ライバルが少ないハンドメイドの楽器ケース製作、ネットをくまなく探しても見つからなかった花柄キーボードケースの完成【1265】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1か月半程前にキーボードを初めて購入。

メルカリの中古品でありがたくいただいたYAMAHAの61鍵盤。

ピアノの88鍵盤からはかなり範囲が狭まりますが、持ち運びも考えると心地よく演奏できる可能な範囲内です。

コードを覚えていきたいという学びもあり、手持ちに楽器を持っていることを一度体験してみたわけです。

YOUTUBEのオープニングとエンディングはここ数年自作曲です。

たった10秒ほどの短かい曲なので浮かんだメロディーに対してベースのような伴奏を入れていくスタイルです。

実家のピアノで録音したり、居住のレンタルでピアノをひきに行かせていただいたりでこれまで録音してきました。

キーボード購入後の目標は、コードに対してメロディーを埋め込んでいくという作曲ができるようになりそうだというワクワク感があります。

そういったワクワク感にともない、キーボードも末永く使っていけるよう大切に保管したいと思いました。

そこで、自作でキーボードケースを製作するに至ったのです。

最初にここでお話ししてしまいますが、結果は小さすぎて入りませんでした、なんと(*_*)。

型紙を作らずにマチ無しでイメージで設計してしまいました。

ところがキーボードは意外と厚みがあり、その厚みに生地がもっていかれて、マチ無しの分をマチ付きへ変更したその10cmのマチの分の左右各5cmずつが短くなったのです。

生地もストック生地のある分量でやりましたので、それほど余ることもありませんでした。

見積もりミスでしたね。

ということで、61鍵盤タイプだとそもそもその鍵盤数だけの幅が不足なので、その下の鍵盤数になる49鍵盤に対応するものになってしまったかと思います。

しかも、今度は余るかもしれません。

けれども、始終丁寧に気持ちを熱くして作って行きましたし、出来上がりは大変満足のいくものになっています。

楽器屋さんやネットですらなかなか見かけない花柄のスタイリッシュなキーボードケースの完成

49鍵盤用キーボードケース:<サイズ>縦33cmx横97/105cmxマチ10cm。
・・・61鍵盤でほぼぴったりのサイズに作ろうとしたところ、サイズ不足で失敗。
49鍵盤だとゆとりのある入れ方になるかと思います。

どうなんでしょうね。

61鍵盤が入らなかったから49鍵盤だと隙間が空き過ぎるのかちょうど良いのか。。。

しかし、間違いなく一番近いのは49鍵盤用ということになります。

<表地:黒x白花柄>モノトーン花柄系撥水防水ストレッチプリント、ナイロン/100%、日本製。

<裏地:黒無地>ダブルラッセル、ポリエステル/100%、日本製。

そもそも、ネットで販売されている黒いナイロン生地のよくあるタイプはおそらく生地も日本製ではないでしょう。

そんなところも良くあるタイプとは差別化された楽器ケースとなれるかもしれません。

生地に施したいろんなふんわり感を見る

横向きでは取っ手付きなのですが、電車などのシーンを想定し、縦向きにもワンショルダーを設置。
この肩に当たる真ん中部分はベルトが重なって3重ほどになったショルダーパッド式です。
裏地のボックスキルト(縦17cmx横14cm):もともと1mm程の厚みのあるクッション性ある生地です。
よくノートパソコンケースなどに利用されているようなあのふんわりメッシュのタイプに類似。

このキルトがかかっていることで、何か安心感というか安定感がありますね。

もともと生地自体もしっかりと整ったものですが、やはりキルトの効果は大きいです。

見た目の高級感も増すところです。

表地のダイヤキルト(10cm)と取っ手のジグザグステッチ装飾
:大きなサイズなので、よく利用しますダイヤキルトも10cmという大きめにしました。
取っ手のジグザクステッチはダイヤキルトに足並みが揃い、より丈夫にお仕立て。
ごわついたタイプもたためるかもしれませんが、たたんだ姿がしなやかであるのはこういった布地の良さ。

と、至る所でふんわり感を演出。

ふんわり感と共に、しっかり感もステッチによって生まれました。

活躍のプラスチックパーツは王道の「NIFCO:ニフコ」社製と「YKK」社製

幅38mmのバックルは「NIFCO:ニフコ」社製:バックルは確実な留め具の1つ。
これを全部で4セット均等な間隔で取り付けました。
バックルを外した時の様子。
横向きのワンショルダーのDカンとナスカンは50mm:こちらは「YKK」社製。

取り外すことが出来たり後の長さ変更ということがあれば、やはり直接縫い込むよりも、Dカンで1クッション置き、更にナスカンで留めるという2クッション置きました。

無理な体勢はステッチが歪みますので、製作そのものの縫いやすさもありこうして切り替えたのです。

バックルの長い方の付け根の様子(右の共布生地の方です)
:こうして背の部分に長い方を取り付けて、アシンメトリーに設置。
てっぺんだとキーボードが傷つきやすいからと影響のない位置に引っ込めるのです。

あとがき

意外とスムーズに作れたなあというのが感想です。

その理由の1つには、ダイヤキルトやボックスキルトが大きいからです。

そして、そのステッチの針目が5mmというのも進みが格段に速かったです。

それでも、こうした手間がかけられたものに仕上がります。

大きいものは、キルトの大きさと針目の調整でスピードを工夫できるヒントになるかもしれません。

かえって、通常の3mmなどでは、キルトにしわが寄ることもあり、5mmが楽をしているわけでも決してないのです。

自分に使えなかったことが非常に残念ですが、結局、「よくできたものは他の人にご利用いただくという運命」なのかもしれませんね。

自身の分は、違った形でまた再製作を始めています。

今回とは全く違った生地で作りますので、どうぞお楽しみに(^-^)。

図書館で本を複数冊借りている私、実体験からのニーズで作った本専用の四角いバッグ【360】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お部屋に本を置く場所を確保しておらず、本はレンタル(図書館で借りる)と決めております。

少し、生地の事典のような本は手持ちにありますが、引き出しに入れるほどの数冊のみ。

以前に300冊ほどの文学を日本、アメリカ、ヨーロッパ、などと分けて古本で集め、棚に収納していたことがあります。

とっても場所を要する保管でした(^_^;)。

学生時代に授業でも習った「アメリカ文学」については、楽しい、面白いでもない複雑な心境になる点がありとても魅力的でした。

えぐいとか残酷といった感じなのか、「二十日鼠と人間:ジョンスタインベック」とか「華麗なるギャツビー:フランシス・スコット・フィッツジェラルド」などはアメリカ文学で、両方共映画になっていますね。

「ギャツビー」の方はキャストが変わって年月を経て数回の映画になるというくらいのもの。

本もあくまでヒント。

そのまま実行していくような参考書とかテキストではないので、たくさん読んでいろんなことが自分の中でつながって、独自のコンテンツとしてやっとアウトプットできるものです。

時間がじっくりと必要なことです。

だからこそ毎日読むくらいの頻繁な本との接触が良いとお勧めしたいのです。

さて、このたびは、図書館を利用するスタイルがすっかり定着した自身が、専用のケースとして、本入れになるようなバッグを作ってみましたのでご紹介したいと思います。

内側に中綿キルト裏地を貼りふんわりと、そして本がこぼれないようにベルト付きのバッグにした

私が通う図書館では一度に6冊まで借りることができます。

実際は、6冊ともなると本のボリュームにもよりますが、延長を伴いなんとか読み切るか、更に借り手がない場合は新規で更新し直して引き続きレンタルできます。

せっかくなのでめいっぱいの6冊を借りたいと思うことが多く、バッグにまとめて持ち運びします。

そうして、お財布やスマホが入っているメインバッグとは別に本専用を求めるようになっていきました。

本を傷めないように、内側に中綿キルトを設置していきます。

<裏地>コーティングプリント目止め加工、ナイロン/100%、日本製。ここへバイアスキルトを掛けました。
<表地>ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。四角いフォルムをピンタックで演出。

金茶色がシックです。

この生地自体が肉厚でクッション性があるものになります。

こんな風に補強の底ベルトの真ん中をトンネルにしてベルトを通します。
そして、入り口を本を包み込むようなイメージで縛りました。

入口の結び目を金具できちんと止めていくような考案の結果生まれた、「田楽:でんがく」という本用バッグ

最初は、このように結び目を自分で作るという開閉でしたが、もっと確実な留め具を設置しました。
完成品:「田楽」(本入れバッグ)。<サイズ>縦20cmx横28cmx横9cm。

金具を付けたとたんスタイリッシュになりました。

本入れだけに使うのではないということにも期待できます。

ところで、このバッグの名前「田楽:でんがく」は、その角々しいスクエアぶりがまるでお豆腐やこんにゃくのようにすっきりとしたその様相から名付けてみました。

あとがき

この記事の初投稿は2021.02.02です。

その後ブログ記事も手直しをしておりまして、現在2024.03.09に「リライティング」の順番がこの記事に該当。

3年後の今もお伝えすることになりました。

現在も全く変わることなく「図書館ライフ」を続けています。

現在読んでいるのが、他でもない冒頭の「アメリカ文学」の作家の紹介の本。

その時代の背景と作家の経歴をふまえた2ページずつに渡る様々な作家のエピソードです。

とても楽しく、アメリカ文学の謎、「なぜああも残酷な内容なのか」をいつか紐解きたいとその謎に独自に迫っている次第です。

事業とは関係のない分野でも、必ず読書から得た知識は自身の観念に溶け込み、新たな自分の考え方が生まれます。

図書館ライフ素敵です。

たくさん本を持たなくてもどんどん本を読んで行けるのです。

そんな時に、たとえ借り物であっても大切に使い、ありがたくお返しできるよう、ふんわりと守られた本専用のバッグに入れて持ち運びたいものです(^-^)。