内容のレベルアップ、発展を目指せば必ず通り抜ける道であるからこそ発展前の当時の精一杯だった古い100%の姿も記録に残した【811】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

ネックレス、ブレス、リングの3アイテムを1セットにあらかじめ組み合わせ、そのままスーツのように同時に身に着けられる状態を価値としてご提供しております。

その後、常に1セットずつを細かく見直して、腑に落ちなかったり、お客様が本当に満足していただいているのかどうかを読み取りながら時々改良をさせていただいております。

このたびは、改良のbefore-afterがどのような変化であったのかということを複数の例とともにお伝えしたいと思います。

なぜ差し替えをする必要があるのかの理由は、レベルアップと発展によるお客様の頷き

後で、4セットの変化を写真でご覧いただきますが、そもそも、差し替える理由というものを先にお話致します。

レンタルジュエリースタート以前は、今まで集めてきたそこそこ多い数のジュエリーをただ集めて「保管」しているだけの状態でした。

2020年にこの後の動きを考え、誰かに使っていただくということで、対価をいただくということが事業になるのではないかと考えたことがきっかけ。

とにかく思い立ったら早く1歩を踏み出してしまおうとそのまま何も改良せずに、集めたものをそのまますべて事業用に移行しました。

唯一最初にやったことと言えば、ブランド物のロゴの入ったイヤリングをペンダントに使い方を変えて使っていたものがありまして、該当ブランド様へ連絡をとり、「著作権・商標権の侵害」があるのかどうかの可否をお聞きし、改造に当たるものを除外することを行いました。

基本的には、ハイブランド様の品物はご遠慮させていただくことに後にこちらも大きく見直しております。

集めている時代はあくまで趣味でしたが、ほぼそのままの内容を移行してきたので、実際に事業となると腑に落ちないアイテムが目立ってきました。

これが差し替えのきっかけでありまして、個人の時と事業としてということの違いを大きく実感したのでした。

目標とする結果は、レベルアップです。

なぜレンタルをご利用いただけるのかを考えたときに、レア度やレベルの高さはとても重要であることに注視し始めたのでした。

そして、ちゃんと良い方向にレベルアップできるように、シミュレーションをはかります。

単純ですが、画像を横に並べて、組み合わせのシミュレーションをじっくり行っています。

改良の4セットは平凡から非凡へ、普遍的から個性的へと姿を変えていった

では、差し替えの様子をご紹介したいと思います。

4セットをその改良内容別にできるだけ集めてみました。

途中にまだ何段階か途中のステップの改良があったものは、一番初期だけを掲載しましたので、一番古いものと一番新しいものの2掲載のお写真でよろしくお願いします。

翡翠(ジェダイト):当初は連物が多かった個人的趣味が後にニーズとの不一致を痛感。地金豊富な方向へ改良。
翡翠(ネフライト):確かに連物の美しさや迫力はあるものの、より宝石というカテゴリーへの移行の改良。
多重チェーン:当初は同じ長さを3本重ね付けだったのを1点でのハイレベルのアイテムへ変更。時計は廃止。
アメジスト:複数よりも1つの存在感が勝る大ぶりの特徴、レンタルならではのサイズ感という価値を高めました。

以上、4件の改良の様子です。

改良前は2020年のこと、改良後は2022-2024年です。

ずっと同じということがなかったこの大きな変更、全くの廃止の場合は改良前と改良後の組み合わせすら掲載できないものもありました。

それほどにまで趣味の時代の品物が個人レベルの収集の甘さの残るものだったのでした。

個人で集める中にはないものをご提供できることこそが役割だと思っております。

是非、レンタルしていただいた際には、重ね付けなどによってご一緒させていただければ幸いです(^-^)。

あとがき

当レンタル事業の名前、「本物志向のレンタルジュエリー」の名にふさわしい姿でありたいと思っております。

まずは、自分が腑に落ちたものでなければいけません。

ここには、「素直さ」が必要ですので、事業以外においても日々の実直さはモットーとするところなのです。

決してジュエリーに対してだけではない、すべての事に対しての姿勢が現れるものだと思っています。

良いものは心から良いと言いたい、良くないものはそのままの気持ちを正直に持っていたいのです(^-^)。

フィードバックでさえも得られない本当の使い勝手の発見、失敗作のリュックを試用する中で得た7つの掘り出し【202】

アイキャッチ画像202

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お客様からのフィードバックは、事業活動の変化や発展に大きく影響すると思います。

ただ、どこまでご意見を頂戴することにお付き合いしていただけるのかというのは、購入直後までというのが現実、その後の数年後に感じる使い勝手などを聞くことが難しいのです。

マーケティング活動においては、購入して受け取るまでのフィードバックの記録が多数、その後の長年かけての使い勝手は埋もれたままなのではないかと。

そんな点にこのたび着目、まずは失敗作を自分使いで試用をさせていただき、より現実的な使い勝手を調べてみました。

失敗作のミニリュック:大失敗という程でもないのですが、右下のように合体の際に歪みが生じていてボツに。

製造者が思うよりもはるかに現実は粗い使い方をされているのではないかというのが一番のポイント。

そのような貴重な記録は、失敗作の損失との引き換えで得られる新しいノウハウや学びに替わるのです。

必ずしも上品に使われるわけではない現実的な粗さ、試用から得た7点の発見を今後のリュック製作に活かす

では、実際に日常的に試用させていただく中で発見した7つのことをお伝えしていきます。

①ファスナーで持ち上げてしまう:非常に荒々しい使い方とは言え、おそらくファスナー付きではよくあること。

この現実も、あり得ることだとまずは受け止めます。

これまでも徹底していましたが、やはりファスナーの縫い付けは二重縫いは正解。

ファスナーは開け閉めの機能にとどまらず、現実的には持ち上げられ圧力もかかってしまう場所だったのです。

②ポケットのフラップを持ち上げてしまう:①と類似です。ポケットも物を入れる機能の範囲を越えます。
③ショルダータブこそが全体を支えている:こんな小さなパーツこそが重要であることが本当の現実。

以前に某ハイブランドバッグでショルダータブが外れ困りました。

本革レザーの野暮ったさを革を漉くことでスタイリッシュに見せたことや、縫い付けやすさの限界などがあったことが予想されます。

では、仕方がないことなのでしょうか、いいえ、ショルダータブは要のパーツ、丈夫に縫い付けることを一番に優先するべきです。

④片方のショルダーだけで肩に背負ってしまう:これをリュックを背負う際にやらない人はいません。

このことは、次の⑤にもつながっていきます↓。

⑤角カンは傾きがち、Dカンや丸カンの方が良い:四角いフォルムに角カンが合うなどという表面的な見方を反省。

ショルダーならまだしも、動きが多方向という複雑さを伴うリュックはショルダーとは違うのです。

⑥糸の始末がほつれてくる:当初から「玉止め」はしていたもののテトロン糸は結局はほどけてしまうことが。

この対策としては、玉止めを隠れた溝の部分で頑丈に行い内部へ隠すということです。

⑦鋭利なマチよりカーブのマチは擦れにくい:トートバッグは角が尖りますが、あれこそ傷みのスタートライン。

確かに角は擦れやすい場所ですが、せめて製造の時点でそう思わせないカーブラインは望ましいデザインであると考えます。

また、そもそもこの時の「スポーツメッシュ」という傷みにくいビクともしない生地を選択したことも長持ちにつながると思います。

綿や毛や麻ではない、ポリエステル素材のメリットです。

あとがき

お客様からのフィードバックではなかなか聞けない本音、自分使いでは痛いほどリアルに本当のことが分かりました。

特にハンドメイドでは、「せっかく作ってくださった」と考えていただける良い方も多いと思いますので、悪い評価が付きにくいということもあります。

そこに甘んじて天狗になるのは、本当の現実を見ていないということ、「試用」という行為を厳しく実体験した者はおのずと厳しい目線を持つことになりました。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク