<旧60>ベルモチーフがボタニカル装飾と一緒になっている難しさ、アクティブさとエレガントさが混合しているペンダントの解釈【320】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「バチカンの開閉の際に手にお怪我などされませぬよう。」。。これは、2010年代に購入時のイギリス製アンティークシルバージュエリーの販売者様の暖かい気遣いのお言葉です。

その時私はこう答えました↓。

「バチカンは、当時そのままの状態を残し動きがないまま別の丸カンを追加して使用したいと思います。そうすればお品物が開閉によって傷むことがありません。」と。

そんな思い出深いやり取りがあったイギリス製の貴重な1894年製のペンダントトップ。

ロングチェーンを付け、2020年に開始した「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに並びました。

その後、ブログ手直しのまさに今2025年では、この5年間の間にあった大改良2回(2022年と2024年)と、部分的な差し替えによってシルバージュエリーはレンタルジュエリーからは全面廃止。

2025年現在では、18金やプラチナの高級地金と宝石質のストーンの組み合わせに特化した本格派ジュエリーだけのラインナップになっています。

しかし、シルバージュエリーも間違いなく美しく、当時のセットを<旧>の番号でタイトルの頭にお示ししながら、ジュエリーコーデのご提案として記録に残しています。

このたびは、アンティークペンダントのテイストの感じ方が意外と難しかった理由と、悩みながら行き着いた解釈をお話してまいりたいと思います。

当時のスポーツチームのエンブレムのようなものではなかったかと。。1894年製アンティーク純銀製ペンダントコーデ

<旧60>全3点:アンティークチャームをペンダントトップにアレンジしたシルバーベースのセット。
<旧60>ペンダント:イギリス製の1894年刻印。純銀のため925の刻印無し。4cmx2.5cm。ステンレス80cm。

この1点のみだとバランス良き素敵なモチーフではありますが、他のブレスやリングと組み合わせることには随分悩みました。

すべての<旧>セットの中では一番難しかったアイテムだったと思います。

その理由は、モチーフのみのテイストの複雑さにあるのではないかと。

丸モチーフ・スクエアモチーフ・ハートモチーフ・フラワーモチーフなどはどれも1つのみの特徴あるテイストですので、クセがある形であっても単純、組み合わせが完成しやすいのです。

しかし、このモチーフは「ベル」と「ツタの葉」のコンビ。

活動的なベルのイメージの一方で、穏やかなボタニカルテイストが合体しているから難しいのではないかと思えて来ました。

チェーンの80cmロングの意味はベルに合うアクティブさとの相性、実際に付けるとよく揺れるのがロングチェーンです。

<旧60>バングル:天然石「ラピスラズリ」のくり抜き。内周20cm。青に混じるゴールドは「パイライト」。
<旧60>リング:シルバー925台のアラベスク調の透かしリング。 サイズは13号程度。

もっとボタニカルな透かしリングはあるものの、エレガントさの具合がほどほどのこれぐらいがこのたびのペンダントには合いやすいのです。

この集まりは、アクティブとエレガントの程良きバランスをもって、その難しさを解決したものです。

お洋服とのコーデ例:バングルの青色にリンクした紺のみでまとめました。ベストの引用はエンブレムとの相性。

かつては、ジャケットなどに付けられていたと想像したことから、ややクラシックさのあるお洋服アイテムの「ベスト」に関連付くことになりました。

あとがき

ところで、なぜこのアンティークペンダントトップが、元はエンブレムだったと想像できたのかです。

この謎については、ヒントが刻印に有りました。

どうもサッカーか何かのスポーツのチームの記念のものだったようだと、文字の刻印を調べながら想像しました。

実に100年以上前のまさにアンティーク品、天然素材はこうして残っていくものなのです。

よって、18金・プラチナ・銀などの地金の価格の差とは無関係に、シルバージュエリーにも魅力があるということなのです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

<旧63>ロゴが象徴的なハイブランドジュエリー同士の同時付け、ロゴが隠れたタイプを選択し溶け合いを意識した【316】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コーデにおいて、「うるさい」「喧嘩している」などという表現をすることがあります。

これは、すべて「組み合わせ」の中で生まれる事象であり、例えばお洋服の柄と柄が近づいた配置はまるでノイズのような心地を感じるところからのうるささです。

ハイブランド同士の組み合わせも時々見られ、ブランド服を全身そろえることに重点を置き過ぎて、象徴的なロゴがまるで反発し合うように映る違和感、これが「喧嘩」という1つの表現なのです。

このたびは、ジュエリーの同時付け・重ね付けで気を付けたい、ハイブランドジュエリーのロゴ付きのアイテムについて違和感の無い自然な装い方を探ってまいります。

当「本物志向のレンタルジュエリー」の過去のラインナップ<旧63>の3点セットをご紹介したいと思います。

どんな風にブランド同士の同時付けを解決したのかをポイントにご覧いただければと思います。

ハイブランド同士のジュエリー同時付け、ロゴは1ブランドに絞り互いに馴染み溶け込むような付け方がかっこいい

<旧63>全3点:「エルメス」様と「ティファニー」様が混在しています。
<旧63>ペンダント:直径18mmのそこそこな存在感ある「エルメス」様のメッキ製コインペンダント。60cm。

1990年代後半に流行したハイブランドこぞってのペンダントトップのみの「提案型」形式のようなタイプ。

チェーンはステンレスのあずきチェーンを選択しました。

ここに早くも象徴的なロゴが登場しています。

ロゴの中でも特に「文字」は最も該当ブランドらしさが見る者の観念を支配するのです。

<旧63>バングル:「エルメス」様の七宝焼きバングル。馬車ロゴが3箇所。内周は20.5cm。

控え目な馬車ロゴx3箇所ですが、十分に「エルメス」様らしさが伝わりますので、こちらも象徴的であると言えます。

ただ、ここまでは同じブランドで集まりましたので、かえって「揃っている」という素敵さが勝ります。

<旧63>リング:「ティファニー」様の「サマセット」という925製メッシュリング。サイズは13号程度。

ブランドのその時期ごとのユーザー様の反応も視野に入れました。

「発売年に雑誌で拝見、一目見て素敵だと思いました。

ただ、多くの方には知れ渡らないニッチな存在のモデルだったと考えます。

「サマセット」は、「オープンハート」や「ノーツペンダント」などの浸透に比べるとどちらかと言えば隠れた存在。

「ティファニー」様のものだという観念やイメージが薄く、ペンダントやバングルの「エルメス」様らしさと並ぶにはかえって馴染みやすいと考えました。

こうして、冒頭のような「うるささ」や「反発」が起こらず、馴染み溶け込む姿に映るのではないかとこの3点セットを完成した次第です。

お洋服とのコーデ例:ノースリーブロングワンピースの黒に重ねたベストが着物を彷彿とさせるオリエンタルさ。

ボタンとペンダントのコインがリンク、ボタンの柄はイカリマークのクラシックなシルバーカラー。

あとがき

もっと言えば、その他の小物の帽子・サングラス・ベルト・バッグ・靴のロゴも同じ考え方です。

ロゴがバッティングしていないか、客観的な目線があると良いです。

すべてがブランド依存のみでは決してかっこよくならない点が、装いの正直な部分です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

バラエティーに富む3セットジュエリーなのか特化型の色濃い3セットジュエリーなのかの違い、共通に「3」が織り成す豊かさを持つ【375】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冠婚葬祭用のあこや真珠を2シーンに使い分ける日本人の特性。。1点はきちんとした正式なセレモニー用の「花珠:はなだま」、もう1点はちょっとしたカジュアルなお出かけ用の装いとしての「貝パール」や「イミテーション」。

海外の文化に比べると、この「使い分け」こそ日本人が持つ「雰囲気で感じ取る心地」のような繊細な性質なのかもしれません。

この「使い分け」については大いに賛成、このたびは遠方へのお出かけとして旅行シーンに見合うジュエリーについて、更に興味深い深掘りをしてみたいと思います。

まず考え方のベースとして、遠方へのおでかけシーンのジュエリーに、何カラットもあるダイヤモンドなどの高級品を付けていくのかということに対しては異議、シーンに対してのセキュリティー性の甘さを感じずにはいられません。

旅行用ということで、動きやすい服装をイメージしたカジュアルなジュエリーの代表格として、コスチュームジュエリーやシルバー925ジュエリーで成り立つ3点セット(ネックレス・ブレス・リングの3点)で考案しました。

旅行用ジュエリーの豊富さの価値観の違いによる表現2つ、別物がバラエティーに富んだ3セットVS類似品が色濃く特化された3セット

お洋服でも靴でも「3点」が豊富さを感じ始めるミニマムな数字だと思っておりまして、「3」に究極さを感じ、様々な分野に落とし込んでいます。

このたびも、最低限ながら、随分豊富に映る面白さ・不思議さを伴いネックレス・ブレス・リングの3点を1まとめに組んだ3セット展開のジュエリーで進めてまいります。

バラエティー型(3セット):ステンレスやシルバー925ベースのもの。とはいえ選りすぐりの1アイテムずつ。

左はゴールドメッキステンレスベースで、ベネチアングラスの柄とリングのマーブルがリンク、リングもブランドコスチュームジュエリーであり厚みがあり非常に良質です。

真ん中は、ペンダントチェーンとブレスがステンレス、トップとリングが925という地金配分。

多重のフープ的なデザインのトップにブレスも多重で歩調を合わせ、リングも多重がツイストされたデザインでまとまります。

右は、天然サファイアの研磨前の鉱物的様相の多面カット10mm珠のショートネックレス・本革のブランドバングル・リングはメノウのくり抜き多面カット。

このラインナップは、カラー展開がある左右と、銀色の地金に特化した真ん中とで全体でバラエティーに富む印象の3セットです。

特化型(3セット):ステンレスか925ベースで銀色ベースが共通。同長・段差・1連というチェーンの分かれ方。

チェーンの種類やデザインがどれも違う点では、この特化の奥では実はそれぞれ独特な存在であったということ。

結局は、バラバラの3セットも、特化したシルバーベースの3セットも共通にその奥では「豊富さ」は共通のものであったということです。

それは、紛れもなく「3」という数字がもたらす「豊かさ」のパワーだと思うのです。

あとがき

旅行の長さにもよりますが、1か月もの長い間であると、これくらいの3セットを交替しながら付けると違った毎日の装いが作れると思います。

最後に、最もミニマムなたった2点のジュエリーで2泊3日程度の旅行用向きのジュエリーセットを図解でご紹介↓。

ネックレスとリングのみ(2点):ネックレスとリングのコンビ・ブレスとリングのコンビの2種が可能。

細かいところでは、ブレスの腕が18cm程度の場合、ネックレス35-38cmで2連ブレスが、51-54cmで3連ブレスが可能です。

チェーンが、このたび登場したような粗喜平のような隙間が多いチェーンならば、留め具をどこにでも引っかけられるので、長さの条件はありません。

一時的な旅行ならば、こんな風に最低限の数で紛失のリスクを減らしながら、旅先でもおしゃれができるのです。

過去の旅行写真を懐かしくアルバムで見た時に、当時の小物にも目が行くものです。

その当時の考え方やスタイルがジュエリー1つにも現れているのだという記録として写真に残ることは、とても素敵な事ではないですか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク