心揺さぶられる美しい迷彩柄の見かけはエコバッグ、しかし内部は多数の隠し場所で溢れ充実した遠出向きの良きパートナー【1411】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

なかなかの時間をかけたトートバッグを製作しました。

過去の生地ストックがまだわずかに残っている分がありその消化も兼ねながら、今まで作ってきたモデルを発展させたようなデザインです。

本来一重仕立てで作るエコバッグの「切餅:きりもち」というデザイン。

これに裏地を付けて、更に内蔵巾着袋もキルトがけの生地を仕立てながら完成していった、手間がたっぷりとかかったお品物です。

是非、完成の様子をお楽しみ下さればと思います。

外から見たらエコバッグ、内部はきっちりと絞られた内蔵巾着袋と奥にあるポケットを含む複数の入れ場所を確保した発展型

巾着袋内蔵トートバッグ:<サイズ>縦37cmx横37cmxマチ18cm。
これまで複数製作してきてもまだ見直した箇所:タブのサイズを今後支柱幅よりも大きくします。

このように変化した理由は、四角い繋ぎ目カバー布のステッチを安定させるためです。

以前の同じ幅だとでこぼこして不安定だったからです↓。

以前の取っ手継ぎ目タブ:確かにスタイリッシュでしたが、生地によってはずれやすかったりするのです。

やはり、どのような生地であってもできるように、易しく製作できるようにという工夫は任務だと思っています。

フラップポケットから糸が飛び出さない上品な始末:左右のUのステッチの端を数ミリ内側で結びカット。

結ぶと同時に内側に向ければ自然に内側へ隠れてくれることが大半、上へ飛び出した場合はアイロンでクセを内側に向ければ思うようになります。

一番上にはステッチが無いことも、後の横ステッチとの交わりが起こらず美しいです。

裏地にはダイヤキルト10cmをかけてあります。ボールペンの跡が残ってしまったことはミスです(^_^;)。
内蔵巾着袋の入り口の様子:しっかり巾着で絞られます。黒生地にも10cmダイヤキルトをかけました。
タブホールを使った巾着ひもは、どんな厚手の本体に対してもタブ生地を薄手にすればうまくいきます。
巾着袋の内部にもポケットを設置:表の支柱ベルトのナイロンオックスを使っています。
片方の面を裏と表を間違えて接着芯を貼ってしまいました、正解は右のチャコール。これもミスでした(^_^;)。
底の支柱ベルトの合致:ピタリと重なることが美しく良質さの表現でもあるのです。
ここまでの充実した内部は、遠出の旅行にも利用できるほどのもの。楽しく整頓しながらお使いいただけるかと。

登場生地は随分種類が多かったので、下のクリップにまとめました、全6種類です↓。

あとがき

多くの生地を組み合わせた、まるでお洋服のコーデのようでしたが、ここまでの種類の生地を使いますとさすがに重いです(1kgくらいありそうです)。

持ち運びはお車というシーンの方が良いかもしれないと思いました。

「フクレジャガード」生地をめいっぱい有効に使えたこの製作は大変今後の可能性を感じました。

生地メーカー様が作ってくれた生地に敬意を表し、きちんとしたお仕立てをして素材の良さを継承することを忘れないようにしたいものです。

この材料が無かったら決して作り上げることはできなかった、そうした自分だけでは成し遂げられなかったことが他の力を借りたことへの敬意のようなもの。

そうしますと、「製造」ということは、やはり安物など作れないという気持ちになるものです(^-^)。

書き手:picturesque(ピクチャレスク)

たためて収納もできる融通と高級感の両方を高めたブルーの「水辺のバッグ」、完成で見つけた課題はファスナーのサイド布の傾斜の不足【1255】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、やっと1点完成に至りましたバッグがございます。

撥水加工の生地を3種使用のダイヤキルトのブルーの温泉バッグです。

このたび、初めて試みたパーツのデザインなどもあり、そんなところをピックアップ、そして重要なのは見つかった「課題」の部分です。

このまずかった点は、是非教訓としてバッグの製作の時に思い出していただけると発展的な継承ができると思います。

上手くいった成功の箇所:ダイヤキルトに歩調を合わせたひし形のつなぎ目カバータブとブルー系のコーデのまとまり

「水辺バッグ」:<サイズ>縦31cmx横40/59cmxマチ20cm。

ぱっと見た感じのスタイリッシュさがその支柱/取っ手に現れます。

ブルーと紺のコントラストが可愛いく出来上がってくれました。

底のハギ合わせで、支柱がぴたりと合うこと:この見かけになることが重要で、「底」も表側なのだという意識。
このフラップの下には、隠しポケットがあります。斜めに設置のサイズ違いにデザイン性が生まれました。
小さい方のフラップの下:隠しポケットが設置されていてフラップによる安全性+デザインのハイブリッド。
こちらは「中」サイズ。もう片方の面は、たっぷり容量をとった「大」というサイズ1つを付けています。
支柱のハギ目カバータブ:もとはハギ目を隠すための覆い、ただデザイン性も出すということが挑戦でした。

実は、このステッチは一続きで縫え、2重縫いを外枠+十文字で途切れることなく一繋ぎで出来上がります。

<縫う順番>

・まず外枠を1周まるごとステッチ。

・次に2周目に行きますが、最後の1本だけ残して十字へ移ります。

・そして、十字のどちらかを行って帰ってきたら、外枠の残った辺の2度目を縫います。

・最後に十文字の縫っていない方を行って帰ってこればすべての辺が二重縫いで縫われます。

また、この順番に関しましては、1つの投稿でそれだけの内容でじっくりと解説した記事を後日アップしていきます(【1256】で投稿済)。

上手くいかなかった課題ある箇所:ファスナーのサイド布の多角形の傾斜不足は是非伝承したいこと

では、課題のあったパーツをご紹介したいと思います。

ファスナーのサイド布:斜め傾斜が不足していて少し野暮ったくなっています。もっと極端な傾斜が必要でした。

バッグに物を入れる量によって、バッグのサイドのマチの開きが多くなったり、少なくなったりしますが、設定としては、中間的な感じが望ましいです。

マチが開き切った時・閉じられた時の両方のバランスを製作の時点で盛り込むことが必要だという学びがありました。

横幅に関してはこのままでゆとりをキープするのですが、斜めのライン4箇所に関してはもっと急傾斜にするべきだったのです。

よって、1.5cmずれた位置へ傾斜を激しくした型紙に直しました。

その他、応用編としましては、ここまで覆うのであれば、完璧に覆いたいというニーズにお応えする作り方として、ファスナーくり抜き型があります。

サイド部分をコンパスで円の一部を利用して丸い四つの角で表現、バッグの口の周囲とピタリと一致させた寸法に調整した蓋みたいなものを作り、真ん中をくり抜いて、ファスナーをはめ込むという構造。

これには、デメリットもあって、ファスナーが内陸部に設置されるので、完全にオープンされないから引っ掛かりがある出し入れになります。

このたびのファスナー飛び出しタイプは完全に口がぱっかり開きますので、中身が見やすく取り出しやすいという利点があります。

しっかりとした作りでありながらたためる柔軟性

しっかりし過ぎた芯地が入ったバッグは気軽にたためません。

跡がついてしまい変形の原因になるからです。

しかし、たためるようにソフトな芯地だけを入れているこの度のバッグはたためるものになっています。

底を折る:こんな風に底のマチを一番最初にたたんでいきます。
サイドから三つ折り:ここまでです。これ以上は安定しないので、結構しっかりしたお品だということです。

底板は設置しておりません。

サブバッグ的な機能もあった方が収納しやすく、かえって長持ちになることを想定しました。

何でもかんでも硬く仕上げれば丈夫なのだという過去の考え方から現在は発展しています。

あとがき

シンプルなデザインでもしっかりと作りを追求していくと、その姿が高まっていくのだと、それほどに製造は深みある可能性を持った作業。

複雑になった構造になることが模倣されにくく守備体勢のような考え方もあると思うのですが、その複雑さ1つずつに意味があり理由がしっかりと説明できるのかということです。

出来上がった品物の見方としてのポイントはそんなところです。

よくある普遍的なタイプのトートバッグデザインをどう差別化していくのか、丈夫な存在を求める「ベルトの別布切替え」「思い切った全面キルト」案【1225】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここで次のハンドメイドバッグ製作に入るタイミングとなりました。

以前から作りたいと思っていたイメージを実現し、過去のストック生地をうまく消化していきたいということもあります。

本体カラーは爽やかなブルー色。

いかにこの生地にイメージを膨らませ、魅力的なバッグにしていくかを全力で考えました。

よくある支柱ベルトが渡ったトートバッグをいかにスタイリッシュに素敵に作ることができるのかがテーマ、考案をシミュレーション図案で表現した

よくあるトートバッグというのがこういったデザインです↓。

トートバッグの典型的なデザイン:世の中のバッグで一番多く出回っているのではないかとさえ思うモデル。

支柱と持ち手をスタイリッシュに、大きなバッグでありながら巾1.2cmで仕上げていくことに決定。

別布をあえて準備する支柱ベルトは、強度の追求も兼ね、本体以上の丈夫さのある生地を選択していきます。

完成イメージ:ブルー色のナイロン/100%の撥水生地に、同じナイロン/100%の撥水の紺ベースの柄物を配置。

コントラストが適度に効いたネイビーベースのナイロン生地の柄物で取っ手と支柱を縫い付けるのです。

柄物であることで楽し気なコントラストをイメージしました。

そして、このブルー生地の極薄であるデメリットをカバーすることも兼ねて、内部にキルトシート(ソフト厚芯)を当て、ダイヤキルトをかけていきます。

「中綿キルト」はぶくぶく膨らみ過ぎてたたみにくいので、使用していません、1mm以内の不織布芯がスタイリッシュなバッグになると思うのです。

このシミュレーションの実際の完成品は、後のブログ記事番号の【1255】でご覧いただけます。

キルトも本体にかけていくので、糸をたくさん使いますが金具や留め具などの附属品は不要です。

糸と布のみのコラボレーションが無理のない「優しい」作りのバッグになってゆけばと思います。

決して「易しい」という漢字の方ではないことにご注意を。

あとがき

いつしか、バッグのモデルの中では風格を表してきたビッグトートバッグ。

しかし、これもゆったりとした時間をかけての流行の1つ、2020年以降は下火と見ています(あくまでも私の感覚ですが)。

元は「氷」を運ぶための十分なマチのある立体感ある手軽な入れ物であったという発祥エピソード。

最も単純な「入れて運ぶ」という機能のただの入れ物にポケットが付けられ、入り口にセキュリティー性を高めるなどの付加価値を高めることは、何ら流行とは関係のない部分です。

そんな点が、よくあるタイプやありふれたタイプを引用しながら高めていける、流行などとは無縁の定番バッグにおける工夫の部分ではないかと思います。

氷を運ぶためのバッグをそのまま氷を運ぶための作りでは、それは使い勝手や機能には不満が起こるに違いないのです。

有難い過去の知恵を有難く拝受しながら、自らが生み出す「メッセージ」こそが作品作りをする意味なのです(^-^)。

取っ手の付け根部分は「縁の下の力持ち」のような場所、自然なステッチでありながら返し縫いをした丈夫さでもスタイリッシュなバッグ【1109】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

表地と裏地が類似の綿ツイル生地をバイカラーに仕立てたトートバッグ型を「中」サイズでお作りしました。

こちらは、過去の生地在庫を一掃する「インテリア収納袋」の製作の流れの中の1つになります。

インテリア使いをイメージしていますので、ポケットは無し。

過去のストック生地を無駄なく一層することにポケット無しという条件が非常にマッチしました。

とはいえ、万が一のこと、外出時にもお使いいただけるようにと丈夫なお仕立てをしています。

コンセプトが「インテリア」ということだからといってその手間を惜しむようなことは決してしないというスタンスなのです。

こんなシンプルなバッグのどこに丈夫さの秘密が隠れているのか、取っ手の付け根部分をなじむように重ね縫いすることが隠れた奥ゆかしさ

「インテリア収納袋:中」<サイズ>縦32cmx横28/49cmxマチ20cm。取っ手は幅1.6cmx高さは17cm。

巾着袋をメインに連続製作していますここ最近の中では、トート型は珍しいですが、生地が多く残っていまして、やや大きめを作ることができたのです。

・<表地>コットンナイロンデニム(クリームベージュ)、綿/60%、ナイロン/40%、日本製。

・<裏地>ツイルクロス(ペールグリーン)、綿/100%、日本製。

似た生地なのですが、細かい混率を見ると随分違います。

表地のベージュはナイロンが入り、もう少しきゅっと引き締まっていて、弾力性があります。

このたびは、別で製作しました【1107】で製作のツイルクロスのペールグリーンカラーのみで製作の「大」というビッグサイズの次のサイズの「中」になります。

巻き薔薇もカラー物がいよいよ最終で、イレギュラーに余った3個のオーガンジータイプを1か所にまとめてブーケのように縫い付けしました。

さて、このシンプルな何でもないようなトートバッグなのですが、その丈夫さに対しては誇れるところがあります。

入り口周辺のステッチの重なり:上下に2段に渡って、それぞれ2周ずつの二重縫い。取っ手は上下とも4重縫い。

これが、目に映る範囲のステッチの丈夫さです。

実は、ここでお話することで判明する丈夫さが、更に内部にも隠されているのです。

それは、どのトートバッグでも作業の段階にある、両サイドの地縫いと底の地縫いです。

表地・裏地共に両サイド・底辺の3箇所とも二重ステッチなのです。

表には華やかに登場することはないのですが、しっかりと重みを支えてくれる重要なパートで覆われているのでした。

ここまでして、やっと腑に落ちたお品になります。

おそらく、この「中」というサイズは、1泊程の旅行にもお使いいただけると思います。

随分スタイリッシュに感じるのは、取っ手が1.6cm程度の細めだからです。

取っ手自体も4本ステッチで強固にしてありますのでスタイリッシュながらも丈夫さが実現しています。

あとがき

まだまだこれでもなかなか十分にお伝えできていないのが現状です。

一度手に取ってお見せしたいほどです。

すべての製作品がこうしたお仕立てですので、変な偏りや差を付けた製作はしないようにしています。

デザインが違っても、製作するものすべてを長持ちができるための良質な仕様に統一しているのです(^-^)。

おでかけバッグ用に調達した在庫生地をそのままスライド、「インテリア収納袋」へのシフトチェンジをした、素材の可能性を広げた活動【954】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「技術が上がったら、高級生地でバッグを作っていこう」と高級素材に目を向け始めた2019年頃。

「いやいや、こう思った時点で早期に一歩を踏み出した方が良いのではないか。。」と思い直し、2020年の頭から技術云々はともかく、高級素材に足を踏み入れました。

ひたすら、イタリア製の風通ジャガードなどの@¥5,000/m以上するような生地まで調達。

それが良かったのか悪かったのか、早くも素材の扱いにくさに直面し、思うように美しく作れないバッグばかりが続出。

非常にもったいないことでしたが、もし一歩を早々と踏み出さずに後回しにしていたらこんなに早くには分からなかったことでした。

そして、ひと通り高級生地の中の、特に「フクレ加工」「風通加工」を中心に凹凸感がありマルチカラーが美しい生地でお出かけ用のデザインでメインバッグをイメージしながら製作。

ただ、高級な生地なのに元の生地の状態に付加価値が乗るどころか、かえって生地のままの方が価値があったかのように感じてしまい随分へこみました。

そして、結局行き着いた答えは、「柄が素敵なものはめいっぱいその柄を大きく見せるようなデザイン」でした。

そして「コスパ」のことも考えました。高級さに見合った「長持ち」です。

そこで、考えたことは、消耗度の少ないバッグ製作をしてみるということでした。

そんなこともあり、在庫を一掃していく目標を立てた2022年、片っ端から「インテリア収納袋」を作る活動をすることに決めたのでした。

このたびは、その「インテリア収納袋」の連続製作にあたって表地と裏地のコンビを考案している最中に考えたことをまとめたいと思います。

インテリア収納袋は、お出かけバッグ程の強度は必要が無い、出来るだけ大きな容量で生地をめいっぱい使う

在庫の高級生地:素敵な生地が集まっています。ここまでためこみ、思うようにん製作できなかった過去を反省。

お出かけ用のバッグとインテリア用の入れ物としてのバッグと比べて、1つ大きく違う点は、「製作時間の差」です。

実際に昨日インテリア用のバッグを製作してみました。見事に数時間で完成。

・お出かけ用のバッグ:5-6日で完成

・インテリア用のバッグ:1日で完成(数時間)

この2つの違いが顕著でした。

そして、こうも思いました↓。

バッグが傷みにくいのは、室内で静かにインテリア収納袋としてじっとしていることではないかと。。

おそらくこの考え方は正解だと思います。

動かすから傷むわけで、ただの入れ物であれば傷まないので永久のものになるのです。

あとがき

当ブログ記事は、2022.04.17の投稿からおよそ2年後の2024.08.08にブログ記事の「手直し」により、まさにこの部分を追記しています。

これまでお読みいただいた上の文章も当初の随分つたない言い回しを変えながら、ほぼ全文綴り直しをしてここまで来ました。

なぜそうまでして過去の記事を残したいのかという理由が今はっきりとしています。

それは、長いスパンでの変化をお伝えできる記事でありたいと思うからです。

例えば、上手く出来上がったバッグだけを綺麗なストーリーで書いた記事では、それは決して本当の姿ではないのです。

失敗の過去・そのありのままの姿・そこからの学び・改良をたくさん得てきたのですから。

その数年後にどんなバッグを作れるようになったのか。。これを1つの記事の中にまとめるスタイルに厚みを増すことが「手直し」で誤字脱字を修正することと兼ねて価値が高まる記事になるためにやっていることです。

今こうして2024年に2年前の昔を振り返るだけでも全く違った今があるのです。

この「変化」は「成長」にイコールであると考えると、何を一番お伝えしたいのかという内容の中の軸の部分が、「素敵なバッグを作れた」という過去の栄光では決してないのです。

どうしてもうまくできなかった、高級生地をせっかくありがたく手にしていながら、その良さをちっとも生かすことが出来なかった姿の中の、もどかしく悔しい気持ちを共有していただきたいのです。

そして、その後の改良までにどんな立ち上がり方をしたのか、どんな内容の努力をしたのかなどがちゃんと事実のままお伝えできることが、ブログ記事を書く本当の意味ではないかと思っているのです。

その後、2023年でこれらの生地はすべて巾着袋になりもう1つ残らず「インテリア収納袋」になりました。

そこで、今こういった高級生地に対してはどう考えるのかということです。

それは、「お出かけ用にもまた作らせていただきたい、技術が高まった自信が100%になった時にこそ。。その代わりお値段もちゃんと相当な価格にしたい、するべきである」と(^-^)。

フラップの型紙の先端周辺のみを最低限カットし、リュックの取っ手の間にフラップが通る時の引っ掛かりを解消した【834】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の投稿【832】では、ハンドメイドリュックの入り口のフラップの横幅を広げ、取り付け位置を背から覆うようにして隙間を解消する6点の完成品のリフォームの開始1点目をご紹介しました。

そこでも、まだ型紙の改良の必要性が見つかり、今度は広すぎて引っ掛かりがありましたので、このたびのリフォーム2点目は、広すぎた一部分だけを最低限削り取り、改良の効果を検証する内容になります。

そういう意味では、今回もかなり重要な作業です。

型紙の修正箇所というのがこちら↓。

取っ手に引っかかりがある一部のみを最低限そぎ落とし、スリムにするという型紙に変更をしました。

このように、先端を少しだけ削っています。

特にこの部分にご注目いただきまして、その行く末をご一緒に見守っていただければと思います。

検証結果報告:フラップに関しては成功、ただ、セキュリティー性の完全な改善ではなく隙間はまだある

取っ手の間に入る部分が引っ掛かりがありません。検証結果は成功ということになります。

一応、取っ手の間にすっきり入っているので合格です。

ただ、ナスカンが真ん中に来ていませんね、後程取り付け直しをします(^_^;)。

これはショルダーを背負っている状態。

実際に背負う場面で、机などに置いた状態でこのフラップの位置を見てみます↓。

机の上などにリュックを置いた状態:背負った時よりはフラップが場所を有しますが引っ掛かりがぎりぎり無し。

ということで、今回の検証結果は、型紙を削った効果が出たということになりました、大変嬉しい結果でした。

多少フラップの位置がずれることで様子は変わりますが、背負った時に引っかかりが無くなっているのかを一番に重視。

すべての位置に対応しようとするとフラップがどんどん細身になっていってしまいまい、隙間も空きイタチごっこのような難しい点があります。

相変わらず完全には解消されない隙間問題をどう解決していくのかの答えが「内蔵巾着袋」というところに行き着いた

そして、さらに、引っ掛かりとは別で、隙間の件です。

背負った時の重力でできた隙間:サイドから見るとよく分かります。両サイドの巾着ひもは重要です。
ハンドバッグに持った時の隙間:前後がきゅっと口が折れて、隙間が少し少なめになって口がふさがる様子。

この辺りまでが、可能な範囲の隙間カバーの限界です。

あとは、内部をただの裏地にするのではなくて、内蔵巾着袋の仕様にすべて統一した方が安全性としては高いものになると思います。

ただ、内蔵巾着袋は開閉が手間ですので、「使い分け」も1つのアイデア。

内蔵巾着袋無しのものは「近場用」で、内蔵巾着袋有りのものは「遠出用」へという2種の使い分けも1つの方法です。

あとがき

このたびの検証で、バッグを作る時に、物理的な動きを予想することこそ大切なことだとつくづく思いました。

巾着型、一度は、セキュリティー性の低さに廃版にしようと思ったものだったので、その諦めからの工夫というのがとても大きな巻き返しになりました。

巾着型は、かわいくて優しいデザイン、やはりモデルとしては残していきたい気持ちがあります。

セキュリティー性の弱さが分かっていても、そこを最大限に何とかしていくという役割を担おうと決意。

次回3点目をまたご紹介してまいりますが、今回で内部に巾着袋が設置無しのタイプのリフォームが終わりました。

次からは、最新型の内蔵巾着袋付きの同じヶ所の入り口フラップをリフォームしていきます。

生地が替わりますので、同じ仕様でも違うのかどうかというところもリフォームを兼ねた検証ポイントになると思います。

是非また、お立ち寄りくださいませ(^-^)。

一重仕立てのバッグに重いボトルの洗剤も入れられるフィードバックあり、補強サポート役の底ベルトの大きな働きを見た【814】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「切餅:きりもち」という四角いエコバッグを考案し、様々な生地で製作しています。

このたびは、比較的薄手の生地でありながら、底ベルトの機能の徹底によりどこまでの丈夫なバッグに仕上がっているのかのフィードバックをいただきましたので、底の部分を眺めながらその重要な役割をご紹介したいと思います。

底ベルトの位置を出来上がりで等間隔にした結果は上々、重いものが平気だったフィードバックが物語る底の機能の充実

実は、底ベルトの上下に並ぶ位置を少し変えました。

以前は、製造側都合の縫い代を含むど真ん中が印としては分かりやすく、結果としては内側に寄ったものでした。

その取り付け位置を改良、使う側目線の均等など真ん中へ見直します。

底ベルト(旧位置):横線2本が底ベルト。内部に寄る理由は縫い代を含めたど真ん中だったからです。

さらに、これは物理的な現象なのですが、こういった縫い付けた部分は硬めなので、このせいで、マチにクセが自然と現れ、縮こまった感じに映ります。

一方、このたびの改良で底ベルト同士の間隔が広がることで、その見た目がゆったりとしたものに映るのではないかという仮説を立てました。

マチのサイズは決まってはいますが、その箇所でない縫っていない部分がいかようにも大小膨らんだり縮んだりするのが物理的な現象です。

よって、この底ベルトの位置変更がマチがそのままのサイズでありながら広がるカギになったようなのです↓。

底ベルト(新位置):すっきりと等間隔に仕上がりました。これが正解だと思います。

随分スッキリと美しくなったものです。

完成:<使用生地>先染ストライプ(黒x白)、綿/100%、日本製。たためるエコバッグです。

どちらかと言うと薄手の生地だったのですが、支柱や取っ手やベルトは多重に重なりステッチと共に強化。

畳めるものでありながら強度も十分にあるバッグになり、実際に洗濯洗剤のボトルごと複数入れても平気であったとのことです。

大変実用的になれたと光栄でありましたし、生地によっては、メインバッグも夢じゃないと思えました。

あとがき

これまでは、幅が150cm程あるような生地限定の製作でした。

それも支柱が一続きでありたいと長い支柱をコスパ良く横幅めいっぱい使った製作だったからです。

その後、このモデルは、使用生地の幅の限度を選ばずに作れるようにと、シングルの112cmなどでも可能な、継ぎ目を作るモデルへ変更しています↓。

取っ手の途中にタブがスタイリッシュに付きますが、この下に継ぎ目が隠れます。

なぜこうしてモデルチェンジしたのかというのが、多くの方にこのモデルでの製作を自由にできる「コンテンツ制作」を考え始めたからでした。

このことで随分視野が広がりましたので、「製作する人目線」ということも「ユーザー目線」に加えてもう1つ加算されたのです。

この活動は間違いなく発展です。

製造者様が素敵に作って行けるようにということは、一人だけの製作よりもはるかに可能性があると思い始めました。

一重仕立てのシンプルなデザインであっても随分奥が深いものなので、そんなこともハンドメイドでバッグを作る方へお伝えしていく役割としてしっかりアウトプットしてまいりたいと思っております。

おそらく、作るとなったら他の方の方が間違いなく素敵な世界観で作られると思われ、そこに希望を託しています(^-^)。

エコバッグの支柱、これまでの3本ステッチは普遍的、最も美しく映る4本ステッチへの改良【688】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

黒生地2種を同時進行で作る、「切餅:きりもち」デザインのエコバッグの製作を始めました。

まだこのたびは完成には至りませんでしたが、1か所大きく以前と改良した点「ステッチの本数の追加」についてご紹介したいと思います。

以前の3本ステッチを1本追加の4本がいかに大きな影響であるかを知ることになりました。

3本ステッチから4本ステッチへ。。支柱の太さとのバランスは4本ステッチの方がしっくりきた

以前の「切餅」は、3本ステッチでした。

3本ステッチの「切餅」:十分丈夫でしたが、支柱幅とステッチ間とのバランスを見直しました。
以前のステッチ:3本は実は難易度はかえって高め。理由は感覚が広いので少しのずれが目立ちやすいからです。

変更後の4本ステッチバージョンをご覧くださいませ、もとの支柱の幅は全く変えていません↓。

4本ステッチの支柱:かなり綺麗になりました。4本ステッチの方が「あっ」と言わせる何かがあります。
2種の生地で同時進行に2点:美しさに加え硬さが出ました。この硬さの方も重要で、丈夫さに繋がります。

ということで、美しさと硬さを高める改良がこのたびの改良の内容となりました。

このたびは、ここまでです。

この後、前後パーツを縫い合わせるなどして、組み立てて完成に近づいていきます。

あとがき

おそらく、次回の<製作>ブログでは、完成をご披露できそうです、2点出来上がります(【691】のブログ記事です)。

黒テイストのシックな雰囲気のバッグを今後年末に向けてこんな感じで製作してまいります。

その中のスタートとして割と短い期間で出来上がるこのたびのような一重仕立ては、2点同時進行も可能。

かなり腑に落ちたデザインの1つの「切餅:きりもち」。

型にはまったものではなく、この縦長デザインを横向きにしたり、サイズを変えたりなどで随分違ったバッグに見えることでしょう。

このデザインは、後に詳しくじっくり学びたいバージョンとしまして「コンテンツ」にまとめダウンロード型で販売も予定しております。

とはいえ、ぱっと見で学び同じように製作していただいても「著作権フリー」のスタイルですのでご利用いただいて結構です。

とにかく、自主製作による「腕」を細かい単位の一人一人が持つことでハンドメイド文化が広がれば良いと、それだけをゴールにしております。

ミシン1台を持ち、コスパ良く自分で縫い物が出来ることの素晴らしさの扉を開けてみませんか(^-^)。

内側に隠すことがベストとは限らない、裏無しバッグ作りの玉止めをすっきと綺麗に隠す場所探し【242】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

エコバッグ連続製作をしてまいりましたが、この度が最終です。

最終に選んだ生地は、一番最初とそっくりな見かけの黒地のストライプ生地。

といっても一番最初はざらざらしたタイプでありましたけれど今回はツルツル。

そして肉厚です。

見かけは中くらいの厚さに感じますが、ぎっしりと織り目が詰まった硬めです。

同じカーテン地でいくつも素材を変えながらの製作でしたが、カーテン地といっても様々なところが良い経験になりました。

そこで、カーテン地を採用したこのたびのエコバッグ製作の総まとめとしまして、まずは、カーテン地の「遮光」について深堀りしてみます。

2級カーテン地とはその生地の良質さではない、太陽の光を通す度合のことである

このたびの連続製作のカーテン地はどれも2級遮光でした。

2級という言葉は、カーテン界では専門用語。

これは2流とは違いまして、2級というのは太陽の光を通す具合です。

少し朝日を感じる通し方をするのが2級。

要するに一般的なおうちのカーテンに該当します。

1級だとカーテンを閉めていると夜と変わらないような遮り、3級だともっとより光を通すということの3段階とのことを「級」という呼び名で通してあるのです。

1級と2級の差というのは、遮光を9割方してくれた上での残りの割合の中での差であるようですので単純ではありません。

どの級にも遮光の機能は十分にあるわけで、機能もレベルも関係ない番号なのです。

今回使用の生地(黒):2級遮光ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。

玉止めを隠す箇所は視界に入らない「溝」などが良い

では、玉止めを隠す作業のある場面の様々な箇所をお伝えしていきます。

支柱の取っ付近の下面:ちょうどここで縫いがいったん途切れます。裏面だと隠す場所が無く表面で解決。
支柱の取っ手付近の上面:ここにも縫い終わりが存在。
取っ手が動く上部なので比較的ここには隠しやすいと言えます。
地縫いのてっぺん:必ずこのように最初は上へ突き出しています。
上に突き出した上糸と下糸をそれぞれ別々に針目2つ分程下側へ糸を通して位置を移動します。
そうして、位置を移動した場所で2度結んで糸を切り完了です。この後はサイドの三つ折りで隠れます。
三つ折りのてっぺん:三つ折りの先端付近にある溝へ隠します。
このような位置に隠れました。
底のマチの地縫い:地縫いした直後に突き出している状態を針目2つ分ほど内側へ位置移動。
こんな位置に玉止めが移動したところへラッピングでかぶせられますので、完全に隠れます。
マチのラッピングの地縫い:先ほどのマチだけの地縫いと同じです。内側へ糸を移動して玉止めします。
ラッピングの縫い閉じ場面:このような内側に入りつつ、わずかなすき間へ隠します。
ピンタック:内側ピンタックのへこみへ糸を貫通させて移動。そして中側で結ぶという方法。
内側から見た様子です。このように、ピンタックの溝の中に玉止めを隠しこみました。比較的やりやすいです。
バッグ底のピンタック:ここのわずかな溝に隠しきることは難しいですが、極力隠します。

完全に隠れないのは仕方がないです。

内側へ通して行おうとすると望ましい位置に貫通せず、上手くいかない経験があります。

外側でこれも解決する方法をとりました。

もともと糸目が出ている場所よりも移動した底面付近の溝は、はるかに隠れる効果はあるようです。

以上、とてもたくさんの箇所でしたが、こんな風に玉止めを隠しました。

エコバッグを複数作ってきたまとめ

スーツに合うエコバッグ完成(黒練りストライプ柄VER):<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ16cm。

今回の一連で製作したエコバッグは、全体としては立派な作りです。

よって小さく折りたたむというのがなかなかできないのです。

メインバッグの一歩手前の状態で、ただ裏地が付いていないという感じです。

折りたためることをメインにするとどうしても破れるリスクを伴う弱々しいものになってしまうことを懸念。

もしものハプニング的な必要性に常にバッグの中に持っておくものなら、薄手で小さく折りたためるものが向いているかもしれません。

一方、買い物専用と決めた丈夫なエコバッグなら今回製作のようなたぐいのものの出番があるのではないかと思います。

「丈夫な作りを持ち味としていきたいので、弱いと分かっているものをなかなか作る決心がつかなかった」、そんなストーリーがこの「完全にたたむことが難しい」という結果に込められていると考えて下さいませ。

あとがき

この記事を初投稿の2020年10月14日から3年後の現在は、2020年12月5日です。

「ブログ記事の手直し」の作業の一環で、この番号【242】に当たっているところです。

3年という年月の間で、ここからも随分仕様を変えていきました現在です。

例えば、支柱に関しても、とても長いパーツだったのですが、3本ステッチから4本ステッチへよりきめ細やかに改良。

そして、そもそも支柱の長さも1本繋ぎでは生地幅に限界があり、どのような生地にも対応できるようにと、3パーツに分かれたハギ目2箇所が生まれました。

ハギ目は本来望ましいものではないのですが、「生地を問わない」ことに価値を置き、そのハギ目にタブを取り付けて覆いながら強度を高め、デザイン性も高めるというところに到達。

そういった新たなる改善をしたのも、このお品を購入してもらうだけでなく、この作り方を広めていくという新しい事業形態を考えたからです。

エコバッグは購入する時にはどうしてもお値段の安さを求めてしまいます。

それは「たかが」エコバッグだからです。

そうすると高級なエコバッグなど見向きもされず、良い物が作りづらくなってしまいます。

むしろこういったものは自分で製作する方がコスパが良いのではないかと。

そうしますと、何も販売することだけがすべてではないと思えて来ます。

よって、その手法やノウハウをご提供する事業を考えています。

そういう見方から、デザインの改良が生まれたこともすごく貴重です(^-^)。

すっきりと美しいラインで裏無しのバッグが出来上がるための、サイドの三つ折りを平たくするハサミカットの方法【235】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「スーツに合うエコバッグ」というのをお作りしています。

いくつか素材違いでその雰囲気を楽しく味わえるようにと生地違いの連続製作。

どれも1点物です。

このたびの生地もカーテン地であるのですが、やや厚手なので、両サイドの三つ折り始末にご注意です。

今回は、このボコボコに膨らみなりがちな三つ折り始末に平らになるような工夫を入れていくところをお伝えしたいと思います。

厚い生地でも、かなりぺたんこになるという大きく効果の出る縫い代カット+三つ折り

なぜボコボコに厚くなってしまうのかというのは、生地が多く重なる部分だからです。

三つ折りで3枚重なるのに加え、縫い合わせの2枚分なので合計6枚重ねです。

薄手の生地なら気にせずクリアしていけますが、カーテン地は肉厚も多くそうはいかないことが多いのです。

まずこちらを見比べてみてくださいませ。左側は分厚く右側は平たくすっきりしています。改良後が右。

スリムになった右側の方が見た目が良くスタイリッシュです。

そして、三つ折りに無理が無いような安心できるような心地良ささえ感じます。

このたびは、柄の入ったカーテン地を使用します。

まず、縫い代2.5cmの印にステッチをかけます。

後日の仕様の見直しで、この2.5cmのステッチは、端から7.5mmへ変更と致しました。

理由は、三つ折り縫いとじ後のステッチの見え方がすっきりと1本だけになるために、この時のステッチを三つ折りの内側へ隠し込むことにしたからです。

何分、画像が変更前なのでごめんなさいね<m(__)m>。

通常なら、このまままとめてごっそりと三つ折りするのですが、いかにも厚そうです。
そこで、いったんこのように開けます。

そして、下側になる方(中にくるみ込まれて見えなくなる方)を斜めにカット。

こんな風に少しは縫い代を残してあげた状態で無理なくカット。そうすることで、厚みがぐっと減ります。
三つ折りしてみると。。とてもスムーズでペタンコです。思ったより効果が大きい所が嬉しいです。
三つ折りステッチをします。ミシンも乗り上げることなくスムーズにできました。

三つ折りステッチ縫い閉じの作業のしやすさにも影響したハサミカットの効果です。

出来上がった三つ折りの一番厚いところが、このようにすっきり平たく改良されました。
違う角度からも見てみます。先ほど削った分が除外されスリムになったのです。

モノトーンバイカラーが素敵な出来上がりの引用

完成したエコバッグはこんな感じ。

「スーツに合うエコバッグ:白xモカ花VER」<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ16cm。

とても爽やかな感じがしまして、お花がかわいいですね。

ぼーっとしがちな無彩色ながら、支柱の無地のモカグレー無地が良いアクセントになっています。

たまたま花柄でしたが、例えばモノトーンのような黒白でもこのアイデアが落とし込めます。

柄の濃い方の1色(黒)に支柱ベルトを選ぶということです。

他の新たな3色目を登場させるよりも、もとある2色を有効的に利用した方がすっきりまとまってお洒落です。

複数のカラーの登場は時としておしゃれ度を下げることが。。

おしゃれさの中に「野暮」とか「混沌」といった言葉はなじまないからです。

あとがき

今回のの花柄は、草原に草花が映えている様子を写したような「天地がある柄」です。

花柄の中でも茎や葉っぱが豊富なボタニカルタイプはこうした「天地がある柄」であることも多く、裁断の際にはお気を付け下さいませ。

また、ジャガードの場合表面と裏面が反転していることがほとんどで、裏面が美しいこともあります。

このたび使用の生地の裏面:反転なのでお好みでこちらも利用できます。

もし、生地が豊富にあった兼ね合いで2点が有効の場合など、もう1点を全く同じで作ってしまわずに、ジャガードの裏面を使った2点目にするという案もございます。

とにかく1点の場合は、ベストな方を渾身のチョイスとして表に選んだ方が良いと思いますが、時々裏の方が断然良いこともあるもので、そこがジャガードのユニークさだと言えます。

次回がラスト1点でこのシリーズが終了です。

是非最後の1点もお見逃しなく(^-^)。