巾着袋のちょっとした発展、共布ベルトを付けて、お部屋から外使いへショルダーバッグとして完成の巾着型の可能性【1103】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の記事【1102】では、巾着袋をナップサックへと発展させた製作品をご紹介致しました。

このたびは、別のアイテムであるショルダーへと発展させていきます。

生地がたまたま多く残っていたから思いついた案であり、新しく思いつくことを生み出すようないつもと違う「イレギュラーな事態」の重要度を実感しています。

重量が比較的軽い小さめのショルダーバッグであるならば、「タブに通して折り返して固定ステッチ」で金具要らずなベルトの設置の仕方ができる

「ショルダー:小」<サイズ>縦21cmx横19/34cmxマチ15cm。

サイズは、インテリア収納袋の「小」と全く同じなのですが、裏地のめいっぱいの使用でも1cm縦が不足し、それに合わせて表地もカット。

よって通常の「インテリア収納袋:小」のサイズよりも縦は1cmだけ短いです。あまり分からないですが事実はそうです。

このたびは、巻き薔薇を薄いサーモンピンクで縫い付けました。

こうして、ヘキサゴン状(6角形)に巻き薔薇配置しました。

巻き薔薇の配置:本当は両面装飾したいですが、前面のみです。内側は人間の胴体と接触して擦れるからです。
<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、ドイツ製。焦げ茶、小花のサーモンピンク色は巻き薔とリンク。

こんな表地と裏地の組み合わせ、ドイツ製はお花柄が非常におしゃれだという特徴があると見ています。

せっかくの可愛らしい小花柄なので、ショルダータブにも使用↓。

少しタブの位置が上の方過ぎましたことが未熟な完成度である点です。

ショルダーは当初こうして結んだのですが、タブのホールが緩く、バッグの中身にお財布などを入れて、ずっしりと重い場合には外れかねません。

そこで、この結ぶ方法はやめてこうしました↓。

まず、タブに通して折り返して、ここを二重ステッチでミシンで留めます。結ぶよりも長さを奪われないのです。

あとがき

サイドのショルダータブは上の方過ぎましたが、使用には差し支えは無いようです。

無計画にトライしてしまったのでこういった細かい位置などがその都度の未熟な完成度ではあったのですが、ここで常に学びを得ていくのです。

結局、複雑な機能が付いているバッグも、ベースは単純な作りから始まって、何かの目的を果たすためにその機能がどうしても必要だったから付けたいということがきっかけで複雑になっているだけ。

そういった意味ある複雑なものは、複雑と言っても腑に落ちる作りなのです。

附属品などの追加的なアイテムはちゃんと理由があって設置していくことが後の完成品のより良きアピールと納得していただける説明ができます。

シンプル過ぎて説明するに至らないというのは、少し間違っていまして、「なぜ」の部分がちゃんとあるものであれば反対に語れることは多くなるはずです(^-^)。

不思議なもので。。。街行くおじさんのバッグからの着想であったミニボストンバッグに引き継いだものは、「かわいらしさ」であったこと【72】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

同素材シリーズという企画を自身で立てて、順に違うデザインを製作していっています。

同じ生地で作ることで、デザインの違いの比較がしやすくなるのでとても良い研究になると思い考えた企画です。

このたびは、5デザイン中の4デザイン目を作り始めたところです。ミニボストンショルダーバッグです。

ミニボストン型を考案したきっかけはメンズから

もともとバッグは、大昔は男性特有の持ち物でした。

洋服の定番デザインの多くもメンズ専用であることが起源であることも多いのです。

ある日、ふと街角ですれ違ったおじさんの「中身たっぷりポーチ」を目にしたことがあります。

ちょうどファスナーを開けて中を見ている場面ですれ違いました。

そのポーチは立体的で、とても使い易そうでした。

あれが可愛い柄であれば。。。などとアレンジしたのがこのたびのミニボストン型になります。

もとは、メンズタイプのポーチにちょんと取っ手が付いたようなミニバッグデザインからの着想になります。

ショルダータブの付け位置

ショルダータブの付け位置をじっくり考えてみました。

ポイントは、1)使いやすさ 2)見栄えの美しさ、2)取り付けやすさ の3点。

やはり、なんと言ってもユーザー様の使いやすさを考えた位置でしょう。

サイドにタブを付けると、ファスナーがたっぷりと開く仕様にするには限界が出来てしまいます。

なぜなら、タブが下の方過ぎるとバッグがひっくり返ってしまうから、半分より上寄りに付けなければならない制約ができるからです。

これは物理的な現象でとても大切です。

昔、何も考えずに、思いっきりバッグがひっくり返るようなものを作ってしまった経験済なのです(^_^;)。

そうすると、サイドに取り付ける一般的なイメージをやめました。

そして、前後の面の対角線の位置にDカンタブを挟み込むという仕様に決定。

2)の見栄えの美しさを出すには、まっすぐに取り付けるということから、てっぺんのカーブのラインの中でも水平な位置を選ぶことです。

そしてこれは、3)の取り付けやすさにもなります。まっすぐは正確に縫い付け易いです。

タブをカーブの位置に取り付けることは実際使う時も不安定ですし、見栄えもすっきりしません。そして、カーブに縫うなどということをしたところで本体のラインも崩れてしまいがちです。

さらには、ショルダーが内側に寄った感じではバッグがくるくる回ってしまい、これまた使い勝手が悪いことに起因します。

よって、そういった消去法からも、てっぺんに取り付ける場合にということにはなりますが、その場合には、なるべく端っこ寄りでありながら水平な位置となるとだいたい場所が決まってきました。

Dカンタブの位置の決定:できるだけ端の方でありながら、水平な位置になります。
前面と後ろ面は対角線上の位置に取り付けます
(現在は表ばかりを見せているので同じ側にタブがあることにご注意を<m(__)m>)。

タブの根本の長さの調整

以前はタブの型紙を7.5cmx5cmにしていましたが、縦の長さを変更の5cmx5cmです。

ここ最近取っ手をアイレットカン仕様に切り替えました。

そうすると、根っこの部分がアイレットカン取り付けにおいて、穴を開ける時に影響したり邪魔したりすることがあります。

これは、とてもまずいことで、アイレットカンが不安定に取り付けられる要因になりかねません。

もし、アイレットカンが不安定に取り付けて、最初は気づかなくても使っていくうちにポンと外れてしまうようなことがあるかもしれません。

もともと水平にきちんと取り付けておかなければ、丈夫なアイレットカンでも外れた際には、ダメなパーツだと思われてしまいます。

それがタブの根本が当たったことが原因だとはなかなかバッグを作る人でない限り考えにくいものです。

よってそういう信頼を失うことが起こらないように、根本がすっきりしていて余分なものがアイレットに影響しないようにと言う変更です。

あとがき

今回は前半の部分だけですので、まだ出来上がってはいないです。

ボストン型はカーブが美しいと、愛着がわくデザインだと思います。

最初の考案のきっかけであったおじさんのセカンドバッグは、もっと四角い感じでしたので、そこからはだいぶイメージが離れていきました。

ただ、とても表現しにくいのですが、「コンパクトである愛らしさ」という点がおじさんのお持ちのバッグにも合ったのです。

たとえ、シンプルな無地で作られたナイロン製のメンズタイプであっても、今回のようなマルチカラーの花柄ジャガードであっても同じように感じられたのです。

もしかして、私がヒントを得たおじさんのバッグからは、その「かわいらしさ」を引用したのかもしれません(^-^)。

パッチワークは自分が作り上げる独自の柄、種類別の4点のパッチワーク柄を配したショルダーバッグ作りの完成でお伝えしたい「柄頼み」からの脱却【8】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の番号の記事【7】では、今まで製作したことが無かった「バイヤスパッチワーク」をシートとして完成。

バックを作る下準備が出来ました。

このたびは、バイヤスパッチワークバッグを含む、ボーダー・ストライプ・市松などの全4種類のパッチワークで作った同じデザインのバッグの完成風景をお伝えしたいと思います。

ここまで独自に柄が作り出せるパッチワークの可能性をお伝えしたいと思います。

ミニショルダーバッグ4柄はすべてパッチワーク仕立て、今後の大きなサイズのバッグへの引用も夢広がる

4種のパッチワークバッグ:左から「バイヤス柄」「ストライプ柄」「ボーダー柄」「市松柄」。

どれもそれぞれの柄であり1つとして同じが無いというラインナップ。

遠目でも柄が結構はっきり分かるのは、やはり、溝の両縁をミシンでステッチしていることにあります。

そして、気になる裏地の選択ですが、表が柄になっていることでどんな裏地を選択したのかというと、意外なことにすべて柄ものです。

「コーデ」が得意、それぞれに配置した裏地の柄の理由をこう述べます↓。

裏地の組み合わせ:ストライプと水玉・バイヤスと千鳥・ボーダーとボーダー・市松と市松です。

ボーダーと市松は、柄の流れが同じですので単純です。

ストライプは太い幅であったことで、裏地の柄の対応の幅が広がると思うのです。

こうした四角いフォルムのバッグで四角い形の柄ではなかなかイメージがわきにくい水玉をこの太ストライプとコンビニしたのでした。

そして、バイヤス柄に対しては、同じように斜め右上がりな柄の千鳥柄を選択。

千鳥柄は上昇志向を願った向きの素敵な柄、バイヤス柄との相性が良いと見ています(^-^)。

あとがき

小さなバッグでしたので、比較的短い時間で完成していきました。

今後の課題としましては、パッチワークが混み合って、底のラインがしっかり四角に出ない点です。

そういった意味では、マチ付きの方がその点を解消してくれるかもしれないです。

「もしこれがカラフルな色のパッチワークだったら。。」「大きなサイズのバッグだったら。。」などのイメージを広げる一助になればと思います。

このたびは、チャコールグレーですが、もっとダークの極みである黒でも素敵に仕上がると思います。

地味な何の変哲もないような生地でもパッチワーク1つで随分生まれ変わるものです(^-^)。

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