まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ近年の淡水真珠の目覚ましい技術力アップにより、かつてのライスパールでは考えられないような整然とした粒ぞろいが実現されています。
ライスパールは淡水真珠に属し、あこやよりもどちらかというと普遍的な種類だというイメージがあるかもしれません。
いやいや、ライスパールこそ親しみやすさと高級感の良きバランスを作る素晴らしい真珠であることをこの度お伝えしたいと思います。
これがライスパールでできているのかと目を疑うような美しいハート型ペンダントとその仲間たち
確かに宝石として考えると、あこやのレベルに淡水真珠が及ぶことがないという風潮ではあるのですが、もっとフラットに見てみると、お好みにより十分淡水真珠も美しく整っていると思えます。
このチョーカータイプにしてある理由がありまして、軽いライスパールが中身のテグス(釣り糸)に負けて保存時にたたんだ際にウエーブのクセが付いてしまうことの解消策です。
これが36cmという首にフィットのチョーカーであることによって、ウエーブが付いてしまったとしても支障がないのが首にフィットするサイズ感なのです。
そうしてまで工夫をあれこれ考えて、ライスパールの多重チェーンを実現しました。
古物でよく見られる多重ライスパールネックレスはペンダントトップは付いていませんし、昭和のライスパールは年代的に技術発展前のいびつな形、そしてつなげてあるのは切れやすい糸です。
ただ糸であることで融通があり、テグスのような跡が付く問題は無いのですが、いつ何時切れてバラバラとパールが地面に落ちるかわからないリスクを背負います。
そういった心配がないような仕立てに作った新しい形がビッグハートペンダントでした。
特にご年齢関係なく、かわいく装えるセットです。
何でもない無地ワンピースであってもこのセットをポンと当てはめれば、立派なお出かけの装いに生まれ変われます。
これが白い真珠のすごみです。
あとがき
その後の事ですが、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップからは、真珠が全面廃止になったのが2023年のこと。
真珠自体がお手入れが困難なことで消耗してしまうアイテムだという18金やプラチナとの優劣が起きる理由から思い切ってすべて廃止しました。
地金+あこやの組み合わせのジュエリータイプもとにかく真珠が使われているものは廃止です。
ただ、真珠自体は、個人的に好む素材でして、レンタルジュエリーとしてはほとんど受け入れられなかった真珠を自分使いでご利用させていただきながら、その着用例などを発信しようと使わせていただいております。
ジュエリーが、「宝石+地金」であるということを改めて実感したのも、こうした連物の1つである真珠ジュエリーに18金などの高級地金が使われていないところにあると思います。
この事業者好みと実際のお客様からの手ごたえのギャップも同時に実感しております。
事業者は自分の好みだけでラインナップを作るということの限界です。
当初集めていたコレクションそのままからのスタートですので、より現実的にこのことを感じています。
まず最初にドロップアウトしたのが、シルバー925だけのセットでした。
その次に連物だけのセットです。
たとえ留め具が18金であっても、金属の割合が少ない連物は受け入れられませんでした。
とは言え、こういったことが改良のきっかけであり発展するためのフィードバックだったと思っております。
そうして、2023年に「宝石+地金=ジュエリー」が完全に実現されました。
今後は、更に1点ずつのボリュームを見直しレベルアップをはかっていく、地金と宝石だけでできたものが勢揃いのラインナップになります。
「本物志向のレンタルジュエリー」どうぞよろしくお願いします(^-^)。