フクレニット生地のペンシルポーチの「中表型」の失敗から「外表型」の成功へ、中表で事前製作したプレートを組み立てて作り上げることの自由度【1305】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

多くの裏地付きトートバッグで採用されている「中表」の作り。

表地と裏地を別々の袋として作っておきながら、最終的に合体して重ねて1つになります。

同じ構造で先日ペンシルポーチを作ったのですが、ニットであることが原因か、ラインが上手く出ずにいびつな形になっていました↓。

おせじにも美しいラインとは言えません。内側に裏地も設置の良い作りは目指したつもりだったのですが。。

この納得できなかった作りのペンシルポーチを今一度別の作り方でトライ。

元の型紙は全く同じ型紙を使い、2点の出来上がりを比べる実験を興味深くご覧いただければと思います。

信じられない、この2つが元は同じ型紙であったことが。。「外表」の出来上がりのラインの美しさは「中表」だけで作ることの可能性の不足を証明した

<型紙>縦8.5cmx横22.5cm。左右の下のカーブは半径5cmの円の一部をコンパスで利用。

前回のように同じ型紙を使用します。

表地x2枚、裏地x2枚にすべて接着芯を貼り、このたびは、表地が丹後ちりめんのニット、裏地も黒無地のパワーネットでニット芯を接着。

そして、更に、伸び防止に伸び止めテープですべての辺の縁を固定。

カーブはバイヤス、横線はストレートなのですが、後からの反省としては、ファスナーのうねり防止のために、ストレートの部分は伸び止めテープを3枚重ね貼りをするべきでした。

ここまでしないと、ファスナーのうねりの解消が目に見えて現れないのです。

あらかじめ表地と裏地を中表で縫い、ひっくり返してプレートパーツを製作。

そして、ファスナーへ「外表」で縫い付け、残りのカーブ部分を「外表」で縫い合わせて完成です。

プレート組み立て型のペンシルポーチ:<サイズ>縦7cmx横20.5cmxマチ無し。

裏面も見てみます↓。

課題としては、縫った位置の端からの距離が不統一、徹底することででもっと綺麗になると思います。
以前に製作の「中表型」:ラインが曖昧で、同じ型紙で作ったとは信じられないほどです。
「中表型」の後ろ面:左右のバランスも合っていないです。

では、ここからは比較していきます↓。

厚みの比較:前者の納得いかない方はひっくり返しの物理的な影響で膨らみます。その点は利点になります。
バッグの中をミニマムにすっきりとさせたい場合、ペタンコの方が場所を取らないとも言えます。これも利点。

結局は作り方の違いで一長一短あるわけですが、「外表型」では、カーブラインがはっきりと綺麗に出たことで、このデザインの場合はこちらが向いているとジャッジ。

「外表型」は、ラインが曖昧になりがちなニットでも、ちゃんとカーブがクリアに出るのです。

一方で、「中表型」の良い点は、「反る」物理的フォルムが影響して自然にふんわり感が出せることです。

よって、製作するお品物によって都度判断しながら「中表型」なのか「外表型」なのかを選び分けると良いです。

後者の「外表」は実際には、「中表+外表のコンビ」が実際の作りです。

そして、このたびの「外表型」の成功で、更なる無限性を感じました。

「中表」で縫い代を隠したプレートさえ作っておけばあとは組み立てていくだけなのですから、思い描いたデザインが実現しやすいのです。

ひっくり返し型では布では形がクリアに出にくいバニティなども、過去にはこの「外表」のやり方で実現でしてまいりました。

複雑な構造にトライする際に出来るだけシンプルにイメージできるのがこの考え方、「本当に作りたい形」を我儘に現実化してみてくださいませ。

あとがき

確かに、このたびのような「中表+外表混合型」の作りはデザインの広がりは見込みます。

しかし、この作り方も限界があり、厚みが増すことで、ミシンの押さえが脱線して縫いにくさが生まれます。

そこをどう解決していくかは、ピクチャレスクもまだ解けていない課題なのです。

製作の道を歩む途中の段階としては主に2019-2020年辺りにたくさん採用してきたやり方です。

しかし、その後製作の技術も「腕が上がった」と自分で言えるほどに成長したのです。

いよいよこの段階に来ますと、綺麗に完成できないと分かっているものをわざわざ作らなくなります。

所謂「完璧主義」「プロ意識」に近くなったということです。

しかし、実際にはこうして自分の身の回りのものは不完全でも作っているわけですので、「商品」なのか「自分使い」なのかで引用が分かれている現在です。

一度、この「外表」についてご意見を持ってみてくださいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

返し口を作らなくても、マチの角が返し口になる便利さ、あえて手間をこめる巾着袋内蔵のリュック作りのただ1つの休息の場所【781】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「餅巾着:もちきんちゃく」という名前のリュックを連続製作しております。

違う素材1点物を都度作りながら、シリーズとして同じデザインで連続製作をしながら途中のポイントをご紹介しています。

完成した時には、お写真や動画と共にその姿を同じようにご紹介しております。

メッシュ素材は、集めてみると様々な種類があるもので、それぞれの味わいがあります。

このたびは、「メッシュシリーズ」の最終の1点となりまして、重要な締めくくりの製作となっています。

リュックの構造は、裏地付き、巾着袋内蔵ですので、①巾着袋作り②裏地パーツ作り③表地パーツ作りという3つの構成で出来上がっていきます。

通常の単品の巾着袋と違う点は、リュックの内部に設置して、マチで縫い付けて固定するという構造である点です。

ということで、このたびは、①の最終の作業ということになります。

安心な設計とセキュリティーを考えたものになります。

この巾着袋パーツをひっくり返すシーンを後で貼ります動画で楽しんでいただけたらと思いますので、当記事では、その時のポイントを綴りたいと思います。

わざわざ返し口を決める必要がない楽ちんさ、マチの穴を利用するひっくり返しの仕方はこの構造ならではの特徴

マチを空き口としてひっくり返しをスタート。
無理をせずやわらかに内側の部分を引っ張り出します。この時に、マチの縫い目に負担がかからないよう。
完全にひっくり返りまして、裏地部分の紫色が中に入りました。二重仕立ての完成です。

今回のポイントは、ひっくり返しの返し口にあたる空き口が、マチとして既に存在している点が作業のしやすさのメリットになります。

自然にそんな工程となったものでしたので、計画したことではなかったのですが、マチは後で裏地と重ねて裏地にドッキングするので、ひっくり返すところまでは開きっぱなしで良いからです。

必要な分量の返し口にあたる分量がマチに確保されていたので、ありがたい偶然でした。

ただでさえ、手間をかけた内部に巾着袋の裏地付きを設置するという構造ですから、ほんのわずかな箇所ですが、楽ができるのです。

あとがき

製作において、「楽」を一番の軸に置くのではなく、「良質さ」を追求した結果起きた「楽さ」をいただいた意外なケースでした。

ひっくり返し口は、「縫い閉じる」という作業が後から追加になり、この1手間が無いということが「楽ちん」です。

今後も、必ず「良質さ」を追求したご提案をしていくのだと、このたまたまのミラクルの「楽さ」によって改めて決意を固めたのでした(^-^)。

部屋で気軽に使える簡易ケースのような存在、「外表」で組み立てる柄物残布を利用した裏地付き眼鏡ケース【81】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

近視の方はお部屋では眼鏡をかけられることが多いと思います。

外す時は、お風呂に入る前と寝る時くらい、お出かけのときは、コンタクトレンズ装着ということも。。

このたびは、わずかに余った素敵な柄のはぎれを利用し、裏地付きの眼鏡ケースを4点同時製作しましたのでご紹介します。

残布の分量に合わせて、10分丈と8分丈に分かれるラインナップの工夫もあります。

残布がわずかに足りないことで決してあきらめず、ユニークな展開へ運べるようなヒントになればと思います。

表地に合う裏地選びもはぎれストックからチョイス、お部屋で出し入れのストレスなく使える柄物の眼鏡ケース

これらの4種の柄物のはぎれを存分に利用していきます。左1種のみ残布が多めなので10分丈、右3種は8分丈です。
裏地は2種を合う柄と組み合わせて利用します。ブルーグレーの方は左2種に、グリーンの方は右2種に利用。
生地詳細(左から右へ):①紬シルクプリント、絹/100%、日本製。②シャンタンプリント、ポリエステル/100%、日本製。③ジャカード、綿/55%、ナイロン/45%、イタリア製。④ジャカードプリント、ポリエステル/100%、日本製。⑤ジャカード(ブルーグレー)、ポリエステル/100%、日本製。⑥プリズマン(グリーン)、ポリエステル/100%、日本製。
型紙・裁断・芯貼り:10分丈の型紙の底2.5cmを折ると8分丈です。カーブはもっと削った内側の線へ変更。

右下は接着芯全面貼りに加えて、更にハード薄芯をボンドで貼りました。

そうすることで、出来上がりが眼鏡ケースみたいなハード感を出してくれます。

裁断の向きは要注意、「アシンメトリー」なので一緒に組み合わせる仲間は対称に裁断しなければ重なりません。

このゆるやかなカーブが、完成後の使用時の出し入れのしやすさに影響すると思います。
返し口を直線の位置で決め、縫い代1.5cm(1cmの方が良い)で表地と裏地を縫い合わせしてひっくり返します。
左は、ひっくり返し後の外回りのステッチの固定、右は、その後2パーツを「外表」で縫い合わせ完成へ。
眼鏡ケース4点完成:<サイズ:10分丈-左>縦17cmx7.5cm。<サイズ:8分丈-右3点>縦14.5cmx7.5cm。
8分丈と10分丈の眼鏡を入れたサイズ感:頭少しはみ出す感じが左の8分丈、右の10分丈はフルにかぶります。

あとがき

こうしてはぎれ製作をした者が言えることがあります。

確かに利用したのは残り物の捨てていたかもしれない残布。

しかし、何か物を作ってしまえば、もうそれはどのような経緯の材料かなど関係がないとうこと。

すべての製作品に対しては同じように時間を注ぐわけであり、そのパワーと価値を大切にします。

よって、適当で良いのだというバイヤスな見方をやめ、どの製作も丁寧に平等に熱を注げると良いと思うのです。

はぎれで作ったのだという経緯は、後にエピソードとして添えることで、そのストーリー性の価値も加わることがあるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

布製の「外表」で作るリュックの課題、組み立てステッチが美しく出ないのは余計な縫い閉じステッチが原因【77】

アイキャッチ画像77

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグの<同素材シリーズ>の最後です。

共通の表地と裏地をあえて使用し、全く違う5デザイン①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作してまいりました。

いよいよシリーズの最終の⑤が完成したのです。

当企画で、素材が共通であることでデザインの違いによる難易度の違いやその後のデザインの絞り込みへの良きヒントが得られたと思います。

ピクチャレスクとしましては、最後のリュックは、人間が携える場合に「シンメトリー」というバランスを考えても、一番健康的なデザインであると思います。

背中にすべてを任せ、両手が自由に解放され、左右のバランスが良いバッグという点で①-⑤の中では強力なアドバンテージとなりました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.21からおよそ5年半後の2025.03.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2019年ではまだ実感していなかったのですが、2020年以降くらいでしょうか、圧倒的にリュックの存在感が世間では際立っていく流れがありました。

<同素材シリーズ:リュック-後編>「外表」組み立て縫いで出来上がる課題、ステッチが汚く多重に映ることの解決案を得た

この度のリュックに限らず、①②④に関してもこれまで「外表組み立て式」で製作してまいりましたが、縫い目の不ぞろいの課題がどうしても残りました。

板状のプレートパーツを「中表」で完成する時に、周りに端から3mmのステッチをかけてしまっていました。

組み立てる際に更に別のステッチをしますので、事前のステッチに重ならず、出来上がりが汚いステッチになるといった具合。

何度やってもぴったりではない部分がどうしても出てきました。

そうして汚い糸目で完成したミニリュックを見ながら、次へとつなげる解決案を考えるところで締めくくりました。

その解決案というのは、「中表」の後の返し口はボンドで、その他の部分もステッチを入れないで次に進むという「行程削除」の案です。

では、ここからはざっくりとパートごとの工程の一部をご覧いただきます↓。

前半の続きの直後の取っ手付け:仮止めしてあったDカンの2個横並びの外部を覆うように取っ手を仮止め縫い。
後に工程削除の外枠ステッチ:課題となった部分の見直し前のやり方、ステッチをここでも入れていたのです。
ファスナー取り付けの一部:ファスナーのボックスステッチを二重にかけている場面。
ファスナー付きの口布と本体の合体(外表):後の見直しでは、ここで初めてステッチが入ることになります。
サイドや底の合体後のフォルム:底とサイドの狭間はまっすぐラインが原因で難関になります。下は底のDカン。
リムーバブル底板:底板はこのようなサイズ感です。内蔵ができない構造なので生地に包み込んでの設置。
ミニリュック完成:<サイズ>縦23cmx横22cmxマチ7cm。全体のパーツバランスは悪くないと思います。
その他の角度:左から右へ後ろ面、正面斜めの2角度から。豆の半分が顔を出したようなかわいいカーブライン。

このカーブのラインはバランスが良かったと思います。

お洋服のコーデ例:デニム上下と。黒・パープル・ピンク・白・グレーなど青味やモノトーンと結構幅広い相性。

あとがき

さて、冒頭でお伝えしましたように①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックの5型すべてが完成しました。

2025年現在から見ると大変未熟な製作ではあるのですが、この挑戦は非常に後になってデザインを絞り込むための重要な体験になったのでした。

せっかくのシリーズ物ですので、後日の投稿【78】で同時に登場の投稿をしまして、それぞれ独自の名前を付けました。

そして、その次の【79】では、初の英語バージョン、【78】を英語にしたような内容でYouTubeも英語でナレーションしました。

引き続き【78】【79】にもお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

街行くおじさんのマチ厚コンパクトポーチからの着想、ぎっしり詰め込むイメージで作るミニボストンのフォルム【72】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドバッグ製作では、<同素材シリーズ>という企画を続行中。

同じ生地で共通に全く別の5種のデザインを作ることで、デザインの違いの比較が顕著に。。良い研究になりその後のデザインの中での絞り込みに大変役立ちました。

5デザインというのが、①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックで、どれも立体的なフォルムをしている最もオーソドックスなデザイン。

このたびは、④に着手、後半部分を含む完成は【73】の投稿でご覧いただけます。

当記事【72】の前半部分では、ポケットを内蔵し・ショルダーカンをあらかじめ縫い付け・取っ手のいアイレットカンを取り付けた本体プレートが前後面共に完成したところまで。

主にミニボストン型を思いついたきっかけを中心に綴らせていただこうと思います。

<同素材シリーズ:ボストン-前編>メンズアイテムからの引用、当たり前のように作られたオーソドックスさが魅力

もともとバッグは、大昔は男性特有の持ち物でした。

洋服の定番デザインの多くもメンズ専用であることが起源であることも多いのです。

ある日、ふと街角ですれ違ったおじさんの「中身たっぷりポーチ」を目にしたことがあります。

ちょうどファスナーを開けて中を見ている場面ですれ違いました。

そのポーチは立体的でマチが大きく、非常に安定感がありました。

ナイロン製でファスナーが真ん中に付き、ちょんと取っ手が付いたようなセカンドポーチ。

あれが可愛い柄になるとどうなるのか。。などとイメージしたのがこのたびのミニボストン型になります。

左(黒地xパープル系花柄):表地-風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。
右(パープル):裏地-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

↑①-⑤の製作に共通にこの2種を使用させていただきます。

ショルダーDカンの縫い付け:早期段階で取り付け。1)使いやすさ 2)見栄えの美しさ、3)取り付けやすさ。

意外と3)をないがしろにしがちですが、良質なバッグを作るためには一番大切な事であるとも言えます。

決して怠慢なんかではありません、作り方をシェアしていく上でも必ずここの問題にぶち当たるからです。

ファスナーポケットの裏側:あらかじめ表地にも裏地にも合計2個で取り付け。ミニバッグでは2個は充実。
「中表」縫い:カーブを含むデザインではこのやり方が綺麗。返し口をストレートの箇所で行います。
後に見直したこの時点での外枠ステッチ:これをしてしまうと最後の組み立ての縫い合わせと糸が混み合い汚い。
取っ手部分のホール作り:片面ハトメのアルミ製を利用、アルミ製は「プライヤー」がセットで見つかります。

「カワグチ」様の製品を使用させていただきました、ありがとうございました(^-^)。

本体パーツの前後の完成:ここまでがこのたびの進捗度。イメージが湧いてきましたね。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.17からおよそ5年半後の2025.03.13にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

先程の外枠ステッチの見直しのご説明の通り、後にこの外枠ステッチはプレートのみの完成時点で「無し」が正解であると考え直し。

返し口はボンドで仮止めするにとどめます。

そして、後半のファスナーの口布パーツとの縫い合わせの時に、「外表」で初めてステッチが1本のみ出るというのが綺麗だと解きました。

それでもぴたりとパーツの縁のラインが綺麗に重ならない困難さは、こうした作り方の限界、後に「外表」の縫い合わせを全面廃止してしまった2025年です。

「そうすると、もう作れるデザインなんてないのではないか。。」これが、ミニマムな少数のデザインに絞っていくためのむしろきっかけになりました。

枯渇した中で生まれる本当のミニマムさを後に知ることになります。

そこに行き着くまでには、このいろいろなデザインを作る過程は必要なことだったのでした(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

メイン製作と何ら区別無い裏地付きの製作スタイル、ファスナーをしっかり付けた半月型マチ無しポーチの可能性【67】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、【38】の投稿でご紹介しました「ビッグボストンバッグ」製作の残布を利用しましたはぎれ製作です。

残布は、メインバッグ製作中はも臨時で必要なケースがある場合まで保管。

完成した後で使用という順番が望ましいと思います。

メイン製作で追加したい小さなパーツなどは残布から利用できることがあるからです。

このたびのはぎれ製作でもボストンの時と同じ組み合わせでパープル系小花柄のナイロンオックスとジャガードまだら柄のパープルコンビ。

ファスナーをしっかりと取り付けストラップを付けることで、小さなバッグのような存在になったところが特徴です。

ポーチとバッグの中間的存在、ファスナーがしっかりと付いた半月型ストラップ付きミニポーチに見込める多数の使い道

表地(右):ナイロンオックスプリント(はっ水加工)、ナイロン/100%、日本製。裏地(左):ジャガード、ポリエステル/100%、日本製。
はぎれ製作はメイン製作とコンビを変えることがありますが、このたびは同じ。パープル系は人気カラーです。

では、製作場面の中で、裁断やファスナー付けの部分をご紹介しながら完成まで行きたいと思います。

本体の型紙:縦12.5cmx横20cmの長方形の両端底を半径5cmの円の一部のカーブで形作ったもの。
その後パーツ自体も粗裁ちするやり方に変えました。2019年は先に生地のみで裁断後接着芯貼りの順番。
ファスナー取り付け:カットしたファスナーの両端に事前に表地でカバータブを設置しておきます。
ファスナー縫い付け(2連):タブの底辺ぎりぎりから始め、タブが飛び出すようなバランスで。ステッチは二列。
半月型ストラップポーチ完成:<サイズ>縦9cmx横15/17cmxマチ無し。ストラップタブは角カンで設置。
しっかりとファスナーが取り付けられた様子:サイズを変えれば、このやり方をメインバッグに引用できます。

あとがき

「外表」の組み立て式の作り方は、ひっくり返しに限界を感じたことから考案した作り方。

「中表」で最後までいくやり方は、頭の中に出来上がり構造の展開図が浮かびにくく、そういった想像が苦手であった悩みの打開策でもありました。

「外表」の良い点は、ファスナー仕様において心配されるファスナーへの無理強いによる負担などが無いこと。

しかし、裏地の色によっては表地の隙間から生地がのぞくという事態になります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.07からおよそ5年半後の2025.03.08にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年でもこの「外表」製作には気持ちに引っ掛かりがあります。

伝統的な「中表」でひたすら作っていくやり方の意味をもう一度理解しながら、伝統的なやり方を実際に行ってから最終的な選択をしていきたいと思っています。

ただ研究期間の技術力もままならない2019年において、様々なデザインに挑戦できたことは、他でもない「外表」で進めていったおかげだったのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

両開きファスナーにはうねり防止の伸び止めテープ、生地の質も相まって整った風通ジャガードバニティーバッグ【65】

アイキャッチ画像65

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま、シリーズとして、同素材で5デザインのミニショルダーバッグを作っていく「同素材シリーズ」というハンドメイドバッグ製作を続行中。

①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックとバッグの中では伝統的な立体感ある超オーソドックスなデザインでミニショルダーバッグが出来上がっていきます。

このたびは、②バニティーが完成した場面をお届け。

特に、両開きファスナーが本体にどう合体していくのかという裏側の様子も知っていただくことができます。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.05からおよそ5年半後の2025.03.06にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2025年からの目線も交えながら、課題点などを客観的に挙げていきたいと思います。

<同素材シリーズ:バニティー-後編>必ず見つけられる黒のダブルファスナー、バニティーバッグをうまくまとめてくれた

あらかじめ「中表」でひっくり返した後「外表」組み立てのやり方の中でも特殊な「中表無し」のやり方。

2025年の見解では、短い辺の両サイドを空き口として、長い上下の辺は「中表」でひっくり返した方が作りやすく辺のラインがまっすぐに仕上がると考え直しています。

今までのどれでもない方法です。

同じように表地と裏地がくっつくにしても複数の経路があるということですね。

完成した本体パーツ(左上)と蓋のマチパーツ(右下)に縦半分にカットした黒の伸び止めテープ(平)を接着。

本当はファスナーに貼りたいところなのですが、貼りにくいので生地の方に貼っています。

ファスナーの取り付け:左上から右へ、本体パーツ(下側)と蓋のマチパーツ(上側)をファスナーに縫い付け。

よく見ていただきたいのが、2列で縫い付けていることです。

ファスナーの横の端からわずかな場所に2列目が載るようにという技術が必要です。

「中表」ひっくり返しの伝統的なやり方では、おそらくステッチは1本、ファスナーの横の部分は生地の中に隠されます。

しかし、「外表」のやり方はファスナーが全部丸見えなのです。

ファスナーヒラヒラ不安定な1本目のみのステッチの状態を、2本目のステッチが大きく貢献。

ファスナーが生地にすっきりと密着してくれるためのどうしても必要な2本目なのです。

立体的な部分:先に側面が設置されたファスナーと蓋のマチを合体しておいてからペタンコの蓋と合体の順。
バニティーショルダーバッグ完成(パープル系ボタニカル柄):<サイズ>縦19cmx横22cmxマチ12cm。
お洋服とのコーデ例:アイテムはすべてネイビーです。少し青っぽさが入るバニティーバッグに合うのではと。
外表の製作気持ちの上での引っ掛かり:この隙間から裏地が見えること。実は製作者本人が気になっていること。

中表の伝統的な手法にはこの解消の意味もあるのではないかと思うと、そのやり方で仕立てていないことで気持ちが引っ掛かってしょうがないのです。

確かにこの「外表」作り方だったからこそ一歩難しめのバニティーに足を踏み入れることができたことがまずは認めたいこと。

ただ、今後もたくさん作っていき、この手法をご紹介していくことを考えると、自分がまだ腑に落ちておらずなかなかお勧めすることへの気が進みません。

2025年の内に、引っ掛かりの気持ちを解消すべく、伝統的なやり方をやってみようと考えている現在です。

あとがき

実は、このバッグは結局研究製作として自分使いに行き着きました。

2025年の姿はこちら↓。

2025年の同じバニティーバッグの姿:ショルダーは廃棄。なんとベープマット入れに。。金属パーツは色褪せ。

すずらんループエンドの方は、マイクロファイバーふきんでお水で拭きますと蘇りました。

しかし、Dカンは、同じように拭いてもツヤが戻りません、湿気などでメッキがはがれたと思われます。

5年半経っても何も変わっていないのが、元のイタリア製の高級生地の風通ジャガードでした。

こうして考えると、やたら金属パーツを取り付けることの無駄とデメリットを感じます。

金属パーツなど最小限で良いということです。

2019年当時の不足した技術力の割には、まずまずの出来だったバニティーバッグ。

これは、他でもない生地の良質さにあり、ややごわついた質感の生地が製作をスムーズにしてくれていたという感触。

バニティーバッグは、厚みは控え目である程度ごわついた生地が向いているのかもしれません。

難関を突破するべく頑張るというのではなく、「難関を作らない」という作りやすい仕様を考えること。

この考え方こそ今後目指すべきベクトルであると、難しめのバニティーバッグの製作が教えてくれたのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「外表」で組み立てたサッカー生地の薔薇柄ミニボストンショルダーバッグ、型破りな秋口への夏素材使用の横顔【45】

アイキャッチ画像45

あとがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、1つ前の【44】の投稿の後半の作業を含めたミニボストンショルダーバッグの完成をお届けします。

元々敷居を低くチャレンジしやすいようにと、ファスナーを含む複雑な構造を単純に解釈、あらかじめ「中表」ですべて縫い代をしまい込み解決した状態のプレートを組み立てるのみでよいという作り方。

そのメリットは形がはっきりと表れてくれることであり、反対に課題もありました。

素材の扱いやすさとしてはサッカーは◎、アイロンでの折り曲げがスムーズなことに助けられて無事完成に至ることができたのです。

ファスナーが取り付けられたボストン型の様々な角度から見たフォルムにもご注目いただければと思います。

ボストンバッグのシンプルな解釈、ファスナー含む口布パーツと本体パーツのみで出来ている完全密閉の優れたモデル

ボストン型やバニティなどの立体感あるバッグは2019年で主に挑戦しました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.04からおよそ5年半後の2025.02.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

技術がまだ未熟な段階の2019年では、難しそうなデザインにチャレンジしやすいようにと、自分なりの手法を考えました。

それが、あらかじめ「中表」で縫い代を隠したパーツを次に「外表」で合体するのみという作り方です。

こうした作り方をもってこのたびのミニボストンショルダーバッグが完成されたのだと見ていただければと思います。

後半の主な作業:ファスナー付きの口布パーツの縫い代始末後「わ」に縫った口布パーツを本体と合体して完成。
ミニボストンショルダーバッグ:<サイズ>:縦14cmx横25cmxマチ7cm。長財布横向き収納可能。
ファスナー周辺の角度違いの見応え:なかなかすっきりとしたフォルムに映りますのも生地のおかげ。
共布ショルダー:生地が薄手なので線コキに通りやすく共布で可能です。あえて別布で無地にするのもアイデア。

あとがき

その後のボストン型の変遷としては、底のラインを直角からカーブに改良し、ラインをクリアにしたのが2022年頃、その後ボストン型自体を廃止しました。

廃止とは言え、この時のミニボストン製作が現在への経路としては重要な1過程であることは確か。

2025年でもしボストン型をまた作るとしたら。。で想像してみます↓。

まず、取っ手はこのように取り付けるのは美しくないので底から伸びる「支柱」に、ミニサイズは作らずに大きめに作ると思います。

また底のカーブラインはやはり2022年の改良通りカーブが入っていることは正解。

そして、底の重なりは、重ねずに表地と裏地それぞれを別に内側に折り込んでの縫い代始末という新しいアイデアでガタつくこのたびのような重なりを解消。

末永いハンドメイドバッグ道、過去の製作体験はどう活かされるのかは分かりませんので、難関にも足を踏み入れておくことは無駄ではないと信じています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

あらかじめ「中表」に完成のプレート2枚を「外表」で縫い合わせた分かりやすい構造の薔薇柄のペンケース【11】

アイキャッチ画像11

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

高級なお洋服などは、特に柄をきちんと縦横共合わせて縫製されています。

そういった製作スタイルこそが、贅沢品・高級品の証であったこれまで。

贅沢品は極端な姿ですが、そもそも「裁断」という作業が入る縫製では、どれも材料の生地の多くがもったいない余り方をしている現実があると思うのです。

このたびは、もったいなく余った面積のはぎれの活かし方例としまして、表地も裏地も同じ生地を使用しながらペンケースの製作風景をご紹介したいと思います。

量産品で作られる「中表袋」を作るやり方とは全く違う、板状のパーツの合体の手法が斬新だと感じていただけるのではないかと思います。

はぎれからも立派な小物が製作できる可能性、「中表」のパーツを引き続き「外表」で組み立てるペンケースで証明

このたび利用させていただきました薔薇柄の場合は、ある一定のまとまり(「ピッチ」と呼びます)でひたすら繰り返されています。

「一番大きな薔薇の花が2個隣り合わせの部分」が1枚のはぎれの中で2回登場していますので、まずは半分ずつに分けられると考えました。

ダークなカーキグリーンベースの薔薇柄:縦37cmx横22cm。【10】の投稿のクッションカバー作りの残布。

この柄はお花や葉っぱの向きはあえて方向性が無いようにプリントされていますので、向きは気にしなくて良いということになります。

カットする前の1繋ぎの状態で接着芯を粗裁ちします。
粗裁ちした接着芯の余分をカット、アイロンで貼り、4等分にカット。ものさしを使わず折り線で気軽に続行。
縦37cmx横22cmを4パーツに切り分け。表地2枚と裏地2枚。真ん中2枚が華やかなので表地へ。

さらに、表地の方のパーツ2枚のみにハード薄芯を貼ることにしました↓。

ボンドでハード薄芯を貼り、端から1.5cmに印を付けます。後の反省としては縫い代は1cmで十分であること。

上側の口を開けておいて、コの字型に縫い、アイロンで割って、ひっくり返します。

ファスナーの先端には別布の切れ端(ぼやけた花柄)を見つけ、上下左右を折り込みカバーを縫い付けました。
ファスナーに本体の左右を取り付けていきました。この姿は、正に「外表」の仕立て方です。
「外表」組み立て式の作り方ではファスナーはむき出し。内側にファスナーが丸見えですので綺麗に始末します。

最後に表側から本体2パーツの縁2mm程度をピッタリ縫い合わせまして、2度縫いで強固に仕上げます。

完成したペンケース。<サイズ>縦6cmx横19cmxマチ無し。
お気に入りの「パーカー」社のボールペン。お好みで側面の色が多色展開のすべては黒インクのモデル。
ボールペン4本の他シャープペン4本も投入。合計8本入れることができたのは、マチ無しでもなかなかの容量です。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.03.16からおよそ6年後の2025.01.11にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

6年前の当時の作りを見て思うことは、まだまだ美しく作る技術が未熟であったと感じます。

すべてが粗野であり、革ひも先が結んだだけの粗さ・二重線の重なりの曖昧さ・重なりのずれ・ファスナーがむき出しにもかかわらず縫い付けが1本のみであるなど、課題の多い出来上がり。

これらは、その後の「外表組み立て式」を作る中で美しく見える工夫をしていく試行錯誤に繋がりました。

それでもそれなりにすっきりと出来上がったことは、こうした作り方も1つのアイデアなのではないかという点です。

その後に製作した様々な作りのペンシルポーチ:一番上から時計回りに「中表袋型」「外表半月型」「外表水平型」。

こうして、その後にも大いに活躍したのが、このたびの作り方と同じ「外表」のスタイルです。

新しい可能性として、一度引用してみてくださいませ、大きいバッグでは、より立体的な「バニティ」や「ボストン」にも挑戦しやすい作り方だと思います(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク