「ヴィンテージは30年から」という過去に見た定義がしれっと塗り替えられ、「ヴィンテージはせいぜい50年前以前」という新しい価値観が生まれていた【1418】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2018年にスタートしました、当「ワードプレス」様を利用させていただいております当ブログ記事でもこれまで随分ファッション分野に関して投稿させていただきました。

10個のカテゴリーの中では、<コーデ>がアパレル分野の所謂「ファッション」という分野の内容に合致するものです。

その中で、「ヴィンテージ」というワードを時々使わせていただいていたのです。

この「ヴィンテージワンピース」などというように。。

ブログ記事を投稿するにあたっては可能な限りを尽くして、「正確さ」は意識しておりますので、ちゃんと調べて30年もののワンピース(今からは1980年代-1990年代初めくらいのもの)などを自己確認のもと「ヴィンテージ」と綴っていたのでした。

ところが、ここ最近の世界的ファッションアイコンなる方(私もとても尊敬する方)が、インタビューの時に、「ここ近年は、かつての素敵な古いお洋服が見つからないから残念だ」というような内容を発信されたようなのです。

そのことがすぐにライター様により記事になり、みんなが見るようなネット上の公開記事として掲載。

注目は、この記事に対するコメントでした。

「20-30年やそこらではヴィンテージと呼ばない、せいぜい50年前以前でなければ。。」というコメントが軒を連ねていました。

本当に、偶然に発見した記事でしたが大いに関係ある話題であり、是非ここでピクチャレスクとしても、この「ヴィンテージ」というワードに関して綴りたいと思いました。

古着のブランディング化、「ヴィンテージは何年から?」は、かつては確か30年と聞いていたのに、現在は50から70年前でなければならないようだ

インタビューを受けた方は、決してヴィンテージの定義を語ったのではありません。

「ここ最近良き古きお洋服が古着市場で見つけられない」という古き良き味わい深いお洋服が減ったという嘆く内容をおっしゃっただけなのです。

しかし、コメントは、「ヴィンテージが何年からなのか」という切り口に替わっているところが不思議でした。

このことが何を表しているのかが、ピクチャレスクなりに理解できましたので、紐解いてみたいと思います↓。

まずアンティークの定義は「100年以前」としっかり線が決まっていますが、ヴィンテージは「100年未満」とだけで、範囲が曖昧なのです。

様々な解釈の仕方が溢れるのも仕方が無いのです。

確かに2018年辺りにブログを投稿するにあたって調べた時には、「ヴィンテージは30年以前」という「30」という数字を多数見つけていました。

しかし、あれから約6年が経過。

その間には、インタビューを受けた方が感じている「良き古着が見つけられない」ということが起こってきました。

もともと希少価値が高かった古い素敵なドレスなどをゲットできていたレベルの高さを持たれていたファッション通なる人なのです。

その方が、お手上げだと言われているということは、ファッションの先陣を切る方の正直な現実を見た感想なのです。

そうして、今後何が起こっていくのかというのは、「ヴィンテージ物」というますます希少価値が高まったアイテムの「ハイブランド化」だと見ています。

そうしますと、昭和時代の1980年代のお洋服全盛期のデザイナーブランド古着であっても、希少価値などまだまだだというようなレベルなのだということの裏返しのようなもの。

ただ、ヴィンテージの年数をルール付けするようなところまで本当にする必要があるのでしょうか。

そのように縛り付けて本来の装いの自由スタイルを奪い、かえって本当にその品物の良さを逃すと思うのです。

「ヴィンテージ」という観念に囚われて、「プライド」「ステイタス」でお洋服を選ぶような方向へ行きかねないのではないかと考えます。

本来お洋服を纏うことは自由であり、「表現」である以上このワードを使いたいこともあると思うのです。

その時にルール付けされた「ヴィンテージ」という言葉に対して躊躇してしまうことに繋がってしまうと予想します。

あとがき

ただ、「50年以上前ではないとヴィンテージとは呼ばない」というご意見にも頷けるところがありました。

よって、こうして自らの考え方も語る上では、まず「ヴィンテージ」というこれまでの使い方を別のワードに換える「手直し」をしています。

おそらく、今後ピクチャレスクのブログからは「ヴィンテージ」という言葉はこの記事以外には消えていきます。

この代替ワードを聞いて「かっこ悪い」と思われたら、「ヴィンテージ」という言葉に依存しているのかも。。

「もともと定義が曖昧なら、それぞれの着る人の価値観でヴィンテージと謳えばよいのではないか。。」これがピクチャレスクの考えです。

「こうあるべきだ」などとルール付けしたり縛り付けたりせずに、自由に一人一人に表現させてあげようではありませんか。

もっとお品物そのものの良さをちゃんと平等に1点1点見るべきであり、ただの「観念」だけではお洋服は成り立たないと思うからです。

人間の身体のラインを美しく表現するものが、もともと衣服ではなかったか。。そう思い直すと言い方など「ヴィンテージ」である必要などないのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

複数の老舗ジュエリーブランド様の独自性の表し方、自らの事業の強味を見つけ圧倒的に高める大切さはどの業種にも共通する【337】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「華麗なる宝石物語:桐生操 著」を拝読。

宝石にまつわるエピソード的な貴族の物語や老舗宝石ブランド様の創業秘話などを知りました。

この本から学べることは、商品が広く知れ渡るための努力のようなもの。

どのブランド様も何もせずにただの運でトップの座に至ったわけではないことが分かります。

現在の「成功」に至った軌跡の出発点が意外、最初から未来を予想して最も最短の方法で歩もうと念入りに計画されたものでは決してなかったということです。

長い長い歴史と歩みがあったことを知り、結局大切なことは何なのか。。をどの事業者も学ぶことができると思いました。

他の追従を物ともしない拘りや個性、ハイレベルな競争の中心の老舗宝石ブランド様がこれまで築き上げてこられたもの

前半部分の宝石にまつわる物語も非常に面白くて引き込まれて夢中になりました。

後半部分の宝石ブランド様の創業のきっかけや当時の様子なども非常に興味深いストーリー、こうした大まかな二部構成です。

特に後半では、現在でも固定ファンの多く付いた老舗宝石商様の成功の理由が解かれます。

「宝石」自体の美しさだけを頼みの綱としない、自社で展開する付加価値があるのです。

他の事業のヒントにも必ずなると思いましたのでその点に特に注目してみたいと思います。

まず、誰もが知っている「ティファニー」様。

創業は、骨董品や文房具を扱う小さな雑貨店からのスタート、非常に意外です。

「ティファニー」社はアイデアに個性があったよう。

アイデアというのはデザインのアイデアではなく、商品を売り出して広めるためのアイデア、アメリカ生まれのブランド様らしい特徴ではないでしょうか。

次は、「ヴァン・クリーフ&アーペル」様。

周囲が石を見せることに注視したアイテムを作っていたのに対し、デザインを主軸に据えたことが新しかったこと。

「モーブッサン」様。。新しい時代でも伝統の重みを入れ込むが、伝統といっても古さを感じさせるものではない現代にマッチしたものという拘りを入れ込んでいるとのこと。

「ハリーウィンストン」様。。石本来の美しさを活かすべく、石だけが見えるデザインを技術によって実現。

そして「ブルガリ」様。。いつでもどんな場所にでも付けていけるジュエリーを目指したということです。

それぞれのブランドには、特有の拘りや個性があるのです。

昔は、高貴な人のみが身に着けるものだったジュエリーが、こういったブランド様の多くが大衆に広まるように動かれました。

購入しやすくする工夫や日常的なジュエリーというものをコンセプトに考え直したからこそ、今では身近に感じられるアイテムになることができたのだと思います。

こうした動きは、商業形態を色濃くしたことの良き広まりの例と言えます。

ただ、ブランド様によっては、高貴なイメージを保ちたいということであえて安く入手できるようなお品は提案していないところもあると思います。

だんだんと多くのブランドが伝統的な高級品のラインも保ちつつ、一部のラインとして、購入する人の層を広げるために日常的なジュエリーを提案する全体的な動き。

この広く知れ渡るということについては、どの事業にとってもヒントになることです。

「どこの誰もが知っている」ということこそがそのブランドの成功の証の1つの姿です。

あとがき

時代も変化するものです。。「ブランドの威厳」という意味では、大衆に広まることが模倣品の出現なども相まってその価値を落とします。

2021.01.15が最初の投稿である当ブログ記事のおよそ5年後の「手直し」の2025.12.07現在では、庶民では手が届かなかった威厳に今一度回帰する各老舗ジュエリーブランド様の動きも見逃せません。

結局はそのスタンスに立ち戻られたのですね。。老舗ブランド様が最後まで手放したくないもの、それは「高い地位」なのだと思わざるを得ません。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ブランドが持つ強烈なイメージに思わず洗脳された、ロゴ携えるプラスチックジュエリーが本格派ジュエリーに肩を並べる時【231】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「シャネル-最強ブランドの秘密:山田登世子 著」を長い日数をかけながら拝読。

いくつかのファッション史の中では最初に手にしたのがこの本でした。

大変恐縮ながら、漢字の読み方や意味までも調べながらのスローリーディングだったのでした。

とうに創業者が亡くなっている今でも、ブランド名はロゴと共に継承されている点、ハイブランド様の多くが皇室御用達が背景であったことに比べ、そうではない点が「シャネル」らしさなのです。

呼び名の「ココ・シャネル」は、キャバレーでの歌い手時代からのニックネーム、本名は「ガブリエル・シャネル」様、フランス人です。

このたびは、様々な切り口で語りたい「シャネル」の存在について1つだけのポイントで綴ってまいりたいと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.10.14からおよそ7年後の2025.08.21にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

最初の投稿では、複数の項目で文字数のボリュームがありましたが、ここ近年の当ブログ記事の短い時間での読み切り易さを重視、1,000文字代という決め事をしました。

よって、その他のことは、別の「シャネル」に関する本を拝読した際に別の視点からの投稿をさせていただくことにしたいと思います。

このたびは、「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者がジュエリーというアイテムを切り口にして綴ってまいります。

プラスチックという所謂工業製品が高級地金+宝石の本格派ジュエリーに勝る時。。ブランディングの力が大きく働いた長い期間

「シャネル」製品:どのアイテムにも象徴的な「ココマーク」が設置。この威力は時に人の気持ちを高ぶらせます。

パッと見た「わあ」という感嘆は、その憧れのようなイメージを目の前にした時の気持ちの揺さぶりが大きく、人の心の奥にまでも侵入する影響力はまさにマーケティング活動の神髄だと考えます。

創業者の「ガブリエル・シャネル」はここ1点を目指していたのかもしれません。

キラキラした本格派の宝石にライバル心を燃やし、あえてプラスチックでジュエリーにブランドパワーを埋め込んだ究極の姿が、広い層に親しまれる「ハイブランドコスチュームジュエリー」です。

あの可愛らしいロゴ付きのコスチュームジュエリーは、親しみやすくかつ高級感も感じられ(「シャネルだから」という観念でよりそう感じている点もある)、不思議な存在です。

創業者の「ガブリエル・シャネル」様は、プラスチックが本格派ジュエリーに勝る「勝算」を持っていた、「ブランド力」はどんなものをも差し置いて勝てるのだと信じたのだと思います。

あとがき

確かに、プラスチックのロゴ入りジュエリーを、K18YGやPT850と組み合わせて同時に装うということに抵抗がなかったこれまで。

まさに、ブランド力が本格派ジュエリーと同等に並ぶ程の価値だと受け止めていた証拠なのです。

しかし、ここからが実体験を綴っていくことになります↓。

「本物志向のレンタルジュエリー」も、スタート当初はコスチュームジュエリーと本格派ジュエリーのミックスでした(3アイテムを1セットに組むラインナップ)。

ところが、だんだんと事業を継続していく中で「価値」を自分なりに本気で考えるように。。最終的にはコスチュームジュエリーを全面廃止という決断へ。

残したのが、高級地金の18金やプラチナに宝石質の天然石が研磨されて乗った本格派ジュエリーのみ。

胸を張って本物と言えるのは、高級地金+宝石のジュエリーだけだと、あるがままの希少さこそが、「本物」であると結論付けたのです。

よって、1つとしてブランド名を謳ったジュエリーの紹介の仕方をしていないラインナップなのです。

私物ではコスチュームジュエリーは確かに親しみやすくて愛用しています。

しかしお客様にこそ、屈託無く「どうぞ」とご提供できるジュエリーの姿でなければと。

人の心を操るような「まやかし」では本当の説得力にはならない、遠い将来かもしれないがいつか紛れもない本来の美しさがやはり勝るのだということを私は信じたのです。

しかし一方ではこうも思っておりまして、私物のコスチュームジュエリーも何でもないメッキでは価値を感じないと。

間違いなく「シャネル」様の解いた「ブランド力」を感じているから手持ちのメッキジュエリーにも「シャネル」ロゴが複数入っているわけです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク