柄に頼らず最もシンプルで王道な黒無地だからこそ目立つ歪み、十文字の印同士を合わせることを始終貫くボディーバッグ【1454】

アイキャッチ画像1454

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「中表」で作るボディーバッグに初挑戦の2点目が完成。

【1451】の1点目との違いは、

①カーブを半径10cmから半径5cmへスクエアライクに寄せたこと。

②ファスナーの縫い付け方を表地も裏地もくり抜き枠にはめるやり方をしたこと。

③外ポケットをマチ付きしたこと。

結果を先にお伝えしますと、①は5cmサイズダウンしたのに劇的には変わらず、相変わらず楕円の丸いイメージのままでした。

②は【1451】のやり方の裏地部分が分かれることで別布が隙間に登場よりもすっきりと目に映ったという点では良かったと思います。

③はこちらもペタンコポケットとは随分違ったデザインに感じられることが証明できました。

ただ、全体的には綺麗には作れなかったというのが正直な感想、今後もっと高めていきたいという新しい気持ちが生まれました。

確かに2度目などという初期段階で綺麗に作るにはまだノウハウが不足しています。

1品をレベルアップすることは結構な年月をかけなければできることではないということです。

そう気付いたことで、今後もボディーバッグというデザインを高めていきたいと思ったことが大変素晴らしいことでした。

「鏡餅」と名付けたポケット立体型のボデーバッグ、ポケット内部を美しく整える目標を目指し多くの製作訓練が必要

表地(黒):ナイロンコットンツイル、混率不明(綿/ナイロン混)、日本製。弾力性のある肉厚生地です。
裏地(ベージュxカーキ森林柄):生地名不明(サテン)、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、日本製。
別布-バックルベルト用(黒):エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。
着用イメージ:2つの角度から写しましたが、正面のポケットの存在感の重要性が分かります。
ボディーバッグの完成(やや小さめ):<サイズ>縦18cmx横27cmxマチ8cm。
ショルダーの長さ調整の課題:10cm程度しか調整できない。線コキを左側にも付けると良いのかも。
イメージと現実とのギャップ:図で正確に表せないほど混沌としたひっくり返し前の現実。返し口は裏地10cm。
歪み:正面と底の写真(左上と右下)に歪みを感じます。マチ付きポケットの組み立てそのものの歪みです。

マチ付きポケットの歪みの原因は、十文字の4箇所の印合わせを怠ったことです。

最初は合わせても、縫う途中で待ち針を外してしまったからです(ずれてきてやむなく外した)。

裏地の浮き:裏地はどうしても浮きます。このストライプキルトよりもボックスやダイヤの方が固定されます。

更に、本体のみならずマチ布にもキルトをかけた方がもっと固定されると思ったのですが、キルトの柄が合いにくいので省略したのでした。

裏地部分:内側はファスナーポケットが1つ。表地の黒に対して裏地はミックスカラーの森林柄というコンビ。
ミス(縫い付け逆):「中表」の状態ではなかなか気付けず、ポケットが反対、しかも翼も表面に付けていました。

何度も何度もやり直しながら少しずつ進んでいきました。

そんな経緯があっての完成は喜びも一際、今後内容を高める気持ちになったのも、とことん粘って完成を目指したからこそ起こった気持ちでした。

確かにみっともないミスなどをしましたが、これこそが発展を目指している途中の紛れもない実態であり、長い目で見ているということの裏付けでもあります。

あとがき

これまでハンドメイドバッグ活動をしてきて、あまりにもこの「中表」構造が複雑だと感じてしまい、「外表」で作ってきた過去があります。

ボディーバッグ自体は初めてではなく、本当の初期の頃2010年以前の縦長ボディーバッグは、「外表」で最後に縁全てをラッピングという難関が最後に待っているという仕様でした。

非常に懐かしく、写真が残っていないほど以前のことなので残念ですが、あれも1つのやり方です。

ただ、「外表」で作った過去も、どれも腑に落ちず綺麗に出来上がるということを実現できませんでした。

このたび、初めての始終「中表」で作った裏地付きの仕立て方は、非常に奥ゆかしく伝統的な作り方。

この奥ゆかしさに大きく共感、この先も綺麗に作れるためのポテンシャルがありました。

例えば、正面の立体型ポケットにしても、内部をもっとすっきりとさせ、縫い付け部分の根っこも内部に隠すという今後への望みを持ちました。

もう一度近いうちに、ボディーバッグを今度は腑に落ちるように作るつもりです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

片頭痛の原因が更年期とは限らず長年のパンプス足によるゆがみかもしれないと聞く、体はすべて1つにつながっているから遠く同士も原因になる【1319】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私の過去のお掃除の写真のブログ記事の写真の中のあることに気付きました。

左足をご覧いただきたいのですが、接骨院の先生に2021年に歪んでいると、頭痛の原因になっているであろうとご指摘いただいた足です。

ただ掃除機を裸足でかけているだけの写真ですが、この左足の形にご注目(2020年7月の【156】の投稿より)。

無意識なのですが、左足の内側面が浮いているような。。

重心が均等ではなく、足の左サイドにかかっているようなのです。

本来ここにあるアーチ型の形の骨が反っているようなものだととのことなのです。

このせいで歩く時の不安定さを作り捻挫などにつながっていたのです。

まさにこちらの左足の状態が、これまで頻繁に起こってきた右側の片頭痛の原因だとの捻挫の時の治療院の先生に2021年に診断いただきました。

ちなみに右足はこんな感じ。比較的問題の無いとのこと。問題は特にない右足と問題のある左足との比較です。

長時間労働でパンプスをはき続けてきた「パンプス足」のゆがみ、外反母趾と同じ形を作っていたところから地道に直していく

なぜ捻挫をしたのかも、足の歪みが原因で捻挫しやすい状態にあったということらしいです。

もっと以前にも大きくひねった捻挫が左足であったことを思い出しました。

こうした捻挫しやすいゆがみを作った原因はパンプスにあるとのこと。

これまでの人生の中で、1995年4月-2017年末までの約20年強の間ほぼ途切れることなく会社へ勤務し、その足にはパンプスをはいてきました。

2018年2月からのスタートで個人事業主になってからは大きくそのスタイルが変わり、パンプスをはく機会がほとんど無くなりました。

とはいえ、大のコーデ好き。

コーデにパンプスは欠かせないアイテムなので、お出かけ用には10足程パンプスを持っているのですが、その出番は勤務がないため激減。

それによってこのパンプス足に気付くことになりました。

足だけではなく、体の隅から隅までの不調の部分に関して1つ言えることは、大きく環境が変わった時などにその違和感で余計に気付きやすくなるということ。

もし、2017年を境に環境が変わらなければいまだにこのことに気づくことはなかったかもしれません。

2017年で会社を退職後、すぐの2018年お正月明けで「ストレートネック」にもなりましたし。。

実は、このストレートネックも無関係ではないと思うのです。

接骨院の先生のお話では、今後じっくり時間をかけて治していくことになるということです。

とにかく足首が固まってしまっているのでほぐして柔軟性のある動きができるようにお風呂で回すエクササイズをするのがよいとのことです。

その後のわずかな変化。しかし、相変わらず頭痛も起こり、時々なぜか膝を傷めるのもこの歪みのせいかも。

以前の掃除機をかけていた3年前の写真と比較してみます↓。

変化したのかは非常に分かりにくいです。まだまだ治るところまでは到達していないと3年後の姿が物語ります。

その後、2024年の左足の状態を見てみます↓。

左:あまり意識しないと逆くの字の外反母趾気味の形に。右:意識してまっすぐに整えると少しマシに。

決して完全には直ってはいませんが、2024年現在でルーティーンとしてやっている、この足の歪み対策をまとめます↓。

・朝/晩(お風呂が効果的)と足首を左右共30回ずつ回してほぐす

・毎朝のウォーキングの歩き方の意識として、上の写真の右下に常に位置する意識で歩く

・時々タオルの結び目を足裏の真ん中やや下に当て、10秒乗るx3回をして、本来の足裏のアーチ型の骨の形を整える

3つ目に関しては、YouTubeでご紹介があってそこで知った情報です。

できるだけ裸足で常にこの部分を意識して徐々に右肩上がりに回復して行ければと思っております。

あとがき

人間は複雑な構造の生き物なのだと思います。

まずは、体の目に見えるところから改善していくと思わぬ精神面の改善もあるのかもしれません。

はっきりわからないからこそ、まずは体のゆがみ整えることをベースにしておくことで、後から見えてくる後付け知識でも良いと思うのです。

片頭痛の原因としては、左足の原因なのかがまだ実感は無く、「卵巣嚢腫」「子宮筋腫」もあるかと自分の感覚ではそう思いますが接骨院の先生はそれは違って、片頭痛が原因だと断言されていました。

確かに、朝起きて片頭痛の兆候をすでに感じた瞬間に、上述の3つ目のタオルの結び目に左足の下寄り部分を乗り上げるタスクでやや解消されてそれ以上ひどくなっていかなかった結果も出ています。

3回戦コンスタントに繰り返し増した結果でした。

また、足の構造として外反母趾に逆くの字に曲がるだけで、膝にまでつながっていて影響していることが分かりました。

せっかくのエクササイズやウォーキングも逆くの字のせいで傷めてしまうことがあると考えると、早く気付き足をまっすぐに整えるベースがあるべきなのです。

何かの環境が変化するきっかけは大切、出来るだけ早めに「歪み」に気付き、整えていかれることを願いたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ゆるゆるなとろみ生地に接着芯をまっすぐ貼る時のコツ、ストライプ柄を地の目の目印に使える織芯とアイロンを動かさない静止の意識【866】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のリュック「餅巾着」を新しい生地3種を表地・裏地・内蔵巾着袋の3配置に分配しながら製作し始めております。

この3種の生地の中では薄くてとろりとしたネイティブ柄の透け感ある生地を裏地に使います。

こうした崩れやすい生地は、接着芯貼りでは慎重にするべきポイントが含まれます。

せっかく意外性のある服地を選んだので、その選択の先にある活かし方も成功させたいと思います。

とろみ生地では、いかに地の目を崩さずに馴染むように接着芯を貼って行けるかということになるかと。

織物であるとろみ生地にこそ、ニット芯ではない織芯が有効だと考えます。

このたびは、その接着シーンをご紹介しながらポイントをまとめていきたいと思います。

とろみ生地のクセ、いかようにも形を変えられる変な融通、接着芯で正規のラインに固定したい

ネイティブ柄の生地です。黒の接着芯の上に置いてみまして、手でいったん整えました。

この時点では接着芯は粗裁ちで、周りを余分に残しておおざっぱに裁断。

マルチカラーが美しく、先染め。混率は、トリアセテート/55%、ポリエステル/55%。

とろみの生地ながら柄は左右対称な正配列な柄であると言えます。

ポイント①:接着芯はあえて伸びない織芯のストライプの織柄を活かす

こんな感じの織芯ですが、ストライプ状に柄が細かく入っています。地の目を合わせるには抜群のアイテムです。
縦向きの正しさをこの接着芯のストライプ柄で計り、案内していただきます。

ということで、これから芯地を調達していくというような場合に、こういった筋の入ったタイプの織芯は同じ織物生地と組み合わせ、地の目をそろえるのに有効だとお進めしたい種類です。

購入先は、「ヤフオク」出品の工場様のストック品のようなものでした。

お得に反ごといただけるのも「ヤフオク」様らしいです。

ポイント②:接着芯を貼る前に生地を手で整える

小さいパーツの場合は、クッキングシートを一番下に、生地の表面を下に、接着芯の糊部分を下にという3配置。

この時に指でよく整えます。柄の線が歪んでいないかなどを確認しながらです。

この表地は白ベースの面が本来の表ですが、あまりに白っぽいので、裏面の落ち着いた黒ベースを表面として使用することにここで決意。

接着芯を静かに置いていきます。

ポイント③:アイロンは決して動かさない、置くだけ

今一度、接着芯を置いた上からも、歪みをチェックして指でまっすぐに整えます。

そして、アイロン(中)程度で、決してこすらないように、5秒くらいずつ置くだけの当て方をします。

ポイント④:クッキングシートからはがす時に力を抜いて縁の芯地のみを触る

粗裁ちしてある接着芯のみの部分をまずはがして、できるだけ生地の部分に触れぬように。力を入れぬよう。
はがし終わりました。形がくずれずに確保できています。

パーツのサイズが大きい場合にも対応できるアイロン台めいっぱいのクッキングシート

これは本体のパーツ。本体は面積が大きいのでクッキングシートからはみ出します。
そこで、重ねる順番を変え、一番下には粗裁ちの接着芯を接着部分を上に、次に生地を表面を上にして置きます。
そして、一番上にクッキングシートを置きます。
クッキングシートの上から間接的にアイロンをかけます。ただ、このやり方は、熱が伝わりにくいのです。

そこで、その後は、こんな風に一律にクッキングシートをアイロン台以上のサイズに固定↓。

端っこに「表」の印を記入、常に「糊」の面をこの面に使うことを決めるとアイロン台カバーが汚れないです。

結局最初のやり方のシートの面積を広げたバージョンがその後もやり方を継続しています。

アイロン台カバーができるだけ汚れない方が良いですので、接着芯の糊がアイロン台カバーに付かない対策です。

さらに、アイロン自体も汚しにくいのは、写真の右上のように、端っこに「表」の記載をマジックでしておくこと。

この「表」というのは、もちろんクッキングシート自体の使う面という意味の「表」ですので。

接着し終わった状態がこちら。Lの字の角などががまっすぐで綺麗に貼れました。

つまり、この成果はマチの出来上がりのラインの整いに影響する可能性があるということになります。

特に本体パーツは重要なので、まっすぐに接着したいものです。

あとがき

以上、接着芯を貼る時のポイントをご紹介しました。

綿ブロードなどは、生地の織りが整って安定しているので比較的こういった歪みなどの悩みは少ないです。

それでも、いろんな生地を取り扱っていくことで製作のテイストの幅も広がります。

ポリエステル、レーヨン、キュプラなどのとろみがかった生地も、接着芯貼りはパーツが歪まないようなこうした接着時の工夫が必要です。

では、この製作を引き続き一緒に見守っていただければ光栄でございます(^-^)。

楕円カーブのひっくり返し口がとがってしまう、自然な曲線続きで不自然さを解消する対策【410】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「creema」様で完成したハンドメイドバッグをご購入いただけます。

1つ1つの課題を地道に解決していき、商品のレベルをアップしていきたいと思って日々気になった点を研究しています。

このたびもその研究の1つとなります。

現在製作中の「卵焼き:バニティバッグ」の製作の途中にある場面、中表にした楕円面のひっくり返しでプレート状のパーツを作る場面です。

楕円の返し口には、出来るだけ負担のないような直線部分の範囲を選んでいるつもりです。

しかしながら、それでもその返し口の姿が分かってしまうような出来になってしまうのが現在です。

これをいかに自然な元のラインに忠実な形でで仕上がるかというところをが追求していく点になります。

ひっくり返し後の返し口の両サイドの「とがり」ができる理由は「引っ張りの圧力」だと見た上での内側から引っ張り直す対策

とりあえず、今回は、なぜそういうことが起こるのかということを考えて、解決策を案として考えてみるところまでです。

ひっくり返した後のとがり:仕付け糸が終わった周辺がとがっています。左右ともこのようにとがります。

このとがりは、ひっくり返した時にぎゅっと引っ張られて、ただでさえ、縫ってある部分と縫っていない部分の境目で不自然になりがちな箇所である所へ、強調するかのようにひっくり返しの引っ張りの圧力で尖ると見ています。

このとがりを自然に緩やかなカーブにするには。。

裏地の部分が表地より飛び出すことが多く、裏地を何らかの方法でひっこめるということが浮かんでいます。

ただ、アイロンで控えただけではどうも一時的なもののようで、あまり効果はないようです。

縫い糸が少し見えていますね。ひっくり返しの圧力がいかに強いものであるかということです。

あの縫い目が中に隠れるように戻してあげればよいのか。そのためには何をすればよいのか。

このような辺りがヒントのような気がします。

次回実験をしてみたいのは、仕付け糸の時にとがり部分からあえてスタート。

そして、玉止めをあえて作ります。

それを内側に隠してきゅきゅっと玉止めの力で、現在飛び出しているとがりを内側にひっこめるという案です。

あとがき

また、実験した結果を記事にてご報告したいと思います。

このとがりは意外と目立つものですので、上手くいくと効果がよく出ると期待しています。

楕円カーブは円の一部を利用していまして、美しいラインが売りなのです。

変な尖りは解消できることが最も望ましいことになります。

細かい箇所ですが、ぱっと見に非常に影響するような場所ではないかと思うのです。