初夏から秋の入り口までの長期間着用可能、季節感とは無縁の夏特有の柄が入らないジャガードのヴィンテージワンピース3点【798】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつての日本の季節の移り変わりの細かさは、お洋服にも影響していたと思います。

「春・夏・秋・冬」の間に細かい季節が入った「梅春・初夏・盛夏・初秋・晩秋・真冬」などといった表現にちゃんと実際の感覚が合っていました。

お洋服好きから、ワードローブノートなるものを記録してまいりました。

エクセルで作ったものなので、振り返れば、自宅にパソコンを持ち始めた2007年頃からです。

2000年代くらいまでは、細かい季節にもちゃんとお洋服が割り振れたのですが、その後は細かい季節ごとにお洋服を割り振っても一度も着用せずに過ごしていった季節もここ近年出てきたのでした。

それが特に「梅春」。

なかなか暖かくならないと思っていたら急にぽかぽか日和の「春」に移ってしまい、「梅春」用のコートなどの着用の機会が減ったと感じています。

そして、2020年代に入りいよいよ「夏」という季節が大変長くなりました。

半袖にする月がどんどん早まり、2024年現在では4月頭でした。

このような「夏」が長くなったことを大いに利用した、古着ライフのお洋服のコスパも高まる季節をもまたぐ夏のアイテムをご紹介したいと思います。

夏のノースリーブワンピースが秋になっても違和感無く着用、「夏特有のイメージ」を除外した選び方

夏のワンピースというと「花柄」をイメージしがちですが、季節特有のイメージがあるその路線を行きません。

モノトーンで無地ライクを貫くことで、夏限定のイメージを取り払うのです。

3点のノースリーブロングワンピース:モノトーンでどれもジャガードです。すべて古着。

写真では迫力が目立たないのですが、実際に見ますと、どれも大変存在感あるワンピースです。

左は黒にドットジャガード。

手作り品なのでブランドネームがありません。

古着の良い物の中に「手作り」や「オーダーメイド」品は注目に値する素敵さがあります。

丸いドットジャガードの形にリンクして真珠や丸いモチーフのジュエリーなどを合わせてすっきりとまとめていくことができます。

真ん中は、紺色の透かし編みです。

こちらも「手編み」とのことで、ブランドネームがありません。

柄がジャガードで確かに穴が開いて涼しいと感じます。

下に同じ紺色のキャミワンピを着用しています。

右は、既製品ではあるのですが、こちらも地柄が入り、「ブリスタージャガード」です、「ふくれジャガード」とも呼びます。

真っ白というところがシャープ。

ウエストに黒ベースのチェーン柄のスカーフをアクセントにしたり、黒ベルトなどもコントラストが大胆で素敵です。

スカーフをベルトにするアイデア。85cm四方くらいあると実現可能。こちらはグレー地のチェーン柄。

一番右の白は、リゾート着っぽさに寄らないためには、バッグや靴を工夫すると良いです。

かごバッグやヌーディーなサンダルを避けることで、リゾート着風に寄せることをせず、季節感を感じない装いに出来ると思います。

とはいえ、こんなサンダルなら、よくマッチするのではないかと↓。

リゾートっぽくないサンダル:黒のレザー。

あとがき

古着ライフはある意味自分で世界観を作っていかねばなりません。

好きであるからこそ義務的には考えずに自然に楽しんでやってしまえることなのですが、これまでの新品ライフをしてきた方々へも古着ライフはお勧めしたいのです。

実際のところ、古着も綺麗なものから順番に売れていくと見ています。

今だに製造年が古いだけで、未使用のタグ付きのままの古着もあるのです。

古着と言いながら古びてはいないものが多数あるようで、今後のお洋服に大量さを求めることはありません。

製造側もあまりに粗悪なお洋服をわざわざ労力を使って多量に製造し在庫を残すことを見直すべきだと思わざるを得ません。

残る可能性のあるものなら良質な優れたものを作る方が長い目で見て意味があると思います。

「製造の責任」というのは、その時だけの儲けを見ていては果たせるものではなく、何十年も先を想像しながら考えていくことだと思います。

古着を入手後すぐに行う「洗濯」「クリーニング」の理由が大切、ゼロからのスタートを切るためのコスパをさておいた「気」【414】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この3月という季節、誕生日月でもございますが、1年の中では特に大きく変化のある時期だと感じています。

朝起きる時刻も寒いシーズンよりも1-2時間早いということの他、目に見えていろいろなことが活動的になっていく様子です。

そうした中で、2月頃から集めてきた新しいお洋服。

すべて古着しか着ないスタイルです。

この度の集める目的は、冬物が年間のワードローブの中では少なめだったので、追加しながら少し増やすというもの。

お気に入りブランドの「アルマーニ」様と並び、「オーダーメイドの古着」というピンポイントな絞り方をした集め方をしています。

2月頃から集め始め、3月で10点強がそろいまして、まとめてクリーニングに出しました。

多くが冬物を追加しましたので、せっかくクリーニングしても、即収納ということになりますが、こういった季節感すら無視した集め方ができるのが古着の良さです。

実際の季節とは真反対の時期に季節外れとして「空き」のあるところを狙い、うまく良いお洋服をゲットという考え方を含みます。

このたびは、そうした、コスパの良い古着なのにこうして届いたら早い内に、「洗濯」や「クリーニング」をするという理由をお伝えしたいと思います。

確かに「クリーニング」となると費用がかさみますので、せっかくお得に入手の古着のコスパが悪くなるのでは。。という疑問にお答えしたいと思います。

届いた時の「香り」は柔軟剤いっぱいの違和感を感じるもの、「気」の1つだととらえ、無臭へ。。

クリーニングをいただきに行ってまいりました。合計13点。

「香り」はたとえ良い香りとして他の方が好んだものでも、別の人にとっては、違和感を感じることがあります。

そこに「気」というものを意識することになります。

この変な気持ちこそ見逃しません。

いつもの心地良さではないものは、たとえ香水の匂いであっても違和感であることには違いないことを「嗅覚」が感じ取ったのでした。

ホームクリーニングできるものはするのですが、このたびは、裏地付きの冬物が多く、ほとんどクリーニングへ。

この季節なので割引もあり、まとめてお願いする時には有効で有難いです。

オーダーメイドの古着にはブランドネームなど付いていないのに「ブランディング」を感じる不思議

クリーニング済の2点:いずれもオーダーメイド品。近づくと素材の抜群の良さをまず感じます。

左は「別珍」素材が肉厚で良質なバイヤスドット柄が素敵な超ロングスカート。

90cm以上のスカート丈のロングをトップスにシンプルな黒のVカーディーをショート丈でバランスを取ります。

右は、百貨店のオーダーメイド品とのこと。

ベロア素材の凹凸感ある花柄が大変美しい華やかなワンピース。

ズドンとしたI型でもワンピースはベルトでウエストを絞ることで「時代感」を解消できます。

肩の付け方がツンと立っていて、特に気に入っています。

これは、最近こだわって古着の中でも「オーダーメイド古着」に限定して集めることで気づいたことです↓。

そもそも、オーダーメイドに特化して探していることでどこかで意識しているのだと思いますが。。

結局、オーダーメイド品というのは、ブランド品に肩を並べるほどの「ブランディング」を持つと言えると思います。

そんなことを古着集めの中で発見致しました。

あとがき

この度戻ってきたクリーニング品を含めたワードローブのラインナップです。

ニットセーターなどは別のチェストへたたんで収納。

結局現在は、冬と夏が11セットずつ、春/秋が14セットです。

このセットという単位がもしかして気になるかもしれません。

実は、お洋服の着回しをしない主義でございまして、すべてをセットに組み合わせて集めているのです。

組み合わせは上下で渾身の1セットを決めます。

ワンピースは1点だけで1セットになります。

全体の中のワンピースの占める割合は10点、ここでやっと集めるのは終了。

納得する分量を集めましたので現在の気持ちでのワードローブは完成したことになります。

以前の各季節5-6セット程度からは随分増えてしまいましたが、それでも1セットずつがとても大切でどれもこれもお気に入りばかりです。

随分お洋服に対しても粗かった過去対応から見ますと、ここ近年変化をとげ流行を完全無視したラインナップに完成しています。

お洋服は侮れません。

その人の「人生」をも映し出す鏡のようなものなのです。

古着としてお得に入手しても、一番最初のゼロスタートをしっかりと切るためには、「洗濯」と「クリーニング」は大切だと結びたいと思います(^-^)。

<母のクローゼット②>古着物をお洋服へ。。巷ではエレガントな装いに解釈されている中、カジュアルなフード付きやファスナー付きでアレンジ【1393】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「着物」は日本特有の文化なので残っていくと良いのですが、何しろ着付けを伴い気軽に着ることができません。

そして、伝統的な着方のしきたりもあるので、道を外したいわゆる「邪道」はステージ衣装のような分野にとどまるようです。

このたびは、古着物ファンである母のクローゼットを再び拝見。

この度は<母のクローゼット②>で古着物のお洋服のご紹介としては後半になります。

前半は、過去の記事の【1378】で綴らせていただきましたので、よろしければ後ほどお立ち寄りどうぞ。

今回は、前半の①では登場していなかった別のお洋服。

すべて古着物自主リメイク品としてご紹介。

このたびならではのポイントとしましては、カジュアル嗜好の母らしく、ファスナーやフードを付けたコートを作っている点です。

着物はエレガントに解釈されることが多く、リメイクではドレスの形やワンピースが多いです。

よって、特徴が現れたカジュアルな点に是非ご注目していただければと思います。

ぼかしやマルチカラーが美しい「洋」の要素を持った着物を選択した日常着へのアレンジ

着物素材を「特別なシーン用」とせずに、お出かけに気軽にはおれるようなコートやジャケット中心です。

フード付き、ファスナー付きのコート:裏地も古着物。コントラストが綺麗。
フードの中も柄のコントラストが見えます。ボトムには、黒や茶やグレーと選ぶカラーが複数見込めます。
正面のファスナーを閉じた状態:比翼仕立ても特徴であり柄がつながり美しさが壮大に感じられます。

次は、3点を同じ着物から解体してリメイクした半袖のプルオーバーx3点。

3点共少しずつデザインが変えてある点にご注目くださいませ。

ハイネックのような襟の半袖。
スタンドカラーの襟の半袖。少しの違いですが印象は変わります。
真夏が涼しそうなフレンチスリーブ。1点の着物から3点は夏物のトップスが作れるということでしょうか。
季節は秋のイメージ。裏地のもみじ柄は「長襦袢:ながじゅばん」を利用。表地の葉っぱのジャガードが美しい。
紅色に黒のストライプはよくリサイクルショップの古着物コーナーで見かけます。くるみボタンが高級感出ます。
「洋」のような幾何柄です。胸元周辺は柄の向きを正位置に計算すると良いですが、生地が不足だったのかも。
このタイプも古着物では見かけます。景色が古き良き味わい。暖色系マルチカラーは明るいイメージです。

と、このようなラインナップで着物リメイク服をご紹介致しました。

最後に、母ならではの「カジュアル嗜好」を追求している部分が、合わせるボトムにスラックスやスカートではなく、コットン素材のカジュアルなパンツを徹底。

こんな風にステッチの入った綿パンやデニムを合わせてカジュアルに寄せているそうです。

あとがき

このたびは、母の古着物との接触の仕方でしたが、では私の場合はどうなのか。。ということです。

過去には、随分バッグを古着物で作ったものです。

お洋服であると、「身体にフィットする洋服好き」であることで、着物のリメイクのゆったりとした感じはあまりそぐわないのでもったいないからと躊躇しています。

もし、1点あるとすれば、やはり黒のワンピースが良いです。

ノースリーブで重さを軽減し、ラインがスタイリッシュかつシンプルなデザインが良いですね。

少し柄の部分も入ると着物から作ったものだと分かって、オリエンタル(東洋的)で面白いと思います。

まだまだ世の中には、過去の古い着物が眠っているのではないかと思います。

母だけでもクローゼットの中が着物で作ったお洋服であふれかえっているわけですから。。

そう考えると、お洋服時代は比較的まだ最近で長い長い間日本人は着物を着てきたということなのですね(^-^)。

ネットのお買い物の古着選びにお役立ち、サイドから見たスラックスのヒップのラインのカーブの有り無しで判断できるはき心地の良さ【1387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

スラックスをとても好んでいます。

あのセンターラインの整然さは自然に背筋が伸び、まっすぐに堂々と歩きたいという心理さえ呼び起こすパワーを持ちます。

スーツが大切なシーンには欠かせない物であるいことをスラックスをはいた時に実感することがあるのです。

このたびは、スラックスにおいて、ネットの写真とウエストだけをたよりに購入した結果がヒップがやや窮屈な感じがしているある1点を例に、その窮屈さが見かけのラインのどこに現れているのか、購入時の写真だけで気づくことができるということをお伝えしたいと思います。

比較する他のスラックスのおかげで判明したヒップのカーブラインの有無によるはき心地の違い

購入したヴィンテージ手作りスラックス:ファンシーツイードが素敵。
ポケットが付いていないこともあり前後を記しました。ウエストラインが上がっている方がヒップ側。

ウエストにはゴムが入りとても融通が利いていました。

ところがウエストの割にはヒップは窮屈に感じました。

そのことが気になり、他のスラックスと比較してみます↓。

比較対象のスラックス-1:こちらも手作りのスラックス。右のヒップラインが丸いですね。
比較対象のスラックス-2:「エンポリオアルマーニ」様のお品。こちらもヒップラインが丸くしてあります。

比較対象の2点は、はき心地はヒップに沿ってとてもフィットします。

良きフィット感なのです、

ところが、ファンシーツイードは窮屈。

この答えが、ヒップのカーブラインの有り無しの違いにあると結論付けました。

3点一緒にヒップラインだけ比較してみます↓。

3点の同時比較:明らかです。ファンシーツイードには丸みが不足、もしくは無いということになります。

ということで、もし、ネット購入などでウエストだけしか情報が無くても、こうしてヒップのラインが丸みを出してあるのか丸みを感じない真っすぐなのかで、はき心地をある程度想像することができるのです。

店舗で試着できない状況であってもスピーディーなお買い物のメリットは十分にあるのがネット購入。

その他は蚤の市や野外マーケットの場合もなかなか試着までできる環境が少ないです。

そういった時には、是非メジャーだけはお持ちになりながら、ウエストはメジャーで計り、同時にヒップのラインの丸みをチェックするということをしてみて下さいませ。

これは予想なのですが、1970年代辺りにヒップラインの真っすぐな流行があったかもしれません。

実は、このファンシーツイード、前面のおなかに関してもあまり丸みが無いと感じました。

全体にパターンが扁平に作られているようなのです。

ヒップに関してと同じことがおなかのラインにも言えると思います。

お腹の場合は「タック」によってゆとりも表されていることが多く、こちらも奥が深そうですが、またの機会にお伝えしたいと思います。

見た目でも十分に判断できる1つのポイントとしてこのたびの人間の身体のふくらみのパーツが実物にちゃんと落とし込んで表現された「機能」になっているのかをチェックする勧めです。

このたび購入のファンシーツイードのコーデ

確かに窮屈ですが、はけましたので、これも味わいとして持っていきます。

1つコーデを考えましたのでご紹介したいと思います↓。

クリーム色のセーターに合わせオレンジ系の小物で押さえたファンシーツイードスラックスのコーデ。

あとがき

基本的に古着オンリーのお洋服スタイルで望むのですが、何ら古着と言ってもピカピカで着れるものです。

古着の中には、それほど着用されていないお洋服がたくさんあるのです。

特に日本の古着は世界的にも良い状態のものが多いとの評価があるようで、そのことに東南アジアの国の人がすでに気付いているようなのです。

その価値に気づいていないのは、むしろ私達日本人なのかもしれないのです。

今後はアパレルのかつての大量生産の構造が現在以上にもっと成り立たなくなると思います。

良い市場の位置を押さえた大手だけが大量生産で成り立ち、それ以外の中間的な層の業者は姿を消していく傾向にあります。

ニッチな層やそのお店ならではの際立つ何かを持った製造業者だけが残ると見ていますが、本当の事は分かりません。

ただ、私からお伝えできることは、大量生産型の普遍的な品物か、高価な少数生産型のものかでなかなか選びにくくなることもあるかもしれない中、古着にはお得に良質で味わい深いものが見つかる可能性が高いということです(^-^)。

ハンドメイドではコスパが悪くてやらない、サイズ違いの珠がグラデーション配列のヴィンテージネックレスの「Uの字ライン」の価値【1264】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

家族から譲り受けた昭和時代のネックレスの中に、天然石の珠が一連に繋がったものを手にした経験がある方は多いと思います。

かつては、装いの定番として、真珠や天然石の珠(たま)を一連に繋げた40cm前後のショートネックレスをお出かけ着に装う付け方がたくさんされていたのです。

40cm前後のショートレングスというのは、「プリンセス」と呼ばれる、最もエレガントな長さの1つ、お出かけには決まって着用されてきたワンピースにも相性が良かったのです。

パワーストーンブームの2010年前後から、ネット通販の背景も大きかったと思います、天然石のお店や問屋様の存在が以前よりも分かりやすくなりました。

その頃、天然石の連をいくつものネックレスやブレスに繋げて仕立てることにはまっていました。

ある期間(2015年頃)は、「ロザリオ」と呼ばれる、メンズのY字ネックレスを製作して販売したことも。。

留め具をK18YG/K18WGにすることで、なかなか世には出回っていない高級感あるネックレスにすることもできます。

ただ、自作は、コスパ良く作ることをどうしても考えますので、1点物にもこだわる場合だと、同じサイズの珠を1連で購入することが一番お買い得です。

そうすると、出来上がったネックレスのラインは円形になるのです。

一方、ヴィンテージ物の手持ちの鼈甲ネックレスはU字型でした。

ここに使われている玉はサイズがまちまちで、グラデーションのように連なることで、易し気なUの字を描くのです。

このたびは、このようなラインの違いで古い物と新しい物の違いを見ながら、ヴィンテージ物の姿を深堀り出来ればと思います。

珠のサイズ違いでグラデーション配置こそヴィンテージの証、ハンドメイドの均一な珠の並びの円形との比較で古いネックレスの深みを感じた

左は琥珀、右は鼈甲です。いずれも古いもので、おそらく昭和時代のお品だと思われます。右は家族からの譲受。

類似のオレンジ色は、天然樹脂や亀の甲羅がその素材であるヴィンテージで物ではたくさん見つかる琥珀と鼈甲です。

これらのネックレスの珠の配置にご注目いただきたい。

左の琥珀は一部しか映っていませんが、先端の1粒に一番ビッグな珠を配置しています。

そして、珠のサイズが、ネックに近くなっていくにつれて小さくなっていきます。

このバランスは、右の鼈甲で分かりやすく見ることができます。

考え方は左右共同じ、留め具付近では珠が極小になってバランスがきっちりと取られています。

こうした珠に差が付けてあるタイプのネックレスこそ、ヴィンテージ物の証と言っても良いと思います。

ネックラインに最も自然に馴染み、易し気なUの字を描いた姿、「しっとり」といった表現が似合いそうです。

珠のサイズが同じ場合は横に広がって丸いラインに寄ります。

一方で、あこや真珠は同一のサイズの珠を配置する品物もあり、より丸みのラインを強調しているように感じますので、ヴィンテージ物でもUの字ばかりとは限りません。

左はラウンド型の淡水真珠11mm程度。右はマルチカラーのルチルクォーツの8mm珠。

いずれも石屋様から購入し、ハンドメイドのもの。

あとがき

「首に沿うように。。」という心遣いのようなヴィンテージの方のグラデーション配置に対して非常に感動しています。

自作の場合は当然のようにほとんど単一に作ってしまうのも、現在の流行などに突然飛び入りして、「歴史」や「過去の優れた逸品」などをじっくり見ていないからです。

例えば、たくさん作るような夢中になる期間があり、余った時に、間に小さなサイズも入れてみた組み合わせを作ってみるなど、経験によって寄り道と言いますか、新しい発見があります。

こういった、単調な作業の中のわずかな違和感やハプニングは大切です。

なぜなら、均一的というのはロボット的なものが一番に得意とすることだからです。

我々は人間であり、人間ならではの「イレギュラー」な作業というものも大切にしていきたいと思うのです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

まるで裏側がめくれたその後の運気に歩調を合わせるかのよう、今まで見えない場所に収納の3収納アイテムを表舞台へ出したことで変わった心境【1189】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

12/31年末の午後のブログ記事投稿をしています。

ゆったりな内容のインテリアの分野ですが、年末の大掃除で是非ご紹介したい発見がありました。

それほど大きく模様替えをしたわけではないのですが、今まで収納の機能としてだけ使用してきたミニチェストなどを見える場所に移動したことで、随分「心地」が変わったのです。

掃除で汚れを取り払うだけではなく、位置が変わることだけでも心境の変化が伴うものなのだと。

このたびは、今までは奥に見えないところに潜んでいて、この度の大掃除で表舞台に出てきた、3箇所のインテリアのアイテムをご紹介したいと思います。

木製ミニチェストや花柄が素敵な収納用ボストンバッグを表舞台へ、インテリアアイテムには決して「収納機能」だけではないパワーがあった

①4段木製ミニチェスト:奥にしまい込んだ見えない場所から視覚的に常に見える机の下の空間に持ってきました。

もとは、押し入れ(このお部屋ではここがクローゼット)の中に収納していたこのミニチェストですが、この度の大掃除でここへ配置。

今までは、めったに視界に入ることのなかったこのアイテムが、毎日使用するパソコンの下で毎日目につくことになります。

その時に、この変わらぬ木製の良い風合いに心地よさとスッキリさを毎回感じていくことができます。

毎日というのは非常に大きなことであり、天然素材のパワーだと感じます。

②3段ミニチェスト:①よりも横が半分くらいの細長タイプの3段。小さくてもその作りは確かなもの。

小さくても立派な家具の作りであることがヴィンテージ家具の良さ。

マスクを入れていた時期もありますが、その後デジカメのバッテリーや充電パーツ、眼鏡、USBケーブルなど大切でありながら細かい日常的に使用するものを入れています。

この木目もカーキがかって素敵な茶色です。

その隣の棚も以前に当ブログ記事でメインでご紹介しました「Najico:ナジコ」(「南産業(株)」様と「(株)中村自工」様の共同企画で「南産業(株)」様製造)ブランドのヴィンテージを購入した扇形のコーナー棚です。

現在は製造はされていない廃版品、ネットのヴィンテージ家具ではかなり目立つ存在であったこともこの特徴ある扇形デザインあってのこと。

③花柄のボストンバッグ:旅行に使うのではなく、インテリアの入れ物に使っています。

おそらくこれらを持ち歩いてしまうと傷みが進行し、いずれ破損などが起こると思うのです。

素敵なものは脆いこともあり、そういった時にボストンバッグなどの安定したデザインをインテリア収納に使用するというアイデアがあります。

ということで、これらが特に年末の大掃除後、際立った変化、「心地」が変わるという発見が大変貴重でした。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.12.31からおよそ2年後の2024.10.26にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

当時のまま綴った冒頭の部分はそのまま残してありますので最後にこのことをお伝えしたのです。

2022-2023への変わり目が非常に激動であると巷では言われていました。

実際に2022年には今まであり得なかったような驚くことが連続しましたし、その後の2023年が私のこれまでの中では最も劇的、そのまま引き続いて現在の2024年の後半の現在でやっと落ち着いてきました。

当記事の年末の掃除を兼ねた模様替えはほんのわずかな場所ですが、それを思い切ったフルスイングのようなものが「引っ越し」だと思います。

変わり目の時期と言われていた2022年にどうしても引っ越しをしたくなったその心境の変化や行動は貴重な分岐点だったと思います。

本当に良かった、引っ越しによってこれまでの隠れていたものが全て表に出てきたような印象でした。

ほんの些細な奥の見えない場所に収納していたこのたびの①-③のアイテムを表に出したこともそういった劇的な出来事の背景にリンクしていたのでした(^-^)。

古い傷み具合の味わいだけがかっこよい古着ではないのでは。。綺麗でも古い時代に作られた証(あかし)が読めることがある【1160】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフを送り、およそ15年が経過。

「アルマーニ」様の古着ばかりを集め、見つからないアイテムは「オーダーメイド古着」で探します。

そうして、かなり特化したワードローブを作ることに落ち着いている現在です。

ここ近年では、これまで新品を購入し続けてこられた方も、マーケットサイトの台頭・「サスティナブル」の動きと共に、古着=身近なお洋服の着方になってきたかもしれません。

このたびは、「名もなき製造者」様が世に生み出してくれたお品物に意味を感じた素敵なヴィンテージセーターをご紹介を致します。

この良き味わいを作っている源は何なのか、などをお伝えしまして、たくさん溢れかえった古着市場の中で独自のスタイルを築いていくための一助になればと思います。

ぼやけた曖昧な染色は手間がかかっている証拠と見て良い、ダークカラーでミックスされた手編みセーターは真っ黒にはないマイルドさであふれる

メルカリ様で購入させていただいたヴィンテージセーター:アクリル/70%、毛/30%、日本製。手編みです。

色を一言では言い表しにくい中間色が魅力です。

糸の色は、グレーと茶の間・黒・ブルーも含まれます。

全体ではモカ茶のようなカラーに映りますが、その所々の曖昧さが全体ではマルチカラーのようなのです。

このセーター、例えばボトムにデニムを検討しようとしますと、黒・グレー・ネイビー・ブルーとすべてのデニムの色がどれも合う融通の利き方が素晴らしいのです。

この柔軟性あるカラーの源を少し探ります↓。

糸の様子:1本の糸の染色が中間色だらけでさらにそれが集まってやさしいぼかしが実現していると見て取れます。

現在よく見る量産品がどれも扁平な、同じような色ばかりであることも多いのは、その手間の簡素化・機械化によってスピーディーに出来上がってしまうところにあるのかもしれません。

このセーターは手編み、メイン材料の糸がこのように丁寧な手間をかけたものだとうかがえることに加え、手編みであることで更に1点物が実現されています。

ということで、このセーター自体は古めかしい傷みなどはそれほどありませんが、その糸の使い方1つでも、現在ではなかなか見られない古き良き時代の生産物であると見ることができるのです。

あとがき

海外の人から見ると日本の古着は状態が良いとのことです。

収納され続けたままで眠っている古着もまだまだ多いのです。

経年があると、現在とのギャップが面白く、お洋服というものが本来はいかに手間がかかるお品だったのかを改めて考えさせられます。

ファストファッション品を見慣れた現代では、こうしたことを忘れているのかもしれません。

本当の良質な洋服とは何なのかを、ヴィンテージの良質な洋服が教えてくれるのです。

亀裂や穴あきもあるヴィンテージジャージパンツをここまでしてはき続けようとした理由、生地が現在と比べ物にならないほど良質だったから【1115】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2年にわたって半袖シーズンに4セット交代で着てきた古着ジャージ上下が2022年の夏でよれてきました。

そこで、更に古着ではありますが(相変わらず。。)、新しくセットを組み直しをここ最近致しました。

今までのものがすべてよれたかというとそうではないですが、今後も継続できそうなのが速乾タイプのポリエステル製のもの。

綿/100%は確かに夏らしいのですが、よれてきてしまい、長く着ていくということに関しては、永続的なアイテムではないことを感じてしまうものです。

その意味では、長い間そのままの状態を保つポリエステル素材は優れているのです。

サイズを見ながらがゲットした中に、ウエストのゴムの交換が必要な緩いゴムの様子のヴィンテージパンツを1点発見、メンズのSサイズでした。

このたびは、ゴムを入れ替えながら前のユーザー様によるリフォーム跡さえもリフォームしていくその途中の様子を、詳しくお伝えしながら記事を綴りたいと思います。

ゴムの入れ替えだけじゃない、余計なカットがされてしまったその傷を埋めていくリフォームも伴った作業で感じた現代希に見る元の生地の質の良さ

品質表示は日本製、「デサント」社時代の「アディダス」であると判断。ひかえめな刺繍ロゴが特徴、メンズS。

素材を分かりやすくお伝えすると、学生時代の「ブルマー」、あの素材に似ています。

あの十分な厚みと良質さは現代では見ることがありません。

ほとんどが薄手に特化され、均一化されたつまらなさがあるのも現実で感じているのです。

こちらはそういったレアな素材感を特に重視することで、大変貴重に感じましたが、なにせ、途中のユーザー様の手によるゴムの入れ直しなどに跡が残されていたのです。

同じようにこの良質さに価値を感じたことからのリフォームだったに違いありません。

ウエストの途中の穴:これはボタンホールのような穴でしたので、ボタンホールを空けて紐を通していたと予想。

ただ、ユーザーによってはその嗜好も違うもの、この穴は必要がなく是非とも塞ぎたいと思いました。

この時点で、ウエスト部分の地縫いをすべてほどいてあることにお気づきでしょうか。

いったんすべてを解体して行うことに決意したそこそこ大がかりなリフォームだったのでした。

解体も大変でした。ウーリー糸が糸目1-2mmで縫われていて、とても縫い目が細かかったのでほどきにくかったです。

解体した縫い糸とゴムのすべてを排除。ゴムはデフォルトのものか途中のユーザー様の入れ直しであると予想。
リフォーム時の亀裂:そして2か所目のリフォームの跡。これはゴムを入れ直しの時に入れた亀裂ではないかと。

すべて糸をほどくのが手間であるから、そのまま縫われた状態で脇のハギ目の所をハサミで裂いてホール穴を開けられたのだと思います。

これも必要の無い仕様であると、塞ぐことにしたのでした。

作りは変えてしまわない方がよい、元の作りがその当時の「考え方」の名残であるから大切にしたいのです。

ウエストゴム入れ替え:こうして新しいゴムを入れました。ゴムをすべてしまい込み10cmの空き口を縫い閉じ。

1周2重縫いでロックの周辺を地縫いし、10cm程おへその周辺を縫い残し、ゴムを入れ、このゴムをペタンコに重ねて、四角+ばってんのステッチで固定。

このやり方をすれば、次にゴムが緩んだ時に、またその空き口をほどいて、同じことをすれば、大きく生地にキズを入れる必要がありません。

何事もなかったかのように自然にゴムが収納されています。ここはおへそ周辺の前面の真ん中あたりです。
ボタンホールのような穴(リフォーム後):裏面に接着芯の黒色を2-3枚カットして当て、ランダムステッチ。

ステッチはたくさんかけすぎてコチコチに硬くするのは禁物です。

最低限キズによるほつれが隠れたらそこで終了、生地をあくまでも他の箇所と均一に保ちますようにと。

ゴムの入り口の亀裂(リフォーム後):上と同様裏面に接着芯をアイロンで二重貼り、表からジグザグステッチ。

手順の最初としては、二つ折りをオープンしたままで、まず亀裂のVラインをブランケットステッチで覆うこと。

その次に、オープンしたままで裏面に接着芯を二重貼りです。

更に、オープンしたまま表面からジグザグステッチを互い違いの方向に二度走らせて終了。

その後に、二つ折りをクローズ、パンツのウエストの地縫いをロックの幅が終わる地点に二周(二重ステッチ)。

事の時に上のゴムを入れ、おへそ周辺を10cm開けておくということをしていたのでした。

今後、気持ちよく不安なくジャージパンツを着用していけそうでとてもハッピーな気分になったものです。

優しく丁寧なお仕立てでリフォームしていくことも、気持ち良さに繋がります。

乱暴なリフォームはしない、手間をかけてでも丁寧にデフォルトのデザインに対して敬意を払いながら行うべきなのです。

あとがき

当ブログ記事は、当初の投稿の2022.09.29からおよそ2年後の2024.10.01にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直してここまできました。

その後なのですが、およそ1年間です、4セットを半袖のシーズン交替で着用し続け、ついに2023年の途中で別のパンツに新調。

生地がいよいよ限界を迎える感じの傷みになってきたからでした。

おそらくなのですが、この時のこのジャージパンツは複数のユーザー様の手に渡り長きに親しまれたジャージパンツだったと思います。

このような日常着でもこうしてリフォームしてでもはきたかったその心理は、「生地の良質さへの感動」だと考えられます。

いかに、素材選びが大切なのかを、この何十年越しの跡の記録から学ぶことができます。

非常に良きエピソードの回となりまして、今後製作するバッグに対してもこの経験を落とし込んでいきたいと思いました。

いかに最初の生地選びが大切なのかということ、最初の時点で「良質な製作品を作る意志表示」の場があるということなのです(^-^)。

「オリエンタルなブルージーンズのコーデ」、ブルージーンズの上下セットアップを「I:アイ」のラインで粋にまとめ、和柄がのぞく【1091】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近(2020年辺りから)は、デニムパンツもオーバーサイズだったり、スラックス調へ大きな流れが移ったのかなと。

しかし、「ジーンズ」というものは、長い期間の中で見ると、間違いなく歴史の中には足跡を残すような1つの永久アイテムだと思うのです。

このたびは、流行など一切無視の「ジーンズ」のイメージには一番しっくりくる、「ライトブルージーンズのコーデ」をしてみたいと思います。

ここへ、東洋的なテイストを入れてみたということです、是非ご覧いただければと思います。

まずは、ベストからが始まりだった、同じトーンの色落ちのブルージーンズを探しインナーに和柄の手作りキャミでまとめた東洋風な解釈

ジーンズを長い間はいてきた者としましては、流行などなくても時々思い返しては、ワードローブに置いておきたいアイテムになります。

抜け感もあって比較的どんなトップスとも合わせやすい融通と気軽さがジーンズにはあります。

ここ近年の数量をミニマムに絞り切ったワードローブ内であっても、ブラック→グレーへのトーンダウン、インディゴ→ミドル落ちの2本がありました。

そこへ3本目として、その2つとも違うカラーの、いかにもアメリカらしい「ライトブルージーンズ」を探したのです。

最近沸々と浮かんでいたイメージがあり、ベストとジーンズを上下でお揃いに着るというセットアップコーデ。

同じ色でそろえたら、かっこよく仕上がるのではないかとワクワクしてきました。

結果的には、ベストが先に見つかりました。

ベスト:BISON(バイソン):1970年代にベルボトムのヒッピーファッション流行の時の日本生まれのブランド。

このミドルな中間ブルーが素敵。

そして、この襟無しなVラインがすっきりとしてかっこよく、ポケットのカーブフラップもグッド。

「リーバイス」製を先に探しましたが、襟付きが多く好みのノーカラーはなかなか見つからなかったので、別のブランドに目を向けたところだったのでした。

このベストが1970年代のものかは分かりませんが、現在「バイソン」ブランドが違う形で復活して継続しているようです。

キャミ:着物地のハンドメイド品を購入。ブルーカラーのデニムには相性が良いパープル地です。
ジーンズ:「アルマーニジーンズ」でイタリア製。調べたところ1990年代初頭付近のモデル。

ベストよりもわずかにジーンズの方が色が薄いですが、おおわくセットアップになる近さです。

「アルマーニ」様の「アルマーニジーンズ」ラインのデニムは王道であり、クラシックなのです。

さて、これらをまとめてみました↓。

ライトブルージーンズの”I”コーデ:上下を同じトーンでそろえることで垢ぬけ、オリエンタルな「差し柄」投入。

あとがき

かの伝説のドラマ、「ビバリーヒルズ」では、懐かしいブルージーンズを誰もが日常にはいているシーンをキャスト達が披露。

それくらいアメリカでは日常のアイテムだということだったのでしょう。

日本人の我々から見るとかえって特別で、「アメカジ」というワードがアメリカらしさの象徴の1つであるという見方だったのかもしれません。

しかし時は流れました。

そして、その後好みも移り変わったのでした。

この度のまとめ方は、ヨーロッパの古着をアメリカテイストに取り入れながら東洋的なテイストとしたつもりです。

コーデのテイストは自分で作り上げることが出来る自由なもの、古着はミックスしたテイストから生まれる新しさの可能性にあふれた「市場」なのだと考えます(^-^)。

普段着がジャージスタイル、お出かけ着はギャップあるロングワンピースをジャージと同じモノトーンでそろえた【765】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主として、おうち事業を2018年からのスタートで継続しています。

そんな公の場にあまり顔を出さない個人事業主である者の服装というのも、会社に勤めていたころに比べて劇的変化を遂げました。

誰でもそうなると思うのですが、あえて締め付けの強い洋服ではなく、動きやすいニットへの変化が大きくあります。

スウェットかジャージかどちらかというとジャージが素材的に傷みが起こりにくいので、コスパが良いと好んでおります。

そんなジャージスタイルはそのままお出かけも不可能ではありません(実際にこのままお出かけしております)。

そうしますと、本格的なお出かけ着というのがミニマムでよいのです。

ただ、この思いも、元々洋服好きのファッション業界勤務の者ですので、今の思いということになりますので、都度気持ちの変化と共にそのお出かけ着の数は変化する可能性があります。

実は、現在2024.06.10にブログ記事の手直しをしておりまして、当時綴りましたこの記事2021.10.16の順番になりました。

およそ3年程の月日が流れた現在は、ジャージスタイルは変わらず継続中ですが、お出かけ着の数がとても多いです。

よって、現在は現在の数でご紹介します記事を別で綴りますので、今回に関しては、最もミニマムなケースとして、長いシーズンに渡って着用が可能な素材や工夫を入れた点をポイントとしてこのたびの記事をご一読くださればと思います。

ミニマムなワンピースたった2点、曖昧な季節に対応のジャケットも添えて、長い期間お出かけ着として着用可能を実現

ロングワンピース2点:一番後ろのウールのループジャケットのおかげでカバーできる季節の範囲が広くなります。

たったこれだけです、しかもワンピースなのでアイテム数が最低限。

ハンガーの数が少なく、クローゼット内もすっきりと隙間が確保できます。

嬉しいミラクルの一場面:たまたまワンピース裾のプリーツデザインが同じもの。同じような年代なのかも。。

全部ではなく、一部のみに入るプリーツがクラシックな雰囲気を出してくれています。

シフォンの薔薇柄とグレンチェックでいずれも柄物で、共通で黒のループジャケットに合います。

これらは、古着です。

ある程度時代やどんな製造元なのかを探るには、ブランドネームを見てみることがよくあります↓。

シフォンの薔薇柄のワンピースのブランドネームはこんな感じ。手掛かりは有りませんが、素敵です。
グレンチェックのブランドネームはこんな感じ。こういった間にカラーのラインの無いグレンチェックが好み。
ジャケットのブランドネーム。イタリア製です。汗染みがありますが、古着では当たり前、気にしません。

オールシーズンとは言いませんが、「春・秋・晩秋・梅春・冬の入り口」はカバーできるこれら。

長い間着用できそうです。

たった2点のワンピースでもちゃんとこだわることができます。

共通に「モノトーンカラー」でそろえたこと、「ロングワンピース」に特化したこと。

そして、上述のようにたまたまの偶然によって、「同じようなデザイン(裾がプリーツ)」が集まったことなどが「拘り」と感じられる要素です。

あとがき

お食事会・飲み会・コンサート・お買い物など、せっかくなので、素敵に装い輝いていただきたいと思います。

数が多ければ素敵ということでは決してないということが随分浸透してきていると思います。

「丁寧な選び方」ということをすれば少ない数でも「豊富」なイメージの不思議もあるのがファッション。

基本「オタク」的存在を好んでおりますので、そういった者ならではの役割として、今後もこういった「コーデ」のご提案をブログ記事に綴ってまいりたいと思います(^-^)。