本格的な厚みあるゴブラン織のバニティーバッグ作りは重なり部分がその行く手を阻む、柄を壮大に見せた一重仕立て向きを実感【378】

アイキャッチ画像378

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

インテリア地をバッグにする発想は、重視したい丈夫さのイメージにぴったりの素材であるからということが大きいと思います。

しかし、「椅子材」「ゴブラン」「金華山」などをバッグに作ってきました中で、素材の元の性質は変えられないことでどこかで多様なデザインには限界が出てくることを体感。

ましてや、立体的なバニティーバッグをゴブラン織で作るなどとは、スタートラインからやや引っ掛かりがあった回でした。

とは言え、今後ゴブラン生地のバッグデザインへの落とし込み方を実体験をもって語れるようになった収穫がありました。

なかなか良いところまでは行けたので、結果的には何とか完成の姿になったというのも職業用ミシンのパワーだったのではないかと。

本格的ゴブラン織生地でバニティーバッグを製作、最終局面の底面付けにおける背面の重なりで糸が飛んでしまったところが極限

当投稿は【376】の続きの場面から始まります。

まずは、蓋と本体をファスナーを挟みながら合体していきます。

赤い両開きファスナーの利用:上は蓋のマチ、下は本体パーツが配置。この後てっぺんパーツと合体します。
てっぺんパーツ:予め取っ手が付けてあるパーツです。
ネックパーツ付け:裏地側の方から先に表からは後に付けることで、ずれたステッチ線が裏面に出る苦肉の策。

まだこの時は製作が未熟、このネックパーツの美しい出来上がりの解決ができていません。

この後に続く別生地数点のバニティーバッグ作りでここは重点的に解決していくことになります。

ここで先にお伝えしておきますと、表地と裏地のネックパーツの正方形のサイズを大小と差を付ける1策目。

最終策は、同じサイズで裁断し今度は表地の方からミシンがけを先に行い、次に裏地の方を手まつりで表から出たステッチを隠しながらまとめていくという方法。

底面縫いで発生の糸飛び:底面付けが最終局面、重なり部分で厚みが最大限に増し糸が飛び限界に直面(泣)。
両開きファスナーの勧め:ボストン・バニティーはこのタイプがお勧め、開閉時の位置を無視して進められます。
バニティーバッグ完成(原色花柄ゴブラン織):<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。
正面:生地が不足して正面の柄が割れたことは、こちらも限界のある製作だったと言えます。

バニティーバッグは、横に長く生地が必要なのです。

背面:ネックパーツがやや右寄りに付いていますが、どうしても歪むのが立体を平面で縫うことの限界です。
使用生地:表地(赤系花柄)インテリアジャカード、綿/100%、スペイン製。裏地(紺)バーズアイカラミストレッチ、ポリエステル/70%、綿/30%、日本製。
お洋服とのコーデ例:エレガントとカジュアルの中間的なデニムコーデにバッグの柄が映えました。

あとがき

こうして、職業用ミシンで極限まで迫ったゴブラン織の重なりを実体験した感触は記憶に色濃く残るものとなりました。

こうした無茶な製作は、後に安定的に確実に成功するバッグ作りに繋がっていきました。

結局は、「作り易さ」が「良質さ」に導かれるということなのです。

ただ、こうした研究的な極限に迫ることをしなければその加減は分からなかったと思います。

手を付けた経験は大変貴重であり、こうした過程無しには着地していないであろう現在の製作軸があるのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

凸型パーツは裏地側へ突き出す向きで。。片面ハトメをひもホールに設置したゴブラン織花柄ショルダーバッグ【43】

アイキャッチ画像43

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびの投稿は、ゴブラン織花柄ショルダーバッグの完成場面、1つ前の投稿【42】の続きとなります。

後半部分で際立つ作業は、「片面ハトメ/アイレットカン」の打ち込みです。

アルミ製パーツに、同じパーツメーカー様製造の「プライヤー」という道具を使わせていただき、打ち台を必要としないタイプの取り付け方のケースです。

打ち台の上に置いて金づちで打ち込んでカシメるタイプよりも少しだけ簡単ですが、パーツの向きを間違えるハプニングを経験。

特にこの、パーツの向きにスポットを当てながら完成までの様子を綴ってまいりたいと思います。

カシメる道具を利用した「片面ハトメ」の打ち込み、ゴブラン巾着バッグのひもホールに共布ひもが通るまで

裏地付きトートバッグの取っ手が付いていない状態の完成のような状態からが後半のスタートです↓。

バッグを大きく開けている状態。見えているのは裏地のミラーレースカーテン地です。

両サイドのハギ目同士の間の寸法は42cm。

アイレットカンを打ち込む位置を均等配分で前後6セットずつの全12セット設置します。

42cm÷6セット=7cm、サイドからスタートして、7cm間隔に待ち針を打ち目印に。。

待ち針の間は7cmですが、打つ場所は待ち針同士の間をとります。

この時に分かりやすく色の付いたペンで印を付けます。

上からの位置は2.5cmで行いましたが、「プライヤー」を挟み込む長さの制限がありますので、幅が足りなくならぬよう深過ぎは禁物。

次に外へ出て、ポンチと金づちを使って直径8mmの丸い穴を開けます。

平らなコンクリートの上や厚みある台の上が良いです。後で分かったのですが、下に敷いた段ボールはNG行為。

ダンボールはふんわりしているので、決して敷くべきでは決してないこともポイント、失敗やずれの原因になるのです。

汚れ防止に新聞紙1-2枚程度であれば大丈夫だと思います。

上は「プライヤー」というパーツ打ち込み道具で、下は「片面ハトメ」で2パーツ1組。開けた穴に設置します。
作業の順番:左上から右へ①凸を裏地側へ突き出す②ワッシャーを裏地に置く③④プライヤーでカシメる⑤完了。

片面ハトメ#23は、内径8mmの「カワグチ」社製、打ち具一式はこのパーツに合わせ、「サンコッコ―」社製、どうもありがとうございました<m(__)m>。

12個設置完了:表に見えるリングが元のパーツの「凸パーツ」であることさえ覚えておけば向きを間違えません。
その後共布ひもを通した様子:直径10mmというパーツに8.75mm出来上がりの共布ひも(型紙は3.5cm幅)。
その他の箇所:上から時計回りに、「マジックテープルーフ」、底板内蔵、背のポケットにスマホを出し入れ。
ゴブラン花柄巾着ショルダーバッグ完成:<サイズ>23cmx横27cmxマチ20cmほど。バランスやや悪し。
持ったイメージ:縦が短いので型紙修正をしたいと思いました。マチはこのバランスには大き過ぎではないかと。

あとがき

手応えとしましては、ゴブランだからこそこうしたパーツにも対応できるものの、ポンチで穴を開けたり打ち込み作業などが完璧なものであるとは到底思えませんでした。

これは生地の種類関係なく、生地に対してこうしたパーツを使用すること全般に関してです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.02からおよそ5年半後の2025.02.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年では、こうした打ち込み式パーツは全面廃止、バッグ製作に決して使用することはありません。

打ち込みによるパワーの不確かさが心の引っ掛かりとなって最後まで離れなかったからでした。

この製作後もしばらくの期間、プライヤーを使わない打ち込んでカシメていくタイプにも挑戦していますが、それでも100%の安心感を得られなかったのでした。

金属パーツと言えは、Dカンのみを現在では残しています。

「一切使わない」という極端な選択をするまでに至ったのも、1つずつの種類をこうして体験してきて手応えを正直に確認したからなのです。

20年後にもまだ存在するようなバッグ作りを目標にしている製作スタイルには、金属パーツの外れのせいでその寿命を縮めることが何とも納得できなかったのです。

ではなぜDカンだけは良いのかという点ですが、このパーツは見方によっては完全に別物なのです。

ミシンでの「縫い」の強度に依る点が最も信じることができる点であったからなのです。

その後も巾着バッグはいくつか製作していきましたので、引き続き過去の投稿を「手直し」した定番内容と共にお立ち寄りいただければと思います。

過去の苦い記録も実直に残しながら、必ず「今」の見方も交えてブログ記事をまとめていきますので内容がリフレッシュされた現在の考え方になってお伝えしています。

随分このゴブラン織りの素敵さに助けてもらった「生地頼み」の製作の2019年だったと思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク