ボーダー柄(畝:うね)が入ったごわついた靴用のメッシュ素材、合わせた裏地は意外な大花柄ラメ入りだった【746】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お洋服では抵抗ある、柄on柄。

バッグでは柄がペアになっても良いのではないかと思える無責任さ。。人間が直接纏わないからでしょうか。

柄同士も大丈夫なペアの一例として、このたびは、細いボーダーのような織柄が特徴のラメ素材を同じラメが入る大花柄とコンビニしてみた準備段階の記録です。

この場面で、内袋の巾着袋に黒無地を使っていきますので、複数素材の組み合わせをお楽しみくださいませ。

滅多に購入しない「原産国不明」の大花柄の生地が内部の世界を見る楽しみになった

これまで、「日本製」だの「イタリア製」だのにこだわってまいりましたが、だんだん、生地そのものの良さを原産国に関わらずフラットに見るようになってまいりました。

おそらく日本製ではないと思われる大花柄の生地を本体の方の裏地に選択しながら、このたびはパンプス用のごわついた素材の表地とのコンビでリュックに製作するということの第二弾。

番号が1つ前の投稿【745】では、ややネイビー寄りなメッシュ生地でリュックを完成致しました。

パンプス素材ということでは同じ仲間ですが、このたびは、ラメとボーダーが入り、前回の【745】とは随分違った雰囲気になると思います。

一番左がゴールド系のメッシュ生地。素材はおそらくナイロン/100%との情報をいただいております。日本製。

真ん中は輸入生地のプリント物、撥水加工がしてある綿/100%で原産国が不明、一番右は日本製のポリエステル/100%。生地名は不明、真っ黒でありながら、綾織りの斜めの織柄に高級感があります。

左がゴールドでキラキラしているので一番右は抑えた感じですが、ポリ無地はつるりと光るので、左2種のゴールド部分には相性が良いエレガントさがあります。

裏地を2種も必要なのは、元々ストック生地を使用するので、パーツ数の多い裏地に不足ができること、それを兼ね複数の生地で楽しい内部になればと思います。

あとがき

少し心配していますのは、表地のメッシュ素材の凸凹がミシンでちゃんと縫えるのかという点です。

結果はどうなるのか、必ず完成して後日の記事に綴りますので、お待ちくださいませ(^-^)。

同じ黒白ボーダーなのに別物同士の3点のボディーバッグ、同じ柄と色に特化することで分かるそれぞれの味わい【106】

アイキャッチ画像106

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ハンドメイドバッグの製作をある共通点で括り、<○○シリーズ>と題して続行中。

このたびは<黒白ボーダーシリーズ②③>をまとめてお届けしまして、当シリーズを終えたいと思います。

<ボーダーシリーズ>ではなく<黒白ボーダーシリーズ>としたことで、同じ柄やカラーでも違った表現ができる素晴らしさがお伝えできればと思います。

<黒白ボーダーシリーズ②③最終>ポロシャツのかのこ・衣装のサテンも交えた全3点のボディーバッグの本当の個性

このたびは、2点を同時完成致しました。

半月型用生地:<表地:黒x白>カノコボーダーニット、ポリエステル/55%、綿/45%、日本製。<裏地:チャコール>スポーツメッシュ、綿/94%、ポリウレタン6%、日本製。
水平型用生地:<表地・裏地共通:黒x白>サテンストライププリント、ポリエステル/100%、日本製。

元はストライプなのですが、向きを変えてボーダー柄として使用。

では、半月型ボディーバッグの方からまいりたいと思います。

半月型ボディーバッグの裁断後のパーツ:ベルトと本体の橋渡し役として「タブ」の存在があります。
ハギ目周辺の柄合わせ:長めに裁断しておき、柄合わせの融通性を入れています。ハギ目の位置を工夫します。
ボーダーのピッチの統一:ハギ目付近では幅が乱れますので、意識的に幅をそろえます。数回やり直しの末成功。

寸法通りには行かない現実もあり、やり直して目で確かめながらの感覚をつかみました。

ボーダーのおおよその段差解消:カーブの部分はどうしても段差が生まれましたのでストレートの部分のみ。

カーブもぴったりに柄を合わせるところまでするのか。。その場合バッグの寸法自体の見直しになり軸がぶれるのです。

半月型ボディーバッグ完成(かのこボーダーニット黒x白):<サイズ>縦16cmx横20/27cmxマチ7xcm。
ショルダー部分も含めた完成の見た目:このボディーバッグがまさかあのポロシャツ素材と同じという意外性。
その他の箇所(左上から時計回りに):入り口の開き具合・ファスナーポケット→背面→ファスナー口布。

口布部分は目が行く場所ですので、ボーダーの段差が無いようにぴったり柄合わせを意識してあります。

では、ここからはもう1点の水平型ボディーバッグへ移ります↓。

元は地の目がストライプ柄ですので本来の地の目に沿って織芯の接着芯の向きを合わせます。ファスナーは黒。
水平型ボディーバッグの縦長のファスナーポケット:スマホがゆったりと出し入れできます。

ボディーバッグは面積が狭いので、形にめいっぱいのゆとりあるポケットを作るには、本体の形に等比のポケットになるのが必然。

バッグ本体とベルトとの橋渡し的存在:このパーツの呼び名が分かりませんが、「タブ」ととりあえず呼びます。

ジグザグステッチをかけることで頑強に。。所謂キルトのようなものですので、柄との相性に応じてジグザグ以外も有効です。

ファスナー付け:ここがこのバッグの製作の難関。ファスナー両サイドの表地と裏地は「外表」で合体済み。
ファスナーの端タブ:後付けの方法を採用。ファスナーの端を隠しながらスタイリッシュに仕上げます。
水平型ボディーバッグ完成(サテンストライププリント黒x白):<サイズ>縦25cmx横23cmxマチ無し。
水平型ボディーバッグのその他の角度:左上は後ろ面、右下は正面を斜め上から。すっきりとしています。
<黒白ボーダーシリーズ>の3点:どれもボディーバッグ・ボーダーである・黒白であるという複数の共通点。

複数の共通点のその奥にある個性や味わいを発見するには、こうして見かけの「同じ」をあえて設定することで見つけやすくなるのではないかと思ったのです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.02.06からおよそ5年後の2025.04.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

その後<○○シリーズ>はある地点をもって終了。

その理由の1つとしては、シリーズを意識するあまりエンターテイメント寄りな製作スタイルになってしまうことに気が付いたのです。

「構想」を重視するあまりかえって前もって決めた「フレーズ」などに縛られるのは、かえって1点ずつ丁寧に作ることを置き去りにしてしまうと「はっ」としました。

例えば半月型は、ファスナーの両サイドの隙間があり、解消する必要の課題が残りました。

また、水平型ボディーバッグは決して使い易いものではなく、かえってストレスを生んでしまいますのでファスナーの位置が悪いです。

何を一番モットーとするのかを考えると、3点がバランスよく揃うことなど実は関係が無く、「1点ずつ良質なバッグをお届けすること」だったのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク