まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、王道の「A4横サブバッグ」の製作に入りました。
よく製作されているこのデザインを服地のラメ入りマルチボーダーで美しく作って行ければと挑戦致しました。
トートバッグはハギ目が複数のデザインですので、サイド・底・取っ手の「対象の柄のそろい」を裁断の時から意識していくことになります。
このたびは、まだ完成には至りませんが(次の【57】で完成)、柄合わせの実体験をリアルにお伝えできればと思います。
せっかくの素敵な柄生地、少しの手間を惜しむことなくその後の永遠の美しさを重視するというこの「考え方」にもご注目下さればと思います。
トートバッグの同じ位置の柄同士をぴたりと合わせる、縫い始める場所も工夫次第のランダムボーダーの柄合わせ
まずは、製作するA4横トートバッグの表地と裏地のご紹介です↓。


そもそも裁断時から柄合わせは始まっています。
ボーダーの場合は縫い合わせた時に横の段差のずれを解消していくゴールに向かうのです。
各2枚ずつのパーツですが、互いに同じ位置に同じボーダーの線が出るように裁断しています。
1間隔はストライプやチェックの場合にも同じで、「ピッチ」と呼び、本体ではおよそ5ピッチ程で成り立っていると見ることができます。
遠目で見た方がピッチはつかみやすいです。


無地の生地であれば、端っこから均等にぴったりくっつけますが、この場合は特別。
柄の同じ部分に待ち針で固定します。
そして、もう1つのポイントとしましては、②端から縫うのではなく、待ち針周辺の同じ柄の重なりからスタートすることも効果的です。
縫い合わせは二重縫いをしておりますので、途中の場所からスタートしても、最終的にはすべての辺が二重縫いになるように。

簡単ではないのが、待ち針で固定して対策しても1mm程ずれることがあるということ、それもずれたということには変わりありません。
徹底的なまでに待ち針を細かく打つということも、この場合は必要なのではないでしょうか。
あとがき

ストライプの場合を考えてみますと、ボーダーの時の両サイドにおいては、ボーダーよりも目立ちにくいです。
ただ、このたびあまり気にしなかった底のハギ目は、ストライプでは縦に線が1本に繋がるようにするのが美しいのです。
やはり難しいのはチェックです。
ボーダーとストライプの混合と考えると縦も横も柄合わせが必要だからです。
よって、難易度順には、チェック>ボーダー>ストライプということになります。
ただ、チェックでも「ある程度」という合わせ方として後のブログ記事にも投稿させていただいておりまして、このたびのボーダーのような段差の方のみを合わせるという中間をとることも。。
そう考えますと、まずはボーダーで体験していくのが良いと考えます。
とにかく後に美しい堂々たるバッグとして残せるよう、今ここで苦労をいとわないという姿勢も同時に説いていきたいと思ったのです(^-^)。
