まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ヴィンテージワンピースを集めてきました。
それほど多くもないお出かけ着のワードローブの中のヴィンテージワンピースは6点。
すべてロング丈のものです。
購入時には、「オーダーメイド」「注文服」「手編み」「手作り」「ハンドメイド」「昭和レトロ」「ヴィンテージ」などをキーワードに、ネットでくまなく古き良き味わいのワンピースを「数あるワンピースの中から購入し過ぎないように厳選します。
ワンピースは上下セットや組み合わせが必要ない分探すのがとても楽です。
あとは小物使いでコーデで工夫していくので、根本にこだわる部分さえ決まっていればワンピースは探しやすいアイテムなのです。
拘りの中心に、「ロング丈」がありますが、一言ロングと言ってもその差はあります。
「ひざ下からくるぶしまで」が大まかなロングの領域。
ワンピースの着丈でいうところの、90cm-120cm辺りまでの範囲です。
見つけたものが希望のピッタリの丈だとは限りません。
その点が1点物の魅力であったりもしまして、その現状の丈に自らが対応していくという「譲歩」になります。
ヴィンテージワンピースはインナーは抜かれていることも多く、透けている状態で販売されていることも多いです。
よって、インナーキャミをワードローブに持ち備えております。
今回は、3種類の丈のインナーキャミのラインナップにするために、長すぎるロングキャミをカットするリフォームをして、有効に活用できるものへと変えていきます。
そして、他の「ショート」「ミドル」に続く「ロング」という最長に当たるタイプがもっと有効に活用でき、出番も多くなるものにしていきます。
良質な黒のリブ編みのロングキャミの10cmカット風景
せっかく裾の始末がフリル巻きで素敵なのですが、このインナーキャミの出番が少ないのです。
その理由は丈が長すぎることにあります。
そのせいで、長い間持っていたものの、くるぶしほどもあるロング丈のワンピースに一度だけ着用した記憶しかありません。
丈が長すぎるのはたっぷりとして一見良さそうですが、ほとんどがロングワンピースの裾から5-10程はみ出してしまうのです。
ということで、思い切った裾上げの必要性があるということで、この度リフォームをしていきます。
10cm程上がるイメージでやっていきます。
10cmでなく8cmとしたのは、カットし過ぎて中間的な長さの他のインナーキャミに近くなってしまってはいけないから、三つ折りの部分を除外したのです。
あくまでも控え目に。。それでも飛び出さないように。。と程良きカットの分量が8cmくらいでした。
2.4cm分の裾が更に上がりますので、先ほどのカットと合わせて、8cm+2.4cm=10.4cm。
約10cmが上に上がりました。
とてもすっきりとしました。
これで、このロングキャミは、多くのワンピースへの着用の出番が出てくることになりそうです。
ただ、93cmというのは、95cm程度の着丈のワンピースにははみ出す可能性が生まれ、もっと短いインナーキャミを着用が望ましいです。
私が思うに、▲10cmというような考え方が良いと思います。
ワンピースの丈よりも10cmひかえた長さのキャミを選ぶということですね。
ということで、これ1つだけではいろんなヴィンテージワンピースには対応できるわけではありません。
そこで、3つの丈を持つという持ち方を次にご紹介したいと思います。
ロング丈用の中でも3種のを持つランナップ例:61cm、78cm、93cm
それぞれに+10cmしたワンピースの着丈という見方です。
こんな風に、1点物であまり融通の利かない点があるヴィンテージワンピースの丈の長さについての工夫ができるのです。
それによって、透けるから着用しにくく敬遠されている、だからこそ良いのが残っているヴィンテージワンピースを見つける視野が広がります。
裏地が付いているか否かなどの縛りや条件が解き放たれた瞬間です。
こうして、どんなワンピースが来ても、インナーキャミのラインナップが3種あれば何も心配することはないのです。
あとがき
このたびの、インナーキャミは、元は、おそらく1980年代後半-1990年代前半のこれ自体がワンピースとして着るタイプのお品だと思われます。
もともとインナーとしてではないメインワンピースとして売られていたものだと思います。
これをインナーとして着ることで、リブニットの溝に空気の層がたまり、保温効果のあるポリエステル/100%素材が機能として寒い季節にも活躍してくれます。
真冬のワンピースなどにもとても有難いインナーになりそうです。
古着選びは、固定観念はよくありません。
見方をフラットにしてみると、新しい着方が生まれることもあるものです(^-^)。