K18YG/WGやPT850の貴金属のチェーン類の刻印の素早い見つけ方、留め具の決まった場所にあります【903】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在地金価格がまたしても高騰しているようです。

当ブログ記事は、当初の投稿の2022.03.02からおよそ2年半後くらいの2024.07.22に現在「手直し」を実施する順番です。

2022.03.02当時は、金が1g=¥5,000だったそれ以前から1g=¥7,000代になったいたことに驚いていました。

更に、その後世界的な情勢の不安もあったなどで、2024年現在では、なんと1g=¥10,000を突破しているのです。

このたびは、正真正銘の本物なのだという証でもある「刻印」について、その場所にスポットを当ててみます。

たくさんのジュエリーを見ているとなかなかユニークな刻印の場所がありましたので、このたびは、基本的な場所も含め、刻印の場所を3点のチェーン物に特化してご紹介したいと思います。

「ダルマ板の表面」「カニカンの側面」「観音開きの内面」の3ヶ所は今後能動的に探せます

刻印の表記の仕方はまた別の記事でご紹介するとしまして、今回は、場所のみにスポットを当てています。

「表面」への刻印:まずはこの王道な場所。ダルマ板への刻印です。最も一般的な場所。「K18 WG」と上下2段。
「側面」:次は、この場所。カニカンのサイドの平らな場所。「K18」の刻印。やはりここが一番面積が広い。
「内面」:巾広ブレスなどに多い折りたたみ式留め具の内側。まるで隠れるかのようにひっそりと。「PT850」。

もし、ブレスやネックレスチェーンに観音開きタイプがあったら、「内面にあるのではないか」と能動的に探すと今後は早く見つけていただけると思います。

このことを知っているのと知らないのとでは随分な違いだと思いますので、この機会にぜひこの知識を心にとどめていただいたら良いと思います。

あとがき

このたびは、チェーン類に特化した見つけ方の3選でした。

だいたいこのたびの3例の内のどれかでチェーン類の場合は見つかるのではないかと思います。

チェーン自体には刻印されることは物理的に難しいので、おそらく少しでも面積の多い留め具にされると考えると、留め具の中に必ず見つかると考えて間違いないです。

そして、3つ目のように、隠れていることもあるので、開閉式などのタイプは外側に無ければ内側にあるかもしれないということです(^-^)。

ct:カラット(キャラット)は宝石の質量、kt:カラットは金の純度、同じ「音」が全く別の意味であるジュエリー用語を2つ同時に覚えたい【518】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドがよくカラット「carat:ct」で測られます。

時々、プロの方は、「キャラット」と発音されることも多いです。

この「ct」が大きいと輝きが大きいというイメージですが、正確には重さなのです。

当然重さがあるものは、ボリュームがありよく輝きますので、連動してはいるものの重さなのだということがなかなかピンときません。

カラットが、もう1つ同じジュエリー用語で存在しまして、18金などの金に関して使われる「karat:k」です。

「kt」の方は金の純度を表す単位なのです。

kだけで刻印されることがほとんどなので、実はkaratの略であったことも初耳かもしれません。

この同じカラットというカタカナは、音(おと)が同じではありますが、英語の綴りが違うということからも別物です。

重さの事は質量と呼ぶのが正確な言い方

1ct=0.2gです。

こうして、ある単位を1の場合という条件を整えた表示が質量となるわけです。

10ctのダイヤモンドネックレス:この場合1粒ではなく、使われているダイヤモンドの総計で表示されます。

1粒がいかにカラット数が小さいかが分かってきます。

1ctを満たすには、相当な輝きがないといけないということです。

カラットの「音」を混合しないために、質量のctをキャラットと発音する

ということで、1ct(カラット)の方は質量、1k(カラット)の方は18金の純度を表すという全く別の内容であるということです。

それが、縁あってか同じ音(おと)なので、よく、ctの方は、「キャラット」とあえて違いを強調されて呼ばれることが多いようです。

こんなややこしいミラクルがあったのです、間違えやすいですね(^_^;)。

だからこそ、初見の内にこの2つを同時に覚えるということをお勧めしたいです。

あとがき

K18の刻印のブレス。分かりやすい刻印です。この表示が最も日本製では多いとされています。

「18カラット:18karat」とと読めるのですね。

あくまで私見にはなりますが、ct(キャラット)が大きいと素敵なお品なのかという点に対して思うことがあります。

もともと希少価値の高いダイヤモンドなどは、当然数字が高ければ、優れた立派なお品だということにされてはいます。

しかし、デザインの素敵さを一番に重視しますと、必ずしもct数が大きいものが一番かというと、そうでもございません。

1ctにも満たないダイヤモンドであっても、華やかさがあり素敵なデザインであるものは豊富です。

このような考え方を持っているのも、ベースに「カラット:ct」についての知識なしでは生まれないことでした。

とりあえず、ジュエリーを集めていく方はこうしたことを知ることは、後に本当に良いジュエリーを見極めるための「引き出し」になると思います。