「中表」ひっくり返し後の口の閉じ方、綿棒ボンド付け固定で返し口の場所がどこだか分からないよう馴染ませることを目標とした【344】

アイキャッチ画像344

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

投稿の【336】で取り掛かり始めました「巻き寿司」と名付けた角丸のスクエアリュック製作の一場面を、このたびはお届けしたいと思います。

完成は、後日の投稿の【346】でご覧いただけます。

全体の大まかな流れは、前半で「中表」ひっくり返しで予め縫い代を内部に収納したプレート同士を後半で「外表」で合体していくという視覚的に分かり易い手法のもの。

カーブの重なりがいかに正確にできるかのこれまでの追求から、半径を増やした円の一部をゆるやかに配した優しい4つの角も特徴になります。

では、「中表」ひっくり返し後の「返し口」の始末を実際に行ったやり方でお伝えしたいと思います。

前もって縫い代を解決の中表ひっくり返し作業で作るバッグの2つの面、返し口は直線部分で綿棒使いのボンドで繊細に口閉じた

返し口のボンド付け:15cmをとり、「中表」をひっくり返した状態。この返し口は綿棒で繊細にボンド付け。

ボンド+アイロンの良き固定効果から、アイロンでしっかり熱を加えたらOKです。

ここでステッチをすることはしません、最後の組み立ての時に初めて縁にステッチが入るよう準備するのみです。

2面分の本体パーツ:同じパーツx2面分です。場所は底のストレート部分を利用。サイドを利用する案もあり。
内側から貫通する表面に見えたステッチの隠し方:「ファスナーつまみタブ」の下に隠されるような位置に調整。
表側から貫通する裏面に見えたステッチ:裏面なので隠すことはせずステッチがボックス状にそのまま見えます。

こうしてステッチ糸がどうしても貫通せずには仕上がらないデメリットが伴う作り方なのです。

ステッチが出てしまう理由は、ファスナーを設置した後で、ファスナー位置を見ながらの調整位置だから仕方がないのです。

ステッチが出てしまうことを受け入れ、「美しくステッチを出す」という解決の仕方をして「外表」を貫きました。

あとがき

非常にわずかな部分にスポットを当てたこのたびですが、こうした少しずつの工夫が集まって出来の良さへの発展になると実感しています。

どこかを際立たせてそこに依存する例の1つが生地の素敵さへの依存。

生地が素敵でブランド生地であれば縫製は二の次というスタンスがありますが、製造者としての軸や付加価値の部分が抜け落ちると、後からの悪い「つけ」のようなものが起こります。

生地の素敵さは別で考え、製作の技術面を高めそれが付加価値となるような道の歩み方がお勧めしたいスタイルです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

外表で作る全4箇所のカーブがどれも同じ緩やかさのボストンリュック試作品、台形寄りと四角型の2点の不思議な見た目の違い【335】

アイキャッチ画像335

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の投稿番号の【334】では、長い間憧れたドーム型(がま口とも呼ばれる)の製作を打ち切り。

2019年からおよそ1年間に渡り改良してみては納得するラインを追求しましたが、答えは出ませんでした。

その諦めの1つに、ファスナーに近寄り過ぎた本体面の縫い付けの難しさもありました。

このたびは、すっかり姿が変わってしまいますが、ファスナー周りに口布を伴ったボストンデザインへ移行します。

そして、また別のボストン型で製作してきた「かまぼこ」と呼んでいたデザインの底の急カーブの出来上がりの汚さ(不揃い)を見直し、苦労せずに綺麗にできるデザインへ変更したいと思います。

「ドーム型」から「おにぎり」へ、「かまぼこ型」から「巻き寿司」へという2種のデザイン変更を同時に致します。

さしあたっては、試作品を片面付けだけの半完成品型のポーチで作ってみました。

このたびは、その2タイプの試作品の出来上がりを見る回となります。

「おにぎり」「巻き寿司」の2点のボストン型リュックの新デザインの試作、緩やかなカーブラインが作り易さと成功率を劇的に高めた

左(表地・裏地共通):カスリネップツイード、綿/100%、日本製。右(表地・裏地共通):ジャカードテーブルクロス、綿/57%、ポリエステル/43%、日本製。
裁断:片面と口布のみの試作(半完成品)ですので、これだけのパーツ数です。2枚は表地1枚と裏地1枚の内訳。
「中表」縫い:まず2枚を「中表」でひっくり返してこうしたパーツを作っておきます。その後「外表」縫い。
本体面と口布の「外表」縫い:こうして組み立てるように縫っていくのです。
試作品の「巻き寿司」完成:こんな半完成品でも、シミュレーションとしては十分です。
試作品の「おにぎり」:同じカーブでも台形に寄せることで随分見た目が変わります。
底の重なり:ずっと後のことになりますが、ここは重ねずハギで両割りの方が安定し厚地にも対応できそうです。
「巻き寿司」の完成イメージ:真正面から見た感じです。緩やかなカーブが優し気です。
「おにぎり」の完成イメージ:その名に相応しいおにぎりライン。トップと底のカーブは同じ半径。

感想としては、非常に縫い易かったという点がまず1つ。

面白いのがそれほど違いが無い構造の2点は出来上がってみると全く別デザインのようにも感じる不思議さがありました。

あとがき

時々ストック生地をこんな風に試作品で消化することもあります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.01.14からおよそ5年後の2025.12.05にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直してまいりました。

製作品の稚拙さと共にブログ記事の文章も過去のものは拙く、同じように発展させています。

ブログ記事は「手直し」によって後からでも上書きにより内容を高められますが、それでも当時の投稿日や写真はそのままの記録としてこの先も残します。

発展の姿と過去の拙さ両面あっての現在、未熟な過去こそ本当は大切な苦い記録なのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク