まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
新しい製作に取りかかることになりまして、今度はビッグサイズのヘルメットバッグをセルヴィッチデニムで3点製作します。
裏地をそれぞれ替えながら、共通の表地のセルヴィッチデニムが揃った時のバッグの選び方が裏地が決め手になるという、裏地の存在感にも着目したい回となります。
ヘルメットバッグというのは、思いの他大きなバッグでなければヘルメットが入らないという現実があります。
実は、過去にもヘルメットバッグを作っていまして、投稿では【2】という古い番号が該当します。
その当時は、持ち上げる時の重みを助けるような機能までじっくりと見据えておらず、取っ手を途中に縫い付けていました。
その後バッグ製作活動の中で得たノウハウが高まり、大きなバッグには決まって「支柱ベルト」を付けるようになっています。
「支柱」による支えは、人間が入れ物を底から手で抱えるかのような状態に類似、部分的縫い付けの過去の製作と比較すると、生地自体に優しく力を加えるものなのです。
この先バイカー様も大きく増えていくことは無いのではないかと、ヘルメットバッグはますますニッチな存在になると予想しています。
だからこそ、ニーズがあった際にはかつてのバイカーであった私を含め、様々なバッグ製作者様が素早くお応えできるならば、当投稿の意味も深まります。
3点のデニム製ビッグヘルメットバッグの製作に関しては、製造側の方々にも是非ご覧いただければと思います。
さしあたってこのたびは、裁断後の収納にスポット当て。。畳み跡が付かないような工夫、完成品に至るまでの「仕掛品」の間にも丁寧に接する心得のようなものをお伝えできればと思います。
二つ折りよりも三つ折りの方が折り跡を避けふんわり畳んだ収納ができる、広い面積のデニムパーツの裁断後の優しい保管

その他、天然素材である綿/100%全般・麻/100%や、硬めの生地であるナイロン/100%も同じ考え方をします。

バッグの正面のど真ん中を避ける点もポイントです。


こうして、超大判のスカーフ(縦と横が1m近くあるもの)が風呂敷としては望ましいサイズです。
あとがき

出来上がりが丁寧なお品物は、その途中の仕掛品の状態でも丁寧に保管されているものです。
こうした「姿勢」が良き製作品への発展の根底に眠るものだと思います。
個人活動の領域を越えぬハンドメイド、こうした丁寧さは比較的実現しやすいのが小規模の強味。
「小回り」「急な方向転換のしやすさ」なども小規模の強味ではあるのですが、地道なこうした「姿勢」も非常に大切なこと、不思議ながら完成品からそれを感じ取るのが人間というものです。





