見栄を伴うジュエリー付けなど本来は望ましくない接し方、紛失が心配なアクティブシーン用のレベルの使い分け【191】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

飲み会に1ctの1粒ダイヤモンドを光らせる装い、旅行に高級時計。。装いはすべて個人の自由。

されど、もしものハプニングもすべて個人の責任です。

飲み会というのは、人間同士の親睦を深めるシーン、主役的な事象というのはお話に夢中になることではないでしょうか。

旅行というのは遠方で知らぬ文化や気質に触れる良きリフレッシュ体験なのではないでしょうか。

そうした際にジュエリーは主役ではないのです。。では相応しいジュエリーは?。

こんな風に実際にあるシーンを思い浮かべ、「本物志向のレンタルジュエリー」の事業主の考え方を綴りたいと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.08.23からおよそ5年後の2025.07.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

5年後の現在でもこの考え方に変わりはありませんが、2020年当時のYouTube投稿では反論もありました。

「飲み会にハイレベルなジュエリーを付けずしてどこにジュエリーを付けるシーンがあるのか」とのこと。

よって、価値観が分かれることなのだという目線も持ちながらご覧いただければと思います。

高級過ぎるジュエリーを飲食会や旅行へ付けていくのか、危険過ぎる究極を現実的に考えた手持ちジュエリーのランク分け

2018年に個人事業主をスタートするまでは、時々お出かけすることがありました。

過去の旅行(国内)では腕時計を落とし、飲み会ではイヤリングを落とすなど数々の落とし物をしたものです。

根本的な理由は1つ、気持ちが散漫なシーンだからジュエリーに集中していられないのです。

「気が付いたら失くしていた」というのが実際のところで、追跡することも難しいものでした。

こんな体験から、ジュエリー好きとしては「シーン別のレベルの使い分け」を思いつくことになります。

確かに高級地金に載ったダイヤモンドのジュエリーも集める中に網羅していましたが、そういったジュエリーをアクティブシーンに付けていくことはしませんでした。

とはいっても、ジュエリーこそ装いのスパイス的存在、どうしてもジュエリーを付けていかねばしっくりこないのです。

そうして、「そこそこなレベル」というジュエリーコレクションの感覚を得ていったのでした。

3タイプの「そこそこレベル」なジュエリーセット:パール・ステンレスゴールド・ブランド925の特化が色濃い。

出来るだけ平凡・普遍的という感覚からの脱出としては、あるテイストに片寄せること。

これまで幾度も3セット(ネックレス・ブレス・リング)の組み合わせを考え続けてきた者がお勧めする集め方です。

パールもあこやよりもレベルを落とした気さくな淡水パールの古物を、ステンレスもゴールドに統一のメッシュ系に特化、925はブランドジュエリー(こちらもすべて古物)のスクエア型に特化という片寄せ。

できるだけ丈夫な作りで線径も太目のチェーン、上の3種類はどんなお洋服にもそれぞれのセットの違いでバラエティー豊かに付けられるのではないかとご提案させていただきました。

あとがき

「見栄」こそが高級なジュエリーに通じる部分なのではないかと思われるかもしれません。

しかし、事業者の本当の気持ちはそうではありません。

現在レベルアップにより行き着いた「高級地金+宝石質な美しいストーン」の組み合わせのジュエリーを素直なそのままの気持ちで受け取っていただくことなのです。

歪んだ考え方などない、まっすぐに、「美しい」と感じ、「美しく付けたい」と思っていただけることを望んでいます。

虚構に通じるような見せかけなどではない本当の人間の姿を表すジュエリーであってほしいという願いを込めているのです。

では、旅行や飲み会で「そこそこレベル」なら、「高級地金+宝石質な美しいストーン」の本格派ジュエリーはいったいどんなシーンで付けるのかということ。。

これこそが、当事業活動で探っていきたいことであり、そのカギを握る事業者でありたいと思っているのです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ノーカラージャケットコーデの抜け感を感じながら気付く、ジャケットのラペルの存在が作り上げるエレガンス【221】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「抜け感」というテイストを理論的に説明できるものでしょうか。

「力が抜けた感じ」「ルーズな感じ」「カジュアル寄り」から「クール」「かっこよさ」という印象へ向かうようなもの。

そんなテイストを作っているのは具体的にはどんな部分なのか。。随分ぼんやりした「抜け感」を理論をもってこのたびお伝えしてまいります。

独自に「抜け感」を演出したコーデを3セット作ってみました。

どれも共通する点があり、「ノーカラー」であることです。

このようなちょっとしたパートも「抜け感」を作りあげてくれる重要な要素の1つとなるのではないかと考えています。

クラシックな「ラペル」を伴う衿のデザインと「ノーカラー」でまっさらな衿のデザインの比較を、どうぞお楽しみいただければと思います。

軍服の名残のラペルは長い服飾の記憶に刷り込まれたクラシックを感じる部分、ノーカラージャケットの抜け感が教えてくれた

ラペルとノーカラーの比較:左-「DKNY JEANS」様、黒の牛革。右-「Louisa Via Moda」様、黒のループツイード。

ぱっと見て、襟元にまず視線がいくという現実的な傾向も重要です。

素材がレザーとツイードということで比較しにくいものの、明らかに右の方が親しみやすさを感じます。

この印象は「抜け感」の1つ「かしこまらない」という感覚。

左のラペル付きは素材が違えばよりきちんとした印象ですが、ロックテイストにも通じるレザーであることで、程良きバランスを感じて入手したのがきっかけでした。

では、ここからはすべて「ノーカラー」の3点のジャケットコーデを上下の組み合わせでご紹介します↓。

切替襟無しジャケット:「エンポリオアルマーニ」様のお品。レーヨン/67%、毛/33%。黒で70cm級のロング丈。

切り替え線の視覚的効果が大きいシンプルながら洗練されたような印象があります。

衿無しコーデ①:インナーには「DKNY JEANS」様のTシャツ。ボトムは「501」の黒がライトグレーに落ちたもの。
変形衿無しジャケット:「エンポリオアルマーニ」様。ベージュx黒の水玉のベルベット素材。

衿の端の形が一癖あってユニーク、このクセをすっきりとしたノーカラーが親しみやすい方向へバランスをとってくれているかのよう。

衿無しコーデ②:ノンウォッシュに近い「501」、インナーにも真っ黒Tシャツ「エンポリオアルマーニ」を配置。

黒の水玉コーデには、黒以外を入れないという最も王道の考え方で。

全くの衿無しジャケット:「SLED」ブランドは「(株)東京ニュースター」様の黒の本革レザー。綺麗なライン。
衿無しコーデ③:ワンピースはブランド不明(手作りかもしれません)の古着。ボレロのように軽く羽織る着方。

あとがき

こうして、ノーカラージャケットの気負わない「抜け感」を味わったことで、クラシカルなラペル付きの「テーラージャケット」のきちんとした印象を作る要素の1つに、「ラペル」の存在があることを再認識。

必ずしも「付いている」ということがアドバンテージ・メリットとは限りません。

このことは、古着のアレンジの可能性の1つとしても言えることであり、多くのジャケットの中で大半を占める「襟付き」に対し、ニッチな存在の「衿無し」への変更は劇的な変化です。

そして、大半を占めてきた襟付きの中でも特に、「テーラー襟」こそ、最もクラシックさを極めた姿なのだという点です。

きちんとした場所では襟1つがその場に挑む「姿勢」をも印象付けることがあり、衿のデザインへの注目は大切なことです。

襟にとどまらず、裾の仕上げの仕方など数々のパートごとにこうした発見がある可能性を感じました(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク