<パッチワーク企画②>1面に16パーツもの生地を並べて作るパッチワークナップサック、1点物にはなかった新しい価値の誕生が見込める【1170】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1168】の投稿で<パッチワーク企画>というものをこの<はぎれ>カテゴリーでスタートしました。

全部で①-⑪のシリーズでお届けしたいと思います。

製作できたナップサックは全部で4点、裏地もすべて両面共パッチワークなのですから相当なものです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.12.02からおよそ2年後の2024.10.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しています。

よって、ブログ記事の内容が当時2022年のままのYouTubeと違い見方が変わっていますことご理解いただきたいと思います<m(__)m>。

当ブログ記事は2024年に「手直し」しながら2022年を振り返った見方で綴り直しました。

縦横共に4列ずつを並べた片面16パーツの並べ方、バラバラで配列が良いのか、それとも色や柄を片寄せまとめるのが良いのか

パッチワーク完成後当てる型紙:縦40cmx横52.5cmxマチ7.5cm(出来上がりは15cm)。

よく使用しています中くらい程度の型紙ですが、はぎれで作るサイズとしては大きいです。

ただ、マチの分で1マスほどパーツが消えますので、パーツを豊富にするならば、もっと大きなバッグの方が良いかもしれません。

パッチワークの1マスは、共通で、縦12.5cmx横17.5cmではぎれを共通のサイズにしながら無駄なく使える最大限のサイズでした。

パッチワーク1マス分のパーツ:縦12.5cmx横17.5cm、結構大きなパーツ。ブロックのような柄になります。

とりあえず、全部同じサイズで裁断して接着芯も貼るところまで完了しています。

とりあえず、縦4パーツx横4パーツで組み合わせを考案してみたのですが↓。。

1列に必ず1つパステルカラーの街の風景柄を入れています。その他の無地などは重ならないように点在。
全体を青味で統一。多いストライプ柄は市松のように点在。
黄色や青味のカラーで相性の良いカラーを組み合わせますが、赤い色がどうしても入ってきます。
ベージュx茶色系の花柄中心。1種しか無い柄が浮き過ぎないように類似の柄を盛り込みます。
上の続きで似た感じのベージュx茶系。
和柄を集めて葉っぱのグリーンとリンク。
柄と黒などの無地を交互に配置しました。
数の多いパーツを市松に配置。この配置を採用しなかった2022年でしたが、今思えばこちらが正解だったかも。

この辺りで、バラバラに並べることに少し違和感を覚えた2022年、ここから考え方に変化が起こります。

同じ生地を連ねた方が良いのでは。。

その代わり、まとめると境目がくっきりし過ぎるかもしれません。

多いパーツは、8-10枚ああるので、くっつけるとまるで1枚の大きな布パーツのように映ります。

と、こんな風にシミュレーションだけして、もとのように、同じ物をまとめてとりあえずいったん保管。

今一度同じ種類の生地ごとに戻しました。たった1枚だけしかない生地も少しあります。

こうして、並べてみた結果、どれもぼやけたものになるかもしれないというのが2022年時点で懸念していたことです。

続きがありますので、ここまでにしたいと思いますが、最初のバラバラの考え方は2024年から振り返ると正解だったと思うのです。

あとがき

登場の残布は、過去の2019年から現在2022年までのものがほとんどです。

2019年からのスタートでマルチカラーを取り入れてきたり、その後2020年からは黒ベースにテイストを変えていきました。

そんな変遷も見られる製作者にとっては思い入れのあるはぎれになります。

実は、写真や動画では出てきていないですが、この倍くらいの量の真っ黒のジャガードや無地がありまして、同じように裁断して接着芯を貼り1パーツになって準備完了しています。

写真や動画に映しきれなかっただけなのです。

そもそもできるだけはぎれを作らないような製作であると良かったわけですが、それでも余った部分の有効活用もそれはそれで、元の生地の良さが集結したものなので別の価値が生まれると思うのです。

それが、はぎれで作るにしては大き目サイズであるというならなおさらです(^-^)。

<パッチワーク企画①>はぎれで小さい物を作ることとは別の考案、残布を上手に消化しながら大きなバッグを作るというアイデア【1168】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを製作した後に、必ずはぎれが出ます。

これを集めてストックしてきましたが、いよいよそのストックもたまってまいりました。

ここ最近は生地のテイストを黒っぽく統一しておりまして、そのはぎれも黒系が増えています。

その一方で過去のカラフルなマルチカラーの柄のはぎれも豊富です。

ここから出来上がりのカラーイメージをある程度想像していくのです。

これまでの考え方は、はぎれの大きさを基準にして小さいものを製作しようとしたものでした。

ところが、小さいものはなかなか価値が生まれにくいものだということも分かりました。

小さいと言ってもある程度の面積がなければいけないし、実際に小さいアイテムを販売の際のお客様の反応は薄いものでした。

何に使えばよいかが思い浮かばないというフィードバックも多かったのです。

やはり大は小を兼ねるのか、大きい入れ物は融通が利き、使い道が豊富だということは1つありそうです。

よって、ここからしばらく①-⑪に渡り<パッチワーク企画>と題しまして、端切れを使ったナップサックの製作をしながら、その「ノウハウ」を同時にアウトプットしていき当ブログ記事に「シリーズ」として記録してまいりたいと思います。

はぎれで大きなバッグを作るという発案、パッチワークナップサック製作の下準備の1マスの型紙作りと残布の裁断の様子

ということで、統一のたった1枚の型紙通りに裁断した長方形パーツをつなげて、面積を大きくしていくパッチワークシートを製作するところから始めていきます。

余った生地を合計すると結構大きな面積にはなるものの、バッグのパーツ1枚そのものとしてはどれも不足。

そうしますと、どんどんはぎれが膨大になってボリュームあるストックの山となるのです。

その問題や悩みを大きく解決の方向へ進めていきたいと思っております。

左:縦12.5cmx横17.5cmのパーツで裁断後(接着芯貼り済)・ 右:今後裁断予定のはぎれ(粗裁ちは完了)。
こうして見てみると随分バラエティーに富んでいますが、「花柄」は1つの共通点と言えます。

バッグも1点だけではなさそうな量、いくつか出来上がるかと思います。

そうした時に、それぞれに色や柄を片寄せることも工夫できます。

やみくもに並べたものは、何かぼーっとしていてポイントが見られないので安っぽくなります。

パッチワークであってももしかして1点ずつのそれぞれの拘りを入れ込むことができるかもしれません。

あとがき

そもそも、縫製というものが、裁断を要することなので、それ自体がはぎれを生むのです。

しかし、お洋服のラインが美しく出るのも、裁断してつなげていくことにあったりします。

肩のかっこいい袖付けラインは紛れもなく裁断によるハギ目が物を言うのであり、裁断は必要事項なのです。

よって、バッグも同じことで、一続きのバッグが味わい深いかというと、ハギ合わせによるミシンを使ったことの美しさが間違いなくあるのです(^-^)。

「はぎれ」はコスパ最大限の使用の結果であるべき、本来使い切りが望ましい生地の調達、生地幅によって左右されることから「面積」で常に考える【964】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、小さい面積のはぎれの整理整頓をしました。

その際に、どんなデザインで何を作るかも決め、接着芯を貼ってから、型紙に沿って裁断。

細かいパーツは、接着芯は粗裁ちの状態で貼っておいてから、型紙に当てて裁断とういう順序が断然がベスト。

この方がカットが正確です。

このたび、夢中で極力表地と裏地の組み合わせがなくなるまで、はぎれの整理整頓を行いました。

整理しながら接着芯を貼って、裁断→積んでいくを繰り返しました。

夢中で夜まで突入。

最後に貼りますYouTube動画では、細かいパーツをコスパ良く使っていく組み合わせを考えた残布製作前の準備の姿をその組み合わせのご紹介と共にお伝えしました。

一方、当ブログ生地では、そもそも最初の調達の時点でコスパを工夫する購入の仕方を伝えしたいと思います。

生地幅による調達の長さの違いは区別すると良い、型紙の面積の合計の「数値」を持った上での「全体面積」を考えた生地の調達

当然と言えば当然ですが、はぎれが出るということは、生地中心ではなくデザイン中心であるということ。

型紙に沿って生地をカットしていくので余るのです。

企画続行中の「インテリア収納袋」連続製作は、それほど決まりきったサイズでなくても良いことから、おおまかに、大・中・小の3種ほどのラインナップで、生地のストックに合わせて型紙を後から作った製作。

余る部分は、ほんの縁の方の細長い切れ端や、マチを削る分の正方形のみ。

もともと同じ分量ずつ生地を集めてきました過去。

1m購入と半分の0.5m購入とでもかなりの違いがあり、これまでは、ほとんどが0.5mで調達してきたのでした。

高級生地の場合はたまたま幅広であったこともあり、もっと最低限の0.35m-0.4mが中心でした。

0.3mだといくら広幅の生地でもパーツが全部とれないことがありましたので、それは少な過ぎ。

生地幅がダブルの140cm以上もあれば、0.4m、シングルであっても0.5mでだいたい面積は同じくらいになる計算でした。

幅が違う生地の時に、面積で考えるのが良いのです。

140cm巾で0.55m2(作ってきたコンパクトなバッグ)などという面積を基準にして、0.55÷1.4=0.4m(140cm巾の場合の用尺)くらいと導きます。

これが112cm巾の場合だと、0.55÷1.12=0.5m(112cm巾の場合の用尺)などとざっくり計算して、最低限の用尺分だけを集めることができます。

それでも、こうしてはぎれが存在することは、型に生地を当てはめていくやり方だからということが大きいです。

↑この裁断したはぎれ布の山の中では、唯一手前の黒い色の表地と裏地のペア「インテリア収納袋」製作用の余り。

ハギ合わせてやっととれたぐらいで、ほとんどはぎれは生み出されなかったのです。

大部分の残布が、過去の型紙に生地を合わせていったものばかりです。

このことは、今後の製作に大きなヒントになりました。

このヒントから1つ考えたことは、そもそもデザインを考える場合に、どんな幅の生地であっても残布が出にくいようなサイズ・デザインということを盛り込むことです。

小さいパーツなのでこうしてビニール袋にほつれ防止と紛失防止対策をして保管します。

あとがき

肩の力を抜きながらリラックスして作るには、はぎれはとても良い機会です。

小さいので短い時間で隙間的に時間が費やせますし、今日思ったことが明日も継続しているとは限らず、リアルタイムで今思うホットな気持ちの内に作ってしまえるといったものです。

何日もかかる製作のものは、途中で包んで保管しっ放しが結構ありまして、いくつかの途中の風呂敷(スカーフを利用)包みが点在しています(汗)。

はぎれ製作は、一気にその場で夢中で完成させてしまえることがその良さだと思います。

1点物でこの状態ですから、量産で出る生地のもったいなさといったら計り知れないものです。

位置が分かりにくい難関箇所だがメリットは多い、分離した蓋の縫い付けが得意になるためのコツ【253】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドマーケットの野外イベントなどに出店の際、小さなアイテムはお土産などに喜ばれると見込めそうです。

小さいアイテムなので持ち帰りに負担が無く、ネットの写真ではそのサイズ感も分かりにくいところを現物でじっくり手に取って見てもらえるところもメリットです。

いろいろな生地でバッグを作った残布を使って、バッグの仕立てをそのままのただサイズだけが小さくなった裏地付きのミニミニポーチを製作しています。

バッグの時と表地裏地のコンビが違うことも当然あり、また新たな雰囲気が生まれ新鮮です。

このたびは、インディゴブルーのギンガムチェック。

ギンガムチェックは中国製が圧倒的に多い中、あえて日本製をチョイス。

綿/97%、ポリウレタン/3%の先染めチェックです。

こちらの生地で、メインバッグの時には組み合わせなかったコントラストが効いたピンク色を裏地に仕立てていきます。

分離した蓋(フラップ)の取り付けの難しさは間に挟み込むことで見にくい点にある

小さいアイテムのフラップは狭い場所の真ん中にフラップを正確に縫い付ける難しさがあります。

間に蓋が入ることで縫い付けるステッチの位置が前後(裏地面と表地面)でずれることがよく起きるのです。

ステッチを均等な位置に貫通させたいのですが、何しろ3次元のものを二次元の面で縫うので、口をめいっぱい広げてもとにかく見通しがどうしても狭いのです。

あれこれ動かしているうちにずれていくことも多いのが悩みのこのフラップの取り付け場面にポイントを置いて見ていきます。

まず、表地と裏地を重ね、サイドのハギ目同士を待ち針。
間に蓋を挟み込んだ後、表地と裏地が同じ高さにあるのかを確かめるために待ち針を横に刺してみます。

そして同じ位置に裏側にも針が刺さっていれば、高さが合っています。

そんな調べ方をするために待ち針を「調べる道具」として使うのです。

待ち針は付けたままステッチへ。そして、ミシンの針が近づいたら直前で待ち針をそっと抜きます。
蓋の箇所のみ二周目突入して終了。
両端にたらりと残る糸はきちんと溝に隠しこんで玉止めします。
内側を見ながら縫うのでこちらは良いのですが。。
視界にはなかった外面の縫い位置:とりあえず合格ラインです。

事前に待ち針で位置を確かめるという1つの作業が結果の明暗を分けているとも言えます。

3点完成:一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無)

まるでデニムのインディゴブルーのような世界観♪、とても感じの良い優しいブルーです。

ネイビーの同じギンガムよりもカラーが特殊で、差別化として「よくある柄はレアカラーを選択」ということを思いながら選んだ生地。

もとは、こんなバッグを作った際の残布だったのでした↓。

ミニショルダーバッグ:当HPの中に「製作品アーカイブ」というコーナーがあり展示してあります。

あとがき

ファンデーションケース、ペンシルケース、シャドウケースの3点の中では、特にシャドウケースが一番ミニサイズで、小さいものを縫える限界ギリギリのサイズだと感じました。

思い切った小ささにぴったりに対応できる小さめのシャドウケースと5mlの香水入れがまずはちょうど良い無駄な隙間の無いサイズで見つかっています。

究極、一番良いのは、自分のコスメグッズの専用ケースを自分で製作できることです。

こうしたミニサイズのケースの作り方ノウハウも今後ハンドメイド文化としてじっくりお伝えしていきたいと思います。

今後の未来に向けて、職業ミシンを1台お持ちになることを是非お勧めしたいです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク