K18YGとK18WGとK18PGの3種の地金カラーの色の違いをミックスしたジュエリーの付け方、ギラギラ感あるカラーがマイルドに緩和【1234】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当、「本物志向のレンタルジュエリー」では、宝石質な美しい天然石と、その美しさに相応しいとされる、高級地金の、18金やプラチナが台・チェーンになったものを選りすぐっています。

このたびは、この地金同士の組み合わせにスポットを当ててみます。

地金は主に3色、「①ゴールド色」のK18YG・「②シルバー色」のK18WGとPT850・PT900やPT950。

そして、時々しか登場しませんが、割金(わりがね)に銅の分量が多い、「③ブロンズ色」のK18PGと全部で3つのカラーで考えます。

ネックレス・ブレス・リングを同時付けする際の組み合わせが、同じ地金のみにそろえることだけが素敵に映るわけではなく、もっと可能性があるということをお伝えしたいと思います。

1)ホワイトゴールドとプラチナが同じ銀色であることの利用

ペンダントトップはPT900、ペンダントチェーンはPT850。ブレスはPT850、リングはK18WG台です。

本来、せっかくプラチナでそろえたなら、リングも台がプラチナに。。と思うところですが、やはりそこはデザイン重視なのです。

優先度としては、同じ銀色であれば、その違いはデザインの相性を上回ることはないという考え方を持っています。

これ、あくまでピクチャレスクの方針、「おしゃれ度」を一番に重視するという軸あってこその判断です。

ただジュエリーに精通した人には、リングの台の色が他のジュエリーと違うことが気になるかもしれません。

組み合わせ担当者としまして気を付けていることは、ペンダントのように1つのアイテムに2点の別アイテムがコンビになったものは、出来るだけ同じ地金にそろえるということです。

ただ、そうもいかないこともあり、地金が正面から見えないタイプは別の地金のコンビに組み合わせることもあります。

特にK18WGの太口のチェーンがほとんど見つかりませんが、ペンダントトップの台はK18WGが多いという矛盾によく悩んでいます。

PT900とPt850の違いは、ほとんど無視して気にしていません。

チェーンは割金多めのPT850の方が丈夫さが追求され、今まで見た範囲ではブレスやネックレスはほぼPT850製であるという事実があります。

また、指輪の台やペンダントトップなどの固まったものには、PT900で製作時の融通(?)でデザイン性を高めやすく(?)なのかどうかは想像ですが、デザイン性の高い場所はPT900の柔らかい値(数字が大きい方)になります。

しかしながら、それでもPT1000というものやPT950でさえもレア、主にPT850とPT900が大半です。

2)K18YGとPT850・900の金銀が半分ずつのやわらかな美しさの表現

全てのアイテムが、K18YGとPT900(850)の18金/プラチナコンビ。デザインに占める色の割合がおよそ半分。

ゴールド1色よりも優し気、銀色1色よりも少し色味が付いて独特です。

リングも、ユニークな地金2色使いで、リボンはK18YG、リング部分はPT900。

ネックレスは、2連の1つが金銀1パーツずつ交互、もう1本は金銀2パーツずつ交互の配置。

ブレスは、コイルのように絡めてあるツイストタイプですが、よく見ると、金銀が交互にボーダーのような配置であることが分かります。

これがより一層中間的な良さを生み出してくれました。

3)K18YGの中に2箇所K18PGを取り込む形の混合セット

K18YGの地金にK18PGが2箇所混じった組み合わせ:ペンダントチェーンがK18YG/PGコンビのボールチェーン。

ぱっと見は、K18YGに映りますが、よく見ると、ペンダントチェーンがK18YG/PGのコンビのツイストです。

そして、リングの台も実はK18PGですが、正面からはほとんどストーンしか目に入らないので台がピンクゴールドなのかどうかさえ分からなくなっているところこそポイントです。

そうして、イエローゴールドにうまく馴染んだピンクゴールドは、ゴールドのトーンの違いによって浮くということもなくなりました。

その他、ボールチェーンつながりで、ペンダントチェーンとブレスがリンク。

ブレスはペンダントチェーンにデザインが似ていますが、K18YGのみでできているのです。

あとがき

地金をそろえることに拘るよりも、希少価値の高い数少ないジュエリーにおいては、あるお品物そのままに考え方を合わせていき、融通を利かせることが良いと考えました。

固定観念はかえって新しい発見を逃すことも。。柔軟にあるべき姿に対応していくということで素敵な製造物に携わった人への敬意も払いたいです(^-^)。

単色→バイカラ→マルチカラーへの発展と共に高まった天然石ネックレスのお洋服に合う多色の融通性【585】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【575】とい番号の記事でレンタルジュエリーのラインナップにはならなかった連の天然石のネックレスの数々をご紹介しました。

その中にサファイアのマルチストーンを取りこんで作ったネックレスとブレスがありました。

このたびは、マルチストーンで1点のみのネックレスを作るということが、ジュエリー同士に加えお洋服とのコーデにかなり融通の利く合わせやすさをもたらすというお話になります。

高級ラインの材料調達で出来上がった宝石寄りなマルチストーンネックレスとブレス

宝石質なカットであることから実際の価格は高価な材料だったのがこれらです↓。

左上から半時計回りに、カイヤナイト、アメジスト、アメジスト、シトリンです。

ここから、分量が不足気味のシトリン(黄色)を抜いたのがブレスのストーンの配分になりました。

オーバルカットで統一の透明感ある淡い数種類の天然石。

宝石にかなり寄ったもので、ひらぺったい楕円型をしています。

つなげて連にし、留め具はK18WGの、引き輪・ダルマ板・つぶし玉x2個を設置で完成です。

マルチストーンのショートネックレスとブレスレット:留め具はK18WG。
3点セット:なかなか相性の良い3点です。

マルチカラ案を考える以前では、自作していたものには、もっと色が寄っていたものが多数ありました↓。

ヴィンテージ物の素敵な2点のネックレスなのですが、重ね付けしてもややカラーの偏りがありました。

グリーンがニュージェイド、ピンクはモルガナイトです。

モルガナイトの珠のつなぎ目周辺は汚れで後にまっさらにお掃除しました。

その前の写真をとってしまい、ごめんなさい<m(__)m>。

1本ずつだとクセが強すぎると2本使いにしたものの、あまり劇的な使いやすさの効果には至らず。

次は、より宝石質な連ですが、これもほぼ同じことでした↓。

2連付け:ブルートパーズとピンクトパーズ。お洋服のコーデとしては結構色が偏ります。
以前のバイカラーネックレス:メロン色のプレナイトの間に入る濃い青緑色はフローライト。

こちらは、確かに色が入り込んだ1連にはなっているもののミックスして溶け合っているところまではいきません。

ここで「バイカラー」の限界を決めました。

一方、3色から始まる「マルチカラー」には装いに溶け込む融通性があると見ています。

とにかくいろんなお洋服に付け回ししたいネックレスを考える場合、マルチストーンで組むというご提案をさせていただきたいと思います。

あとがき

これまで自作のネックレスをたくさん見たり作ったりして、ベスト3に入るような使い道の良いネックレスは、「真珠」「オニキス」「マルチストーン」です。

1色なのにランクインの真珠やオニキスは、白と黒です。

結局1色だけなら、「カラーレス」なものがカラー1色よりも出番が多かったと感じています。

あくまでも一例としてのベスト3ですが、その中でマルチストーンもランクイン。

それほど何本もネックレスを色違いで持たなくてもたった1点のネックレスで十分なのではないでしょうか。

その時には是非、ワードローブのランナップに最も出番数の多い系統の色がそろった「マルチストーン」をたった1本でご検討してみて下さいませ(^-^)。

作ってはみたけれど改めて考えた、そもそもこの繊細な素材でボストンデバッグを作るべきではなかったのではないかという回顧【296】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回1点のミニボストンバッグが完成。

リュック仕様の付いたハンドバッグで名前は「かまぼこ」。

かまぼこと呼ぶ以上、カーブの美しさと対比した底のまっすぐさを綺麗に出したいです。

初期の「かまぼこ」縦13cmx横24cmxマチ7cm:2019年製作。

初期型は、ミニサイズでしたが、あまりに容量が足りずに改良。

そして、このたび、マルチカラーで作ったサイズへと大きくアップしたものになります。

それでも大きなボストンバッグに比べたらハンドバッグの領域を超えることはありませんので、ミニということに致しました。

さらに、リュック仕様にもなるという頼もしい機能を入れてみたのです。

作って完成品を見た上で思うこと、「巾着型の方が断然美しかったであろう」という思い

「かまぼこ」2020年版:<サイズ>縦19cmx横29cmxマチ9cm。

サイズのみ見てみると、2019年版が、縦13cmx横24cmxマチ7cm、2020年版が、縦19cmx横29cmxマチ9cmです。

縦も横もおよそ、5cmは広げているので、5cmという数字は、目に見えてサイズの変化が分かるくらいのものです。

サイズ感の点では大いに良き効果が感じられました。

しかしながら、2019年版の時にはあった良い雰囲気の整ったかまぼこ感が今回のものにはあまり感じられなかったのが残念。

選定の生地がはるかにこのたびがやわらかかったからです。

2019年のものは、強固な縦の織り方がとくにしっかりしたジャガードなのでびしっと仕上がっていました。

マルチカラーのこのたびの生地は、凹凸感があって美しいものの、緩い雰囲気になってしまったのです。

よって、そもそもこのデザインにはまる素材の選定を間違えたと思っております。

確かに、この素材は最初柔らかいからクシュッとなるような巾着タイプのデザインに当てはめようとしていたのですが、実は急にボストンバッグに変更していたのです。

率直な最初の考え方で行くべきでした。

リュックのショルダーの部分。
ファスナーの口布の部分。
スズランモチーフのファスナー飾り。
少しわかりにくいですが、底板は、どうしても内蔵できない作りなので、リムーバブル式で取り付け。

高級な生地でしたので、巾着型で成功していればそれはそれはエレガントに出来上がっていたと思います。

ボストンバッグ型だとややカジュアルテイストがありますね。

とにかく、繊細で柔らかい生地というのは、その柔軟性を活かして、しぼる動きがある「巾着型」に当てはめた方が特性が活きるようです。

あとがき

このたびも、ストレッチフクレジャガードはオレンジで色違いがあったと思います。

ただどちらかに良し悪しの比重が寄らないよう、色違いはよほどでなければ作らないです。

この記事も背景がカーキグリーンだからこそマルチカラーが美しく映えたという良いバランスが感じられる方のカラーでしたので、こちらが一番やはり今思い返しても一番です。

ただ、もう一度この生地があるならば巾着型でトライしてみたいと思う気持ちが残ります。

そもそも生地選定の時に、デザインをしっかりイメージして変な変更をしない、正直なイメージに従ったものが正解のようです。