まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
難易度があるハードなハンドバッグの「フラップバッグ」をゆっくり研究しながら成功まで目指していくという企画<硬めバッグ作り>がこのたび最終回となりました。
前回の④では、さらっと通過してしまっていた側面パーツの縫い付け、実は本当に難しいものであったその実際のシーンに立ち戻り、このたびはポイントとしてじっくりお伝えしたいと思います。
後半は完成したバッグをご覧いただけまして、当然ながら突っ込みどころの多い未熟な場所をしっかりと把握したいと思います。
ただ、これも美しい生地のおかげ、それなりに様になったことは本当に有難かったです。
平面で立体を縫うことの解決、急カーブの側面底周辺を別の2方向から2度分けで区切って縫うと良い








そして、そもそも底が真っすぐラインではないことで、平面に置くことができないバッグ、「これはあり得ない」と猛省。

ピンク以外でも黄色、グリーン、ブルー、オレンジなど様々な可能性が見込めます。
あとがき

このたびの製作が大変拙い姿ながら、実はこのバッグはその後ご購入いただけたのでした。
受け入れていただいたたことに、心より感謝申し上げたいと思います。
おそらくこの生地のあまりの美しさが、その出来の拙さをカバーしてくれたに違いありません。
当ブログ記事は、最初の投稿の2020.12.01からおよそ5年後の2025.10.20に、ブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
製作技術と並行するかのように、ブログ記事の文章に関しても未熟だった過去を、全文綴り直しによって磨き上げている最中なのです。
2025年現在ではバッグ製作に対しては、もっと根本のところを見直したスタイルに行き着いています。
そもそも、このような美しい生地をこのフラップバッグにするということ自体2025年では「もったいない」「生地の良さが活きない」という見方。
もうその後は二度と出会うことがなかったこのドイツ製の@¥7,000/mという高級生地。
2025年では、生地の美しさそのものを広々と活かせる一繋ぎのバッグを優しいラインの巾着型でナップサックとして作り上げています。
もし何年か後に、このたびのようなバッグを持ちたいという気持ちが持ち主様に芽生えたとしても、広々とした縦60cmx横95cmの面積は解体による「リメイク」によって可能になります。
自由なリメイクや、そうした製品を販売する商業利用さえもOKという内容の「著作権フリー」スタイルも決めました。
最初から製造者がモデルを「これ一択」と決めてしまうのではなく、その後をユーザー様に委ねたいと思うようになったのです。
全5投稿に渡りお伝えしました<硬めバッグ作り>の記録、製造者にとっても非常に有意義でした。
未熟なのに高級生地を使ってしまったもったいなさはありましたが、もし安全に格安の生地を利用していたら、かえってここまで踏み込む製作はできなかったと思うのです。
生地との出会いも一期一会、その後この生地の類似品をネットで見かける現在。
しかし生地入手当時の2019年には登場していなかった、かなり先手のファンシーツイードでした。
このたびの製作体験からはその他、二次元のミシンの「限界」や良い意味での「諦め」も伴い新しい気持ちが生まれました。
出会った生地に感謝する気持ちを製作に落とし込みたいと思うようになったのです。
自分がバッグ生み出すすごさなど追求するものではなく、この材料なくして作ることはできなかったというお礼の気持ちです(^-^)。


































