「木の実モチーフ」のジュエリー、身に付ける時以外の保管中にも眺めてうっとりしながら楽しめる、ジュエリーを越えた芸術品らしさ【1120】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

この「本物志向」という言葉には、「何をもって本物と呼ぶのか」ということをテーマの背景があります。

かたやハイブランド物のコスチュームジュエリーが「本物」と呼ばれることもあり、「本物」はそれぞれのブランディングが成せる概念でもあるからです。

一番重視するところが「おしゃれ度」であり、カラットの数値などが二の次であるというところも特徴です。

このたびは、ラインナップが3点で1セットになった組み合わせを縦割りとしますと、その3点の中のペンダントのみをピックアップした横割りでラインナップの中から木の実モチーフだけを集めてみました。

木の実モチーフは考えてみますと随分クセの強いモチーフですが、ジュエリーだからこその美しさが相まって眺める価値ということも出てきます。

このたびは、ジュエリーの「飾る」という役割の一方で、「眺めて楽しむ」というもう1つの役割があり、身に付けていない時間帯にも「価値」が生まれるということをお伝えしたいと思います。

「木の実モチーフ」のペンダント、お洋服に合う「装飾」目的はもちろんのこと、付けていない時間帯に眺めて楽しむ「価値」がある

左上から時計回りに、翡翠(ジェダイト)、ピンクサファイア、メノウ・翡翠、ガーネットがあしらわれる。

どれもこれも、なかなか同じ物を見つけることが難しいその時の出会いがあって有難く入手できました貴重なお品。

カラット数を含む4cのレベルでダイヤモンドが計られますが、それだけではない「おしゃれさ」というところに一番重きを置く考え方があります。

上の4点のペンダントをどのようにブレス・リングを含む3点セットに組み合わせたのかを次にご紹介してまいります↓。

3点セット(ジェダイト):ペンダントはジェダイト、リングはネフライトです。ブレスはトルマリン。
3点セット(ピンクサファイア):リングもピンクサファイアです。クセのある木の実もこうしてまとめます。
3点セット(翡翠・メノウ):葡萄モチーフです。リングはラベンダー翡翠。間のブレスは同じ卵型のダイヤ。
3点セット(ガーネット他):同じダークな色が関連付、リングはスモーキークォーツ。丸モチーフで全体を統一。

あとがき

一癖あるモチーフであっても互いに馴染ませながら、装う機会を増やしていくことは、事業活動における組み合わせ担当である私の役割です。

上の写真のセットを完成させるためには、たくさん悩みたくさんのアイデアを巡らしながら、そして途中変な組み合わせに失敗しながら、やっとたどり着いたものです。

お気づきかと思いますが、どれも自然の姿をモチーフとしているところが共通点でした。

このテイストは「ヨーロッパ」の文化の流れを汲んだものであり、バタフライ・スパイダーなどの昆虫などは、歴史から見ると後に「アメリカ」が生み出した新しいテイストです。

コーデの最終的なゴールは他人目線、円形にもかかわらず遠目に四角に映る平打ちリングの四角モチーフへの取り込み【718】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

当レンタルジュエリーでは、ネックレス、ブレスレット、リングの3アイテムを1セットとしてご提供しております。

その3アイテムはもちろんマッチした3点でなければ意味がありません。

ご多忙であったり、コーデに悩みたくないような価値観のお客様がパッと見て、素早く決められる、視覚的にアプローチしやすい仕組みなのではないかと考えたアイデアです。

この3点をマッチさせる過程では、色・形・地金・天然石の「統一」ということをよく意識しています。

反対に「不統一」のそろえ方もあるかもしれませんが価値観の違いが大き過ぎるのと、おそらくハイレベルなジュエリーにとっては砕けてしまうと思われエレガント一辺倒でやっています(^_^;)。

このたびは、形をそろえていく中で、ある時期に気づいたことをご紹介したいと思います。

それは、アイテムそのものの形のみならず、人から見た時に映る造形というものを研究した成果で、四角いフォルムのジュエリーの組み合わせをするときに引用できるアイデアです。

是非ご覧くださいませ。

四角い形は物体そのものが四角くなくても、四角く目に映ることがある

例えば、スクエアモチーフのペンダントがあったとして、合わせるリングを考え中だとします。

こんな感じのモチーフのペンダントトップ。やはり実物が分かりやすいですね↓。
四角いペンダント:K18YG。美しい薔薇彫りにうっとりな存在感たっぷりなペンダント。

ところが、コーデというものは、遠目から他人が見るという視点も忘れてはならない点です。

K18YG製平打ちリング。幅広で彫りがかわいいです。

このリング自体は円形ですが、幅広の映りが効果を発揮、遠目で人から見た時に、右の見え方になります。

そうすると、丸いリングではありますが、四角い映り方をするのです。

横に帯のように広がるまさに最初の四角い図に一致するのです。

こうして、実際にどのように映るのかというのが結局は行き着く場所です。

手元にあるアイテムというのも、着けてこそ活躍するということを考えると、やはりファッションは人から見られるものになりますので、そういった自分側からだけではなくて、人から見たときに映る見え方という効果というものがあるということです。

同じようにバングルも筒形のようなものは多少ぷっくり膨らみがあっても、おおわくスクエアに映るものです。

そうすると、こういった「筒タイプ」は数が豊富なので見つけやすくなり、四角いモチーフの集結もしやすくなります。

その品物自体が四角いリングなんてあり得ないと思ってしまいますから↓。。

四角いリング:K18YG。ダイヤモンド。一応あるのですが、めちゃくちゃレアですし華奢過ぎます。
四角いペンダントと平打ちリングの相性:花柄が別の種類なので柄はさておき、四角い映りが一致しています。

無理やり四角い形のリングを探すよりもはるかにこの方がボリュームのバランスも良いです。

あとがき

大きな鏡(姿見)というのは、こういった人の目に映る姿や形を確認するうえで有効です。

自分側から、もしくは、上側から見ている見え方に比べて新しい発見があります。

頭の上の帽子から、靴下の色、靴の色、素材などと縦に長くそろえてあるのが分かるおしゃれに長けている方というのは、おそらく鏡で全体のバランスとか配分、素材、形、色などを人から見た時の視点でたくさん見ているのだと思います。

最もおしゃれだと慕うモデルの「ケイト・モス」様。

この方は、必ず全身を見てコーデを決めていると予想しています。

襟の周辺の重なりに柄同士を絡ませて一見異種の柄同士が、遠目で見たスナップ写真を見る私達からすると何ら違和感なくなじんだ粋なコーデとなって映ります。

インスタグラムの女性たちの黄色い声援を浴びておられるダンディな方は、ネクタイ、スカーフの色調を合わせ、靴とスラックスの間からその中の1色のカラーの靴下をのぞかせます。

と、こんな感じで、ジュエリーも実際はどのように映るのかというのを研究し続けると新しい発見があるかもしれません(^-^)。

今にもお花が咲きそう、是非フローラルな指輪やネックレスと一緒に合わせたいボタニカルデザインのプラチナブレスレット【643】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、3アイテムのジュエリーを1セットにあらかじめ組み合わせたまとまりでその「世界観」なるものを演出させていただいております。

ネックレス・ブレス・リングの3点の中では、ブレスレットの存在は、「関連付き」という役割を重視しています。

理由の1つは、付け位置が真ん中であることです。

上のネックレスと下のリングの良き橋渡しになるような「意味」を考えております。

よって、集める順番はネックレスかリングのどちらかから始まることが多く、その相性の具合を見ながらブレスを最後の1点としてうまくリンクするようなものにしています。

この度のブレスレットを見てどんな印象をお持ちになるでしょうか。

プラチナ製の美しい幅広ブレスレットをボタニカルに解釈した投影として、是非ご覧くださいませ。

ブレスレットには登場しないフラワーはペンダントやリングに咲いている♪

PT850製の巾広デザインブレス:良い雰囲気の抽象モチーフだと思います。これをボタニカルに解釈。

そして、このブレスレットを含む3点セットは、こちらです↓。

3点セット:フラワーもほどほどの分量に調整。リングがブーケなのでペンダントは抽象的に。。

不思議なもので、3点が寄り集まると、ブレスレットが先ほどの1点のみの時より、さらに一層ボタニカルに感じませんか。

本当の草木のように感じてくる不思議、これが「世界観」ではないかと。

あとがき

デザインが抽象的な場合、捉え方によっては違う世界観になるのかもしれません。

セット組をするという担当者の役目がここなのです。

もしかして、ジュエリーをたくさん集めていてとても長けている方は、決めたセットに対しては、別のアイデアをお持ちになるのかもしれません。

お客様層というものがあるかと思うのですが、上述のような方は、「単品」を好きなように自分で組み合わせたいという思いがあるのかもしれませんので、「単品」もラインナップに設置があります。

反対に、ジュエリー同士の組み合わせに悩むことが無い方が良いと考える方は、あらかじめセットに組まれた1まとまりをそのままお洋服に当てはめるだけで良いのです。

価値観が分かれる点をそのように解決しようと工夫したラインナップです。

是非、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

コスチュームジュエリーとしては高級ライン、職人不足で希少な古物のベネチアングラスジュエリーの価値【188】

アイキャッチ画像188

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ベネチアングラス」は、イタリア生まれの伝統工芸のガラス細工のこと。

日本のガラス工芸「トンボ玉」「びいどろ」にその様相を同じくする、美しいガラス工芸品です。

今では技術を要するこの製作の人手がないことで、希少なお品になってしまったようなのです。

希少になった現在の中、有難く出会った古物のベネチアングラスペンダントが大きくて非常に美しかったのでご紹介致します。

出会いの場所は「メルカリ」サイト、出品者様・「メルカリ」様どうもありがとうございました<m(__)m>。

工業品ならではの豊富なカラーバリエーションの中からは、「赤味」のカラー↓。

ベネチアングラスペンダント:縦4cmx横3cm。チェーン部分は自主アレンジ。ゴールドベースで赤味寄り。

他の小物やお洋服との相性良きコーデのイメージを複数のクリップでご提案したいと思います。

古物のベネチアングラスジュエリーのご検討の際に、もしかして青味のカラーを選択された場合へのヒントに、是非ご覧いただければと思います。

古物のベネチアングラスペンダントのコーデ、まずは希少なハイレベルコスチュームジュエリーだというベースで考えていった

コーデを考案する前にまず、そもそも「ベネチアングラスジュエリー」のジュエリーという分類の中の位置を確認、実際に「レンタルジュエリー」のユーザー様からの手応えで感じた背景をもって独自に示してみました↓。

ジュエリー全体の中のベネチアングラスの存在:「コスチュームジュエリー」の領域に入ると見ています。

ただ、この写真では、コスチュームジュエリーの中でもハイブランドのものをピックアップ、そのブランディング価値をも含んだレベルにも肩を並べると考えております。

コスチュームジュエリーはプラスチックやガラスの工業製品という見方もできますが、ここ近年の品薄で希少な冒頭の事情による背景も鑑みています。

似たところでは、「七宝焼き」があり、「ベネチアングラス」に並ぶレベルの高いコスチュームジュエリーという位置付け。

続いて、お品物の細部の美しさを見ていきます↓。

ベネチアングラスペンダントのズーム:裏面も素敵。何といっても抽象的なマーブル質な内部の柄が魅力。

バチカンは、ゴールドの線径の大きな「丸カン」が見つけられずチェーンで対応。

次に、お洋服や小物類との相性をご提案したいと思います↓。

他のジュエリーとの組み合わせ:同レベルのコスチュームジュエリーと合わせるのがしっくり来ました。

どちらかというと、カジュアルで抜け感ある装いに向くと考えます。

そうは言っても、一番左のマーブルの類似のカラーであるリングは、「エンポリオアルマーニ」製、右のゴールドブレスは、ステンレス製であり、一定の良きレベルを持っています。

組み合わせ相手によっても、ベネチアングラスペンダントの素敵さが高められるということになります。

黒のフクレワンピースとの組み合わせ:無地まっさらではない、凹凸感あるフクレ加工と柄がどこかリンクします。

まず、黒には間違いなく相性が良いということです。

ペンダントの中の色との組み合わせ:ピンクがわずかに見えるペンダントの柄とワンピースの色がリンク。
茶色のパンプスとの組み合わせ:実はこのペンダント、黒にも茶色にも合う融通性があるのでした。
柄バッグとの組み合わせ:同じ抽象的な柄のビニール製のバッグ。実際に近づけてみるとなんとぴったり。

このバッグは靴ブランドの「Yoshinoya」様のもの、取っ手やファスナーのつまみがが本革レザーの焦げ茶という良質さ。

以上、「ベネチアングラスペンダント」のコーデの可能性を見てみました。

あとがき

こうした工芸品は元の製造されたままの状態だと、味気ないチェーンが付けられていたりします。

ステンレスチェーンへの自主アレンジは、抜け感の装いには相性の良い、ロング丈をあてがっているのです。

そして、地金のカラーをしっかりと統一することで方向がまとまっていきます。

そうしますと、こういった大ぶりなペンダントでありがちな「おばちゃんスタイル」の方向には行かないと思います。

何歳でも「おばちゃんスタイル」などと思われたくないはず、この先はエイジレスにどんな年齢でも自信を持ち能動的に装っていこうではありませんか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

1つ持つとしたら。。ジュエリーアイテムの抽象的なモチーフは「万能」であり人気が高く好まれる傾向【389】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お洋服の「着回し」があるようにジュエリーも「付け回し」があります。

この言い方がなんとなくジュエリーに対しては抵抗がありますが、要するに「万能である」ということです。

そのジュエリー1点だけを見るのではなくて、他のジュエリーと組み合わせ易かったり、お洋服に合いやすかったりすることが「万能である」と考えて良いかと。

そうすると、決して「ハート」や「星」などのそれ1点が「象徴的で際立つ」モチーフよりもぼんやりとした造形の「抽象的」なモチーフが活躍します。

このたびは、シャープ感ある「抽象的」なモチーフの18金ジュエリーを組み合わせてまいります。

登場するペンダントは注目度の高いモチーフであると「本物志向のレンタルジュエリー」の過去のフィードバックから判断しています。

人気が高かった「抽象」モチーフの効果的な活かし方

〇ペンダント: 長さ5cmの抽象モチーフのK18YG製のトップ。チェーンはK18YG製ベネチアン60cm。
〇ブレスレット:「ルイ・ヴィトン」プラスチックバングル。茶にゴールドのシグナチャー柄。内周20cm。
〇リング:K18YG製のねじりモチーフリングx2個。共に12.5号。同じもの2個重ね付けでボリュームアップ。
セット:どのアイテムもペンダントのモチーフの柄を彷彿とさせる鋭利なもの。

「本物志向のレンタルジュエリー」開始当初は、こうして、ハイブランド様のコスチュームジュエリーと18金やプラチナの地金をミックスして同じレベルで考えた組み合わせをしていました。

一緒に付けるということこそが同じレベルで考えているということになります。

その後の徹底改良の末、本当の心の内を探り出し、「ジュエリー」たるもの、ブランドの入り込む余地無しに天然自然の地金にうっとりするような透明感ある宝石が組み合わされたものであるという考え方に行き着きました。

そして、その後、ハイブランド様のコスチュームジュエリーは完全廃止。

ただ、事業としては廃止ですが、個人的にはハイブランド様のコスチュームジュエリーは作りが良くて楽しくてしょうがないとても好きなジュエリーであるのも事実。

事業のレンタルでは、個人で見つけることができるような量産のコスチュームジュエリーは価値がないと感じたのも事実なのです。

非常に厳しい見方をしたわけですが、「本物志向のレンタルジュエリー」の名にふさわしいジュエリーはどんなものなのかに真剣に向かっていった結果です。

あとがき

ジュエリーは、シーンに応じて使い分けると、廃止したようなコスチュームジュエリーの活躍の場面も出てきます。

例えば、アクティブなシーン、お水で濡れてしまう可能性もあるようなときには、プラスチック製や比較的入手しやすい量産品の出番なのです。

18金やプラチナはお水にも強いのだということもあるのですが、「心持ち」の面を非常に大切にしております。

その気持ちを考えると、お水にさえ濡らしたくない「神聖なるもの」として扱うような高級さがあるジュエリーはしっとりとした場面だけに利用し大切に扱いながら、時々美しさを眺める楽しみも価値に入るのです。

一方、アクティブなシーンにも躊躇なく気軽に付けられる「心持ち」であるシルバー925ジュエリーやコスチュームジュエリー、メッキジュエリーはアクティブな本来の目的に集中できる ことになります。

そうしてある程度ランク付けをしてシーン別に使い分けることが、それぞれのシーンを楽しめるのではないかと思っております。

一番大切にしていますのは、実は「人の心の中」なのでした(^-^)。

書き手:ピクチャレスク