部分的な色の混じりも天然らしさ、工業的な均一さとは異(い)なるものです。

このたびは、美しい存在の骨董品でありながらも使い道が難しそうなビッグ翡翠ペンダントに挑戦、ジュエリーとして現実的に装えるものとしてアレンジした記録です。

多くがごつすぎてお手上げのところを、コーデ好きな者が腕を振るってみた姿をお楽しみいただければと思います。

統一感を意識し過ぎ均一修正しない、曖昧な異色が入り混じる白翡翠ペンダントの自然な姿はそのまま活かされた

<旧57>全3点:遠目でビッグペンダントの存在感が際立つカーキグリーン寄りな中間色の集まりです。
<旧57>ペンダント: 直径5cmの本翡翠。手触りがサラサラで優しい質感。龍彫り。ステンレス80cm。

彫り柄が分かりにくい抽象的な見た目はかえってファッションには取り入れやすいと言えます。

部分的に混じるカーキグリーンやイエローが魅力、真っ白ではないこの良さをブレスやリングでも関連付けていきます。

<旧57>ブレスレット:ルチルクォーツのマルチカラーの一連。シルバークラスプの留め具含む22cm。

イゴールド一辺倒のような「ルチル」のイメージ、イエロー寄りのみならず多色展開があり同時に並ぶことで均一に揃わない良さが表れます。

マルチカラー展開が豊富なイメージの「サファイア」「トルマリン」は有名ですが、他のストーンでもマルチ展開が見つかることの一例です。

<旧57>リング:「モスアゲート」という内包物が藻のような石。実際は藻ではなく「クローライト」。17号。

どこか3Dみたいに立体的な映り方が素敵、このような見た目の天然の姿もあるのです。

お洋服とのコーデ例:示し合わせたかのようにペンダントが馴染み溶け込むサマーセーター。この集まりはまさにミラクル。

あとがき

ペンダントだけではごついイメージに悩むことになると思います。

他のブレスやリングの存在のおかげでペンダントの龍彫りもその「一癖」から「アク」のようなものが削ぎ落ち、全体がエレガントに寄ったのです。

こうしたペンダントに類似の古物は多く見つかると思います。

彫りのデザインなどが素敵だと感じたせっかくのフック、現実的に装うアレンジへ運べると良いと思います。

地球上の3大生物は、「植物・動物・鉱物」です。

元は縁起・希望が込められ手作られた龍や蛇の彫刻、こうして「鉱物」と人間という「生物」が絡まることは、地球活動のアクティブな一場面なのではと考えます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<旧65>ドラゴン彫りは縁起物ながらごつ過ぎに悩む、全体でフローラルに寄せる仲間集めで優しくなり付けやすくなった【311】

アイキャッチ画像311

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」の過去のラインナップも含めてすべてを1投稿ずつご紹介していく内容です。

初期の2020年当時のラインナップは末尾番号の<旧67>をスタートとし、順に番号を遡り、このたびは<旧65>になります。

<旧1>の次は、2022年に大改良したラインナップ全39セットを<新1>から順番に、その後は、2024年に大改良したラインナップを<新新1>から順番に投稿予定。

<新新>の番号以上はありません。

2024年で完全に高級地金+宝石質特化のスタイルが確立、あとは番号が増えていくのみです。

さてこのたびは、ごついイメージのある厚み1cm近い翡翠のビッグペンダントを現実的に使いやすいジュエリーにと考えた記録です。

ごついのに美しさも伴った装飾と、そのビッグサイズの存在感が素敵だったからでした。

これを新しいエレガントな形で装いやすくしようという試行錯誤の一環です。

よくあるチェーンを布製のひもなどで設置された翡翠のペンダントの姿は、「民族的」になり過ぎて、ジュエリーとしてはなかなか装うには敷居が高くなってしまいます。

そこで、現実的に付けられるものにするために、まずはチェーンからアレンジしてみるということからスタートしました。

そして、ロングペンダントが出来上がった続きとして、ブレスやリングも見つけて組み合わせを完成、出来上がったジュエリーセットにはドラゴン柄の厳つさは消えていたのです。

是非興味深くご覧いただければと思います。

厳つい白翡翠の龍彫りペンダントをマイルドに表現するたの仲間、ピンクシェルの透かしフラワーやツタの葉透かし装飾

<旧65>全5点:白翡翠のビッグペンダント中心の展開。ビッグペンダントが龍の柄は抽象的だったことが奏功。
<旧65>ペンダント:真っ白な翡翠。龍の他鳳凰柄も抽象的に彫られます。直径5cm。チェーンの長さは80cm。

バチカンは二重リングを一重へカットのアレンジ、925の丸カンはこのような1cm強のサイズがなかなかありません。

<旧65>ブレスレット:ピンクシェルの透かしパーツを利用のブレスレット。留め具含む繋ぎパーツは925。
<旧65>リング①:925製の幅12mmの透かし平打ちリング。ハスの花が真ん中にあり。サイズは14号程度。
<旧65>リング②: 白瑪瑙(メノウ)/アゲートの多面カットくり抜きリング2点。いずれも15号程度。 

2点のリングの重ね付けを全く同じアイテムで付けると幅広リングのように映ります。

お洋服とのコーデ例:龍の透かし彫りとフクレ加工のカットソーが馴染みます。お洋服も白っぽさに足並み揃え。

あとがき

もし入手当時の布製のひものミドルレングスのままであったならば、現実的な装いの出番は少ないと思うのです。

バチカンを設置し、チェーンをジュエリーライクなアイテムのフィガロチェーンでペンダントをアレンジしたことで着用が現実的になったのでした。

こんな風に眠っている可能性を起こし、現実的な出番の多いジュエリーにアレンジしていく作業も時には必要だと思った回でした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト