まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「共有型のハンドメイドバッグ」という事業活動をしています。
ハンドメイドバッグを作ってきた15年来のノウハウをアウトプットし、ハンドメイド文化なるものが広まっていけるような夢を持っています。
ハンドメイドバッグに使う糸は30番。
テトロン糸とスパン糸を生地別に使い分けます。
白いミシン糸と言っても、真っ白なのか、少しグレーがかっているのか、生成なのか、ピンクがかっているのか、こんな感じで実はバラエティーに富んでいるものです。
反対に純白カラーを使うことの方が実際は少なく、中間的な白の方が使いやすくなじみやすいということが分かってきました。
このたび、最近よく使っていた生成がいよいよ使い切りの時が来まして、その最後の瞬間を動画に映しました。
何でもないことではありますが、1コーン2000m巻の役目を終えた糸に「感謝」の気持ちをこめ、記事を綴りたいと思います。
テトロン糸30番生成、最後の瞬間!コーンから糸が離れた瞬間からしばらくはまだ縫っていける
2000m巻というのは、大きな工業用のタイプの中ではそれほどボリュームあるものではないのかもしれません。
しかし、様々なカラーの中からのチョイスで少しずつ使っているとなかなか最終の使い切りの場面には遭遇しないものです。
このたびは、たくさんのステッチをほどこし、単色使いであったことから、1コーンを終える場面がやってきました。
何かとても爽快でした。
この糸は非常に質が良かったです。
主に、大きく3パーツ程に分かれて撚(よ)りがかけられていて、ぎゅっと引っ張っても丈夫です。
テトロン糸は、スパン糸に比べて細いですが丈夫さは勝ります。
切れにくいということで、強靭なのです。
この「ビニモ」という「クラレ」様の商品、大変良質だと感じています。
メロングリーン色の縦長コーンが特徴です。
あとがき
バッグ1点を製作するには、糸はどのくらいのm数使用するのかということろですが、平均的には、200m程度くらいかなと。
そうしますと、このたびの2000m巻はバッグを10点作っての使い切りのような計算になります。
もともと糸もアパレル用工場のような在庫品を途中から使用させていただいております。
そうすることで豊富にカラー展開を持ち備えるということをしてまいりました。
よって元々フルに2000m巻あるとも限らないのでこうした最後の瞬間はほんのたまに遭遇することがあります。
ステッチによってバッグが縫われ、中に重い物を入れてもその「縫い」が底力となってくれているのです。
簡単に縫った糸がちぎれることはありません。
ましてやバッグでは30番を二重縫いで地縫いを固めておりますので非常に頑強です。
糸には常々感謝しております、糸メーカー様、ありがとうございます(^-^)。