<経理>個人事業主の青色申告は「e-tax」が楽、年々使いやすく改善された網目をくぐったミスを実体験から注意項目として伝達【393】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.02.20からおよそ6年後の2026.02.01にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しております。

2026年では、2025年度分をつい先日2026.01.30に確定申告をe-taxで終えたタイミング。

当記事の「手直し」が番号順であるにもかかわらず、この良きタイミングで順番が回ってきたことを非常に嬉しく思っております。

個人事業主の「e-tax」を利用した確定申告、年々間違いにくく改善はされているもののまだまだ時間を要して戸惑った点

①個人or法人の「個人」を選ぶこと

2020年当時はこれさえ間違い易い構造だったのですが、現在は完全に画面いっぱいにこの表示をしてくれて間違いようがないところまで改善済。

②ログイン時の「マイナンバーを持っているか持っていないか」の選択を「いいえ」にすること(PCの場合)

マイナンバーを持っている私はパソコンで行うにもかかわらず昨年度に「はい」を選び戸惑いました。

スマホで申告する方は反対に「はい」を選びます。

マイナンバーを持っていることなど前提なので、むしろ質問を「PCかスマホか」という聞き方に変更していただきたいものです。

このことについては、「紛らわしい表現である」ことをお電話でお伝えしてあります。

③先に左から2つ目の「決算書」から始める

2020年当時は、左から順に並んでいるアイコンの通り一番左の「申告書」から先に入力し始めてしまいました。

するともうその後に決算書が入力できないという恐ろしい結末でした。

このことについては、当時にこれもまたお電話でこの間違い易さをお伝えしています。

現在では、アイコンの並び順は変わっていませんが、先にどちらから入力しても入力していないどちらかに続く案内が出るようになったと思います。

しかし、順番としては、事業者は当然「決算書」から始めていくのが良いと思います。

事業の「利益」は次の「申告書」に繋がる数字ですので、先に「決算書」から入力し始めるものではないかと思います。

④損害保険は家賃の割合と同じく案分した金額で入力

「損害保険」の他にも「地代家賃」を入力する画面に並ぶ「更新手数料」も設置があったので、この費用がかかった年には、家賃の割合と同じ金額に案分して入力。

間違い易いのは、全額入力してしまうこと。。気を付けたいです。

⑤元入金は、帳簿で確認の上、前期も今期も同じ金額を入力

「元入金」は「期首」の残高から「期末」まで「総勘定元帳」で検索しても変わっていません。

よって、左右共に同じ金額を入力で良いです、変動しない科目なのです。

⑥棚卸資産金額の「期首」「期末」の「損益計算書」への入力漏れ

最後まで無入力でも進んでしまえる落とし穴、入力の最終の最終で貸借が「損益」の方だけ合っていないエラーが起こりました。

その理由が「棚卸資産金額」の入力漏れであるということを画面は教えてくれないので、情けないのですが30分以上考え込みました。

「いよいよ世の中で天と地がひっくり返ったのかもしれない」とまで本気で考えたほどです(^_^;)。

「棚卸資産金額」は「損益」にも入力する枠があるということ、これなかなか気付きにくかったです。

⑦保険の控除類の入力画面の中の「個人年金」を「一般」に入力するミス

毎年、後で確認して気付くのですが実に間違い易いです。

「個人年金」タイプの保険は、控除証明書にも「個人年金」と記載があるので、e-taxの下の方の枠の「個人年金」の枠に入力せねばなりません。

***

以上が、私事ではありますが先日の2025年度のe-tax用の注意事項メモを更新した7つの注意点の項目でした。

YouTube動画は2021.02.17投稿のもの、当記事と内容が少し違いますことご了承下さいませ。

あとがき

決算書の仕組みやノウハウが足りなくても、e-taxに入力した方が正確です。

私の場合e-taxは手動入力での利用、前段階として「マネーフォワードクラウド」様で決算書(「貸借対照表」「損益計算書」)をPDFダウンロードして照合しながら行っています。

e-tax1本で行うと入力もれのまま利益が出て進めてしまえるリスクもあり、1ステップ入れているわけです。

その良さは、このたびの⑥の入力漏れによって利益が違ったことで、どこかがおかしいという検討が出来ました。

全く同じケースではないにしても、ノウハウの少ない個人事業主様と共に今後も頑張っていきたい、何か応援できることは。。ということでこうした記録を残しています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<経理>簿記にはあるが実際には不使用の科目「仕掛品」「積送品」、大手では稼働状態の把握に必要であるということも理解する【357】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

企業に勤務していた時の経理部時代ですら、簿記の参考書との違いを感じたことがありました。

ただ、そう思えるのも簿記の勉強をして資格を取得したからこそなのです。

このたびは、特に「◯◯品」という決算時には「資産」になる部分が、結局は「棚卸資産」に含まれるという解釈から、わざわざ「仕掛品」と「積送品」という科目を立てないシンプルな考え方をお伝えしたいと思います。

当事業形体は、ハンドメイドバッグを自主製作している個人事業主です。

結局は「棚卸資産」に含まれる「仕掛品」「積送品」、製作中のバッグは材料のままと同じ扱い・委託商品は科目無しでも正当

物を材料から製品に作り上げる形態が含まれる事業においては、決算を迎える時に未完成品の状態にあることがあります。

これは、簿記の中では「仕掛品:しかかりひん」や「半製品:はんせいひん」に相当します。

一番最初に勤めていた会社の時は、経理事務担当ではなかったのですけれど、時々経理部に出向き材料購入の納品書を持って短い打ち合わせに行っていました。

その時に経理の部長さんが、「これは仕掛品となるよ」ということで、「仕掛品」のゴム印をその納品書に押していました。

その会社はメーカー的位置付けの事業(アパレル品輸入業者でOEM形態)。

当時「委託加工貿易」という材料を日本から輸出して海外で製造して完成品を輸入する形態において、「仕掛品」勘定を使っていたのです。

個人事業主スタートの頃は、簿記2級の工業簿記により、「仕掛品」を使わないといけないと思っていました。

ただ、実際は使わなくて良いのです。

材料を購入した時だけ、1,000 材料仕入 ※生地:ジャガード(黒)x1m 買掛金 1,000 という計上をしておくのです。

そして、決算の時に未使用もしくは作りかけの場合に「棚卸資産表」の材料のお部屋に載せています。

反対に、完成したものはもう材料ではないので、「製品」という別種類の資産で掲載します。

ハンドメイドバッグでは、棚卸資産の中の内訳は①材料(生地・附属)②製品です。

未完成品が完成したその都度の日付においても、簿記に出てくるような「製品」という科目を計上しません。

よって、「製品」という科目を使うのは、決算の棚卸し仕訳で初めて出てくるのです。

これが一番シンプル、かえって分かりやすいという判断をしています。

こうしたたぐいの事は疑問を直接税務署様へお電話でお問合せを何度もしてまいりました。

税務署様は決して簿記にガチガチでもありません、むしろ故意の偽りの方を重視され、分かり易さ・シンプルさは人間同士共通するところなのではないかと考えます。

ただ、この判断も当方の責任においてしっかり説明ができるよう、これまで質問をしながら自ら判断していった考え方になります。

後半は、「積送品」を使用するとなっている「委託販売」についてです。

自社の店舗がない場合に、他のお店に製品を置かせてもらい、売れるとそのお店に売上価格の何%かを手数料として支払う形態。

以前「レンタルボックス」の業態をされているお店にお世話になり、委託販売を初めて経験させていただきました。

こちらのお取引も実際は簿記の通りには仕訳しませんでした。

簿記の通りだと、お店に置いてもらっている商品を自分の手元にある商品との区別で簿記通りでは「積送品:せきそうひん」勘定を立てます。

しかし、積送品というのはいわゆる、「資産勘定」に属し、決算時は結局は「製品」に含めることになるのです。

別紙などでお店に預けた商品を把握していますし、「積送品」の勘定科目を使った計上による効果は実際にはありませんでした。

ということで、委託先で売れた時に初めて仕訳をすることになります。

あとがき

このたびの使わない科目、「仕掛品」「積送品」は、いずれも「〇〇品」という「棚卸資産」になります。

「仕掛品」にはならなかった購入時そのまま保管の材料も、結局「棚卸資産:材料分」としてカウントしますので最終的な金額の行き先は同じです。

「積送品」に関しても、他の場所にあっても自社のものだと把握できるエクセルシートがあり、「棚卸資産」の中に最終的に掲載しますので、結局は混じっていくのです。

よって、把握できる範囲内にある個人事業主ではあえて「〇〇品」という科目は使っていません。

ただ、漏れることなく「棚卸資産に入れる」ということは必ず守る必要があります。

そのせいで、カウントし忘れのミスは無いようにせねばなりません。

結局は、分かりやすく整備されていることが「仕掛品」や「積送品」を使わないことに対する説得力になります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク