デニム界の大物、25オンス(ヘビーオンス)のセルヴィッチデニムに挑む、このごわつきでも重なりを極限に抑えながらバッグが作れます【775】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2021年に、これまで縫ったこともなかった25ozもあるヘビーオンスのデニムを取り扱う製作の機会をいただきました。

通常リーバイス501なども13.5oz程度。

12オンス辺りから上が厚手と呼ばれる領域のセルヴィッチデニム。

そこをはるかに超えた、ごわごわとしたデニムがあります。

何オンスあるのか分からずに、16オンス程と予想を立て、グラム数を計りながら計算した結果、「25oz」が導き出されたのでした。

他のセルヴィッチデニムと比較しても、「ド迫力」のヘビーオンスのデニム生地の製作の注意点をまとめてみました。

三つ折りまでにとどめる、重なりも極限に工夫した製作の結果できるものは余計な重なりの無いプレーンなアイテム

25ozデニム(日本製):重くて肉厚です。ある意味この重厚感が素敵なのです。

まず、三つ折りにつきまして。。出来るかどうかというと、可能です。

ただし、三つ折りをすると三つ折り同士が重なる次の場面が必ず出てきますので、そこが限界を超えるため、工夫が必要とされる部分になります。

例えば、エプロン製作時のポケットの入り口はどうしてもよく接触する場所なので、三つ折りして縫い代を隠したい。

三つ折り自体は意外と簡単にできるので、いったん喜びます。

しかしその後は、縫い代をどう隠すのか、ここが悩む場面になるわけです。

ポケットの場合、いろんな 14オンス程度のジーンズの作りを見ても、1つ折りのみ。

よく古着のジーンズのポケットの手を入れると縫い代の糸のほつれが出てきている経験があるかと思います。

あのほつれに触れる良くない触り心地を起こらなくする工夫と致しまして、ポケットの口の三つ折り以外にロックミシンをかけておき、1つ折りだけして、外側と内側に入った折った部分が隠れる程度の幅にもう1つステッチを入れるというものです。

種類が違う写真で恐縮です。25ozもこの仕様であれば可能。ステッチ同士の間にロックした縫い代が隠れます。

ということで、まとめるとすれば、三つ折りはできるが、ロックミシンとの組み合わせの製作が必要になるというものです。

これは、あくまでも、美しく仕上げるというゴールを前提にしていますので、何となく縫えちゃうこともあるかもしれません。

長い目で見てきちんとしたお品にするためという対策になります。

25ozともなると裏無しを作りがちだが、裏付きの方が実は悩みが少ない

次は、裏地についてです。

こういった分厚い生地は、裏無しをイメージしがち、重なると縫いにくいから裏無しがスムーズではないかと思うものです。

しかしです、美しく仕上げていくことも忘れてはなりません。

そうすると、いかに裏無しの方が難しいかを身をもって体験しています。

裏無しというのは考え方によっては、裏側も表のような綺麗さが求められます。

隠す場所がないという点でも裏付きでは可能だった隠しゾーンが無いので、技術の良し悪しが問われることになります。

トートバッグなどを作る場合であれば、かさばらない程度の厚さの裏地をうまくチョイスすれば、裏地付きの方が断然作りやすいです。

裏地付きは、一度折ってステッチで縫い合わせるだけの重なり、悩みが少なくスムーズに進めていけるものなのです。

中をのぞいた時に、縫い代が丸見えで、「厚手なのでどうしようもなかった(^_^;)」というのは、説得力がありません。

そこを、「厚手なのだけど綺麗に始末しました(^o^)丿」と言えることこそが付加価値です。

接着芯は無縁、貼らなくてよい

14オンス程度のバッグであれば、接着芯を貼った方が、ハリコシの効果が現れました。

25オンスともなると、貼っても変わりばえがしないようです。

もうすでに十分なハリコシが生地だけで備わっているからです。

そうしますと、接着芯+本体に貼るハード薄芯も通常あるのですが、いずれも貼らなくてよいという判断をこのたびしました。

デニムだけの長年の使用で起こるくったりしていく様子を「良き味わい」として楽しめると思います。

糸調子ダイヤルの位置が他の生地と遥かに違う

デニム全体に言えることですが、通常のブロードやローンなどの生地に比べてはるかに糸調子が違います。

かなり極端に違うので、そのままの糸調子で行くと、裏側(下糸側)がループ状にもじゃじゃする事態が起こりました。

糸調子ダイヤルは3周辺の絞まったものが有効。

さらに、スパン糸で職業用ミシンで縫う場合の設定でも、糸案内という穴が3つ空いた部品に通常スパン糸であれば通さない省略する真ん中の穴にも通してみると糸調子が引き締まり、合ってくることが分かっています。

これも是非ご参考にどうぞ。

糸調子に関しましては、深堀りした記事をタイトルの頭に<糸調子>と記載したもので何記事か投稿させていただきました。

結局、分厚いデニムはデニム専用のミシンが相応しいということなのでしょうが、職業用ミシンでも細かい工夫で可能だと思っています。

あとがき

動画内でもお伝えしましたが、固定観念で、このような分厚い生地は縫えないからやめておこうと思うことが、機会損失かもしれません。

やってみると、工夫次第で素敵にバッグが出来上がったりもできるわけです。

何もそれは技術ということではなくて、重ならないようにする作り方の工夫をチョイスしたり、糸調子を研究してよく知ることで、可能になるということを今回のこの記事でお伝えしたいと思ったわけです。

家庭用ミシンは、その点分厚いからダメだという判断は合っていることが多いです。

ある程度ミシンが好きになっていろんなものを製作したいのならば、家庭用ミシンとは別に職業用ミシンをご検討されると安定感と頑強さがあり、製作の幅も広がるかと思います。

見かけとかサイズは何ら変わりがないのに、パワーがすごく違いますし、ぶれが少ないので、縫い目も綺麗な「職業用ミシン」をお勧めします。

以上、25ozのヘビーデニムのバッグ製作が可能だった記録でした(^-^)。

個性はデザインだけじゃない、サイズに特徴を入れていくビッグセルヴィッチデニムリュックの姿が見せてくれるもの【750】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、とても大きなリュックのオーダーを近所の方から賜りました。

ほとんど勝手に詳細を進めてしまったのですが、そんな中でも忠実だった唯一の事が、「サイズ」でした。

ペットボトル2Lが横向きに5本くらい入る容量というのがかなり具体的でした。

そのようななリュックは山登りなどの特殊な分野のものしか見たことが無く、セルヴィッチデニムでビッグなサイズを作るところに希少価値が生まれました。

入れるものが決まっている場合は型紙を作りやすいのですが、ポケットにデザイン性も入れていったところがセルヴィッチデニムならではの製作になったのではないかと思います。

カジュアルなイメージのデニムなのに裏地を設置し、エレガントな解釈をしたところもご覧いただければと思います。

リュックでも取っ手を2個とも付けたことが使い方の可能性を広げた

ビッグリュック:サイズは縦57cmx横39.5cmxマチ17cm。パーツによってデニムのロットが違います。

背の部分のポケットはタオル入れなどにと設置。

フラップ付きで隠れながらも取り出しやすいです。

フラップは、セルヴィッチデニムの「赤耳」の部分をデザイン性を出してボーダー柄にパッチワークしたもの。

ロットが違うので生地の濃淡がありますことを味わいに。。

多くのパーツが残り生地をかき集め1つにまとめたものとなります。

そもそもデニムでリュックが珍しい中、思い切ったビッグサイズでさらに特徴を出します。

この写真の上の方の取っ手がリュックによくある1点ではなく2点である所に、ビッグリュックを手で持ち歩くシーンが持ちやすく引っ張る部分を均等な圧力にしてくれます。

大きなリュック程ちゃんとした2点の取っ手があることが良い効果となるようだと感じました。

裏地の素材は、同じ綿/100%でデニムと足並み揃えつつもエレガントさを忘れなかった先染めチェック

裏地はこのようなシックなチェック柄を使用しました。ジャケットやスラックスのイメージの柄です。

先染めは、高級感があります。

表地のカジュアルな綿の素材であるデニムに合わせて、綿/100%のチェックを選択。

なかなか厚みもあり、デニムとのバランスも良いです。

大人が持つデニムに相性の良いような無彩色なチェック柄、デニムだからとビビッドなカラーに走らない冷静さを「主張」したのです。

セルヴィッチデニム素材と共にいずれも日本製の生地です。

実はビジネス用のブリーフケースと同じモデルが基本

今までもずっとこのお仕立てでやってきていますが、こういったファスナーが付くタイプのバッグは、デザインすべてが、基本的には同じ作りです。

表地と裏地の縫い代をあらかじめ隠す「中表」でひっくり返し、プレートを「外表」で組み立てていく方法です。

レザーのブリーフケースに見られるような作りですが、布で作られることはほとんどないようです。

ブリーフケースを縦に伸ばしたのがこの度のリュックのデザイン。

反対に小さいものへもアレンジが可能ですし、マチを広げてボストンバッグにしても作りとしては全く同じです。

あとがき

セルヴィッチデニムリュックにはご使用の際の注意点があります。

ショルダー部分が、雨の降り始めや大雨の時であると、白いTシャツなどの洋服に色が移る場合があります。

天気の良くない日での利用を避けるか、ダークカラーの色のTシャツやお洋服をデニムと接するアウターに着ることをお勧めします。

天気の良い日は、白のTシャツなどにデニムが爽やかで◎。

ただ、場合によっては、汗で染色がにじむ可能性もあるので、いずれにしても白いお洋服にはお気を付けを。

これまでのアメカジ風なデニムの装い方の大きなくくりの流行がいったん終わったとうなことが囁かれました。

デニムにパンプスをはいたり、スラックスのような感覚でエレガントなトップスと合わせたりなど2015年くらいから、確かにエレガントなデニムのはき方を追求しています。

この度のリュックもどちらかというとエレガントにデニムを装いたい場合にはよくマッチするものになったのではないかと思います。

内部の裏地の選択は無限です。

花柄にしたり、別のチェックを選んだりなど可能性にあふれているところに楽しみがあります(^-^)。

デニムのごろごろ感に全く効き目がなかった中綿設置効果、底面にハギ目を作らないヘルメットバッグデザインの仕様の変更が解決のカギ【637】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、セルヴィッチデニム生地で作るヘルメットバッグの3点目が出来上がりました。

この最後の3点目で底部分のふんわり感をたくさん出すための検証をするのを兼ねて、中綿を裏地キルト分とは別に設置ということをしてみました。

もともと中綿キルトの裏地なので底部分にも中綿が一重に入っているところへ更に二重の中綿を追加するものです。

果たしてこの効果がでているのだろうかというところを見ていきます。

結果は変わらずというもの(+_+)、デニムのごろごろ感には勝てず

もともと中綿を追加設置することをしてみたかった理由がありました。

本体に縫い付けた支柱が縫い代のところで硬くツンとなって、マチを兼ねた底を割った時に立ってしまうことのごろごろ感が手で底を触った時にに感じられるからでした。

この感じを解消することに中綿でふんわりさせようとしたのです。

その過程は前回の記事の【636】でお伝えしています。

前の記事の写真と同じものですが、こんな風に2重の中綿を底へ設置していました。
結果は、変わらずというもの。そもそもそこの真ん中にハギ目が行くトートバッグでは解消されないと理解。

今回は、変わらずというのが検証結果でした。

これ以上重ねる中綿の数を増やすのも効果は期待できません。

支柱が内側の縫い代まで入り込んだデザイン。内側で硬い部分の支柱の一部が縫い代と共に立つ現象です。

このようなデザインで行きたい以上仕方のないことですが、今後は、底が一繋ぎの面になっている作りでなければ解決できないと思いました。

トート型ヘルメットバッグ: 縦36cmx横41/72cmxマチ30cm 。大きい横幅が72cmまでに及びます。

裏地はお花柄のカーテン地を使用。

そして、ステッチの色をベージュにしました。

裏地のモカの花柄に合わせるベージュ糸で1点目と2点目のステッチの色とは更に別の色ということでバラエティー豊かな展開になりました。

あとがき

これで、ヘルメットバッグ製作を終了したいと思います。

あとは、このバッグをご紹介して見てもらって知ってもらう方向になります。

ヘルメットバッグも思えば、2018年の最初の頃に作った時以来、現在は2021年です。

今回の場合はすべてのヘルメットのサイズに対応できたらということで2018年時の、小さめヘルメットのみ対応の容量からは発展したものになりました。

大きいヘルメットも小さいヘルメットも入れることができる点は、量産品ではなかなか作られない容量です。

あとは、ヘルメットに支障のないような開閉にファスナーではなくDカンとナスカンコンビのタブを設置した点や、支柱のロングサイズを持ち運びのしやすさに合わせたものに長くしました。

昔作った自作品を再び数年後に発展した形でトライというのも大変良いもので、必ずその数年の間に発展があり、進化したものが作れます。

どこかで、元の昔のベースもあっての現在の初アイデアや案が加わりらせん状に発展しているのです。

結局解決できなかったハギ目の底でのツンと立ってしまう手触りに関しては、モデルチェンジということで今後解決していこうと思います。

楕円などの底1枚パーツを側面と縫い付けるタイプのトートバッグ型。

そして入り口の金具などはこのたびと全く同じで良いと思います。

いつかヘルメットバッグ製作シリーズの第3弾としてご紹介したいと思います(^-^)。

「ヘルメットをふんわりと収納するため」と「硬くツンと立った縫い代の手触りの悪さ」、底に挟み込む中綿の設置で同時に解決なるか【636】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

随分番号の間が空きまして申し訳ございませんが、当【636】の投稿は、以前の【460】の投稿の続きとなります。

容量たっぷりのトート型ヘルメットバッグをセルヴィッチデニム生地で3点お作りするシリーズ。

昨年の2020年調達のセルヴィッチデニム生地を使い切るということになります。

裏地を3点共違うものに設置しておりまして、表地が共通のセルヴィッチデニムのネイビーカラーであってもバラエティに展開が広がる3点です。

【460】は裏地がモール生地であり、オレンジ系のミックスの美しさとリンクする表地のステッチをオレンジ色に。。

そして、キルトのマス目を5cmから7cmへと大きめに変更して緻密さを保ちながらの効率アップをはかりました。

1点目は、【445】という番号でして、こちらの裏地はパステル系の小花柄の裏地でした。

それぞれテイストが違うので楽しんでいただけると思います。

よく調べたら、16.5ozだった驚き、それでも一重仕立てでの製作は可能の幸運

セルヴィッチデニムの生地の調達が不安定な中、上手いタイミングを見計らって生地を調達させていただいております。

よって、ozがいろいろあって、情報が無い中自分でozを割り出しています。

ozの割り出し方は、はかりがあれば、計算式に当てはめるだけなのでできます。

オンスのじっくりと解説しました割り出し方は、別の記事で専用に投稿致しておりまして、番号が【603】です。

是非お立ち寄りいただければと思いますが、このご説明だけで分かれば、是非やってみてくださいませ↓。

四角い切れ端(20-30cm四方はあると良い)の重さを測るところからスタート。割合計算でozが導き出せます。

そんな感じで、今まで調べていなかった、14オンス程度だろうと思っていたこのたびのヘルメットバッグのオンスを調べました。

そしたらなんと16.5ozの値が出ました。

確かにしっかりしていて硬いので、それもうなずけますが、生地は変な話14ozの物よりも厚みが無かったりするので、このオンスというものは奥が深そうです。

厚みとか糸の太さとか関係なしの「目の詰まり=織密度」がオンスの正体なのではないかと思っています。

取っ手/支柱は、生地が重なってステッチで固定するのでカチコチ。芯地は不要強固な良い支柱になります。

底に手を触れた時の縫い代がツンと立った感触を解消の中綿設置の場面

実は、投稿と同時に製作にも長い期間が空いてしまい、1つ間違えてしまったことが。。

当初、3点中1点目で裏地キルトを5cmのダイヤキルトにし、2点目で緻密さもキープしながら効率を高める7cmのダイヤキルトに変えたのに、このたび再び1点目と同じ5cmキルトでやってしまったのでした(^_^;)。

5cmのダイヤキルトの完成:キルトステッチの前に、真ん中あたりの空間にも待ち針をたくさん打って固定。

さて、この度のポイント部分は、この写真の中にあります。

この真ん中に映る底の部分にご注目を。。

内部で支柱の硬い縫い代がツンと立ってしまって、手で触るとその感触が分かるというのが前回の【460】の時の課題でした。

今回、ここへクッション的に中綿を入れます。

中綿キルトに入れたものと同じ中綿を2重にして、裏地のマチの縫い代に縫い付け。
マチ周辺。マチの地縫いを邪魔ししないよう、あくまで影響のない縫い代のスペース間で縫い付けます。
ひっくり返す直前に、サンドイッチのハムのように中綿が底部分に挟み込まれました。

そして、表地を裏地の外に包み込むように表地の方をひっくり返していきます。

ひっくり返しました。この底の部分は、先ほどの2重の中綿が設置されています。

ということで、今回はここまで。

残りは、Dカンとナスカンコンビのタブを縫い付け、ネームを縫い付けて、口を縫い閉じて完成となります。

さて、この中綿二重の効果やいかに。。続きは、ブログ記事【637】で掲載されます。

是非お立ち寄りくださいませ。

あとがき

とても大きなヘルメットバッグです。

セルヴィッチデニムは独特のにおいがします、「香ばしい」とも言えるかな。。

藍染の染料のにおいですかね、ちょっと酔ってしまうほどです。

とても迫力ある素材ですので、バイカー様は、是非ヘルメット収納にお勧めしたいと思っています。

ただ、トートバッグですので、別の使い方もあると思います。

気に入っていただけた方のセンスとかアイデアで新しい使い方などもあったら可能性が広がるバッグになります。

次回完成で総まとめをし、このヘルメットバッグ作りのシリーズを終了したいと思います。

その後は、ブラックカラーベースの素材ばかりの連続製作へ移行していきます。

本来これが2021年のハンドメイドバッグでやりたかったことです。

時々こうしてシリーズを企画しながら最終的には、ハンドメイドバッグ作りのノウハウをじっくりとたっぷりとお伝えしてまいりたいと思います。

いずれ、製作して販売することよりも、多くのノウハウをお伝えしていく役割へシフトしようと思っています。

「デザイナー的位置付」のような華やかなポジションみたいなものは捨てたということです。

それでもハンドメイド文化を広く知れ渡ることを目指して、違う方向へ舵を切ることになると思います。

引き続き、その行く末を見守っていただけたら心強いです(^-^)。

ボンドと目打ちを使った「菊寄せ」で実現した丸いカーブ、セルヴィッチデニムの製作に引用の革手法の有難さ【605】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

セルヴィッチデニム14oz相当で現在エプロンを製作中。

事業としては、「卸業」の部類のハンドメイド商品です。

これを「N style ENGINEER」様にお届けし、その先のお客様のもとへ行く作業用エプロンです。

お世話になっておりまして、ありがとうございます<m(__)m>。

今回は、この製作の過程の中で、初めての試みになる1枚仕立てのカーブのポケット作りをピックアップします。

ハンドメイドバッグでは、カーブの付いたポケットというのは、2枚を縫い合わせてひっくり返すことでカーブのラインを綺麗に出すやり方でしか製作したことがありませんでした。

しかし、1枚仕立ての場合、そのままの向きでカーブを描く必要があります。

さて、どうしたものか。。

方法を探っていくうちに、本革レザーの手法である、角の部分の「菊寄せ」という方法を知ります。

このたびは、早速「菊寄せ」を実践した記録を通し、デニム製作における本革レザーのような作りが実現できるポテンシャルに出会えた喜びをお伝えできればと思います。

「菊寄せ」によってポケットのカーブを綺麗に出す作業、実践の中で知ったポイントのアウトプット

その名の通り菊の花のような均等なタックを作ることで、カーブの外側と内側の差に対応するというもの。

そして、YouTubeで革職人様の動画を拝聴。

知ったばかりなのにということではありますが、ひと通り納得してある程度ポイントが浮かんでまいりました。

今まで知らなかった技(ワザ)を習得できて有難いことですし、こんな風に利用できる素晴らしさを知りました。

まず、カーブ以外のストレートの場所を縫い代1cmにアイロンをかけます。

そして、カーブ部分の距離をしっかり出しておきます。

次に、縫い代の裏側にボンド「裁ほう上手」を使用、塗り付けます。

そして、目打ちでど真ん中を押さえくっつけます。

そうすると猫の耳みたいな2つの山ができますが、「これが均等な2つの山であるということがポイントである」とYouTubeを拝聴させていただいた革職人様がおっしゃっていました。

とても細かい点で現実的なアドバイスです。

そして、その次に、新たにできた2つの山のど真ん中を同じように目打ちで押さえます。

最初よりも窮屈なところをうまくやっていくコツとしては、しわが奥に位置するよう、外側からしわを内側へ送るように目打ちを使うとのこと。

ポイントの点は「しわを内側へ送る」です。

具体的な目打ちの動かし方は、目打ちの先端よりも下の方も使いながら。。と言うとイメージ沸きますかね。

目打ちを使う部分を移動しながら(縦向きに)まるで弧を描くように、カーブを作っていくのです。

そして最後、3度目の更なる間の山を同じようにど真ん中でつぶしていきます。

あくまでも、外側ラインにしわが残らぬよう、ちゃんと細かい部分も奥の内側へ送っていきます。

そうして、形が整ったらアイロンをかけてボンドの粘着力をもって固定します。
このような感じに出来上がりました。カーブのラインがふんわり丸くなったことがとても嬉しいものです。
表から見るとこんなに美しい丸みを帯びました。

もしかして、これでもまだまだかもしれませんが、今まで知らなかった手法なので、「財産」になりましたし、まずまずの出来です。

革職人のYouTuber様、ありがとうございます<m(__)m>。

ロック始末をしてから行う理由は、縫い代の完全密閉にある

今一度、先ほどのカーブが出来上がった裏面の写真をを見てみます。

縫い代1cmで折ったこの縫い代にはあらかじめロックがかけてあります。

一重仕立ての場合内側も外側みたいな目に映る場面であると考えています。

手を入れたり中をのぞくと、このロック始末がしてあるのとしていないのとでは、気分が随分違います。

ロック始末を施すことは、縫い代がほつれにくいこと。

その後表からはさらに、ステッチを二重に縫うデザインなので、このロックでさえも内側のステッチの中に隠れてしまいますので、すっきりとします。

お手持ちのジーンズのポケットの中に手を入れると、ロック始末がしてながゆえに、手に縫い代の感触があることに気づいたことはありませんでしょうか。

こうして、古着ジーンズもたくさんはいてきた経験から、ポケットの内部の丁寧な始末をすることの必要性に気づきました。

当然、エプロンのポケットも同じことなのです。

長く長くご愛用いただける商品になりますようにと、心を込めた仕様の1つとなりました。

あとがき

「菊寄せ」は、その他、ファスナーのL字カーブなどにも使えるそうです。

参考にさせていただいた革職人のYoutTuber様も、ファスナーで実演しておられました。

お財布のカーブ、カーブポケット丸型の敷物など、この手法を使えるアイテムをいくつか並べて想像してみるのも楽しいですし、良いアイデアが生まれるかもしれません。

一重仕立てでも、ここまでの可能性があるのだということをセルヴィッチデニムが教えてくれたのでした(^-^)。

デニム生地の12ozや14ozの区別にも有効、何の情報もなくても「はかり」と「計算式」による算出だけでオンスが分かる【603】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日、このようなことがありました。

セルヴィッチデニムの12オンスをなんと、14オンスと思いこんで間違えて購入してしまった出来事です。

このまさかの勘違いにより、12オンスと14オンスの見分けの仕方を深堀り研究することになりました。

そして、導き出した1つの算出方法がございます。

是非、「何も情報が無い中デニムのオンスを知る方法」として引用いただければと思います。

12オンスと14オンスの視覚的に見分ける違い、織り目の詰まりやカット部分のほつれの様子で多少の判別が可能

かの歴史的なジーンズ「リーバイス501」は13.5ozであったと言われています。

小数点以下までも分かるのは、計算による算出が可能であると見て良いと思います。

このたびは、12オンスと14オンスを比べて、ぱっと見だけでまずは分かる方法があるのかどうかから始まり、比較する2つが無い1種だけの場合も計算によりオンスの値を知ることができる方法を綴りたいと思います。

左側:14oz、右側:12oz:パッと見ただけでは違いが分からないこの2点、左側の方が目が詰まっています。

見た目で何とか判断を付けるとしたら、その目の詰まりもヒントの1つです。

目の詰まりというのは結局、たくさん糸がぎっしりと折り込まれている点で、重さへつながります。

オンスというのは質量のことで、一定の面積における重さの基準を表した単位です。

そうしますと同じ面積にぎっしりと詰まった方がオンスの値が大きくなるのです。

上の写真であると、サイドのほつれ具合の様子でもある程度参考になります。

左側の14オンスの方がぎっちりと折り込まれているのでほつれにくいのです。

簡単にほつれるということが「ゆるい」ということの証拠で、12オンスは糸がたくさん使われていない方なのだとの見方ができます。

もう1つの判別の仕方は、同じサイズのパーツを手で持った時のずっしり感。

12と14の2オンスの違いだけなのに、14オンスはずっしりと重さが感じられるのに対して、12は軽いなあと感じます。

一般的な洋服に作られるボトムアイテムであるジーンズでは、12-14オンスが一番多く使われていて、ジーンズなどに出来上がってしまうとなかなか判別は困難です。

そこで、冒頭のようにジーンズの王道モデルの、「リーバイス501」を基準に考えてみるというのもお勧めです。

501ジーンズは13.5オンスですので、あれほどのごわつき感がないデニム生地の場合は、14オンスよりも下回ったオンスであるという見方で、おおよそ計ることもできそうです。

ただ、古着の場合は質感も変わってきていますので、あくまで目安程度となります。

既存データ数値を有難く利用、正確な小数点以下までも分かるオンスの算出方法

さて、このたびの原反の状態の生地の入手経路の事情で、どうしても製造業者様ご本人でなければオンスが分からない状態で入手となったということがありました。

残布の特化品にて、元の情報が詳細ではないままの流通という事情、ただ間違いなく日本製です。

その場合に自分でオンスを導き出せる方法があると気づきました。

一番良いのは、購入したりした時にお店から情報をもらうのが良いですが、お店もオンスが分からないのだという究極な場合が時としてあります。

そういった八方塞がりの時がこの度に当たり、自分で算出した方法です。

既存情報は大いに利用させていただきまして、お世話になりたいと思います<m(__)m>。

作業順に番号で綴っていきます。

1)ある一定のサイズの正方形もしくは長方形のパーツにカットして準備をします。

このたびは、27.5cmx30cmのパーツを用意、重さは40gでした。

2)1yd=0.9144mなので1yd2=0.9144mx0.9144m≒0.84m2。

3)1yd2=1ozという既存情報より、1oz=0.84m2。

4)1ozは28.3g弱という既存情報により、1oz=0.84m2(1yd2)=28.3g。

5)実物の生地見本0.275mx0.3m=0.0825m2が40gだった。

6)実物の生地見本の分量だけのozを求め、40g÷28.3gx1oz=1.413ozと算出。

8)7)のこの小さな1.413ozという値は、実物の小さな面積のozなので、これを基準である0.84m2の場合のozに合わせていきます↓。

9)0.0825m2のみだと1.413ozだったが0.84m2と広い基準の面積だと何オンスになるのかという最後の式がこちら↓。

0.84m2÷0.0825m2x1.413oz≒14.3oz

はい、答えが出ました♪、約14オンスです。

この計算により、12オンスの方は12.4と値が出ました。

約12.5なので、12オンスのわりにはしっかりしたものであると見ることができます。

よって余計に惑わされてしまい、間違ったわけです(言い訳か(^_^;))。

あとは、同じパーツを重さで比べることがお店で反(たん)になっているとそれが簡単にできません。

よって反になっている状態というのは非常に分かりにくい状況であると言えますがこれが現実です。

しかし、これで、今後はいかなる場合でも、カットした実物生地さえあれば、オンスの情報がなくても分かることになります(^-^)。

あとがき

たった2オンスの違いと言えどもその差は歴然です。

それなのに、間違えて購入してなかなか気づかなかった難しさもあるということです。

14オンスの「ずっしり」という重みのこの「ずっしり」の言葉もかなりのヒントになるかと思います。

デニムを何かのご縁で扱う機会がございましたら、是非oz情報を知り、更なるポテンシャルを高める製作にお役立て下さいませ。

YouTubeの計算の導き方よりも当ブログの番号順の1)-9)の導き方の方がかみ砕いた方法なので、結果値は同じになるにしても、こちらの方が分かりやすいと思います。

セルヴィッチデニムは素晴らしい生地なのだと心底思える1つのきっかけになれば大変光栄でございます(^-^)。

お買い物に使いながらセルヴィッチデニム製のエコバッグを自然に1年間使った色落ち変遷とその後の姿【463】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は、この1年間記録してきたことがございます。

それは、この記事の投稿日2021.03.25現在のおよそ1年前くらいになるかと思いますが、2020.04.10スタートで、セルヴィッチデニム製のスクエアなエコバッグを実際にお買い物で使い始めました。

ほとんどがたくさんの食料品を詰め込む使い方、週一の割合のお買い物後、毎回写真を撮ってその後の色落ちの様子を記録しました。

そして、写真も結構な数になった今、一度その結果を当初と見比べようというものです。

デニム素材のお洋服にもご参考になればと思います。

新品まっさらから使用・雨・洗濯で色落ちしてきた味わい深い姿

最初の3か月はそれほど変わり映えが無いですが、7月に雨に打たれているのが分かります(降り出した雨にうたれた写真がちょうど撮れました)。

そして、その後お洗濯をしたところで、8月の様子が一気に変わります。

得にアイロンなどはかけませんでした。この辺りから少し縮んで、しかもカジュアルになっていきました。

お買い物は、基本は週に1度くらいなので、それほど頻繁というわけではないですが、この使用頻度が自然の生活の一部の切り取りなのでした。

そうして、12月から少し飛びますが、3月撮影の状態が、こちら↓。

結構皺もできて味わいが出てきました。2020.03.24撮影です。

では、最初のノンウォッシュの生地のままからの1年後を分かりやすく左右に並べて見てみます。

かなり変わりましたね。随分柔らかくもなりました。

ただ、これも、リーバイス501のいかにもアメリカンなブルーの色落ちを思えば、まだまだです。

1年なんてほんの入り口に過ぎないのかもしれません。

それを考えると、「ライトブルー」まで色が落ちるには、たくさんの年月を経ていかないと到底難しいですね。

ここから学んだことがあります↓。

色落ちした時の姿をイメージしたデザインの考案、できるだけ重なりを失くしたフラットを意識することが「アタリ」防止になる

1年後の写真で、生地が混み合った底の両端の角が不自然な色落ちであることにお気づきでしょうか↓。

「あたり」がついてしまったのです。

このように、幾重にも重なった部分をできるだけ作らない仕様に工夫することを考えていくことになります。

あとがき

このような長いスパンでの実験は貴重です。

すぐに同じように試みてもそこから1年後ですから。。

よって、この実験を行った記録が短い時間ですぐにお役に立てるようにこうしてブログ記事に綴らせていただきました。

今やお洋服のジーンズも、かつての「アメカジ」なるはき方の大きなくくりの流行が終わったようです。

その昔、「リーバイス501」ジーンズを洗わずに綺麗に筋を出すみたいなことが流行っていました。

洗わないのはかえって、織り糸が弱ってしまい、素材が傷むとのことです。

適度に綺麗に洗うお洗濯は、むしろあった方が良いのです。

現在は、デニムをゆったりとはくという大きな流れではあるのですが、相変わらず「瀟洒なデニムのはき方」を目指しています。

まず、この度の実験はあくまでも実験なのであって、「瀟洒なデニムバッグ」ということでは、出来る限りビシッとまっすぐなまま使い続けていくようなものがよく、他のバッグと同じように滅多に洗うものではないイメージです。

そして、多くのバッグの中に比較的アクティブなシーンに取り入れるような「たまに」の使い方の方が腑に落ちます。

おそらく、見込んだユーザー様が、元々お洋服をエレガントなものに取り揃えている人だからです。

最後にこの実験からまとめられることは、「デニムの末永い寿命のポテンシャルの高さ」です。

きちんとしたバッグに仕立てれば、かなり長い間、大げさかもしれませんが「一生物」にもなりうるということです。

このたびのデザインは、その後改良しまして、こんなモデルになりました↓。

まだセルヴィッチデニムでは製作しておりませんので、いずれやってみたいと思います。

そして、もともとジーンズにパンプスを合わせながら、エレガントなジーンズのはきかたを研究してきました。

バッグもそのようなテイストが感じられるモデルを考えてまいります。

「共有型のハンドメイドバッグ」という事業です(^-^)。

支柱がぴたりと底で重なり合い見えないヶ所も徹底、内部が美しいミックスカラーのヘルメットバッグ【462】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3点連続製作のビッグヘルメットバッグの2点目がこのたび完成しました。

7cmキルトの裏地をいよいよ表地と合体する作業、底部分で前後の支柱がぴたりと重なる美しさ追求の成果を是非ご覧くださいませ。

モールベロアのミックスが裏地になった7cmダイヤキルトの美しさよ♪、華やかさをデニムに対して補うバランス

早速ながら、裏地の部分のお写真です↓。

ヘルメットバッグの中を覗くと、オレンジ系のミックスが美しく広がります。7cmダイヤキルトの姿です。

底のハギ目でダイヤ柄が合っていないことは仕方がないかもしれません。

それぞれの2枚を別々にかけるダイヤキルトがぴったりとくっつくというのはかなり至難の業となります。

底の部分を見てみます。実際こんな風に底を見ることはないにしても、この支柱の重なりが美しいです。
2つのポイント:①支柱を縫い付ける位置の徹底。②表地同士を袋にする時支柱同士をピッタリ重ねます。

ずれやすいところなのですが、支柱の両端の段差に両側共待ち針で固定することが秘訣のようなことになります。

完成:ステッチの糸はオレンジ。<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。

ちなみに1点目の黄色ステッチはこちらでした↓。

1点目の黄色のステッチの時のもの。

全く同じ生地で同じデザインでも、ステッチの色でここまで違った感じなる例として、面白いと感じていただけるのでは。。

3点目もステッチの色を変えますので、その点もお楽しみにどうぞ。

この角度が結構カッコイイです。マチがとても大きいのが分かります。
入口の留め具もかなり活躍しています。ヘルメットが飛び出さないように収まる目的があります。

3点目に向けての課題、底のハギ目部分に硬いデニムの支柱がやぼったい感触であることは解決できるのか!?

今回も解決したことがあったと同時に、課題も浮上。

底の部分の支柱が硬くて開き切らず、ツンと立ってしまうのが、底に手を置いた時に分かるというものです。

ということで、次回のラスト3点目では、その部分を解決していければと思っています。

底に、特別にふんわりな中綿を別で入れ込んで、ツンとした手触りを失くすということをしてみようかというアイデアが浮かんでいます。

あとがき

大きいバッグというのは、完成するまでに結構作業に時間がかかるものです。

ヘルメットバッグもスタイリッシュに仕上げられたボストンバッグ型はあっても、本当に充分にゆとりを持って収納できるかというと疑問なお品が多いです。

そこまでたくさん生地がなかったり、いろんな事情があるかと思いますが、そのような大量生産品製造の事情とは完全に差別化できる点が1点物製作の良い所。

存分に大きなサイズのお品も可能であることがまず実現できています。

そんなメリットを大いに活かして、結果的に新しいタイプの今までになかったヘルメットバッグが生まれることを願いながら製作しております(^-^)。

ビッグヘルメットバッグの裏地のダイヤキルト、5cmから7cmへサイズを大きくしたことで得られた効率【460】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ヘルメットバッグを3点連続製作しておりまして、2点目に入りました。

少しずつ違う部分があり、同じデザインながら「似て非なるもの」になるようにお作りしています。

その違いの部分というのは、デニムにかけるステッチの色の違いと裏地の違いです。

1点目では、黄色いステッチで、5cmの裏地中綿ダイヤキルトを小花柄のマルチカラーの裏地でヘルメットバッグが出来上がっています↓。

このたびは、効率を高めるためにダイヤキルトが7cmでも良いのではないかとサイズを大きくした点の結果を検証したいと思います。

5cmから7cmへアップしたことで得た効率の良さ、出来上がりは粗い感じもなく緻密さをキープの納得の7cmダイヤキルト

キルトのダイヤ型の1マスが5cmでは、時間がかかりすぎてしまうと同時に真ん中あたりでしわが寄りそうになって危うかったことがあった点。

何分面積が広いので少しのことでも効果は絶大なのです。

このたび2点目は、7cmのダイヤキルトを作図して中綿と合わせて製作していきます。

しわの寄りがちな内陸部にも均等に待ち針を打ちました。

先に作図をハード薄芯に作図してから、次に待ち針という順番がベスト。

作図の仕方は、てっぺんの左右どちらかの角からのスタートで、7cmの直角二等辺三角形の底辺を最初の線として、そこから左に平行移動しながら、順に7cm巾でものさしで線を引いていきます。

そして、端っこの短い線から順にステッチをかけていくのですが、最初と終わりは丁寧に玉結び・玉止めを行うのが方針です。

ハンドメイドキルトの良さがここにあります。

お店で既成のキルト生地を購入の場合必ず途中でステッチが途切れ、そこからどんどんほつれてくる可能性を孕みます。

しかし、こうして、裁断後にハンドメイドキルトをかけていくことは完全にすべてのステッチの最初と終わりが縫い代の中に収納されるということになるのです。

7cmキルトで出来上がった裏地中綿キルトパーツ。5cmの時よりも粗くはなったものの、十分緻密です。
とても美しい7cmキルトができました。真ん中に待ち針をまめに打った成果です。

あとがき

もともと裏地に使用したモール生地が金茶色ベースで非常に美しいです。

このような複雑なミックスの生地は古いストック生地の中には豊富で、古いものの方が手間をかけられていた様子が見られることが多いのです。

効率化を重視し過ぎる現代ではなかなか見られない部分、生地購入時もそのような背景が見て取れましたので惹かれた生地だったということです。

そのような貴重な生地をフルに使用して贅沢ながら裏地に設置させていただきました。

ここで冒頭の1点目のお写真を今一度思い出してくださいませ。

裏地が黄色いパステルカラーのようなマルチカラーの小花だったことにリンクして表地デニムへのステッチを黄色にしていました。

では、今回の裏地のモール生地はどうでしょうか。

はい♪、オレンジがかったステッチが相応しいと思えてきます。

デニムは出来上がりが随分のっぺりとしてつまらないものなので、裏地に素敵な躍動感ある柄などを配置して中身の楽しみがあると素敵なバッグになるのではないでしょうか。

この考え方をいろんなデニム製作に落とし込んでみて下さいませ。

多くの方が作ろうとするデニムバッグも、独自のカラーが演出できるチャンスとなることでしょう(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

Dカンタブを別布に交換して重なりを縫いあげた苦労、セルヴィッチデニムx小花柄キルト裏地コンビのヘルメットバッグの完成【445】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の番号のブログ記事【443】で綴りましたのが、ヘルメットバッグの裏地の5cmダイヤキルトパーツの製作が完了しています。

キルトの全面を写したお写真は【443】の方が広いので是非そちらにもお立ち寄りどうぞ。

このたびは、その裏地キルトの完成の続きとして、このたびは入り口のDカンタブを縫い付け、表地のデニムと裏地キルトを合体させてヘルメットバッグが完成に至る様子をお届けしたいと思います。

当初Dカンを共布の14ozデニム生地で取り付けようとして、厚みが増し過ぎて断念。

その後タブ用に薄手の別布の必要性があったことで、14オンスのデニムの取り扱いの注意点として、「出来るだけ重ならない仕様が鉄則である」という学びもありました。

完成までの流れを、是非ご一読どうぞ(^-^)。

幾重にも重なった頑強な共布デニムタブが縫えなかったハプニングにおける別布決め、薄手ながら丈夫な「ちりめん」を選択

早速ながらハプニングが。。

デニムの表地と同化するようにと作ったタブが硬すぎて縫えないという事態に。。

幾重にも重なったタブがカチコチになり、ミシンの針が刺さらない事態。ここで共布を諦めます。
表地に馴染む紺色の手持ちの生地の中から「ちりめん」を見つけました。
完成:十文字にフックを使ってたたんだ状態。大きなヘルメットの実寸37cmに対して41cmというゆとり。
ヘルメットバッグらしく、マチがたっぷりあります。30cmのたっぷりマチというのがかなりの価値になります。
留め具は、Dカンとナスカンのコンビ。十文字に口を閉じることができ、ヘルメット飛び出し防止になります。
「ビッグヘルメットバッグ」:<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。
たたんだ状態:<サイズ>縦36cmx横41cmxマチ30cm。ジェットヘルメットならこれでも入ります。

今後の課題、支柱の位置が底でぴったり合うことが美しい、優れた仕立てを実現するためのマスト事項に決定

今回課題が残りました。

支柱が底部分のハギの終了の部分で前面側、後ろ面側としっかり合わなかったこと。

ここを覗いてまで見るということは実際はしないかもしれませんが、合っていません。

この箇所を次回に注意して製作したいと思います。

ちなみに取っ手部分は、高さが42cm。

肩からはもちろん、場合によっては、ショルダーみたいにもかけられます。

しかし、あまりむやみに長すぎても無意味であることやひっかける危なさもあり、この42cmの高さは変わりません。

あとがき

今回は、3点連続製作の内の最初の1点です、引き続き裏地違い、そして、表地のステッチの色を変えて別物ずつの製作を完成してまいります。

ちなみに今回のステッチは、黄色でした。

ジーンズのイメージで、残りの2点はそれぞれオレンジとモカのステッチカラーが良いと思っています。

このたびは、黄色のステッチだから裏地のマルチカラーの小花柄の黄色とリンクしていました。

残りの2点も同じ考え方でリズムを合わせ、オレンジステッチには裏地のオレンジ部分とリンク、モカステッチには裏地のモカ部分とリンクというようなところにご注目下さいますと楽しくご覧いただけると思います。

引き続く残り2点の製作の行方をお楽しみにどうぞ(^-^)。