数多くのジュエリーを集め倒した者が断言、「洒脱感」漂うジュエリーコーデの源は、形/色/素材の統一にある【208】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の番号の【206】の記事で、粋(いき)ということについて研究し、お洋服の全体コーデを野暮から粋へ変身するという研究を実践致しました投稿がございます。

おしゃれ系、ファッション系の本においては、「粋」と同義語の「洒脱:しゃだつ」という言葉が使われていることも多いようです。

とにかく、粋、洒脱、英語のchicはぴったり同じ意味の「垢抜けてすっきりしたさま」ということで良いです。

【206】がお洋服であったので、今回はジュエリーだけの組み合わせで示してみたいと思います。

【206】でも但し書きを致しましたが、本来出来上がった装いを結果的に評価する言葉でありたいと思うことは変わりありませんが、研究においてあえてそうした装いを意識して作ってみるという試みです。

その辺りはご了解くださいませ。

洒脱感を作る要素は、形/色/素材の統一であるという考え方で組み合わせたジュエリーコーデ

まずは、形/色/素材3つ共綺麗に統一して3アイテムのジュエリーを1セットとして組み合わせた2例になります↓。

形・色・素材すべて統一:形が同じ丸型、色も同じ白やグレー、素材も真珠、地金のK18YGやSV925で統一。

いわゆるまじめに公式に当てはめたようなスキのない完全なバージョンです。

・ペンダントやネックレス・・・necklace

・ブレスやバングル・・・bracelet

・リング・・・ring

これらを、綺麗に形/色/素材すべてをきっちりとそろえました。

きっちりと揃っていることですっきりしていますし、フォーマルの場にはこのきちんとさのテイストがよく合うと思います。

これをやったら、後は簡単♪。

ワンピースなどのお洋服にこのままセットごと合わせることができるのです。

次はメンズライクのテイストでまいります↓。

形:四角/色:銀色/素材:SV925ですべて勢ぞろい。さらにブランドがすべて「GUCCI」様でお揃い。

同じブランドの「GUCCI」様のお品ですが、これを4つ目の統一感にしても面白いです。

ただ、ハイブランド様同士の組み合わせの場合注意点がございます。

この場合ALLグッチなので、まとまりましたが、ここへ、たとえスクエア型であってもロゴが象徴的な他ブランド様を入れることが、実は落とし穴す。

ハイブランド様というのは、そのデザインが一目見てそれと分かるものが多いです。

ここへ入ると、ブランド同士がケンカして不統一な感じでかっこ悪くなってしまうのです。

ですから、ブランドを2種以上組み合わせる時は、十分に気を付けていただき、1つのブランドだけにするか、かえってノーブランド物を合わせるとこの方が素敵にハイレベルに仕上がります。

田舎者の私がなんですが、かなり田舎感が出てしまうのです。

さて、次は、少し発展的な統一感の解釈でできた組み合わせです。

形:正面ではスクエアに映る/色:白が入る/素材:不統一。

ペンダントトップの真珠は元は丸い粒ですが、編み込まれてスクエア型になったものを全体として四角ととらえます。

バングルやリングは、プレーンタイプ。

身に付けた際には、他人から目に映る部分が横長の四角なのです。

そして、素材に関しては、プラスチック、天然物と分かれて不統一です。

何も形/色/素材3要素とも統一をきっちりしなくてもすっきりとした組み合わせに出来上がることができました。

この不統一さのあることがかえって、最初の方のフォーマル要素のあるパールより「抜け感」ができて、装いのシーンがリラックスした場面に向きます。

それでももやもやした感じや煮え切らない見かけにはならず、すっきりと統一感を実現できていると思います。

形/色/素材に統一感を出すことに活躍するアイテムを見てみる

これまでは、ジュエリーについてだけ触れてきました。

全体コーデにおいては、形、色、素材に統一感を出すのに活躍するアイテムが小物に多く見られます。

・帽子・・・形や素材

・サングラス、眼鏡・・・フレームの形や色など

・ベルト・素材、バックルの形、本体の色、バックルの色

・時計・・・文字盤の形、色、ベルトの素材

・手袋・・・素材、色

・ネクタイやスカーフやストール・・・色や柄

・靴・・・素材やつま先の形、飾りの形や色

・バッグ・・・素材、形、色

見ていくと、結構あるものです。

「小物」と一般には呼んでいますが、洋服と小物をまず並べてみて、色、素材、形がばらばらな中から、何か同じ要素があるものを組み合わせます。

そうして、要素のどれか1つだけでも、意識してみてくださいませ。

きっと何か疑問を溶かしてくれるヒントが見つかると思います。

難易度の高いように感じられるコーデが、敷居の高いものではなく実は身近なものであるとして、「洒脱感」を表現できれば成功ですね。

それでは、形を意識してアイテムを集めたいろんなファッション小物の例です。

形、色、素材の内のどれかを統一して関連付けた小物アイテムの数々。

・形:丸を意識して、時計の文字盤の丸と、アクセのペンダントのコイン型の丸とペンダントトップやブレスのチャームの丸とをそろえました。

・色:レザーブルゾンの黒、デニムージーンズの黒、バッグの持ち手の黒、時計の文字盤の黒と、バッグのカーキグリーン、手袋のカーキグリーン、時計のベルトのカーキグリーンを統一しました。

・素材:何も意識しませんでしたが、結果的にこう見てみると、時計のベルトの素材とバッグの素材がなかなか相性が良いようです(無意識)。

ちなみに、このバッグはもともと、ショルダーついていなかったのですが、バイクに乗る時に、かごがないので、ショルダーである必要があり後から自分で作って付けました。

今思えば、ショルダーの色は黒の方が良かったです(^_^;)。

予想外に偶然の産物のようにマッチすることがあるのも嬉しいミラクルです。

ファッションアイテムを集める中で予想外にマッチした相性の良いものを発見した時の喜びもひとしおです。

あとがき

このたびは、「洒脱:しゃだつ」というゴールを目指してあえて計算したかのように前もって決めた組み合わせをしてしまいましたが、これも解説のためです。

本来もっと自然に、自身の思い描く夢のようなイメージを1アイテムずつそろえていく楽しみこそが「キモ」だと思っています。

そうしていくうちに、お品物を大切にしたり、物の形をいろんな角度からよく見るようになるなど自身の目にも変化が現れてくるかもしれません。

それこそが、ファッションアイテムが人間を変える瞬間です。

ライフスタイルにおいて、少しだけ持ちたいミニマム派なのか、たくさんのお品にかこまれた物持ち派なのかなど価値観は分かれるところ。

しかし、共通して感じられると素敵であるところは同じであり、ふんわりとしたクラウドのような「洒脱」という「概念」を一度感じ取ってみて下さいませ(^-^)。