まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
【1343】【1348】【1375】で、実家の新築の合計7点の低反発クッションカバー作りを過程や完成品でご紹介しました。
中身の低反発ウレタンは、このたび使用のゴブラン織り薔薇柄カバーの中身から4点抜いて再利用させていただいていたものでした(初告白)。
何しろ10年以上前に製作したゴブラン生地を使った低反発クッションカバー、結局は持っているだけで使い道が無かったクッションだった4点でした。
中身のウレタンだけを抜いた4点のカバーのみが残ったこのたび、同じブロックパーツを裁断して集めたパッチワークに仕立て、大容量バッグを作っていきます。
大きなバッグを作るので不足の部分が出てきますので、あらかじめ別生地を用意。
その生地というのが、古着のタイトスカートからの引用になります。
部分的にリメイクが入りますので、「著作権の侵害」に考慮し、写せる最大限の範囲にとどめ、一部図解で示したいと思います。
①ゴブランクッションカバー解体②はぎれのちりめん生地③古着スカートという3つの方面から集めた材料で作った大容量のバッグ
パッチワークでどこまでエレガントに仕上がるのかは、毎回のテーマです。
薔薇柄はエレガントな雰囲気をくれる頼もしい柄です。
パッチワークで柄はぶつ切りですが、天地の向きを統一しながら丁寧に作っていきます。
果てしない作業ですが、いつかは完了します。
こうした地道な作業の果ては美しいパッチワークシートが出来上がります。
あとは通常のひと繋ぎの生地のように考えて進めていくのです。
ベージュのちりめん生地がいよいよわずかになっていたところで、ここで最終の利用となります。
今思うことは、1生地を完全に使い切るのに随分年数がかかっていることです。
1m以上の生地は1点のバッグの製作にはかなり多めだということが分かります。
この取っ手には、接着芯も貼りましたし、同じく在庫がラストの「ソフト厚芯」も入れ込みました。
そして定番の4本ステッチで固定して立派な取っ手になり、ゴブランの生地にレベルが合っていきます。
素敵に出来上がったのでお見せしたいのはやまやまなのですが、すみません<m(__)m>。
こうして、足りない部分をお洋服の古着でまかなうというアイデアは、初めて取り入れたことです。
底は柄の向きがそれぞれ整った2面をつなげて、パッチワークと同じように溝の両端をステッチして最終的に1面にして「わ」として作っていきました。
もともと1枚の生地だけで作る時には柄の向きは「わ」の場合片面が反対向きになるのに、パッチワークの場合は両面とも正位置に配置できるという新しい発見も。。
こうして、中に目的のブランドバッグを収納したところで、インテリアとしての「容器」のような存在になったのでした。
あとがき
バッグ収納の為のバッグですから非常に大きなサイズになります。
元はクッションカバーだったゴブラン織りの生地でしたが、わざわざパッチワークにして不足部分を他の素材からも引用して残したかったのです。
それは、当時でしか入手できなかったと思われる希少な生地が、年数が経過するともっと価値が高まったと感じたからなのです。
生地屋様にはあんなにたくさんの勢揃いしているように見えますが、「一発屋」も多く、その時の出会いが重要なのです。
ダイナミックなまでの「多品種小ロット化」の現実なのです。
そのような構造や事情をうまくつかみ、自作の価値に当てさせていただいております(^-^)。