レアなデザインを独自にアレンジ、綺麗な年代物のあこや真珠を3連ブレスに仕立てていただいた【695】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「こんな感じのジュエリーのデザインがあればなあ」という思い浮かべたアイテムが本気でほしい時、自分がデザイン者となる方法があります。

自作のイメージ図と共に宝石屋様との相談で凝った独自のデザインが詳細に実現。

「オーダーメイドジュエリー」と呼べるものになるでしょう。

とはいえ高額なものであり、滅多にできることではないもの。

このたびは、もっと気軽に思いを実現する方法をご紹介衣致します。

リフォームがてらデザイン性の込んだアレンジの領域でリフォーム屋様にお願いする案です。

実際にあこや真珠の古いネックレスからのアレンジでリフォーム屋様に仕立てていただきました3連ブレスレットをご紹介したいと思います。

既製品であこや真珠の3連ブレスレットは大変レアです。

こうした既製品には見られないデザインを考案するとメリットが大きいと言えるアレンジという視点でご覧くださいませ。

古い時代のあこや真珠のネックレス自体が見つからない、メインアイテムにはなかなかなりにくいブレスレットに力を入れてみた

まず、あこや真珠自体がここ近年入手しにくくなっています。

理想のデザインは、珠の整った照りツヤの良い良質な3連のブレス。

シルバークラスプが素敵で、珠のサイズもそこそこなボリューム感がほしいと探した結果見つからなかったブレスレット、リフォームによるアレンジへと踏み切りました。

あこや真珠の3連ブレス:一番外側がピンク系。内側2連は、どちらかというとグリーン系。6-7mmの珠サイズ。

3連になるのですから、1珠ずつはそれほど特徴あるサイズではなくてもOK。

ここからの引用で、ベビーパールの3連も素敵です。

リフォーム屋様は物理的なことをご存知ですので、素人では同じ長さにしてしまうであろう3連に長さの違いを入れてうまく腕に沿うように作られるのです。

おまけ:ステンレス製のフィガロタッセルネックレスの自主アレンジ

タッセルロングペンダント:ステンレス製です。これは自主アレンジしたものになります。

ここへ他のチャームも付けていきますので第一段階のアレンジになりますが、長さの段差で立体感を出したタッセルはもっと増やしても良いですし、この度実際にやろうとしている先にカラーストーンのチャームを付けることもアイデアです。

待ちのチャームはすべて925。フィガロチェーンという透かしだからこそチャーム付けが可能なのです。

こういったロングの70cm以上の長さは、更にペンダント先が下に下がり、80cmにも及びます。

とてもカジュアルな動きをし、ジュエリーの雰囲気の可能性が広がります。

あとがき

古物はそのままでは古いイメージが払拭できないこともしばしば。

いったん受け入れて、考案しアレンジすることで新しいテイストが生まれる可能性を秘めますし、実験的な試みもお買い得であるがゆえに可能。

こうしたことをこれまで幾度となくやってまいりました。

そのおかげで古着ライフが板に付き、新品のファッションアイテムを売っているお店に足を一歩踏み入れることさえなくなったという異常さ。

そんな中からお伝えできることの1つとしてこのたびジュエリーの分野で古い品物からのアレンジをご紹介致しました。

全く同じではなくても、何か1アレンジ加えて新しい姿に変わるということに引用して見てくださいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

本真珠とフェイクパールを見分ける確実な2つの視点、「重さ」「質感」で分かります【692】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

以前はラインナップにも随分多くの真珠のセットがございました。

ただ、その後の見直しで「高級地金+宝石」のみの特化ということへ徹底。

真珠はすべて廃止に至りました。

ただ、真珠は人気のジュエリーアイテムであり、好んで私物としては大いに付けて利用させていただいているのです。

ただ、古き良きお品である真珠ネックレスも2010年近辺を境に、より入手しにくくなったと思います。

新品ではなく古い物だけを見てまいりましたので、この分野で考えると真ん丸の「あこや真珠」と呼ばれるアイテムは、2020年代では簡単には見つからなくなりました。

新品は製造減や価格アップということでより入手しにくくなったということでしょうか。

もしかして、購買のスタンスの「あこやの中古品集め」を真珠好きの方が同じようにこぞってやっていたのかもしれません。

とにかく品薄といった印象になってしまいました。

「あこや真珠」というのは、冠婚葬祭に定番のジュエリーですし、誰もが1点は持つアイテムではないでしょうか。

かつては女性専用のアイテムから、令和では男性もいよいよ真珠ネックレスを付ける時がやってきました。

少し大げさかもしれませんが、まるで携帯電話のような存在の一人1点というアイテムはなかなか世の中にはありません。

そんな貴重な真珠ネックレスの「真贋:しんがん」を見抜くということも大切であり、このたびは「本物」と「偽物」を見分ける手段を2つの視点でご紹介。

多角的な見方があるものの、これが確実といった2つの視点をお伝えします

本真珠の見分け方につきましては、真珠をお取り扱いされているプロの宝石商の方々がたくさん投稿されていると思います。

そのいくつかの見分け方のコツの中には、こうだと本真珠の可能性が高いというものもあれば、確実であるというのが混在しています。

そこで、宝石鑑定の資格などを一切持っていないながら、ただ真珠が好きでたくさんの真珠を見て持ってきた経験を含めて、決定的になった2視点のみをお伝えします。

こちらの下の写真、実は本真珠ではないブレスレットになります。

購入させていただいた販売者様も全く分からないということで事前情報はありません。

自分の目で見て判断することになりましたので、大変貴重な機会をいただいたということになります。

デザイン性が凝ったパールブレス:最終的な判断は本真珠ではないということ。貝パールの可能性はあります。

まず1点は「重さ」。

同じくらいのボリュームの本真珠と比べてはるかに軽いです。

比べなかったとしても、手に載せるとずっしりとした重量感が本真珠にはあるものです。

そのイメージからすると随分軽いということを感じました。

ただ、このブレス、かなりその辺りがよく考えられています。

重さをアップするためなのか不明ですが、クラスプのパールの飾りの数が8個もあります。

このことは裏を返せば、本真珠にはせいぜい1粒を真ん中に飾る程度の飾りであるということ。

ただ、それは可能性の範囲内なので、今回の決めての2点には入りません。

そして2点目です。

真珠をこすり合わせた時や触った表面の、ざらざら感や引っ掛かり、これがあるのが本真珠だということ。

このブレスは、ツルツルでしたが、手持ちの本真珠はどれもこれとは異なるざらざら感、引っかかり感がしっかり感じられました。

ということで、①重みがあることと②こすり合わせたときのざらざら感や引っかか感があるという2点が確実性の高い決め手だと考えます。

よく見分けるポイントの中に出てくる、「SILVERの刻印がクラスプにある」というのは、あてにはなりませんでした。

このブレスにはしっかりと刻印があったからです。

その他よく言われている決め手は、「珠の穴のくり抜き具合が、綺麗にくり抜かれている方が本真珠、割れたりいびつだったりするのが偽物」とのこと。

これは、すべての穴がいびつだったりヒビが入っていたりしたのが見られました。

しかし、比べる相手の本真珠の方が、ぎゅっとしっかりとつなげて間にクッションも入っていたので無理矢理引っ張ることをしたくなくて、比べておりません。

よって、今回③には入れませんでしたが、これもおそらく大きな決め手になるかと思います。

②のこすり合わせや表面の感触も強くやり過ぎるとキズの原因なので、優しくお願いします。

ソフトにこするだけで分かります。

あとがき

と、こんな感じで、鑑定士でもないですが、この2点は確実に見分けられる点だと思った本真珠の見抜き方をご紹介致しました。

本当は、このブレスも本真珠であれば嬉しいところですが、そもそもこの様相(クラスプに8個ものパールが付けてあることの行き過ぎた装飾に対して)で本真珠である可能性は薄いということが見抜けます。

このフェイクパールのブレスは、実は、珠の糸が切れていますので、自分でつなぎ直して、コスチュームジュエリーのように、自分使いをしていこうかと思います。

今まで、真珠が好きで、とにかく本真珠ということで本真珠ばかりを見てきました。

そうすると、見分け方という点では反対に疎かったと思うのです。

やはり、その反対のフェイクパールも手にしてみて、見比べてその違いがどの点なのかなどを研究したことが一切なかったので、本真珠を持ちながら見分ける力はなかったのです。

今回模造品を手にしたことは、かえってとても良き学び。

これを機会に今後はしっかり見分けていけそうです。

そして、フェイクパールであっても、今回のようにすぐに本真珠ではないと見抜けないほどの良い作りの物も多いということも同時に感動したこと。

ちゃんとシルバークラスプが立派に据えられて、オシャレ度も高い。

珠の間に糸の結び目も丁寧に入れられて手間がかけられたイミテーションなのです。

ということで、コスチュームジュエリーと言えども、良い作りであるというところは見どころであると思いましたし、コスチュームジュエリーに興味を深めるきっかけにもなったのです。

素材が天然であればそれは良いお品なのだという判断が、いかに薄っぺらな見方に過ぎなかったのかということを考えさせられるこのたびの貴重な機会でした。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

金属アレルギー対策に重点を置くあまり迫力の無くなったパールネックレスを再びフラワーデザインのシルバークラスプに戻した経緯【539】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

シルバークラスプは真珠の証(あかし)みたいな意味があるパーツだと思います。

時には華やかで、クラスプ自体にデザイン性があって集めている人に出会ったこともあります。

シルバークラスプも「SILVER」の刻印があり、これは925が付いていなくてもシルバー925である証ということで本来は良いです。

シルバー925は、925ともSILVERとも、SV925とも刻印されてどれも同一。

金属アレルギーは、特に銀がよく影響があるようで、銀に対して一番首のネックレスに対して反応しているみたいです。

よって、925の銀製は本当はタブーなのです。

それでもジュエリーを身に付けたいと、過去にある工夫をすることに決めたことがあります。

留め具をステンレスに変えるということをしたのです。

ただ、ステンレス製ではなかなかクラスプ型にはならず、ほとんど存在していませんでして、ダルマ板と引き輪になったのです。

あのカチャッとはめ込むクラスプの作用の場合、弾力性のある柔らかい地金でないといけないのです。

そうしてシルバー925がダントツの柔軟性を持つということで必ず真珠にはシルバークラスプが留め具に使われます。

当然ながら、ハードなステンレスの登場する余地がありません。

ダルマ板と引き輪がステンレス、つぶし玉だけきちんとつぶれるシルバー925で作っていたという素材不ぞろいの状態が今回のリフォームの「before」になります。

これの「after」の行方をどうぞ一緒に追っていきましょう。

ダルマ板と引き輪がお花のシルバークラスプへ変わるその変身ぶり

このように、ダルマ板と引き輪で留まっています。チェーン状なので特にこれでも問題はないですが、少し平凡。
素材は不ぞろいで、左右の端のつぶし玉のみ925、真ん中の引き輪とダルマ板はステンレス。素材が不統一です。
そして、このように二重花のシルバークラスプに付け替え。細かい小さなパーツもすべてシルバー925製。
ペンダントトップには素敵な編み込みのスクエアモチーフを。長さは50cm程のミドル。

ところで、このペンダントトップのバチカン用にしている丸カンはステンレスのままでいきます。

理由は、色の変色がないので、このままの方が見栄えが良いという理由です。

シルバー925はどうしても変色します。

また、このような細くて強靭なのはステンレスならではの丸カンなのです。

クラスプは、ロジウムメッキと呼ばれるホワイトゴールドにほどこされるメッキと同じものが塗られています。

これが、シルバークラスプの場合なかなかはがれません。

使う頻度が真珠なので多くはないこともあるのですが、もしかして、厚みのあるメッキになっているのかも。。

どうでしょうかね。このことが詳しく分かりませんが、今までシルバークラスプが変色してどうこうなったお品も見たことがないですので、よほど水に当たったりして毎日使うようなお品でない限り簡単にははがれてこないと思います。

よってロジウムメッキのおかげでシルバーに対して直接肌が当たらなくしてくれているこのクラスプの護衛は金アレの者にとってはありがたい存在です。

あとがき

シルバークラスプの方がお品がぐんと高級感が出ると思います。

留め具のほんのわずかな箇所なのに、こんなにも大きな存在なのです。

金属アレルギー対策もしたいのですが、本来の美しい姿が変わってしまったことを再び改良したというこの心理は紛れもなく実直な感想だったのです。

工夫としては、首に直接触れないためにタートルの時の専用にするとか、暑い夏は避けるということがあるかと思います。

金属アレルギー用にすべてをステンレスにしてしまってはジュエリーの見た目の迫力や美しさも半減。

なんとか支障のない取り入れ方を今後も考えていきたいと思います。

「南洋真珠」と言えばこの人気のマルチカラー大粒ネックレス、余計な色は加えない、グレーイッシュなカラーのままを壊さない【411】

まえがき

こんちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

真珠の中でも女王のような存在の「南洋真珠」。

人気が高いのは、カラーの展開のマルチカラーが真っ白や真っ黒よりかえって中和されお洋服に合わせやすいからでしょうか。

このたびは、大粒の文句なし、「南洋真珠」の典型的なイメージのネックレスを中心とした3点セットをご紹介したいと思います。

美しくうっとりするような大粒の美しさ、是非ご覧くださいませ(^-^)。

「無彩色」「グレーイッシュ」であることの美しさはそのまま余計なカラーを加えないことで最大限活かされる

何度か足を運び決断した2015年くらいに入手の「南洋真珠」ネックレスです。

その後、この潔さ、思いっきり感を上回るものに出会わず、当時の出会いのタイミングに感謝。

全体に12-15mmの大粒でボリューム感たっぷりです。

〇ネックレス:「南洋真珠」の典型的なイメージの大粒ネックレス。12-15mm珠のマルチカラー。42cm。

ゴールドも入るところに天然色ながらの調和があります。

実はどれ1つとして全く同じカラーは無いのかも。。少しずつ濃淡がある様子が見られます。

〇ブレスレット:特に強い色のグレーを入れていない控えめな色味のマルチカラー。珠は7mm、4mm、2mm。

ネックレスを主役に、「そばにお供する役割」のような位置付けとした、自作のブレスレットです。

薄グレーと薄ゴールド珠のコンビ。

〇リング:PT900台の黒蝶貝と白蝶貝の10mm程度の大粒ダブルリング。サイズは13号程度。

こちらもリングに使われる真珠としては大粒です。

ダブルリングデザインであることが、より一層思いっきりの良さを感じます。

3点セット:もうこれ以外考えられないというほどの渾身の寄せ集めアイテムばかりです。

動画や映像で拝見する世界の「政治家」様達のネックレスを見ることがありますが、「南洋真珠」も拝見することがあります。

スーツ姿にもマッチするのですね。

それでも、真っ白や真っ黒一色よりもどこか柔らかい印象である所が「南洋真珠のマルチカラー」の付けやすさの魅力でしょうか。

あとがき

せっかくの「グレーイッシュ」「無彩色」の魅力を活かすには、あえてコントラストの無いお洋服に合わせるのがよろしいかと。

グレーの濃淡などは非常にマッチするお洋服のカラーの1つだと思います。

こうした「渋さ」が「美しい」と映るということがすごく素敵だと考えています。

明るく華やかな部分ではない、「陰」の部分の素敵さがあるのではないでしょうか。

こういった「深み」も「本物志向のレンタルジュエリー」でご提案して行ければと思います。

どうぞ、ご注目いただければと思います(^-^)。

あこや真珠ネックレスがクラシックな40cm丈よりも長い「マチネ」、このことで何が変わるのかのまとめ【417】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ネックレスの長さがどうであれ、装う者の自由。

しかし、フォーマルなシーンではある程度決め事があり、長さが違うと「場違い」などと思われかねないので、基本的な知識としては「長さとシーンの関係」を学んでおいた方が良いと思います。

このたびは、あこや真珠の「マチネ:中間的な50-60cm丈のこと」の3点セットをご覧いただきながら、相応しいシーンと長さの関係をお伝えしたいと思います。

54cm丈のあこや真珠のネックレスは、セレモニーには不可か!?

もう最初に答えを綴ってしまいます。

お葬式、結婚式の慶弔関わらず、フォーマルシーンでは、決まって「プリンセスレングス:40-45cm」が「マナー」であるとのこと。

やはり、形式的な硬い場面では、慶弔問わずすっきりとした短めレングスが望ましいということです。

とはいえ、チョーカーのような短さも極端であり、ゆとりのある「プリンセス」ということになるのです。

このたびご紹介しますのは、そんな常識やしきたりを逸脱した長さの54cmという「マチネ:50-60cm」のあこや真珠ネックレスを中心としたセットの活用できそうなシーンを考えた「抜け感」の入った組み合わせです。

しかも粒が珠の違いで交互に大小差のあるカジュアルな雰囲気も入っているネックレスです。

慶弔以外に使えるシーンが本当にあるのでしょうか。

そのポテンシャルを考えていきます。

〇ネックレス:あこや真珠の5-6mmを交互に配置した作り。長さは54cm。
〇ブレスレット:7mm程度のあこや真珠。シルバークラスプは、ネックレスとお揃いの薔薇の彫り。
〇リング:  珠が8mm程度のシルバー925台のダブルリング。お花のつぼみに見立てた、弁が特徴。13号程度。
3点セット:普遍的な一連ながら、ネックレスの珠の大小に強弱が付き、リングもダブルリングとややアクティブ。

このセットは、形式ばったフォーマルさからの逸脱であり、本来整った真珠に「抜け感」を程よく入れ込んだものになります。

ホームパーティー、行事、催し物への参加などのシーンに気軽に装える有難いテイストとして仕上げました。

ある程度エレガントには装って参加したいものの、硬いイメージは窮屈でかえって引け目を感じることになるのも残念です。

そうしたシーンを細かく区別した本来の常識的な付け方を打ち破ったものになります。

あとがき

子供様の学校の催しなら、むしろこのたびくらいのものが良いでしょう。

現在では、Tシャツに真珠ネックレスを付けるというほどの真珠の活用シーンが広がっています。

そして、女性特有のジュエリーであった過去をうっかり忘れそうなほど、男性もこぞって真珠を手にするようになったのです。

今後、特に形の整った高級ラインの「あこや真珠」は新しいものだと高嶺の花的存在になってしまう製造の事情があるようです。

それならば、新品ではなくても、過去の比較的状態の良い中古品も良し、淡水真珠の技術改良後の真ん丸にとてつもなく近い整った粒のものなどをうまく選りすぐるも良し、素敵にコスパ良く真珠を付けて下さいませ。

あまりに高価過ぎるジュエリーではその心配に気を取られて本来の目的に集中できないです。

大切な本来の行事優先の、それでいてレベルの良い真珠ジュエリーを見極める1つのヒントになれば光栄でございます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「真珠マニア」様向けのご提案、かしこまらないイベントやパーティーに有効な18金のステーションパールの活かし方【421】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

18金ジュエリーを集め始めた頃の最初の頃、2000年辺りでしょうか。。ある時素敵なネックレスに出会います。

後に流行のような形になっていく「ステーションネックレス」と呼ばれるもの。

停車駅のように、真珠が配置され、線路に見立てるのは18金イエローゴールドのチェーン。

出会った時点ですでに昔のものなので、地金使いが丈夫でした。

一目惚れをし購入。

そしてあれから20年。

2020年夏に「本物志向のレンタルジュエリー」を開始。

開始当時のラインナップに並んだこの過去に見つけたステーションネックレスには、いつの間にか仲間のブレスやリングも決まっていました。

このたびは、ステーション真珠ネックレスをいかに素敵に装うかを、決してネックレス1点だけの素敵さに依存しない、他のアイテムも充実した視点を持ちながら組み合わせていく方法のようなことをご紹介致します。

〇ネックレス:K18YG製のラウンドチェーンに7mm程度のあこや真珠がステーション状に9粒設置。長さ58cm。

長さが40-45cm周辺の「プリンセスレングス」ではない「マチネ:50-60cm」であるところも、格式ばったフォーマル一辺倒の真珠コーデに新しい息吹を吹き込みます。

それでもこの品物は、2000年時点で古い物だったのです。

〇ブレスレット:ネックレスと同じステーション仕立て。K18YGのあずきチェーンに8粒の7mmのあこや真珠。 

その後にステーションネックレスに合うようにと、2015年くらいに入手の物です。

レンタルジュエリーを始める前から組み合わせてセットにまとめることをしながら集めていましたので、まさにそんな様子の分かる1品です。

〇リング:左は、K18YG台のマヴェパールと呼ばれる大粒珠。13号。 右はピンキーリングっぽいデザイン。14号。

リング2個の意味としまして、象徴的なマヴェと、他のアイテムとの歩調を合わせるべく真珠が複数であることにも意識したものになります。

4点セット:リングが2個という攻めたもの。ネックレスのみよりもはるかにネックレスが主役になります。

ここから1年後には、このような展開もありました↓。

2セット分の真珠と18金コンビのジュエリーセット。元ある右に、左側も切り口を変えた組み合わせです。

この多数の集まりのセットは、別の記事【423】で詳しく綴らせていただきますので、この後是非お立ち寄りどうぞ。

左側はベビーパールを徹底的に集めたというこだわりがあります。

左右で比べると面白いですね。

同じような感じながら、別物だと思えてきます。

バラバラで考えるよりも、早い段階で組み合わせておくということの「分かりやすさ」があるのです。

分かりやすければお洋服には合わせやすくなるというわけです。

あとがき

その後なのですが、まずは真珠の連物のラインナップが当「本物志向のレンタルジュエリー」から廃止。

そして、「真珠」自体もK18YGの組み合わせであっても、廃止しました。

真珠の「はかなき運命・・・傷みやすくお手入れしにくい」のようなものがどう努力しても払拭できず、レンタルからは廃止ということに。。

それでも装うためのご提案などはこうして記録に残しました。

どうぞ、個人で集める範囲を超えたものにレンタルをご検討下さいませ(^-^)。

何と美しいのであろう、オーロラが混じりまるで海の水面のような「ライトブルーグレー」のあこや真珠ジュエリーのまとめ方【425】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーは、またとない1点物のようなアイテムも多く、互いに相性の良いジュエリー同士が見つかった際にはセットアップスーツのようにまとめておくことをお勧めしたいです。

このたびは、あこや真珠のブルーグレー色が天然カラーである3セットの集結をお届けしたいと思います。

いかに世の中に出回っている「グレーで天然真珠です」と謳われている真珠が実は「染色」であるものが多いのかということです。

単純な見分け方としましては、パッと見て、一般的なねずみ色と呼ばれるような鉄色のグレーの場合、あれだけの珠の数が配置の一連物のネックレスは間違いなく染色です。

あのような色の天然でできた色であればおそらくかなりの高額ですし一般的な入手が難しいと言えるかと。

ただ、難しいのが、1粒くらいは混じるマルチカラーの中に存在することは可能だと思いますので、「間違いなく」というのも「9割」ということにしておいた方が良いかもしれません。

では、ねずみ色のような色ではないオーロラが混じるグレーはどんな色なのかということですが、このたびは、その色だけの集結のセットがございますので、じっくりと見ていただければと思います。

見る角度によってグリーンにもブルーにも、そしてピンクにも映る天然らしさこそが価値

〇ネックレス:全体が薄いブルーグレー色のあこや。珠のサイズは7mm程度。43cm。

よく考えがちな「均一感=整っている=良質」という考え方とは違い、不ぞろいなカラーであることこそ天然の証なのです。

〇ブレスレット:2連仕立てのお花の7mm程度の2連。ネックレスよりも全体にピンク色に寄っています。

2連というところがボリューム感あふれます。

〇リング: 925台。ブルー味とピンク味の2種に分かれ、ネックレスやブレスそれぞれにマッチ。15号。

あとがき

真っ白よりも「ブルーグレー」の方が比較的お洋服には馴染みやすいのかもしれませんが、それでもパッ見は白っぽく映ると思います。

それぐらいさりげないカラーです。

連になって複数一度に集結していることこそがそのレベルの高さという解釈でいきますと、このたび、更にブレスやリングと合わせたことはより一層そのカラーの特性が高まるのです。

ここで、反対の考え方をしてみます。

真っ白のあこや真珠に、このうっすらグレーイッシュなアイテムを追加するとなると、違和感を非常に感じるものだと思います。

だからこそ、全く同じ色味でそろえてしまうことの意味があります。

他ではどうしても合わないこれらが集結したのだという意味になります。

全くのお揃いが良いこのたびのような場合と、別物の方が良い場合とあるかと思いますが、この場合はお揃いの効果が色濃く出る方の選択だったと思います(^-^)。