まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
好きなブランド古着に特化しながら、すべてが古着で成り立つワードローブ、このようなスタイルも10年越えとなりました。
新品のお買い得なお洋服と古着の良質な作りの価値を比較し、後者に軍配という判断のもと。
ただ、古着市場にあるということは、人の手から一度手放された時点で必ずどこかにデメリットがあるものです。
お得感と引き換えに待っているのはリフォーム、この作業の中でお直しをする技術のみならず、リフォーム後の心地を体感しています。
このたびは、ニットのカットソーのボタンホールが伸び、ぽろぽろと触れるだけで外れるストレスの解消に重点を置きながら成果を出していった記録となります。
見た目ではそれほど気付きにくいものですが、着る者自身の「心地」たるもの非常に悪かったのです。
前ボタンのカーディーに有効、ボタンホールの伸びをミシンステッチを加えた単純作業で外れを解決し同時に「嫌な心地」も解消した

一目見て素敵だと思ったのですが、実際に入手後に気付いたのは、ボタンが片っ端から外れていくボタンホールの伸びでした。

ぽろぽろ具合伝わりましたでしょうか。
このような外れが、着る者のストレスを生んでいました、おそらく前の持ち主様の「手放し」はこの事象に対する「諦め」だったと想定します。



やり過ぎないように、まずはあっさりとやってみてそれで効果が出ていれば最低限で良いと思います。

あとがき

他愛もない作業ではあったかと思いますが、実に効果的でした。
人の目には、「破れている」「ほつれている」などと映らない事象でしたが、着る者本人の心地は非常に悪かったところへ劇的変化を得たと思います。
確かにお洋服は見せるもの、しかし着る者が気持ちよく着ることが本当は一番大切なのではないかと思います。
かっこよく見せるために我慢が伴うなどと時に言われている装い、しかしその瞬間の本人の表情が心から清々しい気持ちの表情だと言えるのでしょうか。
今一度、本来装いもまずは本人のためのものであるということを見返すことも大切です(^-^)。

