自分用製作は手を抜いたり妥協する緩さが生じてしまう、他人へ提供することの良さは「まあいいか」を良しとしない徹底ぶりである【1072】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

何でもない日常の中に潜む大切な事に気付きました。

季節も変わっていきそうな気配を感じたこの週末に、少し一呼吸おいて自分用の巾着袋を3点程作りました。

柄は好きなバラ柄のマルチカラー。。古い過去の既製品を解体したリメイク物ですので著作権の侵害をしない範囲で責任を持つ決意で、当方の判断で部分的にだけスポットを当てた撮影をお許しくださればと思います<m(__)m>。

自分使いというのは手間を省きがちなこと、本当に良質な手間を惜しみなくかけた品物は他人のために作ろうとするところから生まれるのではないか

自分使い用のお仕立て:巾着袋のサイドの縫い代の始末:ロックミシンをかけてそのまま割っただけ。

サイドの始末はロックミシンが見えるまま両割りしただけの簡単な仕様です。

この時の心の声はこうでした、「まあいいや、自分使いだから」と。

自分用なのだからひと手間省いたのです。

特に問題はないですし、こういう仕上がりの商品も多いです。

しかし、この「まあいいや」と思ったことに対して、「はっ」としたのでした。

自分で作りたいだけの人というのは、簡単で短い時間で作れるファスト的な作り方などのノウハウを求めてしまうのではないかと。。

ということから、これまで苦労を買ってでもするというか、手間をかけることで良いお品を作ってきたスタンスが誰に理解してもらえて、誰に共感されるのかということを今一度考えたのです。

その答えは、「本気で良質な物を作ろうとしている商人」向けということでした。

他人のため用のお仕立て:商業用の製作であれば、ここまでやります。内側であってもロックさえ隠すのです。

例えば、「サクサク作れる」とか「らくちん製作」などというフレーズとは対極にあるようなコンセプトなのです。

この良質なお品を作ることに関してはぶれるつもりはなく、そうでなければ作らないという考え方をしています。

このたび気付いた何気ない1日のほんのわずかな瞬間が非常に大切だったと思っています。

あとがき

考えてみれば、自分用のリメイクをしたからこそ気づいたこと。

そういった意味では、時々私物のミシン作業も決して意味のないことではないようです。

もっと多くの方が良質な品物を追求した他人の為の製作に本気で向かう動きが増えると、これは大変素晴らしい国民的文化になるのではないかと思うのです(^-^)。