<経理>棚卸資産表へのダイレクト入力案【901】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の記事アップで、個人事業主の経理としての棚卸資産表関連の記事は結構お読みいただいているようで大変光栄です。

読んでくださった方、どうもありがとうございます。

【199】とか、【851】の記事が該当です。

さらにこのたび、2022年2月に実施の2021年度(2021.1月-2021.12月)の分の期の確定申告の実体験から、棚卸資産表に関する記事を過去のものも含めて3度目のアップということで当記事の【901】でお送りします。

3度も投稿があるのは、私が数年かけて、最初の頃、数年後、そして現在と体験するたびに学んだ部分を取り入れて、スムーズかつ分かりやすい、作りやすい棚卸資産表になればという変化や工夫が込められていっています。

今回が最新版となるわけではありますが、どれも、初めて個人事業主になって棚卸資産表について調べたかったり、現在の物を見直したかったりの際には、考え方としてはベースは同じで、どれもお役に立つのではないかと残してあります。

どうぞ、今回もよろしくお願いします。

棚卸資産表へのダイレクト入力法がシンプルで効率的だという考え方もある

今までは、別の表があって、その表から情報を引っ張りやすくした工夫にとどめていました。が、しかし、今回の私の自分の決算時の実体験からは、分量が多い時には、結構その引っ張るという移動作業が手間がかかり、時間を要することが分かりました。

棚卸資産表の資料となるような別の表から情報を引っ張ってくるその手間を省いて、棚卸資産に該当するアイテムを購入時にすぐに実際に確定申告で使用することになる自分のエクセルの棚卸資産表に入力していくという方法が今回です。

エクセルを使ったやり方ではもうこれ以上ダイレクトなやり方はまだひらめいていないので、今回が棚卸資産表に関する記事のいったん集大成的なものになります。

余談ですが、棚卸用のソフトがあれば、もっといろいろ工夫できますが、ここでは、エクセルで作る棚卸資産表をベースに考えた案なのであしからずどうぞ。

上下少し形状の違う棚卸資産表ですが、私の場合、ハンドメイドバッグの材料が上、出来上がりのハンドメイドバッグの在庫が下(写真付き)と分けています。ここへ、今回、さらにレンタルジュエリー用のジュエリーももう1つの表で作りましたがここでは省略しています。下の段にほぼ同じです。

この表は、仕訳の時に必要になる、前期の数字の値も出てきていて、次期になるとこれをコピーして、左へスライドさせることで、毎年同じ表を続きで使用するというものです。

仕訳の時に去年の資料をいろいろ調べる手間を省くために、最初から載せておく、これはかなり時間の有効活用と言えます。

そして、今期の分も、決算時にあわてて過去1年間の帳簿を見ながら拾っていったやり方を今回してみましたが、結構日数がかかってしまうので、この黄色いところ(今期)に、まだ1年後くらい先ではあっても何か棚卸資産を購入した時に入力していくのです。

その後、その棚卸資産だと仮に設定して表に入れてあったものが、期末には販売して出ていっていたというなら販売時に抹消すればよいので、手間としては軽いのではないでしょうか。

これで新しい期の今度の2022年度(2022.1月-2022.12月)を1年後にやってみようと思っています。

あとがき

今回の新しい考案に関しては、考え方の違いで賛否あるかもしれません。

最終的に在庫にならなかったものまでいったん載せたりするわけですのでね。

一度、私が自分がやってみて、どうだったのかなど、次の期末になったら、また記事にしてお知らせしたいと思います。

目標とするゴールというのが、最初からぶれずに変わっておりませんでして、「分かりやすくスピーディーな作業ができる」というところになります(^-^)。

全10着以内でそろえるALLビンテージのALLシーズンワードローブ【729】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ季節が変わってきました。

この記事を書いている現在は、暑い夏の残暑が消えつつある秋の入り口。

お洋服もノースリーブからそろそろ袖付きに移行し始める頃です。

今回は、私の例ではありますが、ALLビンテージ服でそろえたとってもミニマムなワードローブのご紹介をさせていただき、ビンテージ服のすっきりとした数とか、そろえ方などの例としてお話させていただきたいと思います。

仕事着がある場合、ALLシーズン10着以内可能

私の場合、個人事業主をさせていただいておりまして、お仕事スタイルがジャージです。

よって、引き出しにたたんで収納のジャージの上下が基本的な毎日の装いなので、クローゼット内にあるハンガーにかけた洋服というのはすべてお出かけ着。

ALLビンテージ古着の7着:左から、1①Givy(レナウンルック)、②Teresa Vanburen(センソユニコ)、③Parcecue Mode(パスクモード)、④不明、⑤INED(フランドル)、⑥Homme et Femme、⑦ARTESANIA by BEAMS BOY(ビームス)

そうしますと、ALLシーズンでは、計7着のみに現在はなっています。

春と秋を共通にすると、3シーズン分として、1シーズンに2-3着ということです。

冬だけは結構長いので、3着にして、後は2着ずつというのが現在。

すべて古着になります。

かれこれここ10年以上になりますが、新品の洋服を購入したことがありません。

古着の良さというものを知ると、もう新品に目が向かなくなってしまうようです。

以前は、ハイブランドの古着2ブランド程のお気に入りをひたすら集めて着ていました。

ブランドを絞ることでテイストも良い感じで、らしさも統一して気持ちが良いものですが、問題点も出てきたんです。

ブランドにこだわることで色や柄が好みの物が簡単には見つからない点です。

その結果、結局、得意でない紺色の購入に至るなどの結果、あまり出番がなかったなどということがありました。

そういった経験から、現在はブランドを気にせず、品物の良さを見るようにしています。

時にはノーブランドと呼ばれるようなみんなが知らないようなメーカーさんのお品もありますが、ノーブランドというのはただの呼び名に過ぎません

必ず、どの洋服にも立派なブランドネームが付いているわけで、それは列記としたブランドである証なのです。

このように私自身は自分の洋服の見つけ方が以前から発展してきました。

ブランド名にとらわれない、本当に良い作りの物を自分の目で見て、判断して購入するということに至っています。

有名ブランドさんの作る物なので間違いがないという考え方も正解です。

確かに名が知れたブランドのお品が悪いということはほとんどなく、その名のもとに、それにふさわしい仕事がなされているのも事実です。

けれども、そうでない光の当たらなかったお品の中にもきらりと光るお洒落さなどを見つけることができたときの喜びというものは、新しい発見をしたようで、とても貴重。

ビンテージ道の到達点には、こんな喜びがあるようです。

ビンテージ服の魅力

ここで、古着がなぜそこまで魅力的なのか。

これをお伝えします。

まずは、古き良き味わいがあるということです。

現在の古着と呼ぶようなビンテージ物では1980年-1990年代のものがそれにふさわしい経年です。

ただ心配しているのは、今後、ファストファッション全盛期のお品が古着になった時に数は多いけれども古き良き味わいがあるかというと、その点がクエスチョンですね。

そして、話戻します。次には、古着の魅力として、1点物ということですね。

個性がこよなく発揮できそうな他と被りようのない品数の少なさです。

同じお品を探そうと思うとなかなか見つけにくい点が逆に、それしかないという価値になります。

けれども、上述のように、ファストファッションであふれかえる古着市場になってしまった場合、それも似たものがたくさんある市場になるのかと思うと、本来の古着の魅力がどこかへ行ってしまう懸念がありますね。

こんな魅力を持ったビンテージ物を渾身の1着ずつとして丁寧に慎重に選んでいくわけです。

これがなかなか難易度が高いというかレベルの高いことです。

ファストファッションは簡単でした。

失敗してもまた購入し直せばよいほどの格安で、同じ物があふれかえった状況だったからです。

けれども、その難しさが、いわば、「ビンテージ道」とも呼べるビンテージのコーデの技術を高めていける奥深い趣味の道であるかと思います。

あとがき

一部のトップ企業を残しては、今後、同じデザインを大量生産として作る構造がなかなか成り立たなくなり、購入側も今までと洋服の見つけ方を変えていくことをお勧めしたいと思っています。

渾身の1着を丁寧に選んでいく洋服の選び方をしながら、もうすでに作られている古きお品の中からも選んでいくことで、これまでは無駄であった誰の目にも触れられなかった在庫のようなお品をどんどん減らしていく。

購入者である私達も、自分自身のコーデの技術も以前より高めていくことでお洒落な着こなしの人になっていく楽しく新たなる道をご提案したいと思いました(^-^)。

<経理>経理事務の枠内で見る、「在庫を持つ」「在庫を持たない」の意味【690】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、在庫を持たない事業がリスクが小さいということを提唱されているのを目にします。

この在庫を持つ、在庫を持たないというのが実際の経理の中ではどんな形でそれが表現されるのかなどをまずはご紹介したいと思います。

在庫を持っている状態の証とは?

年末の最終日、12月31日が個人事業主では、確定申告の1つの区切りの締めの日となり、バタバタ大掃除などで多忙の中、ひっそりと締め切られる重要な日となります。

その翌日からは、年明けのおめでたい日のお正月ではあるのですが、これも、早めに棚卸をして、分からなくなってしまわないうちに、残った在庫をカウントする作業が始まります。

この在庫をカウントするという在庫というものには、私のハンドメイドバッグの例ですと、材料である生地/附属類と、出来上がっている商品であるバッグ、そして、レンタルジュエリーのレンタル品の3種をカウントしていきます。

具体的に原価でカウントしていきますので、材料である生地や附属は購入時の計上してある仕入-買掛金もしくは、仕入-現金などというような仕訳の、「仕入」金額と等しい金額でアップします。

アップというのは、表にしていって最終的に合計金額を出す表です。

商品になったバッグは、原価でアップ。この材料の残る前の使った部分が主に金額の要素となります。

ここには、実際に製造して私がミシンでせっせと縫った加工賃なるものは入りません。

実際に費用がかかっていないものは入らないという考え方。あくまでも事実としてレシートや領収書、納品書が存在している外注などのエビデンスが存在する加工賃のみがここへ入ります。

ということで、在庫であるのだという証は、仕入という科目を使った計上をしているものかどうか、それに伴い、年末締めで棚卸作業をしたものなのか、ということが在庫を持っている状態ということの証となります。

レンタル業の棚卸はある、宝石のレンタル事業も立派な在庫を持つ事業

レンタル業というのが、私が行っているハンドメイドともう1つの事業、レンタルジュエリーがそれに当たります。

レンタル業というのは、同じ商品を消耗して破損しない限り、商品を調達してから長い間レンタルされていきます。

この最初の商品を調達する点で、ネットで意見が分かれています。

商品そのものの販売であろうがレンタルであろうが、商品を仕入れたときは仕入の科目を使うものだという意見。

これは、実際に税務署様にお電話でお問合せしてお聞きした貴重なご回答ですが、「在庫になる」というのが答えです。

仕入を一度どっさりと計上して、後に、売上が多数出るという日付の結びつきが一定でないアンバランスではありますが、仕入と売上は関連付いたものになります。

あとがき

以前に、いつかのブログでアップした時にお話したことがあります。

在庫を持たなくてよいから「予約販売」という形態が必要な数作れば良いというメリット。

これは、あくまで、外注依頼をしている業者さんにスポットを当てた場合です。

その外注先は、きっと、材料の在庫を持っていて、注文を聞いた時にはすぐに用意できる体制でないとスピーディーに成り立たないと思います。

そうすると、一連の川上から川下の流れを一度に見たときにどこかで在庫を持った状態の部分があるというのが、物販の正体だと思います。

けれども、予約販売が近年無駄がないという意味で推奨されているのも、最初から製品に作り上げてしまって売れ残るよりも無駄は無いと言えます。

余計な物は作らないという点では、在庫を持たないということに貢献しますね。

ただ、在庫というのは、材料と商品と2つあるから、その商品の部分を減らすというところにスポットを当てたのがよく推奨されていることの内容だと思います。

それに伴って、余計な商品を作らない分、材料も幾分かは少しだけ在庫を持てば良いということにつながるのかもしれません。

ということで、「在庫をおさえられる事業」などという言い方が一番相応しいような気がします。

売れなかった商品というものがある、ここから読み取れること【607】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私が作っておりますハンドメイドバッグも、製造ということになり、在庫が発生する事業です。

今回は、その在庫になってしまった「売れなかった商品」というものが存在しまして、その商品にスポットを当てた話題となります。

売れなかった商品から得られるヒント

なぜ売れなかったかを1点のリュックで考えてみました。

売れなかったリュック:実際に売れなかったこのハンドメイドリュックを自分使いにして使い心地を楽しんでいます。

このリュックは簡易リュックという名前で、調節機能などがないとてもシンプルな作りの物をお安くご提供というコンセプトを自分でそれなりに立てたものだったのですが、このお安くというのも効果が発揮できず、なかなか日の目を見ることがありませんでした。

では、なぜなのかを考えてみます。

まず1つに、実際私がその後自分で使うにあたって、マジックテープの開閉をこの差し込み錠に変えています。

それは、マジックテープだとすぐに生地の重みや厚みで外れてしまう事態が起こり、使い物になりませんでした、

常に入り口が開いてしまうことを気にするストレスが伴いました。

そして、差し込み錠に変えたら、様相も変わりましたが、ちゃんと開閉ができて機能をしっかりと果してくれるように。

まずは、この点だと思います。購入せずとも、見るだけでこのような私のマジックテープはだめだという結論をすでに見ている側のお客様は持っておられるということです。

逆に作り手というのはその点が鈍い時があると思います。

自分が使って初めて分かる機能の危うさでした。

ということで、現在マジックテープを入口開閉にする機能は廃止しています。

さらには、この差し込み錠も自分使いでは採用しましたが、お客様に販売となると不採用です。

上の打ち込みの留め具がどうしても永久の物ではないと考えられるからです。

そうして、「餅巾着」という開閉の金具が、確実な、縫い付けで取り付ける、Dカンとナスカンのコンビのものに現在は発展して、このモデルは廃止しています。

そうですね。廃止したということも、お客様は特に知らなくても、それに値する不十分な点があるからということを見抜いておられるのだと思いました。

購入側は、お金を払うだけの価値を考えるので、その目は、むしろ、こちら側よりも厳しいのではないでしょうか。

リスクを考えるするどいチェックなどは、お金を払う側でないとなかなか気づかないことだってありそうです。

あとがき

今回は、決定的な入口開閉が原因にあるのではというところにたどり着きましたが、良い点も感じられています。

まず、サイズ感が良いなど。コンパクトで少し外出するには良いサイズの、縦29cmx横24cm×マチ10cm程度。

ショルダーの調節機能が付いていない簡易さは、それほど気になりません。

すぐに中を開けられる気軽さが良い時もあるので、セキュリティ弱めですが、短いリスクの低い時間での使用にはとても良いものです。

そして、このネパール製のプリントの花柄の地厚の生地が素敵でとっても可愛いんです。

このカジュアルな素材感も使っていて心地よさが感じられています。

手触りが気持ちよいです。

こうして、自分で使ってみることって結構役に立ちます。

今後も取り入れていきたい検証ですね。