まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
複数同時製作がどれも均一に美しく仕上がるように。。ハンドメイドでは時に「訓練期間」も必要な時があると思います。
特に、初めてその仕様を取り入れるという際には、手が慣れ技術が高まったその後の出来栄えはかなりのもの。
このたびは、セルヴィッチデニム製の一重仕立ての袋物の丸底にラッピングをする時のコツを記録として残したいと思います。
冒頭の通り、最初はありがちな「ステッチの脱線」もあり、そこからちゃんとラップ上にステッチが全て乗るようにと技術訓練をしてこその、「職人の勘」みたいなものが得られました。
デニム袋の丸底1周に出来上がり幅6mmのラッピング、厚みも見込んだ25mm幅のナイロンバイヤス生地で成功




25mm幅の両端の縫い代5mmに直線で印、内側部分の15mm分は、6mm仕上げによる両面分の12mm+厚み分3mmを見込んでいるのです。
セルヴィッチデニム14oz程度で3mmの厚みという見方で、ゴブランならどうなのか、帆布なら。。などと細かい単位で検討する事前研究は効果的だと思います。

あくまでも、セルヴッチデニム14oz程度に特化した寸法をあらかじめ決めたやり方、このたびは印通りにステッチしていくというノウハウです。


実際に訓練した者からコツをお伝えできるとすれば、際を縫い過ぎないことです。
ややテープ側に入り込んだような位置にステッチすることで、反対側にもちゃんとステッチが乗りやすいということになります。


あとがき

デニムにナイロンオックスの組み合わせは異種素材同士、もしかして違和感を感じられるかもしれません。
たまたま手元にあったことがきっかけでしたので、もしかして、他の生地の種類でも見合うものがあるかもしれません。
ただ、ナイロン生地というのは、薄く・硬く・良い意味でのごわつきがあり、デニムにレベルが見合うラッピング布であったと思うのです。
このたまたまの持ち合わせの偶然からの成功に対しても、感謝するところです。
作業し易いコツを得ることというのは、最終的には美しく出来上がることにつながるかと。
困難を極める成功率の低さは出来上がりも美しくないわけで、決して楽をするわけではない「苦労の回避」ということも重要なのだということが分かります(^-^)。
