まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハート・星・フラワーはクセのあるモチーフであるから、ジュエリー同士の組み合わせの成功の難易度が高いというお話をよくブログ記事に綴らせていただきました。
このたびは、上のどれでもない、「木の実」モチーフも実はクセのあるアイテムであると太鼓判、濃ピンクサファイアのペンダントトップをご紹介したいと思います。
是非ご注目いただきたいのが、このクセのあるアイテムをどのように他のジュエリーアイテムと組み合わせていったのかという点です。
どうぞ、ワクワクしながらご一読くださればと思います。
濃ピンク色にはある「事情」があった、ルビーになり損ねた姿こそがドラマチック
元は「コランダム」という同じ鉱物だったルビーとサファイア。
その後の他の物質の入り混じりにより、片や紅色のルビーへ、片や紺及びその他のカラーのサファイアという名前へと枝分かれしました。
実は、ルビーになり切らなかった産物こそがピンクサファイア。
しかも「濃色」ということですので、ルビーに近くて非なる存在になったのでした。
そういった意味では、いかにもストーリー性があるという点が魅力です。
美味しそうに実ったベリーの実を表現したペンダントトップがまるで物語の1節から抜け出したかのよう。
たわわに実った存在感ある丸い粒が密集した9個がセットされたものでたっぷりした作りになっています。
ピンクサファイアは全体的にはもっと薄めなカラーも多く、この濃いめがベリーのイメージに近くて洒落ています。
いろんな色を総称してサファイアと呼ばれていることが意外、成分の違いで色が全く違うのに同じ分類に括られている決め事なのでした。
その中で赤みが不足して、ルビーになり切らなかったからこそ、ピンクサファイアの姿であるというわけです。
「ルビーになりこそなった」などというドラマチックさがかえって魅力的です。
3点セットをこう決めた、あくまで主役はクセのあるモチーフを立てる鉄則
こうして、癖のあるベリーペンダントをその他のジュエリーが主張し過ぎずに引き立ててくれたという構図です。
クセのあるモチーフは思い切って目立たせてしまい主役にするという考え方でした。
お洋服に関しても、むしろこのジュエリーのセットに合うようなお洋服を決めていくという順番でコーデの成功が見込めます。
あとがき
自由で型にとらわれなければ、難しいジュエリーも解決して出番があるものにできると思います。
ベリーデザインを、あまり「木の実なのだ」ということに固執せず、幾何的に解釈することで、まずはジュエリー同士を決め、その後お洋服にそのままセットで合わせていくことのご提案でした(^-^)。