バッグの持ち手はキュートなうさぎさんの耳、かわいい小動物のキュンとした瞬間の感動をバッグで表現【102】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長年のうさぎ好き、マスコットや雑貨類のうさぎモチーフを随分たくさん収集してきました。

現在、ハンドメイドバッグ製作を1つの括りで<○○シリーズ>として続行中。

このたびは、<動物シリーズ>の2点目になります。

1点目は「犬」のボディーバッグを製作した【98】の投稿。

お顔だけをバッグに仕立てる点が当シリーズの特徴であり、全身よりも製作の難易度は低く、大人も楽しめる動物バッグになればと思いました。

お顔なので目を最後に設置するわけですが、前回の「犬」と全く同じ目の材料である大きなボタンを使用する点の出来上がりの印象の違いもお楽しみいただければと思います。

<動物シリーズ②>数多くの小花柄から選んだ生地、うさぎさんが最もキュートに仕上がるためのフォルムと目力

かわいらしさもありながら、大人びたテイストもある小花柄は服地の分野で見つかりました。

<表地・裏地共通>エスパンディーニットプリント、ポリエステル/100%、日本製。

「エスパンディー」は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の収縮率の違いを利用した生地の作り方の1種。

本体の裁断:取っ手も一繋ぎの作り。すでにうさぎさんのお顔のイメージが見られます。あとはてっぺんタブのみ。
ニット素材に貼る伸び止めテープ:ポケットのフラップのラインを正しく出すために伸び止め防止。

ストレートラインを平(ひら)で、カーブラインを(バイヤス)で使い分けました。

ポケット:マジックテープ開閉です。貼り付け型により、袋とフラップを裏地面に上から設置。下は裏面の当て芯。
中表と外表のコンビ:先に取っ手を含む上の方を「外表」で、後半は底のマチを含み「中表」でひっくり返し。

サイド部分の始まりから下が「中表」の後半作業部分です。

入り口タブ:ここにマジックテープを設置。カーブが入るパーツは「中表」ひっくり返しが綺麗です。

とは言っても、本体にもカーブがあるにもかかわらず取っ手の間のカーブはこのたびは特別「外表」で。

生地の性質でしょう、カーブもそれほど難しい折り込みではなかった手応えでした。

マチの合体:マチの始末もこのたび特別。あえて表地と裏地を重ねることで強度がアップすると感じています。

このやり方により、縫い代の始末がされていませんので、マチの縫い代を両サイドとも共布ラッピングで覆いました(右下)。

ひっくり返し終わった完成目前の姿:ここへ最後にボタンの「目」を付けて完成。全体に優しいフォルムに。
目の設置:【98】の「犬」と同じ目です。同じ目なのに別の動物であるという比較を楽しんでいただければと。
うさぎバッグ完成(赤系小花柄ニット):<サイズ>縦24cmx横34cmxマチ8cm。取っ手は高さ26cm。
後ろ面:ここにウサギさんらしいフォルムを感じていただけるならば、うさぎファンの観察力の賜物です。
その他の角度:左上は底面、右下はサイド面。トートバッグと同じでハギ目が複数に渡ります。
ポケット:上の写真は遠目でしたので、改めて真正面から。

ここからは、ひっくり返して内側の様子を見ていきます↓。

底面:「ベルポーレン」というプラスチック製底板2mm厚を内蔵した四角い袋を部分的に縫い付け。
端の始末:左上は、両サイドのマチ。右下は長い縦線のサイド。縫い代は始末済みにて3mm幅で縫い合わせのみ。

通常の裏地付きトートバッグの縫い代始末とは随分違ったやり方を体験したことになります。

あとがき

動物モチーフで作るバッグは、子供っぽくなりがちです。

お顔そのものをバッグ全体にすることでユーザーの幅を大人まで広げることができるのではないかと考えました。

次回は「ねずみ」になります。

これまでの2点は「犬」「うさぎ」共に正面でしたが、3点目の「ねずみ」は横顔になります。

かわいい動物のキュートな角度違いの瞬間としてお楽しみいただければと思います。

すべての動物達は、おそらく元は同じ地球の中の自然の秩序の中で共に歩んできた仲間。

互いに尊重しながらその素敵さ・かわいさから「癒し」「喜び」をプレゼントとしてもらっているのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク