まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
機能的なクッションの1つに厚さ5cm程度の「低反発クッション」があります。
このたび、インテリア映えも十分に意識し、ダイニングキッチン用のクッションカバーを作っていきます。
この企画、実は一度失敗しております。というのもカーブの椅子にうまく沿いませんでした。
よって、失敗バージョンと成功の2ステップあるのですが、まずはとにかく作りやすい「正方形」が何らかのお役に立つかもしれないと失敗作ながらご紹介させていただくことに致しました。
当記事ではこの1ステップ目、正方形の完成と椅子にフィットしていない課題の解決として後日の記事でアップします予定の2ステップ目にも少しだけ触れて終わりたいと思います。
とにかく重視するところは、最初の生地選び、そして柄の向きが正位置になるように出来上がるかどうかというところになります。
インテリアにお勧めのジャガードなどの生地は、草木や花柄などのボタニカルなタイプも多く、柄に向きがあります。
せっかくなので、椅子を引いた時に映る座面がクッションの柄も正位置でありたいじゃないですか(^-^)。
3種の柄の向きがある生地で正方形の低反発クッションカバーを作る(40cmx40cm用)
このようにパッと見ても柄の向きがあると感じます。
一番右のカーテン地はより柄の向きが特にクリアです。
左2点は色違いの同じ生地ですが、よく見ると向きがありまして、カットしたパーツの範囲内では柄の向きを指定した方が良いと判断しています。
短い方の45cmの上下の辺を両サイドとも三つ折りステッチ。
伸び止めテープ(平)9mmを貼ると綺麗にできました。
そして、中表にして、先に上から15cm程を先に折ります。
次に下から全体が40cmくらいになるような位置で折り曲げます。
結果、上から5cmくらい空けた位置になりました。
その後待ち針をしっかり留め、両端を5-7mmで二重縫い。
この時パンクしないよう気を付けて針がちゃんとすべてにかかるようにどうぞ。
そして、ひっくり返します。
この物理的構造は、他の製作にも引用できますので、是非ここでインプットしていただくと便利だと思います。
ひもの型紙は、縦32.5cmx横5cmを観音開き折りにして、縁の縫い代も隠してアイロンをかけ、ぐるり1周ステッチします。
そして、袋の縁に外側から縫い付けるのです。
もとある本体のステッチの線にかぶせてに列ともステッチすると丈夫で、しかも余計な線が増えずにすっきりと綺麗です。
一度失敗していまして、ぎりぎりの重なりで用尺を少なくやってしまうと、中身が見えてしまいました。
この15cmは必要というのが、失敗から得た教訓です。
椅子のデザインにフィットすることも考える、正方形ではなくカーブを描いた馬蹄型の製作へ
よって、ここからは、次回への予告のような内容になります。
今度は、今回と全く同じ考え方で、カーブを描いたデザインにフィットする型紙で椅子カバーを作っていきます。
カーブは左右対称であれば、多少アバウトでも、ストレートよりもフィット感の効果が出ますので、それほど細かく忠実に写し取る必要はないかと思います。
どうでしょう。気持ちが良いほどのフィット感ですね。
これぞインテリア。
完全に座面が忠実に覆われました。
この椅子には間違いなくカーブタイプが向いていると言えます。
あとがき
元のウレタンには不織布カバーやパイル地カバーが付いているものです。
後日の本格的なカーブタイプのクッションカバー作りの投稿では、その内部のウレタンを入れるインナー袋もカーブタイプのこの型紙を使って作っていきます。
そうしないと、滑りが悪いウレタンを直接ここへ入れるのがためらわれることと、あとはインナーカバーもあるのだという心地良さですかね。
カーブタイプはそのデザイン自体に向きがありますので、このたびの正方形のような用尺ではいきません。
縦に70cmの用尺が必要で、そこが変わるところですね。
ただ、正方形とは違い、2枚パーツになるので、用尺も少しだけ増えることになります。
もったいなく生地が余ることになってしまいますが。。
また、余った生地の使い方などは追々ご紹介していきたいと思います。
カーブタイプは手間をかけていきますが、ずっと使っていきたい好きなクッションになるための少しの苦労なのです。
では、後日のカーブタイプの投稿は、この度の3種の同じ生地が再び登場しますので比較もしやすいですし、新しい別生地も登場します。
全部で5点作りますので、どうぞお楽しみに(^-^)。