是非一緒にこの型紙を使いましょう、巾着バッグの入り口をスタイリッシュに締めてくれる「レンズストッパー」の相性の良い2枚の型紙【1424】

アイキャッチ画像1424

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に【1293】の投稿で、じっくりと作り方を解説した「レンズストッパー」。

ハンドメイドバッグの巾着バッグの入り口開閉に使う「機能パーツ」。

附属品として既製品もあるのですが、豊富ということもなく、レンズのサイズが作りたいひものサイズに合うのかどうかが悩みの種です。

きっかけは、あるハイブランドバッグ。

ナイロンバッグを多く生み出したあのブランド様です。

持っていた巾着ポーチの入り口にナイロンの共布でこれが設置されていました。

細かい作り方などは分かりませんでしたが、「共布を使った布製で製作するレンズストッパー」というところを引用させていただきました。

触ると、内部には硬い芯も入れてあるようでした。

何らプラスチックや金属の既製品と変わらぬ働きだったっことに大いに心動かされ、その後ピクチャレスクの製作に引用させていただきました。

このたびは、型紙をご紹介し、そのサイズ感を感じ取っていただく回です。

作り方に関しましては、冒頭でご紹介の過去の【1293】にお立ち寄りいただければと思います。

定番記録として残します、5cm幅で作る観音開きのひもの出来上がり1.2cm幅が通るレンズストッパーの横の長さは型紙で11.5cmが良い

レンズの穴にひもが最もスムーズに無理なく通るレンズの穴を調整していく実験をした結果の型紙です↓。

巾着ひもの型紙:5cm幅。四つ折りに観音開きに細長く折って作る長いひもが出来上がり1.25cm幅へ。
レンズストッパーの型紙:縦10cmx横11.5cm。横は左右の縫い代1.5cmを含みます。

巾着ひもは、真ん中で折り、そこへ向かって更に両側から折る、そして最後まとめて折るということで観音開きに出来上がります。

レンズストッパーは、左右は1.5cmの縫い代を折り、上下は、真ん中で折り、そこへ向かって「三つ折り」で折り込みます。

そして、出来上がったこれまでのレンズストッパーがこちら、すべてこの型紙で作ったものです↓。

レンズストッパー:出来上がり縦3.5cmx横4.5cm程。なかなか貫禄があり安定したストッパーです。

ここで、細かく巾着ひもとレンズ穴のサイズ感をお伝えしておきます↓。

まず巾着ひもは、型紙が5cm幅を4等分なので、5÷4=1.25。

1.25cm幅の紐に出来上がります。

レンズストッパーは、型紙の横が11.5cmなので左右の縫い代1.5cmずつを引き二つ折りなので半分になります。

11.5-(1.5x2)=8.5、8.5÷2=4.25。

少し厚みがある折り目が膨張しておよそ4.5cmの出来上がりと表示しました。

この4.25cmの半分は4.25÷2=2.125。

巾着紐幅の出来上がり1.25cmが通るために2.125cmのホール幅が必要だと見ることができます。

2.125-1.25=0.875cm、この隙間を左右均等にならすと、0.875÷2=0.4375

穴の左右の隙間がひもよりもざっくりと5mmずつゆとりを見たというサイズ感のコンビなのです。

このサイズ感を引き出しに持っておけば、レンズストッパーがどんなサイズであろうと、ひも幅との関係が連動する時のめやすになります。

きつすぎてもスムーズではありませんし、緩すぎても入り口の締める機能を失うのです。

あとがき

是非、この型紙お使いいただければと思います。

ピクチャレスクの事業活動は、「共有型のハンドメイドバッグ」。

その名の通り「共有型」らしいスタイルが1つ実行できて大変良かったと思っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「かっこいいしこれがあると安心です」と言ってもらえる、スムーズかつしっかりとした留め具機能の「共布レンズストッパー」の作り方【1293】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

時々、YouTube動画で「HMB教室:ハンドメイドバッグ教室」を投稿しています。

その1投稿がその日の教室の内容ということになります。

YouTubeをご視聴いただくのみですので「無料」です(^-^)。

このたびは、巾着バッグのデザインで引用していただけるスタイリッシュな「レンズストッパー」の作り方をお伝えしてまいります。

巾着ひもとの望ましいサイズ感の相性を重視したレンズ穴の寸法にもご注目いただければと思います。

緻密で丈夫な作りの12mm幅の巾着ひもとのコンビ、ハード薄芯内蔵の共布生地を織り込んだペタンコなレンズストッパーの作り方

まずは、巾着ひもの作り方からです。

この作り方は、以前の<HMB教室>のカテの【135】のバッグの取っ手の作り方と全く同じ、このたびはアイロンで折るところまでを記録として動画に残しました。

メインはストッパーの方なので、あくまでコンビの相方としてこの巾着紐の出来上がり巾にスポットを当てました。

それでも、作り方が分かるようにはなっていますので(^-^)。

取っ手の型紙は5cm巾のこんな細長。1.2m-1.3mくらいは長さが必要で、バッグ本体の横の長さによって変動。

二つ折りの生地に対して型紙も「わ」に折って当てるか、片方まっすぐに裁断してあるところから5cmにボールペンなどで印を付けて裁ちばさみでカットして裁断。

裏には、全面に接着芯を貼りました。

まずは半分にアイロンで折り線を付け、その折り線跡に向かって両端から観音開きにアイロンで折ります。
両先端の短い辺は縫い代を内側に1cm程折り込み、こうして、観音開きの真ん中を最後のダメ押しアイロン。

この時の「ダメ押しアイロン」が出来上がりのラインの美しさを形成することになりますので是非ひと手間かけて下さいませ。

ミシンステッチは、外枠のボックス、そこから途切れずに真ん中の2本を均等にステッチ。一繋ぎで最後まで可能。

最後は元の位置で玉止めをし、溝に隠します。

この時の出来上がりの巾は1.2cm程、計算としては、5cm÷4=1.25cmに一致します。

。。と、ひもに関してはここまでです。

この出来上がりの1.2cm巾というのが次作るレンズストッパーの穴の巾に対してどれぐらいのものなのかがこの度の重要なポイントです。

この1.2cm(計算では1.25cmという数値)を覚えておいてくださいませ。

では、次にレンズストッパーの作り方に移ります。

型紙は縦10cmx横11.5cmです。正方形より少し横が長くなった長方形です。
裁断後はひもと同じように接着芯をまず貼りました。
レンズストッパーは接着芯だけでは迫力が足りないので、「ハード薄芯」も更に貼ります。
ハード薄芯は接着機能が無いので、ボンドで縁枠だけを貼ります。内部は風合いを損ねるので貼りません。
次にアイロンで三つ折り観音開きに折るのですが、先に両端の縫い代を1cm強折っておくところから始めます。
折った表側を見るとこんな感じ。ここへ次に、裏側からミシンでステッチをかけていきます。
ステッチは一繋ぎで一気に。まず内側のハギ目を固定するためのボックス、引き続き、外枠という順番です。
ステッチが出来上がったら表側はこのようなデザインに糸目が出ます。いわゆるこちらも4本ステッチです。
アップに寄りました。ポイントは、内枠と外枠のステッチの重なるところのぴったり重なった綺麗さです。
次にど真ん中に向かって両端からアイロンで折り曲げます。
そして、今度は内枠だけを2周ステッチして玉止めを隠して終了。ホールの横幅を測ってみましたら、2.2cm。
ホールはこうして穴をぷっくりと立体的に開けておきます。
1.2cm巾の巾着ひもが、2.2cm巾のホールに程よく通るというこのサイズ感。全体で1cmのゆとりという驚き。

片方のホールにおいて、紐の左右の隙間が各5mmずつ程の合計1cmの隙間があることが判明。

横のみの隙間ではなく、縦の厚み分の隙間もあるからここまでの意外に大きい数値なのだと解釈しました。

ホールにはひも通しを使うと優しく通せます。手で入れ込んで目打ちで引っ張る場合生地を傷めぬませぬよう。
レンズストッパーの完成:こんな感じでひもがホールに通りました。ひもの向きは、2重に重なった方が外向き。

後で貼りますYouTube動画内(動画の最後の方)でストッパーを動かす際のそのサイズ感を「音」で聞いていただくことができます。

きつすぎても生地を傷める、緩すぎたらセキュリティー性が弱い、過去の失敗からサイズを調整し、だいたいどの生地でこのサイズで作っても平均的にちゃんと機能を果たしてくれるというものになります。

共布だけで作りましたが、ストッパーをひもと違う生地でもコントラストが効いてお洒落になるかもしれません。
裏からの作業だけですが、表にはどうステッチが出るのかをしっかりと意識した結果です。

あとがき

今回のレンズストッパーは、既製品の工業製品ストッパーとの差別化です。

生地でこのような立体感ある附属品が作れてしまうことの可能性を感じていただけると思います。

生地に工夫をこらせば、何でも作って行けるのではないかという夢が膨らみます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

アシンメトリーなデザインでありながら持つ人間の体の左右のバランスにも配慮、ワンショルダー使いとリュック使いの2通りが使い分けられるバッグ【1285】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「ワンショルダーバッグ」が完成しました。

ただ、今後の課題も見つかり、徐々に磨きをかけていきたいと思います。

ぱっと見はコンパクトですっきりとしたデザインになりまして、片方の肩で担ぐようなスタイルでありながら、もう1つの使い方としてリュックのように背負うこともできるという作りを入れ込みました。

ただ、2つの使い方を兼ねるデザインはどうしても片方が使いにくいものになるというどうにも仕方がない問題が起こります。

出来上がった本体の寸法のバランスの答えのようなものが、過去の古い時代のワンショルダーバッグにメッセージのように現れていたのでした。

リュックに背負う時のバランスは円形がダントツ均一的、古い時代のバッグには決まって筒形の円形底が多いワンショルダーバッグに学ぶ

リュックにもなるワンショルダーサック:<サイズ>縦34cmX横21/34cmXマチ15cm。

以前作ったのはワンショルダーのみの機能として考えていましたので、もっと横幅が広かったのですが、今度は狭めました。

そして、左サイドの部分を背中に当てた向きで、リュックにも使えることを考えていきました。

ただ、結果としましては、まだまだ配慮が足りなかったと反省しております。

マチ15cmという狭さは背中には不安定。思い切ったマチの分量で円形に寄っていく正方形底が正解なのだと。

まだ今後も、違う生地でこのデザインを改良して製作しますが、この1点目と同じマチが15cmでは足りないと思っています。

リュックとして背中に背負うには20cm以上のマチがあった方がよいこと、そもそも奥行き(正面からは横にあたる長さ)とマチが一致した底面が正方形であることが最低限であると解きました。

そうしますと、よくある、楕円底で側面が途切れることのない一繋ぎぐるり1周の方が、ハギ目がリュック仕様の時に人から見る背の真ん中に出ないというメリットがあります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2023.05.21からおよそ1年半後の2024.11.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

現在では、楕円底に落ち着いていまして、ワンショルダーそのものをやめています。

結局2つを兼ねることの1つずつのパンチの無さを見直し、1wayだけで勝負することにその後は決めたのでした。

とはいえ、この時のワンショルダーの経験は非常に良い過程でした。

特にワンショルダーのみにとどまらない内部構造は2024年にも引き継いでいますので、是非ご覧くださいませ↓。

<表地>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。<裏地>キュプラ裏地、キュプラ/100%、日本製。

裏地のドットはジャガードです。

水玉柄に関しても、プリント物よりもジャガードタイプの方が高級感に溢れます。

フラップを開けた時の様子:型玉縁風のスタイリッシュな隠しポケットが顔を出します。ジャケットみたいです。
「レンズストッパー」:「HMB教室:ハンドメイドバッグ教室」というカテでも作り方をご紹介の定番パーツ。

あとがき

この先は、このたびの底面の偏りを解消する円形に近い正方形底でいくつかワンショルダーバッグを作っていきまして、最終的にはこのモデルは終わりました。

終了ということも決して悪い意味ではなく、今後の発展のための重要なステップなのです。

そうして、現在の2024年の両肩のショルダーのナップサックの大きめサイズの楕円底に向かっていったのでした(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

生地の原産国も分からない情報の無いはぎれに情熱を込めて作った麻のワンショルダーバッグ、高級生地だけに依存した製作を越えていきたい【1221】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびの投稿は【1219】の続きになります。

【1219】では、生地屋様の「ワゴンの中のはぎれ」の中で同時に見つけた表地と裏地コンビで、生地代¥150(¥90+¥60)で完成したワンショルダーバッグが完成。

最後に原価表もご提示したいと思いますので、あっ!と驚かれることと思います、楽しみに読み進めていただければと思います。

見かけはスタイリッシュで素敵だが、ワンショルダーバッグがこの横幅で良いのかという見直しが必要、縦長の方が背負う時にずれにくい

「ワンショルダーバッグ」:<サイズ>縦29cmx横34/49cmxマチ15cm。表地麻/100%、裏地綿/100%。

中には、中綿がふんわり袋に入れてありますが、ピンタックがきちんとした感じを表現してくれてスタイリッシュに出来上がりました。

ところで、この巾は古物で拝見するワンショルダーなどに見られるほとんどのこういったタイプよりももっと広いものになっています。

現代では、長財布が多いので、横幅も必要ですが、実際にアシンメトリーに背負う場面でこのように幅広でも良いのかを完成後に反省。

古物市場で見つかる多くのワンショルダーバッグは、底が円になった筒形です。

というのも、背負う時に多少コロコロと動いても、肩に平均的に安定することが均一なカーブである円の周囲のラインであると説いたフォルムであるからだと言えます。

この製作は、主に裏面(ポケットと反対側の面)を右肩、もしくは、左肩に乗せる時に接する面である設定をイメージしています。

筒形のようにコロコロとは動かない定位置の固定のイメージ、トートバッグを肩にかけた時に似た感触になるかと思います。

ただ、今後は細長に見直す必要性を感じずにはいられません。

フラップポケット(表):横は、スマホも横向きに入る18cm。こちらが正面であるというトレードマークに。

↑このように外面には、アクセントのようにフラップポケットを付けましたが、内側にももう1つポケットを付けました。

デザインが違う「隠しポケット」です↓。

片玉縁風ポケット:裏地は生地名不明(ガーゼ)、綿/100%、原産国不明。ポケット自体は、表地の麻/100%。

裏地の原色カラーとのコントラストが素敵に出ています。

周りの幾何柄の四角いイメージの中には、この型玉縁風は相性が良いポケットの形です。

ポケットは、柄の流れを遮る存在、その際に同じ生地ではなく別生地で設置する効果があるのです。

隠しポケットの内側の様子。こちらも深さがたっぷりのポケットにすることができました。

ワゴンのはぎれであったのにかなり有効に使えたと思います。

巾着紐の入り口周辺はセキュリティー性が気になるところ。レンズストッパーの役割が安心感とデザイン性に。
レンズストッパー:結構硬めに作ることがポイントですので、接着芯に加えて、ハード薄芯を内蔵して作ります。

<型紙メモ>ひも:巾5cmの型紙を観音開き折りで1.2cm仕上がり。レンズストッパーの型紙:縦10cmx横11.5cm。

レンズストッパーの穴の横幅は、ゆる過ぎてもその機能を果たせませんし、きつ過ぎても生地に接触し過ぎて生地を傷めます。

適度なスムーズさや遊び空間が必要なので、サイズ感の調整を研究したのが上に表示の<型紙メモ>です。

お得な¥150の生地をフルに使った生地原価を含む全体の原価計算の値は¥321、安い原価だからこそ高級生地に依存した製作を越えた価値を付けていく

今回、生地代がものすごくお得なコスパの良い原価になりました。

はぎれならではの原価です。

しかし、はぎれだからと手を抜かずに真剣に熱を込めて良い機能を追加してこのバッグが出来上がりました。

生地は一番に原価に影響する材料です。はぎれはその点を大きくクリアしていくのです。

このように¥321とかなり安い原価で出来上がったバッグにはその値段だけの価値しかないのか。

違うのです。

もともとの材料の積み算でしかない原価から生まれた販売価格決め、原価x何%などと機械的にはじくものではないと考えます。

その後の製作で生み出した気の利いた機能などが高い付加価値になっていくことこそがハンドメイド製作の醍醐味です。

量産品では手を抜かれる部分こそ入念に丁寧に作って行くという「巷にたくさん出回っているお品と反対の事をしていく」と差別化が実現できると思います。

あとがき

はぎれはあまり面積が大きくはないですが、だからこそ余分がすでにそぎ落とされていると考えれば、ぎりぎりでも、はぎれに合わせたサイズを決めていくという製作ができます。

時には、はぎれ同士をハギ合わせて面積を広くしていくデザインを兼ねた手法なども駆使して容量が大きなお品物を作ると良いです。

小物はあまり受け入れられにくい、どちらかというと大きく使えるバッグが受け入れられやすいと感じます。

小物は多くの方が作るので競争率が激しく、目立たないということもあるのかもしれません。

大きなサイズのバッグはあまり作られませんから、レアなので存在感がかえって生まれるのです。

こうして限られた分量で作ることで、むやみにハギ合わせをすることのデザインの無意味さが分かります。

はぎれでの製作に学ぶことは多いです。

物がありふれてたくさんの分量の生地ではぼやけて見えなかったことも、限りあるはぎれだからこそ現れることも多いのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

共布でレンズストッパーを設置した巾着バッグ、トロピカルな美しいマルチカラーの完成は無限の生地へ可能性【20】

アイキャッチ画像20

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「巾着袋」と「巾着バッグ」の違いは、バッグらしいアイテムの金具やパーツの存在に感じられます。

巾着袋にはないもの「片面ハトメ/アイレットカン」と「レンズストッパー」の2種の附属品が加わった巾着バッグをこのたび製作。

「レンズストッパー」の方は共布製作ですので、既製品には無いメリットのサイズが自由である点もポテンシャルに溢れます。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.06.18からおよそ5年半後の2025.01.20にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしております。

一応完成には至ったものの、課題も複数ありまして、その後にどう見直して現在の2025年に至るのかも併せてお伝えできればと思います。

美しいマルチカラーに吸い込まれそうな巾着バッグ、絞るタイプに引用できる共布レンズストッパーの誕生

巾着バッグ:<サイズ>:縦23cmx横15/30cmxマチ7cm。ショルダーの幅は13mm。
表地(グリーン系マルチカラー):ガーゼプリント、ポリエステル/100%、日本製。ハワイアン風な柄です。
裏地(赤紫色):ジャガードクロス、ポリエステル/100%、日本製。ゼブラ風のジャガード柄がシャープ。
左上から時計回りに、「後ろ面」「ショルダーの線コキ」「ひも先のループエンド」「底面」。
マジックテープルーフ:巾着ホールは伝統的な12個からの改良で8個。口が閉まりきらないことのフォローです。

↑この写真でもご覧いただけますが、アイレットカンがステッチを遮ったりマジックテープをぶち抜いたりなど、狭い場所に無理やり複数のパーツが込み入りました。

非常に不安定な製作であり、後に大きく見直していく必要を感じました。

容量の小さなバッグには多機能が見込めないことがよく分かったのです。

着用イメージ:口が半開きのままでも、視線も行き届き、内部のマジックテープルーフがあることの安心感。
お洋服コーデ:無地に対してこのマルチカラーは効果的です。抽象的な柄であり、柄同士でも合うことも可能。

その後なのですが、そもそも生地に対して、本来は望ましくない「片面ハトメ/アイレットカン」を使用することを廃止していきました、2023年のことです。

生地に穴を開けることさえ気持ちが辛かったことを一番大切にしたのです。

その代わり、巾着ひもホールタブという生地で作るトンネルにひもを通す仕様を考案し、2025年では、巾着系はこの手法1本です。

金属パーツで現在使用しているのは、Dカンのみ。

いつ外れるとも分からない打ち込みカシめることのみで成り立つ「ハトメ」類に比べ、Dカンは「縫い」の力で成り立つことが永久だと解釈しています。

そして、「レンズストッパー」に関しましては、ひもと穴の一番望ましいサイズ感を設計の型紙と作り方をじっくりと解説しながら自由な引用を広めている最中です。

「ひもの左右が5mmくらいずつのゆとりを持った合計1cmの差」が程良きバランスです。

あとがき

ピクチャレスクとしましては、裏地も表地と同等くらいにフラットに「材料」として見ています。

表地が同じバッグで裏地まで同じということは確率としては大変低いものになります。

こういったところに、独自の解釈を入れ込むことが出来るのです。

その後、この生地は、裏地をグリーンに使う2点「クラッチ」「バニティ」を製作して使い切りました↓

実は、この時の1m程の調達で生地屋様の在庫の最終、レジでは巻き棒が飛び出しました。

1種の生地でいろいろなデザインを製作してしまいましたが、この時の最初の巾着バッグが柄と一番相性が良かったと振り返ります。

3種も同じ生地で製作するのではなく、1種のみを広々とした面積に柄がいっぱいに広がる使い方で価値を高めた方が良かったと2025年では考えております。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク