「木の実モチーフ」のジュエリー、身に付ける時以外の保管中にも眺めてうっとりしながら楽しめる、ジュエリーを越えた芸術品らしさ【1120】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

この「本物志向」という言葉には、「何をもって本物と呼ぶのか」ということをテーマの背景があります。

かたやハイブランド物のコスチュームジュエリーが「本物」と呼ばれることもあり、「本物」はそれぞれのブランディングが成せる概念でもあるからです。

一番重視するところが「おしゃれ度」であり、カラットの数値などが二の次であるというところも特徴です。

このたびは、ラインナップが3点で1セットになった組み合わせを縦割りとしますと、その3点の中のペンダントのみをピックアップした横割りでラインナップの中から木の実モチーフだけを集めてみました。

木の実モチーフは考えてみますと随分クセの強いモチーフですが、ジュエリーだからこその美しさが相まって眺める価値ということも出てきます。

このたびは、ジュエリーの「飾る」という役割の一方で、「眺めて楽しむ」というもう1つの役割があり、身に付けていない時間帯にも「価値」が生まれるということをお伝えしたいと思います。

「木の実モチーフ」のペンダント、お洋服に合う「装飾」目的はもちろんのこと、付けていない時間帯に眺めて楽しむ「価値」がある

左上から時計回りに、翡翠(ジェダイト)、ピンクサファイア、メノウ・翡翠、ガーネットがあしらわれる。

どれもこれも、なかなか同じ物を見つけることが難しいその時の出会いがあって有難く入手できました貴重なお品。

カラット数を含む4cのレベルでダイヤモンドが計られますが、それだけではない「おしゃれさ」というところに一番重きを置く考え方があります。

上の4点のペンダントをどのようにブレス・リングを含む3点セットに組み合わせたのかを次にご紹介してまいります↓。

3点セット(ジェダイト):ペンダントはジェダイト、リングはネフライトです。ブレスはトルマリン。
3点セット(ピンクサファイア):リングもピンクサファイアです。クセのある木の実もこうしてまとめます。
3点セット(翡翠・メノウ):葡萄モチーフです。リングはラベンダー翡翠。間のブレスは同じ卵型のダイヤ。
3点セット(ガーネット他):同じダークな色が関連付、リングはスモーキークォーツ。丸モチーフで全体を統一。

あとがき

一癖あるモチーフであっても互いに馴染ませながら、装う機会を増やしていくことは、事業活動における組み合わせ担当である私の役割です。

上の写真のセットを完成させるためには、たくさん悩みたくさんのアイデアを巡らしながら、そして途中変な組み合わせに失敗しながら、やっとたどり着いたものです。

お気づきかと思いますが、どれも自然の姿をモチーフとしているところが共通点でした。

このテイストは「ヨーロッパ」の文化の流れを汲んだものであり、バタフライ・スパイダーなどの昆虫などは、歴史から見ると後に「アメリカ」が生み出した新しいテイストです。

コーデの最終的なゴールは他人目線、円形にもかかわらず遠目に四角に映る平打ちリングの四角モチーフへの取り込み【718】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

当レンタルジュエリーでは、ネックレス、ブレスレット、リングの3アイテムを1セットとしてご提供しております。

その3アイテムはもちろんマッチした3点でなければ意味がありません。

ご多忙であったり、コーデに悩みたくないような価値観のお客様がパッと見て、素早く決められる、視覚的にアプローチしやすい仕組みなのではないかと考えたアイデアです。

この3点をマッチさせる過程では、色・形・地金・天然石の「統一」ということをよく意識しています。

反対に「不統一」のそろえ方もあるかもしれませんが価値観の違いが大き過ぎるのと、おそらくハイレベルなジュエリーにとっては砕けてしまうと思われエレガント一辺倒でやっています(^_^;)。

このたびは、形をそろえていく中で、ある時期に気づいたことをご紹介したいと思います。

それは、アイテムそのものの形のみならず、人から見た時に映る造形というものを研究した成果で、四角いフォルムのジュエリーの組み合わせをするときに引用できるアイデアです。

是非ご覧くださいませ。

四角い形は物体そのものが四角くなくても、四角く目に映ることがある

例えば、スクエアモチーフのペンダントがあったとして、合わせるリングを考え中だとします。

こんな感じのモチーフのペンダントトップ。やはり実物が分かりやすいですね↓。
四角いペンダント:K18YG。美しい薔薇彫りにうっとりな存在感たっぷりなペンダント。

ところが、コーデというものは、遠目から他人が見るという視点も忘れてはならない点です。

K18YG製平打ちリング。幅広で彫りがかわいいです。

このリング自体は円形ですが、幅広の映りが効果を発揮、遠目で人から見た時に、右の見え方になります。

そうすると、丸いリングではありますが、四角い映り方をするのです。

横に帯のように広がるまさに最初の四角い図に一致するのです。

こうして、実際にどのように映るのかというのが結局は行き着く場所です。

手元にあるアイテムというのも、着けてこそ活躍するということを考えると、やはりファッションは人から見られるものになりますので、そういった自分側からだけではなくて、人から見たときに映る見え方という効果というものがあるということです。

同じようにバングルも筒形のようなものは多少ぷっくり膨らみがあっても、おおわくスクエアに映るものです。

そうすると、こういった「筒タイプ」は数が豊富なので見つけやすくなり、四角いモチーフの集結もしやすくなります。

その品物自体が四角いリングなんてあり得ないと思ってしまいますから↓。。

四角いリング:K18YG。ダイヤモンド。一応あるのですが、めちゃくちゃレアですし華奢過ぎます。
四角いペンダントと平打ちリングの相性:花柄が別の種類なので柄はさておき、四角い映りが一致しています。

無理やり四角い形のリングを探すよりもはるかにこの方がボリュームのバランスも良いです。

あとがき

大きな鏡(姿見)というのは、こういった人の目に映る姿や形を確認するうえで有効です。

自分側から、もしくは、上側から見ている見え方に比べて新しい発見があります。

頭の上の帽子から、靴下の色、靴の色、素材などと縦に長くそろえてあるのが分かるおしゃれに長けている方というのは、おそらく鏡で全体のバランスとか配分、素材、形、色などを人から見た時の視点でたくさん見ているのだと思います。

最もおしゃれだと慕うモデルの「ケイト・モス」様。

この方は、必ず全身を見てコーデを決めていると予想しています。

襟の周辺の重なりに柄同士を絡ませて一見異種の柄同士が、遠目で見たスナップ写真を見る私達からすると何ら違和感なくなじんだ粋なコーデとなって映ります。

インスタグラムの女性たちの黄色い声援を浴びておられるダンディな方は、ネクタイ、スカーフの色調を合わせ、靴とスラックスの間からその中の1色のカラーの靴下をのぞかせます。

と、こんな感じで、ジュエリーも実際はどのように映るのかというのを研究し続けると新しい発見があるかもしれません(^-^)。

今にもお花が咲きそう、是非フローラルな指輪やネックレスと一緒に合わせたいボタニカルデザインのプラチナブレスレット【643】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、3アイテムのジュエリーを1セットにあらかじめ組み合わせたまとまりでその「世界観」なるものを演出させていただいております。

ネックレス・ブレス・リングの3点の中では、ブレスレットの存在は、「関連付き」という役割を重視しています。

理由の1つは、付け位置が真ん中であることです。

上のネックレスと下のリングの良き橋渡しになるような「意味」を考えております。

よって、集める順番はネックレスかリングのどちらかから始まることが多く、その相性の具合を見ながらブレスを最後の1点としてうまくリンクするようなものにしています。

この度のブレスレットを見てどんな印象をお持ちになるでしょうか。

プラチナ製の美しい幅広ブレスレットをボタニカルに解釈した投影として、是非ご覧くださいませ。

ブレスレットには登場しないフラワーはペンダントやリングに咲いている♪

PT850製の巾広デザインブレス:良い雰囲気の抽象モチーフだと思います。これをボタニカルに解釈。

そして、このブレスレットを含む3点セットは、こちらです↓。

3点セット:フラワーもほどほどの分量に調整。リングがブーケなのでペンダントは抽象的に。。

不思議なもので、3点が寄り集まると、ブレスレットが先ほどの1点のみの時より、さらに一層ボタニカルに感じませんか。

本当の草木のように感じてくる不思議、これが「世界観」ではないかと。

あとがき

デザインが抽象的な場合、捉え方によっては違う世界観になるのかもしれません。

セット組をするという担当者の役目がここなのです。

もしかして、ジュエリーをたくさん集めていてとても長けている方は、決めたセットに対しては、別のアイデアをお持ちになるのかもしれません。

お客様層というものがあるかと思うのですが、上述のような方は、「単品」を好きなように自分で組み合わせたいという思いがあるのかもしれませんので、「単品」もラインナップに設置があります。

反対に、ジュエリー同士の組み合わせに悩むことが無い方が良いと考える方は、あらかじめセットに組まれた1まとまりをそのままお洋服に当てはめるだけで良いのです。

価値観が分かれる点をそのように解決しようと工夫したラインナップです。

是非、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

思い出や思い入れの詰まったジュエリー購入時のユニークエピソードからお伝えしたいこと、物体ではない体験や出来事の大切さ【198】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、目に映る「モノ」と目には映らない「コト」との関係の深堀りをしてみたいと思います。

ショッピングの購入時の中には、記憶に残らないくらいいつの間にか買っていたというようなアイテムがある一方で、いつまでも記憶に残る何か特別なシーンがあったショッピングであった場合があります。

後者の方は、エピソード付きということで、後のそのアイテムに対する思い入れもひときわです。

そのことが結果、愛着とか大切にしていくなどにつながることもあります。

物体ではないけれど、体験とか出来事というものは、それぐらい威力のあるものです。

そう考えますと、モノを購入する時についてくる1つの体験が心に残るような、語り継がれていくような素敵な体験であるということにもっと注目するべきではないかと思うのです。

ジュエリーにまつわる「ユニークエピソード」のご紹介

いくつかユニークエピソードや、誰しもあるような状況もYOUTUBEでご紹介していますので、後で動画も是非ご視聴どうぞ。

ところが今回動画に入れ忘れてしまったエピソードが1点ありまして、そちらを追加事項としてこの記事でご紹介したいと思います。

それは、10年程前の事だったかと思います。

今は無きデパートの専門店ジュエリーショップでの出来事。

立ち寄って見てみたいと店内をまわらせていただいていたと時の事、大きなモチーフのデイジーの花のシェルペンダントを発見。

ディスプレイに飾ってあり、目立つ色ではないのに、お花が大きめなので迫力があるということ、そしてシェルの美しさが存分に表れているような作りでした。

「これは素敵だ!」と思い、店員さんに見せてもらいました。

そうしているうちに裏面もボーダーがかってなかなか素敵であることも分かり、リバーシブル使いが可能なのではないかとお得感を感じてきました。

そうしてその場で購入に至ります。

店員さんが、なんというか、とても気さくな女性で仕事が大好きといった感じでした。

このシェルペンダントを通して、店員さんと楽しくお話しているうちに、とても話が盛り上がって、ついにふんわりとした気持ち(お酒に酔ったみたい)になってしまい購入。

ここで事件が起こります。うっかりレジカウンターに商品を置き去りにしてしまったのです。

店員さんも最後にお品を私が持ちかえるところを見届けないまま、次のお客様が来店し、接客対応が引き続き始まったようでした。

とても忙しい場所で、デパートの1Fの宝石売り場で人通りが非常に多い入り口付近です。

その後、デパート内の他のお店に日用品の買い物があり、それを終えた後気づきます。

「あれっ?商品忘れてきたかも」。

そして、そのお店に戻ります。

そうしたら、お店の店員さんが安堵の様子で、「あーっ、よかった!」とおっしゃいました。

「先ほど放送で呼び出しをしてもらったのですが、聞こえました?」。

私は、放送で呼び出しされていたのです。

とてもその声は聞こえなかったのですが、いずれは気づくことでしたが、店員さんの慌てっぷりは半端なかったです。

そして、無事受け取り帰宅。

翌日でなくて当日で良かったです。

店員さんも気が気でなく眠れなかったかもしれません。

私がクレジットカードで購入したので、本人確認ができて放送をしてもらうということに至ったようです。

店員さんの方が心配してしまい、大きく責任を感じてしまわれたような事件でした。

過去にもそういう類似の事があるので、よくあることみたいな感じでしたが、さんざんジュエリーについてのお話が盛り上がって肝心のお品を忘れていくという「オチ」が今思えばとってもユニーク。

今はもう、その百貨店自体が閉業してしまい同時にお店もありません。

その店員さんの元気に働く快活な様子はまだ今後もこのジュエリーの購入エピソードと共に残っていくわけです。

YOUTUBEでご紹介できたらよかったです。。ミスしましたね。

そのペンダントというのがこちら。

購入時のエピソード付きのシェルペンダント。真ん中の黄色い部分もシェルです。
裏面もモカグレー色のボーダー柄で天然の美しさが見られるビッグなサイズのデイジーペンダント。

シェルがつるつるした手触りでとても気持ちが良い質感。

シェルは特に高価な素材ではないですけれど、美しさが独特ですし、同じ海の仲間であるパールなどとの組み合わせもよくなじみます。

私はこのエピソード付きのビッグデイジーを自分で使ったことは結局一度もなく、当サイトの「レンタルジュエリー」に2020年7月スタート時のラインナップにささげました。

お客様に借りて喜んでこのビッグデイジーの良さを堪能していただくためにです。

このデイジーの黄色部分に組み合わせたシャネルの黄色バングルも魅力的。

セットでのレンタルなので、リングなども付いてきます。

あとがき

こうしてみてみるといろいろな事情付きでジュエリーを入手しているのだなあと思う部分が興味深いと思いました。

そんな価値あるお品の入手時の思い出深いエピソードあってこその出会いであったと思うと、非常にロマンあふれた装飾品だと考えるようになりました(^-^)。

1つ持つとしたら。。ジュエリーアイテムの抽象的なモチーフは「万能」であり人気が高く好まれる傾向【389】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お洋服の「着回し」があるようにジュエリーも「付け回し」があります。

この言い方がなんとなくジュエリーに対しては抵抗がありますが、要するに「万能である」ということです。

そのジュエリー1点だけを見るのではなくて、他のジュエリーと組み合わせ易かったり、お洋服に合いやすかったりすることが「万能である」と考えて良いかと。

そうすると、決して「ハート」や「星」などのそれ1点が「象徴的で際立つ」モチーフよりもぼんやりとした造形の「抽象的」なモチーフが活躍します。

このたびは、シャープ感ある「抽象的」なモチーフの18金ジュエリーを組み合わせてまいります。

登場するペンダントは注目度の高いモチーフであると「本物志向のレンタルジュエリー」の過去のフィードバックから判断しています。

人気が高かった「抽象」モチーフの効果的な活かし方

〇ペンダント: 長さ5cmの抽象モチーフのK18YG製のトップ。チェーンはK18YG製ベネチアン60cm。
〇ブレスレット:「ルイ・ヴィトン」プラスチックバングル。茶にゴールドのシグナチャー柄。内周20cm。
〇リング:K18YG製のねじりモチーフリングx2個。共に12.5号。同じもの2個重ね付けでボリュームアップ。
セット:どのアイテムもペンダントのモチーフの柄を彷彿とさせる鋭利なもの。

「本物志向のレンタルジュエリー」開始当初は、こうして、ハイブランド様のコスチュームジュエリーと18金やプラチナの地金をミックスして同じレベルで考えた組み合わせをしていました。

一緒に付けるということこそが同じレベルで考えているということになります。

その後の徹底改良の末、本当の心の内を探り出し、「ジュエリー」たるもの、ブランドの入り込む余地無しに天然自然の地金にうっとりするような透明感ある宝石が組み合わされたものであるという考え方に行き着きました。

そして、その後、ハイブランド様のコスチュームジュエリーは完全廃止。

ただ、事業としては廃止ですが、個人的にはハイブランド様のコスチュームジュエリーは作りが良くて楽しくてしょうがないとても好きなジュエリーであるのも事実。

事業のレンタルでは、個人で見つけることができるような量産のコスチュームジュエリーは価値がないと感じたのも事実なのです。

非常に厳しい見方をしたわけですが、「本物志向のレンタルジュエリー」の名にふさわしいジュエリーはどんなものなのかに真剣に向かっていった結果です。

あとがき

ジュエリーは、シーンに応じて使い分けると、廃止したようなコスチュームジュエリーの活躍の場面も出てきます。

例えば、アクティブなシーン、お水で濡れてしまう可能性もあるようなときには、プラスチック製や比較的入手しやすい量産品の出番なのです。

18金やプラチナはお水にも強いのだということもあるのですが、「心持ち」の面を非常に大切にしております。

その気持ちを考えると、お水にさえ濡らしたくない「神聖なるもの」として扱うような高級さがあるジュエリーはしっとりとした場面だけに利用し大切に扱いながら、時々美しさを眺める楽しみも価値に入るのです。

一方、アクティブなシーンにも躊躇なく気軽に付けられる「心持ち」であるシルバー925ジュエリーやコスチュームジュエリー、メッキジュエリーはアクティブな本来の目的に集中できる ことになります。

そうしてある程度ランク付けをしてシーン別に使い分けることが、それぞれのシーンを楽しめるのではないかと思っております。

一番大切にしていますのは、実は「人の心の中」なのでした(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

自分らしい「世界観」をジュエリーの組み合わせで表現するための「統一」部分の決め方【166】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

アクセサリー/ジュエリーと聞くと、洋服をコーディネートし終わり、最後に仕上げのような役割の添え物のイメージをお持ちの方もきっと多くいらっしゃるかと思います。

ジュエリーは、その昔、貴族の宝飾品として、華やかさを誇る、魔除け、運気を高めるなどの役割にも及ぶ価値のある鉱物として、大切にされてきた、歴史あるアイテム。

博物館などにも温存される、今現在見ても綺麗ですばらしい作りのジュエリーにかつての権力者達の力の誇示などの意味も見て取ることができます。

現在は、ジュエリーは庶民的なアイテムです。

誰もが自由に楽しくジュエリーを集めて身に付けていくことが特権として共通にあるのです。

ジュエリーがコーデ全体から見るとわずかな面積を占めるちょっとした飾り物でりながらも、果たす一番大きな役割の1つとして、「自分表現」の1つなのだということです。

自分の表現は、「自分が持つ世界観」の表れとも言えるかと。

それには、ジュエリー同士に共通の箇所があり、それが拘り部分となって、自分らしさが入った世界観として映ります。

ジュエリーのその他の呼び名とジュエリーアイテムの種類

まず、ジュエリーの呼び方って、いろいろありますが、一度、だいたいこれぐらいかな、と思う呼称をいくつか挙げてみます。

・宝飾品・・・ややきちんとした呼び名。

・ジュエリー・・・高価なイメージの呼び名。

・アクセサリー・・・幅広く質を問わずに使われる最も一般的な呼び名。アクセと短く略しても呼びますね。

・飾り・・・やや曖昧ですが、耳飾り=イヤリングのこと などのように昔は使われていたようです。

・宝石・・・宝飾品と似た言葉です。この言い方もダイヤモンドを想像させるような高価なイメージの呼び名ですね。

・貴金属・・・やや素材が限定される呼び名ではありますが、18金+ダイヤモンドなどの高価な部類のものをこう呼んでいますね。

ファインジュエリーとも呼ばれる、18金などの金属+研磨された透明感のある宝石が綺麗で好きです。

いわゆる「本物」です。

では、次に、ジュエリーアイテムの種類を挙げてみます。

・ネックレス

・ペンダント

・ブレスレット

・バングル

・リング

・イヤリング

・アンクレット

少し脱線なのですが、混乱しやすい、ネックレスとペンダント。

この2点は同じ首飾りのことを差します。

しかし、ネット上では、販売されているお品を、混在して使われていて定義が曖昧。

おそらく、写真があるのでどちらの呼称でも問題がないのでしょうね。

そこで、ネックレスとペンダントの違いをとーっても簡単にご説明します。

・ネックレス・・・チェーン状の首飾り。

ペンダント・・・チェーンの先端にトップ/ヘッドの付いた首飾り。

こんな定義であれば、だいたい何を見てもうまく区別できるのではないかと思います。

どちらかというと、ペンダントもネックレスと呼んでしまっていることが多いので、ネックレスという呼称の方が多く使われているかと思います。

そんなことから、混同しがちな2呼称ですが、結局写真が必ず存在しますから、見た目で一目瞭然、呼称自体はそれほど明確に分けて使う必要がないのでしょう。

もう1つ、腕輪であるこの2点、

・ブレスレット

・バングル

ブレスレットは、イメージとしては、ゆらゆら揺れる留め具のついたもの。

バングルは、筒状になっていて基本留め具のないもの。

という一般的なイメージはあるようですが、バングルでも留め具のあるバングルがあれば、一方で、ブレスレットでも筒形をしていて、留め具がなくてゆらゆら揺れるものがある、という例外を上げたらきりがないです。

ですから、見た目のイメージから、写真で呼び名をブレスかバングルか使い分ければ問題ないということでしょう。

ということで、ジュエリーには以上のようなアイテムが登場しています。

体の所々の部分に点在する形で身に付けるジュエリー。

人間の体の特徴を利用して、フックのように引っかけたり、吊り下げたりして体全体に、まるでオーラのように纏うものなのです。

「〇〇な雰囲気」の〇〇の部分をあえて言葉で表現してみます

では、ここからは、できるだけたくさん「〇〇な雰囲気」を表現するジュエリーコーデをしていきますね。

上記で挙げたジュエリーアイテム、

・ネックレス

・ペンダント

・ブレスレット

・バングル

・リング

・イヤリング

・アンクレット

の中から、

・ネックレス/ペンダント

・ブレスレット/バングル

・リング

この3アイテムにしぼって、3点を1セットにした、ジュエリー同士のコーデというものを行っていこうと思います。

作る雰囲気の種類は、

①かわいい雰囲気

②異国情緒あふれた雰囲気

③メンズライクな雰囲気

を、先ほど上に挙げた3種のアイテム、

・ネックレス/ペンダント

・ブレスレット/バングル

・リング

でセットしてまとめてみますね。

①かわいい雰囲気

①かわいい雰囲気:K18YG、SV925、あこや真珠、淡水真珠(超ラウンド)、マザーオブパール。

まあるい形のフラワーモチーフも多く使われて、重ね付けも取り入れています。

かわいい雰囲気を作っているものは、小花というモチーフと、小粒なベビーパールが小ぶりなことが、かわいい雰囲気を作ったのだと思います。

②エキゾチックな雰囲気

②異国情緒あふれた雰囲気:SV925、ステンレス、カーネリアン、翡翠、トルマリン。

左側の房のロングペンダントはトップがシルバー925の素材でトルコ製のタッセル(房:ふさ)モチーフです。

そして、隣の重ね付けのオレンジアゲート(カーネリアン)の大粒ドロップ型ペンダントの多面カットがとても綺麗できらめきます。

バングルのオレンジも同じオレンジアゲートです。

右は、ビッグな黄緑色の透かし彫りの入った大きな楕円形ペンダントで、透かしには、鳥や花が彫られています。

オレンジや、黄緑色という色使い、外国のものであったりすること、が異国情緒あふれて、エキゾチックな雰囲気を作っているかと思います。

③メンズライクな雰囲気

③メンズライクな雰囲気:SV925、ステンレス、メッキ。

左は、エンポリオアルマーニのロゴ入りの、牙型のペンダントで、ステンレスの黒とシルバーのツートンカラーがお洒落です。

リングも同じエンポリオアルマーニのロゴ点在です。

ペンダントのチェーンはロングの領域の80cm程です。

右は、エルメスのセリエペンダントというコイン型がこれもロングチェーンでかっこよく揺れてとってもクール、バングルの赤色も同じエルメスです。

左側は、牙型というとがった形から、右側は、形は丸であるが、ロングであることなどからクールなイメージを作っているかと思います。

あとがき

あくまでも私がチョイスしたので、これはまた、違う人がチョイスすれば、違う合わせ方になるでしょう。

①-③それぞれの番号ではそれぞれの世界観があり、集めた3アイテムに共通の部分を盛り込みました。

その共通部分こそ、「統一感」であり、「世界観」へとつながる表現の源だと思います。

こうして、世界観を出すには、ジュエリーは、添えるだけのものではなく、共通の関連付くどか一部分を全体で感じられるような表現で作っていきます。

そうして、「自分表現」というところにたどり着くのです。

見る人側にもそれが伝われば、何か、声をかけてくれるなど、コミュニケーションのきっかけになり得るものです。

そうであれば、装いが生み出す人間関係につながっていく可能性があるのです。

たかだか1つのファッションアイテムであるジュエリーなのにそんなところまでの影響力がある点はもはやただの「お飾り」ではないのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク