まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび、4冊の本を手にしました。
そのすべてをじっくり読んだわけではなく、おおざっぱな読み方も含めて、少し触れただけというようなものがほとんどでした。
それでも、一部分から知識は得られるのです。
小説などストーリーの結末が待ち遠しくて、気づいたらサクサク読んでいたというのも楽しい1つの読み方であり、1冊を隅々まで読んでいく読み方であることが多いです。
一方、読み方はそれだけではなく、目次からのピックアップの読み方やページ内のピンときた部分だけを読むパラパラ読みのような読み方もあるようなのです。
このたびは、前者の最初から最後まで一読した本と、後者の部分的な読み方を比較して、その読書の仕方の違いを体験した感想を述べたいと思います。
じっくり読んだ本は、深堀りしたい専門分野のファッション関連の本
ファッション系は得意で好きな分野なので、入り込みやすく、じっくり読んだ本に当たります。
「ビジュアル博物館 服飾:L.RAWLAND-WARNE 著」
です。
洋服の起源がどこにあるのか、などが興味深く、図鑑のようなもので、シリーズが分野別にいろいろありました。
服飾という文化をまとめた視覚的な読み方もできる本。
本来なら博物館でしか見られないような超ビンテージ級の洋服をカラー写真で掲載。
薄い本ですが、アイテムの名称などが確実に分かり図鑑のよう、洋服の細かなパーツに関して知識を深める際にはお勧めです。
じっくり読まない、パラパラとめくっただけの本やピックアップして読んだ本は、図形や物質の超専門的過ぎるほどの本
「美しい幾何学:谷克彦 著」。
この本は、ハンドメイドバッグに多角形を取り入れていて、その時はインスピレーションみたいなことで8角形を採用したのですが、他にはどんな図形があるのかなどその8角形の位置付けなども含めて読もうとした本。
しかしながら、図形は必ず数学の分野の式が入ってきてその羅列みたいに感じで、じっくり読むことに早くもお手上げ。
パラパラとめくるだけにとどめました。
少し興味のありそうな場面に目を止めて読んでみるのみといった読み方です。
それでも手に取って本を開けることをしなかったこととの違いは随分なものだと思います。
目を止めたヶ所というのがそもそも頭に入りやすいような興味あるポイントだと思うので、そんなワガママな読み方もよいのではないかと。
過去に歴史的な有名学者様達が証明してきたことが図形のスタートとなっています。
建築の分野に利用されることも多く、建築に引用されている形などの例がとても興味深いです。
2019年の本なので、読書離れをある程度意識し、見やすく分かりやすいはずです。
書庫内の古い本も一度手にしてみましたが、どれも見ることさえためらうような文字と図の羅列で、キャッチ―ではなかったです。
本も、全体的には分かりやすい読み物となって読まれるよう工夫されてきた変遷が見て取れます。
そして、「新しい物質の科学 改訂2版 身のまわりを化学する:鈴木孝弘 著」。
2つの科学と化学を使い分けたタイトルが興味深いです。
この本ではピックアップ形式で、「宝石」の事が書かれているコラムの部分1ページと、「繊維」についての生地の章のみピックアップして読ませていただきました。
「図解 ねむれなくなるほど面白い化学のはなし:科学評論家 大宮信光 監修」。
↑最後は、この本です。
タイトルが大変ワクワク感がありますが、とても身近な様々なことを集めていて、Q&A形式の書き方なので持っている疑問にも当たるものもあった親しみやすい本です。
「カーナビはなぜあんなに良い働きをしてくれるのか」などとても身近な例ばかりの集まりです。
後半の3冊は、ほとんど読んでいないような感じもしますが、目を通したり、ピックアップして一応目を通したのです。
・ぱらぱらとめくってピンと来た箇所だけじっくり読んでみる
・目次を見て興味のある章だけ読む
以上の読み方が部分的な読み方の例で実際に読んでみた読み方でした。
このいい加減そうな読書の「部分的な読み方」、実は考え方によっては「受け身ではない読み方」と言えます。
自らスポットを当てて能動的に読んでいると言えませんか。
あとがき
結局のところ、その先に、1つでもアウトプットできるくらいの知識として何か得られるものがあれば、どんな読み方でも構わないのだと思います。
こう思ったらどうでしょう、本もそうですが、すべての情報に対して、「インプット」したものは、いずれ何らかの機会に「アウトプット」するということを。
そう考えたら、アウトプットがあることで、更なるよいインプットという循環もでき、日々の生活、更には人生までに及んで良い流れが出来てくるのではないかと思います(^-^)。