ただ物を入れてそこに置いてあるだけの日常に溶け込んだ「入れ物」の存在感、役割を持った芸術品であるがゆえに更に美しい【1261】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「入れ物好き」と自称してもう20年程になります。

きっかけは2002年秋に一人暮らしをし始めた時だと思います。

すべてが自分の好みでインテリアを展開していくことの自由の素晴らしさを知り、収納アイテムを集め始めました。

そのような中で、「パンダン」「木製」「ブラウン」など、特化したアイテム達が集結してきたのです。

このたびは、実際にインテリアで活用の3アイテムをご紹介しながら、たかが「入れ物」が随分な「芸術品」であることをお伝えできればと思います。

物を入れてそこに置いてあるお部屋の中のいつもの「入れ物」、機能に加わった「芸術的美しさ」には眺める価値が生まれていた

「パンダン」:古新聞ストッカーとして利用中。素材は、当南アジア(特にインドネシア)の産地品の水草。

広い面積の葉っぱを重ねて、イントレチャートの様相で編み込まれた作り。

そして、シックな塗装カラーでレザー級の味わいを実現の高級感あるインテリアボックスです。

パンダンとの出会いは遡ること30年くらい前だったと思います。

ある手芸屋さんで見つけたインテリア小物のハートのアイボリーカラーが最初の出会いでした。

今まで見たことが無い異国情緒あふれたアイテムだったことに新鮮味を感じ魅せられます。

その後、2010年代からどんどん輸入が増えていったのでしょう、ネット通販の高まりも相まってネット購入で複数を集めるようになりました。

高級感がありながら軽くて、安全性も感じられるソフトな素材なのです。

「タッパー」:香辛料入れ(砂糖・塩)として利用。ブラウンカラーのヴィンテージ物。この色は昔のモデル。

モデルチェンジにより、このブラウンカラーは現在はありません。

茶色はヴィンテージ物のリユース品ですが、こういった物でもまっさらの新品より好みのカラーが良いのです。

ブラウンはかなり昔のタイプであったと予想します。

かえってこのカラーが希少だと思っておりまして、この2個の他には、もう1つ同じサイズともっと大きなサイズをお米ストッカーとして冷蔵庫で使っています。

お米は冷蔵庫で保存しているのです。

生地入れ:ゴブラン織り花柄のヴィンテージボストンバッグ。容量を利用してインテリアで入れ物に特化。

花柄がマルチカラーで素敵です。

ゴブラン織りのバッグも現在は限られた存在です。

そして、生産国が日本製やヨーロッパのものはこれまた希少です。

このバッグをお洋服に合わせたことは一度もありません。

お洋服に合わせると、古典的になり、抜けた感じを表現しにくいので、同じバッグであっても、お洋服用のバッグとは区別しているのです。

あとがき

インテリアの「入れ物」は、そこで静かに佇んでいるので動きがありません。

ということは、「擦れ」や「傷み」が起きにくく長持ちです。

長持ちだからこそ、時々目に映るその姿が「素敵」であった方が楽しい毎日になることでしょう。

「入れ物」はいわば、「機能を持ち備えた芸術品」であると言えるのではないでしょうか。

身の回りのもの1つ1つを丁寧に見渡しながら、愛着を持って持ち続けていくことをお勧めしたいです。

せっかく、「入れ物」として活躍してくれているのですから、時々有難い気持ちを込めて「愛でる」ことでその当たり前の確かな存在感に気付くのです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

カルトナージュではない、縫製によるセルヴィッチデニム製の蓋付きボックス製作はトートバッグと全く同じ作り方を引用している【271】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作において、デニム、帆布などはその頑強さの利点から多く材料に使われます。

このたび、自身も実際にもったいなく余ったセルヴィッチデニム生地で蓋付きのボックスを製作致しました。

同時に余っていたタータンチェックがいかにもデニムに相性が良いと感じ、ネイビーカラーのテイストで初めて箱を作るということをしました記録です。

14オンスといえどもやはり所詮は生地であると、次回への課題を持った「贈答品を入れる梱包材」のようなデニム製蓋付きボックス

まず、表地は、セルヴィッチデニムの14オンス相当の硬めの物。

そして、裏地は、デニムによく映える黄色の色が入ったタータンチェックです。

14ozのセルビッチデニム(紺色):セルヴィッチデニム、綿/100%、日本製。
角の部分にカーブを付けた作りやすさの工夫:これでも結構困難ですが、とぎっとぎのスクエアよりも確実。

角のカーブは、誰がやっても簡単ではないので、ある程度仕方がない部分ではありますが、コツはあるのです。

集まって集中するしわを縫う場所と無関係な内側へ寄せて縫う場所をいかに平らに確保するかをミシンを時々休止しながら手で調整することがコツです。

裏地用の先染めチェック:先染コットン、綿/100%、日本製。

カルトナージュなどとの違いは、あくまで直立の状態を生地の硬さが支えることです。

表地と裏地の縫い合わせの場面:こちらは、浅い方なので蓋にあたる部分です。

縫い代をバッグ作りと何ら変わらぬように同じように隠します。

箱と言ってもたくさん開くので縫いにくいことはなかったです。

もし、ここへハード厚芯のようなものを入れていたとしたら。。

また別の縫いにくさや針が通らないという悩みが出るかもしれませんが、このたびは生地だけです。

あまり思うように出来なくてほぼお手上げでしたが、とりあえず、形を整えるために、4隅にピンタックを入れちゃんとした真っすぐフォルムを出そうとしてみました。

角にピンタックをつまみます。裏地にもピンタックを内側へ突き出しでやってあります。
デニムボックス完成:A4書類がファイルごと入れられます。
中側:チェックが目を引きます。ダイヤキルトなどをかけるともっとちゃんとしたものになると思いました。

もし、次回同じように蓋付きボックスを布で作るとしたら全面キルトにしてまずは1面ずつの頑強さを追求するところにポイントを置くと思います。

またの機会に別生地で製作にあかつきには、当ブログ記事でご紹介してまいりますね。

この度のボックスは、お取引先様への開店祝いのプレゼントを入れる梱包ボックスとして利用させていただきました。

あまりずっと使えるものではないと判断し、「遊び心のある梱包材」といったところです(^_^;)。

あとがき

デニムの使い道はバッグだけではないということの1つの例になったと思います。

もっと改善していけば、デニムで縫製による蓋付きボックスは可能だと思いました。

蓋にも箱にも裏地キルトをかけることでちゃんとしたフォルムが出来、ラインがまっすぐになっていくと見ています。

最初1発では成功はなかなか実現できないものです、現実の厳しさをことこん味わいました。

例えば、A4の書類を保管するための箱1つにしても、100均なのか、こうした縫製によるハンドメイドボックスなのかでは希少価値がぐんと変わります。

「あまり世の中で実現されていないアイテムをあえて縫製で挑戦する」、よろしければ、ハンドメイドをしている方はここを引用してみて下さいますとうまく共有できそうです(^-^)。