まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在過去の生地ストックを一掃する目的で、比較的短い時間(3時間くらいはかかります)でお仕立ての「インテリア収納袋」を連続製作中。
1週間くらいかかってしまう複雑な仕様のバッグに比べれば簡易的な仕様ではありますが、裏地付きであり、じっくりと組み合わせを考え、糸のカラーも馴染むようにそれぞれ上糸と下糸を別々にしています。
このたびは、巾着袋「小」というサイズを、ストック生地を最大限に消化して作っていきました。
あの「コロナ禍」の時のマスク用の生地として友人と企画した生地の残りです。
普段選ぶことが無い生地で友人が選びましたので、他のこれまでのストックと少しテイストが違うところが新鮮。
あえてコントラストを付け過ぎずにブルーカラーの同色ベース同士のコンビ、表地に無地・裏地にはペイズリー柄を配した生地のフレンチな巾着袋
幻想的で優しいプリント柄だと思います。
マスク製作の頃の生地なので2020年春入手の生地でした。
このブルーカラーを好まれる方は意外と多いと思います。
ただ、これまで全く手にしたことがなかった分野です。
デニムのインディゴブルーにも近いのですが、テイストとしては完全に欧/米の「欧」寄り。
麻素材ですので、お弁当入れにも楽しく持っていただけるようなものだと思います。
その他、旅行や温泉の時の下着入れなどは実用的なのではないかと。
このたっぷりなマチ15cmが使用目的の可能性を広げてくれています。
あとがき
普段強い色の黒を好む自身がこうしたマイルドな雰囲気のカラーに思うところは、「ホッ」とするような感覚です。
いかに黒が攻めた戦闘的なイメージのカラーなのか、そしてそれを好み常に装備している自身がいかに力が入った毎日なのかを思い知る瞬間でした。
このように、同じモデルの巾着袋を生地を替えて連続製作しています。
実際にこうしたインテリア用の巾着袋使用する立場としても体験しています者が言えることがあります↓。
同じモデルでも、色や柄が違うことで思い入れが変わります。
自前の物というのは、ただバッグの中の入れ物に過ぎなくても、気に入った色や柄で作られたものでなければ納得しないことがあります。
こうしてひたすら作ってはいますが、今回の在庫一掃後は、ちゃんと考え直し、本当に求められているところまでを追求した生地の仕入をしたいと思っております。
安易に生地を持っていても結局は在庫になるだけです。
最初の生地の調達はそのきっかけを作りますので非常に大切、これまでの「とりあえずストックしてキープしておく」というような結果がこうした何年後にも残っていしまうことを生んだのです。
ちゃんと受け入れられる素材のレベルを研究して、生地調達から生地消化までのスピードをアップするスタイルに変えていきたいと思っております。
「在庫を持つ事業形態」はそれがやりたい事なら仕方がないのです。
「在庫を持つ」という1つのワードにしても、抱えきれないほどのオーバーな数量なのか、わずかで事足りるのかの差で埋められるので。
在庫を持たずして何ができるのでしょうか、在庫はあって当然、引け目を感じることなど無いと思うのです(^-^)。